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本編
11.苛立ったって仕方ないでしょ
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“またいないんだけど”
いつも出勤に使う電車の兼ね合いなのか、いつも私より早く来ていた同僚の姿が見えないことに気付いた私は朝から盛大にため息を吐いた。
「どうせサボりよね」
女子トイレでのんびり入念なメイク直しか。
それとも近くのカフェでのんびり朝のコーヒータイムなのか。
出勤中に何か――なんて心配するような間柄でもないので少しもやつきながら廊下を歩く。
歩きながらガラス窓に反射した自分の姿を見て今日もちゃんとスカートを穿いていることを確認した私は、ちゃんと今日も完璧に振る舞うのだとガラスに映った自分に大きく頷いた。
あの私がうっかりスカートを穿き忘れた日からもう三か月ほどたっている。
その間、水澄さんと出掛けたのは二回だけ。
“改めて思い返しても不思議ね”
お節介だと思えるほどなんで彼が親切なのか。
最初は目の前で具合を悪くした私を心配しただけのお人よしを発揮したんだと思うけれど。
“休日にわざわざ出かけたのはなんでなのかしら”
半ば脅しのような誘い文句だったくせに、彼からは下心なんて微塵も感じなかった。
副社長をはじめとし、同僚に流された噂のせいで下心の透けた相手から誘われてばかりだった私はそんな彼が新鮮で。
そして思った以上に楽しかったからだろう。
仕事帰りに彼とファミレスへ行った帰りも、なんだか少し名残惜しくて。
“仕事が残ってるなら、カフェにコーヒーを飲みに行った時みたいにさっさと戻ればよかったのに”
家まで送ってくれたのも彼のお節介に近い親切からなのか、それとも彼も楽しいと感じてくれたからなのか。
後者だと嬉しい、だなんてキャラじゃないことを考える。
出張から帰った副社長に絡まれた私を助けに駆けつけてくれた姿は、その可愛い彼とは違い男の人を意識させられた。
誰にも付け入られないようにと思っていたのに、彼に対してはいつの間に弱くてもいいのだと思わされたことが少し悔しく――
そして彼が契約を取れたと報告してくれたことが堪らなく嬉しいと感じて。
「……やだ、顔がちょっと熱いかも」
これはあのスカートを穿き忘れた時の熱とは違う、薬では治らない熱。
“でも流石にこの顔で受付は立てないわね”
チラリと腕時計を確認し、まだ出勤時間には少し余裕があることを確認した私は、いつも私の戦場である受付のある1階ではなく、そのまま給湯室の方へ足を運んだのだった。
もちろん私は同僚とは違いサボるつもりも遅刻するつもりもなく、給湯室に置いてある誰でも飲んでいいインスタントドリンクを一杯飲んですぐ受付へ向かうつもりだった、の、だが。
「ほんっと目障りなのよねぇ」
という同僚の声が給湯室から聞こえピタリと足を止める。
“悪口……ってことは、私の話ね!?”
そう断言出来てしまう自分も悲しいが、残念ながらこの確信は当然のように当たっていたらしい。
「あぁ、またあの人の話?」
「まじでお高くとまってツーンとして感じ悪いのよねぇ、気に入らない」
“どっちが感じ悪いのよ!?”
顔をあわせれば嫌みばかり言うアンタに言われたくなんかない、というのが正直な本音ではある。
だが、愛想のいい水澄さんと少なからず交流したからなのか、今までの自身の態度もクールぶって馴れ合わないというスタンスが反感を買うのも仕方ないのだと気付かされた。
それは反省し次に活かす点なのだが。
「そのくせ男に媚びるんだもの、本当に信じらんなぁい」
“だからってここまで言いがかりを付けられて私だけが悪いとは言わせないわよ!?”
この場に乗り込んで私がいつ男に媚びたのかと問い詰めるのもいいが、スマホの録音アプリで会話を録音し人事に提出するのも悪くない。
そう考えた私はスカートのポケットからスマホを取り出し、録音をスタートさせた。
「でも、まさか水澄さんがシーバスクエアの契約を本当に取るとは思わなかったわ」
“水澄さんの話?”
突然の彼の話題にドキリとし、スマホを握る手にじわりと汗が滲む。
自分に対する悪意の証拠として録音を開始したはずが、まさか彼の話になるとは思わなかったからだ。
「見る目だけはあったってことよね、だって副社長の次は水澄さんだし」
「やだ、あんた最初は顔と愛想と若さだけ、なんて言ってたじゃん」
「だってシーバ取るなら別じゃなぁい? 事業展開や企業規模、あと今回は結構競合会社もコンペに出してたっていうしぃ」
「ま、それはそう」
「小さい契約とは訳が違うのよねぇ~。あの若さで次主任になるかもしれないわ」
「顔と愛想だけじゃなかったかー」
彼女たちの会話に思わず大きく頷いた私は、だからこそ先日の彼への露骨なアピールへ至ったのかと納得した。
“出世しそうだから今から取り込んどきたかったのね”
「なんかさぁ、あの女だけいい思いしすぎよね? 副社長と出世株を天秤にかけるとかさぁ」
“かけてないわよ!”
そもそも副社長には迷惑していたし、水澄さんには親切にして貰っただけでどちらとも付き合ってなどいない。
副社長に至っては奥様がいらっしゃるし、心の底から遠慮したい相手である。
「……ねぇ。あの女の計画潰してやらない?」
“何も計画してないっていうか、今計画してんのアンタらでしょーが!?”
どこか可笑しそうにクスクスと笑う彼女たちに頭が痛くなる。
流石に私が今から自身のこれまでの態度を改めたとしても、彼女たちとは相容れないだろう。
「計画って?」
“だからないって!”
「多分だけどぉ、水澄さんが出世しそうだから乗り換えたんだと思うのよねぇ」
「ありそー」
“ありませんけど!?”
スマホ画面にチラッと視線を落とし録音が正常に出来ていることを確認するが、まだ決定的な言葉は何もない。
悪意があるのも根拠のないことを言っているのも確かなのに、この会話だけで何か罰則が与えられるかと聞かれれば答えは否だろう。
「ちょっと前にあの女が体調崩して早退したことあったじゃない?」
「あったね」
「あれさぁ、妊娠したんじゃないって思ってたのよね」
“は、はぁぁあ!?”
そのあまりにも突拍子もない話に愕然とした。
「え、突然? てか別にお腹大きくなってなくない?」
「中絶したのかなって思ってたのよね」
「あー、まぁ副社長は奥さんいるしそうなるか」
“なりませんけど!”
あまりにも適当すぎるその結論に、段々話を聞いているのがあほらしくなってきた時だった。
「でもさぁ、丁度あの頃でしょ? 水澄さんと付き合ってるって話が出たの」
「え、てことは」
「そう! 水澄さんとの間にできちゃったんじゃない?」
再び出てくる彼の名前にドクンと心臓が鈍く響く。
だから出来てないわよ、なんて脳内でつっこむ余裕すらなく、私はこの話が次にどんな悪意を孕むのかと耳を澄ませて。
「あー、確かに今まで接点無さそうだったのに突然付き合いだしたことを考えると確かになくはない?」
「水澄さんの子です! って言い張ったのかもぉ~」
「うっかり妊娠して副社長に捨てられて、無理やり水澄さんと関係を持ってから言い張った可能性もあるね」
「既成事実ってやつぅ? やばぁ」
その勝手すぎる言い分に苛立ちすぎて手先が震えた。
“なんでこんなに適当なことで楽しめるの?”
きゃっきゃと響く笑い声が不快で不快で仕方ない。
一体何が気に入らなくてそんなことを言うの。
私がそこまで言われるほどの何かをしたのだろうか。
流石に聞くに堪えず、もうこのまま乗り込んで文句を言ってやろうかとすら考えた時だった。
「だから私考えたのぉ。水澄さんが出世しなければ、よくなぁい?」
「は?」
いつも出勤に使う電車の兼ね合いなのか、いつも私より早く来ていた同僚の姿が見えないことに気付いた私は朝から盛大にため息を吐いた。
「どうせサボりよね」
女子トイレでのんびり入念なメイク直しか。
それとも近くのカフェでのんびり朝のコーヒータイムなのか。
出勤中に何か――なんて心配するような間柄でもないので少しもやつきながら廊下を歩く。
歩きながらガラス窓に反射した自分の姿を見て今日もちゃんとスカートを穿いていることを確認した私は、ちゃんと今日も完璧に振る舞うのだとガラスに映った自分に大きく頷いた。
あの私がうっかりスカートを穿き忘れた日からもう三か月ほどたっている。
その間、水澄さんと出掛けたのは二回だけ。
“改めて思い返しても不思議ね”
お節介だと思えるほどなんで彼が親切なのか。
最初は目の前で具合を悪くした私を心配しただけのお人よしを発揮したんだと思うけれど。
“休日にわざわざ出かけたのはなんでなのかしら”
半ば脅しのような誘い文句だったくせに、彼からは下心なんて微塵も感じなかった。
副社長をはじめとし、同僚に流された噂のせいで下心の透けた相手から誘われてばかりだった私はそんな彼が新鮮で。
そして思った以上に楽しかったからだろう。
仕事帰りに彼とファミレスへ行った帰りも、なんだか少し名残惜しくて。
“仕事が残ってるなら、カフェにコーヒーを飲みに行った時みたいにさっさと戻ればよかったのに”
家まで送ってくれたのも彼のお節介に近い親切からなのか、それとも彼も楽しいと感じてくれたからなのか。
後者だと嬉しい、だなんてキャラじゃないことを考える。
出張から帰った副社長に絡まれた私を助けに駆けつけてくれた姿は、その可愛い彼とは違い男の人を意識させられた。
誰にも付け入られないようにと思っていたのに、彼に対してはいつの間に弱くてもいいのだと思わされたことが少し悔しく――
そして彼が契約を取れたと報告してくれたことが堪らなく嬉しいと感じて。
「……やだ、顔がちょっと熱いかも」
これはあのスカートを穿き忘れた時の熱とは違う、薬では治らない熱。
“でも流石にこの顔で受付は立てないわね”
チラリと腕時計を確認し、まだ出勤時間には少し余裕があることを確認した私は、いつも私の戦場である受付のある1階ではなく、そのまま給湯室の方へ足を運んだのだった。
もちろん私は同僚とは違いサボるつもりも遅刻するつもりもなく、給湯室に置いてある誰でも飲んでいいインスタントドリンクを一杯飲んですぐ受付へ向かうつもりだった、の、だが。
「ほんっと目障りなのよねぇ」
という同僚の声が給湯室から聞こえピタリと足を止める。
“悪口……ってことは、私の話ね!?”
そう断言出来てしまう自分も悲しいが、残念ながらこの確信は当然のように当たっていたらしい。
「あぁ、またあの人の話?」
「まじでお高くとまってツーンとして感じ悪いのよねぇ、気に入らない」
“どっちが感じ悪いのよ!?”
顔をあわせれば嫌みばかり言うアンタに言われたくなんかない、というのが正直な本音ではある。
だが、愛想のいい水澄さんと少なからず交流したからなのか、今までの自身の態度もクールぶって馴れ合わないというスタンスが反感を買うのも仕方ないのだと気付かされた。
それは反省し次に活かす点なのだが。
「そのくせ男に媚びるんだもの、本当に信じらんなぁい」
“だからってここまで言いがかりを付けられて私だけが悪いとは言わせないわよ!?”
この場に乗り込んで私がいつ男に媚びたのかと問い詰めるのもいいが、スマホの録音アプリで会話を録音し人事に提出するのも悪くない。
そう考えた私はスカートのポケットからスマホを取り出し、録音をスタートさせた。
「でも、まさか水澄さんがシーバスクエアの契約を本当に取るとは思わなかったわ」
“水澄さんの話?”
突然の彼の話題にドキリとし、スマホを握る手にじわりと汗が滲む。
自分に対する悪意の証拠として録音を開始したはずが、まさか彼の話になるとは思わなかったからだ。
「見る目だけはあったってことよね、だって副社長の次は水澄さんだし」
「やだ、あんた最初は顔と愛想と若さだけ、なんて言ってたじゃん」
「だってシーバ取るなら別じゃなぁい? 事業展開や企業規模、あと今回は結構競合会社もコンペに出してたっていうしぃ」
「ま、それはそう」
「小さい契約とは訳が違うのよねぇ~。あの若さで次主任になるかもしれないわ」
「顔と愛想だけじゃなかったかー」
彼女たちの会話に思わず大きく頷いた私は、だからこそ先日の彼への露骨なアピールへ至ったのかと納得した。
“出世しそうだから今から取り込んどきたかったのね”
「なんかさぁ、あの女だけいい思いしすぎよね? 副社長と出世株を天秤にかけるとかさぁ」
“かけてないわよ!”
そもそも副社長には迷惑していたし、水澄さんには親切にして貰っただけでどちらとも付き合ってなどいない。
副社長に至っては奥様がいらっしゃるし、心の底から遠慮したい相手である。
「……ねぇ。あの女の計画潰してやらない?」
“何も計画してないっていうか、今計画してんのアンタらでしょーが!?”
どこか可笑しそうにクスクスと笑う彼女たちに頭が痛くなる。
流石に私が今から自身のこれまでの態度を改めたとしても、彼女たちとは相容れないだろう。
「計画って?」
“だからないって!”
「多分だけどぉ、水澄さんが出世しそうだから乗り換えたんだと思うのよねぇ」
「ありそー」
“ありませんけど!?”
スマホ画面にチラッと視線を落とし録音が正常に出来ていることを確認するが、まだ決定的な言葉は何もない。
悪意があるのも根拠のないことを言っているのも確かなのに、この会話だけで何か罰則が与えられるかと聞かれれば答えは否だろう。
「ちょっと前にあの女が体調崩して早退したことあったじゃない?」
「あったね」
「あれさぁ、妊娠したんじゃないって思ってたのよね」
“は、はぁぁあ!?”
そのあまりにも突拍子もない話に愕然とした。
「え、突然? てか別にお腹大きくなってなくない?」
「中絶したのかなって思ってたのよね」
「あー、まぁ副社長は奥さんいるしそうなるか」
“なりませんけど!”
あまりにも適当すぎるその結論に、段々話を聞いているのがあほらしくなってきた時だった。
「でもさぁ、丁度あの頃でしょ? 水澄さんと付き合ってるって話が出たの」
「え、てことは」
「そう! 水澄さんとの間にできちゃったんじゃない?」
再び出てくる彼の名前にドクンと心臓が鈍く響く。
だから出来てないわよ、なんて脳内でつっこむ余裕すらなく、私はこの話が次にどんな悪意を孕むのかと耳を澄ませて。
「あー、確かに今まで接点無さそうだったのに突然付き合いだしたことを考えると確かになくはない?」
「水澄さんの子です! って言い張ったのかもぉ~」
「うっかり妊娠して副社長に捨てられて、無理やり水澄さんと関係を持ってから言い張った可能性もあるね」
「既成事実ってやつぅ? やばぁ」
その勝手すぎる言い分に苛立ちすぎて手先が震えた。
“なんでこんなに適当なことで楽しめるの?”
きゃっきゃと響く笑い声が不快で不快で仕方ない。
一体何が気に入らなくてそんなことを言うの。
私がそこまで言われるほどの何かをしたのだろうか。
流石に聞くに堪えず、もうこのまま乗り込んで文句を言ってやろうかとすら考えた時だった。
「だから私考えたのぉ。水澄さんが出世しなければ、よくなぁい?」
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