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17.お買い上げありがとうございます!
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娼館・ノースィルの朝は想像以上に遅い。
仕事の内容上どうしても朝方近くまで働くため、早起きのお姉様たちですら昼過ぎにしか起きてこないからだ。
「よし、今日の下ごしらえは完了ね!」
ふふん、と思わず鼻を鳴らし達成感のまま見つめるのは細かく切られた野菜たち。
今日はこれらを使ってクリームシチューを作る予定だ。
“公爵家でも一回だけ手伝ったわね”
公爵家からの極秘の仕事を無事終えた私は、泊まり込みで疲れただろうから、とまだ次のお客様は取らず、この仕事を受ける前の頃のように裏方の仕事に従事していた。
だが本当はわかっている。
私の気持ちがまだ追いついていないから、他の客にあてがわれていないのだ。
「女将の気遣いって案外バレバレなのよね」
いまだに公爵家にいたことを思い出すと胸が軋む。
それはここに戻って一週間たった今でも変わらない。
そのことに女将も気付いているからこそ、私は今もまだ新しい客を取ってはいないのだ。
“いつまでも引きずってても仕方ないのに”
それでも夢のような時間だった。
悪徳なんて呼ばれていた彼は少し不器用なだけでとても温かかったし、私についてくれていた侍女の三人もとても丁重に接してくれていた。
執事のアドルフさんだって同様だ。
軽蔑の目で見られるかもと思っていた人たちだって受け入れてくれて嬉しかった。
――そう、全て夢なのだ。
「そして私はその夢を売る娼婦なんだから!」
パシンと自身の頬を両手で叩いた私は、使った道具を慣れた手付きで片付ける。
そして向かったのは女将の執務室だった。
「女将、いるっ!?」
「なんだいサシャ、相変わらず忙しないわねぇ」
ドタドタと勢いよく向かい、その勢いのまま扉を開けるとわざとらしいくらいのため息が吐かれる。
そう、これが元々の私の日常だったと改めて実感した。
「私、そろそろお客様を取りたいの!」
一度だけのあの経験を大事にするからいつまでたっても胸が痛むのだ。
“もちろん私にとっても初めてだったんだから、特別なことに変わりはないんだけど”
でも沢山経験したうちの最初の一回と、最初で最後の一回は重みが違う。
だからこそ私は自身の仕事と向き合うためにそう直談判しに来たのだ。
「あぁ、構わないよ。早速今夜客を入れよう」
「何回ダメって言われても私諦め――いいの!?」
「自分で言い出したことだろう」
“そうだけど!”
あまりにもあっさりと許可されて拍子抜けしてしまう。
てっきりなんだかんだで先伸ばされると思っていたので、まさかの今晩で唖然とした。
「一度通した客に交代は出来ないよ。わかっているね?」
「えぇ、何度も見ていたもの。どんなにそのお客様が無礼で乱暴だったとしても、一度買われたら最後までヤるわ」
もちろん生命に関わるほどの荒事があれば当然助けに入るし、どうしても嫌だった場合は次回のお断りなんてこともあり得る。
だが、基本的にその夜は買われた娼婦が最後まで相手をすることになっていた。
それが例えどんなプレイを望んでくるのだとしても、罵詈雑言浴びせるタイプだったとしても拒否権はない。
“そんなの承知の上よ”
横暴で嫌な客は多い。
ルミール様のような、まるで恋人に触れるよう接してくれる客なんてほとんどいないのが現実である。
私のその決意が伝わったのだろう、小さく頷いた女将にペコリとお辞儀した私はそのまま退室しようと背を向けた。
その時だった。
「そうそう、あんたの最初のお客様、早速お見合いをしたらしいよ」
今思い出したとばかりに告げられた言葉にドクンと心臓が跳ねる。
“ルミール様が……”
お貴族様のお見合いなんてほぼ本決まりの顔合わせのようなものだと聞いた。
ならば彼の六度目の結婚ももうすぐなのかもしれない。
“動揺するな、私!”
彼はあくまでもただの『客』だ。
私がショックを受けるなんておかしい話だから。
「……そうですか。私との練習が早速役に立ちそうで良かったです!」
「本当に客は取るかい?」
「はい!」
ニコッと笑顔を作り女将の方へ振り返りそう答える。
そんな私を暫くジッと見つめた女将が、今度は私へと背を向けた。
「わかった。何度も言うが、客が部屋に足を踏み入れた時点で契約成立だ。拒否も交代もできないからね」
「はい」
私はそんな女将に、もう一度そう短く返事をしたのだった。
――まさかその言葉を、早速後悔することになるとは知らずに。
◇◇◇
「いよいよね……!」
そろそろノースィルの開店の時間だ。
もちろん人気のお姉様たちには固定客がついているが、デビューしたての私にはそういう客はいない。
誰でもいい、と入ってきた最初の客が、私の待つこの部屋へと案内されるだろう。
“これが私の日常なんだから”
だから、どんな人が入ってきてもちゃんとするのだとそう決意しぎゅっと両手を握る。
緊張で喉が渇き、ベッドサイドに用意していた水を飲み干した私が追加で入れてこようと立ち上がった時だった。
コンコン、と控えめなノック音が聞こえビクリと肩を震わせる。
「ど、どうぞ!」
覗き見ていた時、お姉様たちはどうやってお客様を迎えていただろうか。
抱き着いて喜びを表したり、丁寧にお辞儀したり。そういえばベッドに座り優雅に足を組んで待っていたお姉様もいたことを思い出す。
それぞれの出迎えを思い出しながら迷っていると、ガチャリと扉が開いたので私は水差しを抱えたまま慌ててお辞儀をした。
“この人が私の今晩の相手になるのね!”
バクバクと激しく鳴る鼓動に動揺しつつ、ゆっくり顔を上げる。
その、私の視線の先に現れたのは、ルミール様だった。
「なんでッ!?」
愕然としながらそう叫んだのも仕方ないだろう。
そんな私の焦りとは裏腹に、くっと表情を歪めたルミール様は苦しそうに口を開いた。
「実は、出来なかったんだ」
「えっ」
“また失敗したってこと? いや、その前にお見合いをしたって聞いたの今日なんですけど! まさかまた即尺プレイをしようとしたんじゃ”
告げられた言葉に色んな想像が駆け巡り思わず頭を押さえる。
その様子で何を想像したのか理解したのだろう、ルミール様が慌てたように顔を左右に振った。
「さ、流石に違うからな!? その、サシャの作ってくれた指南書を見ながら自主練しようとしたんだ」
“つ、つまりは自慰ってことかしら”
「だが、サシャの顔しか思い浮かばなくて」
「……え?」
「頑張って他の、……その、顔合わせをした令嬢の顔を思い浮かべようとしたんだがピクリとも反応しなくて」
はぁ、とため息を吐き首を傾げながらそんなことを口にするルミール様に、私の頬がじわりと熱を持った。
“私の顔しか思い浮かばないだなんて”
嬉しい、なんて思ってはいけない。
彼は必ず貴族のお嫁さんを見つけ跡継ぎを作らねばならない人だから。
そうわかっているのに、高鳴る胸が止められなかった。
「サシャのことを思い出すだけでこうなるのに」
「ッ!?」
困ったように眉尻を下げ、子犬のように私を見つめるルミール様の下半身が既に臨戦態勢になっていてギョッとする。
「これはきっと、俺の初めてがサシャだからだと思うんだ」
「わ、私の初めてもルミール様ですが」
「たった一回しか経験していないせいでサシャにしか反応しないなら、何度か経験すれば他の相手でも勃つようになるかもしれない」
「で、ですがその理論なら私以外の方と出来るようにするため他の娼婦をご指名いただく方が」
「他じゃダメだ!」
「え、えぇっ!?」
思ったより力強くそう言われ、抱えたままの水差しを抱き締めながら思わずたじろいだ。
「サシャにしか勃たないんだ、サシャ以外と経験は積めない」
「そんな」
「俺に経験を積ませて欲しい。この行為に慣れればきっと、誰にでも反応するようになると思うんだ!」
“誰にでも、はあんまり良くないんじゃないかしら”
チラッとそう思うが、だが私だけにしか反応しないという方がまずい。
誰にでも、は理性で押し留められるが、そもそも勃たないと六度目の結婚どころじゃないだろう。
“まさかそんなことになっているなんて”
ふと女将が念押ししていた言葉を思い出す。
一度部屋へと迎え入れたお客様に対し、拒否することも誰かと交代することもできない。
私だって前を向くと、仕事だったと割り切って娼婦の道へまた一歩進むつもりだったのに。
“でもこうなるのは、私だけ……”
再び視線を彼の下半身へと向けると、完全に膨らみ主張しているソコに目が留まる。
今、彼のこの猛りを鎮められるのは私だけだというのなら。
「わ、わかりました! この行為に慣れるまで何度でも私がお相手いたします!」
ごくりと唾を呑み、そう断言するとふにゃりとルミール様の表情が安堵を浮かべたのだった。
仕事の内容上どうしても朝方近くまで働くため、早起きのお姉様たちですら昼過ぎにしか起きてこないからだ。
「よし、今日の下ごしらえは完了ね!」
ふふん、と思わず鼻を鳴らし達成感のまま見つめるのは細かく切られた野菜たち。
今日はこれらを使ってクリームシチューを作る予定だ。
“公爵家でも一回だけ手伝ったわね”
公爵家からの極秘の仕事を無事終えた私は、泊まり込みで疲れただろうから、とまだ次のお客様は取らず、この仕事を受ける前の頃のように裏方の仕事に従事していた。
だが本当はわかっている。
私の気持ちがまだ追いついていないから、他の客にあてがわれていないのだ。
「女将の気遣いって案外バレバレなのよね」
いまだに公爵家にいたことを思い出すと胸が軋む。
それはここに戻って一週間たった今でも変わらない。
そのことに女将も気付いているからこそ、私は今もまだ新しい客を取ってはいないのだ。
“いつまでも引きずってても仕方ないのに”
それでも夢のような時間だった。
悪徳なんて呼ばれていた彼は少し不器用なだけでとても温かかったし、私についてくれていた侍女の三人もとても丁重に接してくれていた。
執事のアドルフさんだって同様だ。
軽蔑の目で見られるかもと思っていた人たちだって受け入れてくれて嬉しかった。
――そう、全て夢なのだ。
「そして私はその夢を売る娼婦なんだから!」
パシンと自身の頬を両手で叩いた私は、使った道具を慣れた手付きで片付ける。
そして向かったのは女将の執務室だった。
「女将、いるっ!?」
「なんだいサシャ、相変わらず忙しないわねぇ」
ドタドタと勢いよく向かい、その勢いのまま扉を開けるとわざとらしいくらいのため息が吐かれる。
そう、これが元々の私の日常だったと改めて実感した。
「私、そろそろお客様を取りたいの!」
一度だけのあの経験を大事にするからいつまでたっても胸が痛むのだ。
“もちろん私にとっても初めてだったんだから、特別なことに変わりはないんだけど”
でも沢山経験したうちの最初の一回と、最初で最後の一回は重みが違う。
だからこそ私は自身の仕事と向き合うためにそう直談判しに来たのだ。
「あぁ、構わないよ。早速今夜客を入れよう」
「何回ダメって言われても私諦め――いいの!?」
「自分で言い出したことだろう」
“そうだけど!”
あまりにもあっさりと許可されて拍子抜けしてしまう。
てっきりなんだかんだで先伸ばされると思っていたので、まさかの今晩で唖然とした。
「一度通した客に交代は出来ないよ。わかっているね?」
「えぇ、何度も見ていたもの。どんなにそのお客様が無礼で乱暴だったとしても、一度買われたら最後までヤるわ」
もちろん生命に関わるほどの荒事があれば当然助けに入るし、どうしても嫌だった場合は次回のお断りなんてこともあり得る。
だが、基本的にその夜は買われた娼婦が最後まで相手をすることになっていた。
それが例えどんなプレイを望んでくるのだとしても、罵詈雑言浴びせるタイプだったとしても拒否権はない。
“そんなの承知の上よ”
横暴で嫌な客は多い。
ルミール様のような、まるで恋人に触れるよう接してくれる客なんてほとんどいないのが現実である。
私のその決意が伝わったのだろう、小さく頷いた女将にペコリとお辞儀した私はそのまま退室しようと背を向けた。
その時だった。
「そうそう、あんたの最初のお客様、早速お見合いをしたらしいよ」
今思い出したとばかりに告げられた言葉にドクンと心臓が跳ねる。
“ルミール様が……”
お貴族様のお見合いなんてほぼ本決まりの顔合わせのようなものだと聞いた。
ならば彼の六度目の結婚ももうすぐなのかもしれない。
“動揺するな、私!”
彼はあくまでもただの『客』だ。
私がショックを受けるなんておかしい話だから。
「……そうですか。私との練習が早速役に立ちそうで良かったです!」
「本当に客は取るかい?」
「はい!」
ニコッと笑顔を作り女将の方へ振り返りそう答える。
そんな私を暫くジッと見つめた女将が、今度は私へと背を向けた。
「わかった。何度も言うが、客が部屋に足を踏み入れた時点で契約成立だ。拒否も交代もできないからね」
「はい」
私はそんな女将に、もう一度そう短く返事をしたのだった。
――まさかその言葉を、早速後悔することになるとは知らずに。
◇◇◇
「いよいよね……!」
そろそろノースィルの開店の時間だ。
もちろん人気のお姉様たちには固定客がついているが、デビューしたての私にはそういう客はいない。
誰でもいい、と入ってきた最初の客が、私の待つこの部屋へと案内されるだろう。
“これが私の日常なんだから”
だから、どんな人が入ってきてもちゃんとするのだとそう決意しぎゅっと両手を握る。
緊張で喉が渇き、ベッドサイドに用意していた水を飲み干した私が追加で入れてこようと立ち上がった時だった。
コンコン、と控えめなノック音が聞こえビクリと肩を震わせる。
「ど、どうぞ!」
覗き見ていた時、お姉様たちはどうやってお客様を迎えていただろうか。
抱き着いて喜びを表したり、丁寧にお辞儀したり。そういえばベッドに座り優雅に足を組んで待っていたお姉様もいたことを思い出す。
それぞれの出迎えを思い出しながら迷っていると、ガチャリと扉が開いたので私は水差しを抱えたまま慌ててお辞儀をした。
“この人が私の今晩の相手になるのね!”
バクバクと激しく鳴る鼓動に動揺しつつ、ゆっくり顔を上げる。
その、私の視線の先に現れたのは、ルミール様だった。
「なんでッ!?」
愕然としながらそう叫んだのも仕方ないだろう。
そんな私の焦りとは裏腹に、くっと表情を歪めたルミール様は苦しそうに口を開いた。
「実は、出来なかったんだ」
「えっ」
“また失敗したってこと? いや、その前にお見合いをしたって聞いたの今日なんですけど! まさかまた即尺プレイをしようとしたんじゃ”
告げられた言葉に色んな想像が駆け巡り思わず頭を押さえる。
その様子で何を想像したのか理解したのだろう、ルミール様が慌てたように顔を左右に振った。
「さ、流石に違うからな!? その、サシャの作ってくれた指南書を見ながら自主練しようとしたんだ」
“つ、つまりは自慰ってことかしら”
「だが、サシャの顔しか思い浮かばなくて」
「……え?」
「頑張って他の、……その、顔合わせをした令嬢の顔を思い浮かべようとしたんだがピクリとも反応しなくて」
はぁ、とため息を吐き首を傾げながらそんなことを口にするルミール様に、私の頬がじわりと熱を持った。
“私の顔しか思い浮かばないだなんて”
嬉しい、なんて思ってはいけない。
彼は必ず貴族のお嫁さんを見つけ跡継ぎを作らねばならない人だから。
そうわかっているのに、高鳴る胸が止められなかった。
「サシャのことを思い出すだけでこうなるのに」
「ッ!?」
困ったように眉尻を下げ、子犬のように私を見つめるルミール様の下半身が既に臨戦態勢になっていてギョッとする。
「これはきっと、俺の初めてがサシャだからだと思うんだ」
「わ、私の初めてもルミール様ですが」
「たった一回しか経験していないせいでサシャにしか反応しないなら、何度か経験すれば他の相手でも勃つようになるかもしれない」
「で、ですがその理論なら私以外の方と出来るようにするため他の娼婦をご指名いただく方が」
「他じゃダメだ!」
「え、えぇっ!?」
思ったより力強くそう言われ、抱えたままの水差しを抱き締めながら思わずたじろいだ。
「サシャにしか勃たないんだ、サシャ以外と経験は積めない」
「そんな」
「俺に経験を積ませて欲しい。この行為に慣れればきっと、誰にでも反応するようになると思うんだ!」
“誰にでも、はあんまり良くないんじゃないかしら”
チラッとそう思うが、だが私だけにしか反応しないという方がまずい。
誰にでも、は理性で押し留められるが、そもそも勃たないと六度目の結婚どころじゃないだろう。
“まさかそんなことになっているなんて”
ふと女将が念押ししていた言葉を思い出す。
一度部屋へと迎え入れたお客様に対し、拒否することも誰かと交代することもできない。
私だって前を向くと、仕事だったと割り切って娼婦の道へまた一歩進むつもりだったのに。
“でもこうなるのは、私だけ……”
再び視線を彼の下半身へと向けると、完全に膨らみ主張しているソコに目が留まる。
今、彼のこの猛りを鎮められるのは私だけだというのなら。
「わ、わかりました! この行為に慣れるまで何度でも私がお相手いたします!」
ごくりと唾を呑み、そう断言するとふにゃりとルミール様の表情が安堵を浮かべたのだった。
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