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4.ですから、それをするのです
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「は?」
私の言葉にあんぐりと口を開いた公爵様に、私も釣られてポカンとする。
“何か変なことを言ったかしら?”
いきなり下半身に触れるのではなく、胸や耳などの性感帯を刺激し感度を高めるのは割りと定番な流れだと思っていた私は、公爵様が何故驚いているのかわからない。
“もしかして触るのを躊躇われてるのかしら”
さっき突然足を左右に割った相手であることを考えると恥じらっているとは考え難いが、ここは一応娼婦として、そして師として呼ばれている以上私がリードすべきだと思い彼の腕を掴んだ。
そしてその勢いのまま自身の胸へと彼の手のひらをあてがう。
「どうぞ! お揉みください!」
「なっ!?」
彼の手の上から自身の胸を揉むと、私のその行動に驚いたのか一気に顔を赤らめた公爵様が手を引き抜いてベッドの上で後退った。
「え? えっと、どうされ……」
「な、何故揉む必要があるんだ!?」
「えぇ?」
慌てる公爵様に戸惑いつつ思わず首を傾げてしまう。
「それはもちろん、女性の気持ちを高める為です」
「女性の気持ちを、高める……?」
「そうです。揉んで、次はその、舐めたり吸ったり」
「舐めたり吸ったり!? お、俺は子供ではないぞ!」
“嘘でしょ!”
まさか愛撫を知らないのだろうか。
今日この部屋に入ってから何度目かの『嘘でしょ』と『まさか』に遭遇した私に、これは先が長いかもしれないと冷や汗が滲む。
「おっぱいは性感帯のひとつです。ここを刺激することで挿入部が濡れて、挿入しやすくなります」
「な、なに?」
「もちろんさっきみたいにいきなりでは濡れていても挿入は出来ません、解さないと痛いだけですしお相手の体を傷つけてしまいます」
“あと心も傷つけると思うわ”
この付け足しは公爵様の心に深刻なダメージを与えそうだと心の中でだけ補足した。
だが実際に口に出した分だけで十分伝わったのか、愕然とした様子で固まる公爵様に少しだけ安堵する。
どうやら私のこの説明で自身の過去の行いを反省してくれたらしい。
「そうか、傷つけてしまっていたのか……。それは確かに捨てられてもおかしくはないな……」
“本当に根は素直なのね”
悪徳公爵、なんてあだ名をつけた人は噂だけでつけたのだろう。
まぁ私も詳しく知っている訳ではないのだが、それでも今目の前にいる人を悪徳だとは決して思えない。
「次はそうならないよう、私がいるんです」
落ち込む彼の手に再び自身の手を重ねると、僅かにビクリと反応する。
だが先ほどみたいにすぐに手を引き抜かれることはなかった。
「ひとつずつ知ればいいんです。だから、大丈夫ですよ」
しっかりと彼の瞳を見ながらそう告げると、僅かに揺らいだ彼の黒曜石のような瞳が私の視線と絡まった。
なんだかその状況が急に恥ずかしく感じた私は、自分の中で芽生えかけた感情を誤魔化すように再び彼の手を胸へとあてがう。
「最初は優しく、……ん、はい。そうです、痛くしないで? ゆっくりそのまま揉んでください」
最初は彼の手を使って自慰しているようだったのが、次第に私の意思ではなく彼の意思で動き出す。
次にどう揉まれるのかわからないというのは、それだけで私を上手く言い表せない不思議な気持ちにさせた。
“これが気持ちいいってことなのかしら”
何度も見てきた光景。だが私だって実際に触れられるのは初めてだ。
「あ……ん、そうです、下から持ち上げるようにして、全体ももっと」
「こうか?」
むにゅむにゅと彼の手のひらで形を変える胸。
段々と揉むことに慣れてきたのか、緩急つけて揉まれると次第に私の中の感度も高まる。
そんな時、彼の手のひらが私の胸の頂を掠めて思わず高い声が溢れた。
「ふわ……っ!」
「!」
私の声にビクッと肩を跳ねさせた公爵様は、だが手の動きを止めることなくむしろ先端を刺激するように指先を動かす。
「あっ、そこっ、んんっ」
「気持ち、いい……のか?」
迷っているようなその言葉を肯定するようにコクコクと何度も頷いた。
「そう、か……。確か舐めるとも言っていたな」
ポツリと呟かれたその言葉にドキリとする。
彼の視線が私の胸へと注がれていることに気付き、私は夜着のリボンをそっとほどいた。
パラリと前が開き、肌が露になる。
胸の先端に引っ掛かりまだ見えてこそいないだろうが、少し身動ぎをするだけではだけ、全てが見えてしまうに違いない。
“恥ずかしい、けど”
私は雇われた娼婦なのだから。
「どうぞ、公爵様。私をもっと気持ちよくさせてみてください」
ドキドキと心臓が激しく鳴りすぎて胸が僅かにふるふると震えてしまっている。
呼吸だって荒くなっているが、それでも極力冷静に聞こえるよう私がそう口にすると、ごくりと公爵様の喉が動いたように見えた。
“もし私に欲情してくれているのなら、嬉しい……なんて”
ただ知らなかった初めてのことをするために緊張しているだけかもしれないけれど、それでも私の中に女の悦びを感じ苦笑した。
“そんなの感じても虚しいだけなのに”
だって私が娼婦であるように、彼はただのお客様なのだから。
「本当に気持ちが良さそう、だな?」
恐る恐るといった様子で舌を這わせた公爵様が、私の反応を見ながら次第に刺激を強くする。
最初はチロチロと舐めていた乳首はいつの間にか強く彼の舌で扱かれ、ちゅううと吸われた。
「んっ、ですから最初からそうお伝えしているではありませんか……っ! ぁっ、ん」
「だがこんな、赤子が飲んでもこうなってしまうとは思えないのだが」
“またこの人は!”
どうしても恥じらいと戸惑いが捨てきれないのか、そんなことを言われついムッとしてしまう。
「それとこれとは目的も何もかも違いますから当たり前ですっ!」
「しかしこうやって吸っているとだな……」
「あぁ、でもそうですね、少し可愛く見えるかも?」
しきりに胸への愛撫を繰り返す彼を見ていると、確かに可愛く見えてしまうことに気付く。
“これが母性本能というやつなのかしら”
自然と彼の髪を撫でるように手を動かしていることに気付いた私はふとそんなことを思った。
「か、かわ……!?」
「あ、ごめんなさい。えーっと、でもその、この行為は元々子を授かる為のものですので、そう考えればむしろいい傾向といいますか」
“流石にちょっと苦しいかしら”
頭を撫でていることに言及されないのをいいことに、思ったよりも柔らかい髪の感触を楽しみながら思い付いた言い訳を口にする。
「な、なるほど? つまり女性の子孫繁栄への意識を高め子供を授かれるよう促すということか?」
「感度を高め、男性器を受け入れやすくするという意味合いの方が多いですけどね」
「確かに、まず挿入出来なければ授かる確率はないものな……」
だが、私のちょっとどころか割りとこじつけな説明に自分なりの答えを出し納得したらしい公爵様は、何かを決意したようにぐっと両目を閉じた。
そしてパッと見開き私を射貫くように見つめる。
「……理解した。恥ずかしいから、みっともないからと思うのはやめる。この行為は互いの為に必要であり、そしてそれこそが子作りのコツということだな!」
“うぅーん、ギリギリ及第点、かしら”
出来れば六人目の花嫁が痛くないよう尽くし、この行為自体を幸せなものに、もう嫌な思い出として泣き帰るようなことにはならないようにしたいと言って欲しかったのだが。
「まぁでも、大事なことが伝わっているなら良かったです」
「大事なこと?」
「必要だ、ということです。気持ちよくさせるために、そして公爵様自身も気持ちよくなるために必要だと理解してください」
私のその言葉に怪訝な表情を浮かべた公爵様。
そんな彼の表情が、九つも年上の男性だなんて思えずやはり可愛く感じてしまった。
「俺自身も?」
「えぇ。無理やり挿入すれば女性側は痛く苦しく辛いし怖い」
「こ、怖い……」
「でもそれと同時に、貴方だって傷付きます。身体的にもですが、拒絶されて否定されれば心だって」
“傷付かない人なんかいないはずだもの”
きっと今まで逃げ去った令嬢たちを不憫に思う人ばかりだったはずだ。
だからこそきっと彼は、こうやって娼婦を買い教えを乞うようになったのだから。
だからせめて、私だけは。
「もう傷付かなくていいように、少しずつ覚えていけばいいんです」
彼の傷が少しでも癒えるように祈りながら、そっと抱き締めたのだった。
私の言葉にあんぐりと口を開いた公爵様に、私も釣られてポカンとする。
“何か変なことを言ったかしら?”
いきなり下半身に触れるのではなく、胸や耳などの性感帯を刺激し感度を高めるのは割りと定番な流れだと思っていた私は、公爵様が何故驚いているのかわからない。
“もしかして触るのを躊躇われてるのかしら”
さっき突然足を左右に割った相手であることを考えると恥じらっているとは考え難いが、ここは一応娼婦として、そして師として呼ばれている以上私がリードすべきだと思い彼の腕を掴んだ。
そしてその勢いのまま自身の胸へと彼の手のひらをあてがう。
「どうぞ! お揉みください!」
「なっ!?」
彼の手の上から自身の胸を揉むと、私のその行動に驚いたのか一気に顔を赤らめた公爵様が手を引き抜いてベッドの上で後退った。
「え? えっと、どうされ……」
「な、何故揉む必要があるんだ!?」
「えぇ?」
慌てる公爵様に戸惑いつつ思わず首を傾げてしまう。
「それはもちろん、女性の気持ちを高める為です」
「女性の気持ちを、高める……?」
「そうです。揉んで、次はその、舐めたり吸ったり」
「舐めたり吸ったり!? お、俺は子供ではないぞ!」
“嘘でしょ!”
まさか愛撫を知らないのだろうか。
今日この部屋に入ってから何度目かの『嘘でしょ』と『まさか』に遭遇した私に、これは先が長いかもしれないと冷や汗が滲む。
「おっぱいは性感帯のひとつです。ここを刺激することで挿入部が濡れて、挿入しやすくなります」
「な、なに?」
「もちろんさっきみたいにいきなりでは濡れていても挿入は出来ません、解さないと痛いだけですしお相手の体を傷つけてしまいます」
“あと心も傷つけると思うわ”
この付け足しは公爵様の心に深刻なダメージを与えそうだと心の中でだけ補足した。
だが実際に口に出した分だけで十分伝わったのか、愕然とした様子で固まる公爵様に少しだけ安堵する。
どうやら私のこの説明で自身の過去の行いを反省してくれたらしい。
「そうか、傷つけてしまっていたのか……。それは確かに捨てられてもおかしくはないな……」
“本当に根は素直なのね”
悪徳公爵、なんてあだ名をつけた人は噂だけでつけたのだろう。
まぁ私も詳しく知っている訳ではないのだが、それでも今目の前にいる人を悪徳だとは決して思えない。
「次はそうならないよう、私がいるんです」
落ち込む彼の手に再び自身の手を重ねると、僅かにビクリと反応する。
だが先ほどみたいにすぐに手を引き抜かれることはなかった。
「ひとつずつ知ればいいんです。だから、大丈夫ですよ」
しっかりと彼の瞳を見ながらそう告げると、僅かに揺らいだ彼の黒曜石のような瞳が私の視線と絡まった。
なんだかその状況が急に恥ずかしく感じた私は、自分の中で芽生えかけた感情を誤魔化すように再び彼の手を胸へとあてがう。
「最初は優しく、……ん、はい。そうです、痛くしないで? ゆっくりそのまま揉んでください」
最初は彼の手を使って自慰しているようだったのが、次第に私の意思ではなく彼の意思で動き出す。
次にどう揉まれるのかわからないというのは、それだけで私を上手く言い表せない不思議な気持ちにさせた。
“これが気持ちいいってことなのかしら”
何度も見てきた光景。だが私だって実際に触れられるのは初めてだ。
「あ……ん、そうです、下から持ち上げるようにして、全体ももっと」
「こうか?」
むにゅむにゅと彼の手のひらで形を変える胸。
段々と揉むことに慣れてきたのか、緩急つけて揉まれると次第に私の中の感度も高まる。
そんな時、彼の手のひらが私の胸の頂を掠めて思わず高い声が溢れた。
「ふわ……っ!」
「!」
私の声にビクッと肩を跳ねさせた公爵様は、だが手の動きを止めることなくむしろ先端を刺激するように指先を動かす。
「あっ、そこっ、んんっ」
「気持ち、いい……のか?」
迷っているようなその言葉を肯定するようにコクコクと何度も頷いた。
「そう、か……。確か舐めるとも言っていたな」
ポツリと呟かれたその言葉にドキリとする。
彼の視線が私の胸へと注がれていることに気付き、私は夜着のリボンをそっとほどいた。
パラリと前が開き、肌が露になる。
胸の先端に引っ掛かりまだ見えてこそいないだろうが、少し身動ぎをするだけではだけ、全てが見えてしまうに違いない。
“恥ずかしい、けど”
私は雇われた娼婦なのだから。
「どうぞ、公爵様。私をもっと気持ちよくさせてみてください」
ドキドキと心臓が激しく鳴りすぎて胸が僅かにふるふると震えてしまっている。
呼吸だって荒くなっているが、それでも極力冷静に聞こえるよう私がそう口にすると、ごくりと公爵様の喉が動いたように見えた。
“もし私に欲情してくれているのなら、嬉しい……なんて”
ただ知らなかった初めてのことをするために緊張しているだけかもしれないけれど、それでも私の中に女の悦びを感じ苦笑した。
“そんなの感じても虚しいだけなのに”
だって私が娼婦であるように、彼はただのお客様なのだから。
「本当に気持ちが良さそう、だな?」
恐る恐るといった様子で舌を這わせた公爵様が、私の反応を見ながら次第に刺激を強くする。
最初はチロチロと舐めていた乳首はいつの間にか強く彼の舌で扱かれ、ちゅううと吸われた。
「んっ、ですから最初からそうお伝えしているではありませんか……っ! ぁっ、ん」
「だがこんな、赤子が飲んでもこうなってしまうとは思えないのだが」
“またこの人は!”
どうしても恥じらいと戸惑いが捨てきれないのか、そんなことを言われついムッとしてしまう。
「それとこれとは目的も何もかも違いますから当たり前ですっ!」
「しかしこうやって吸っているとだな……」
「あぁ、でもそうですね、少し可愛く見えるかも?」
しきりに胸への愛撫を繰り返す彼を見ていると、確かに可愛く見えてしまうことに気付く。
“これが母性本能というやつなのかしら”
自然と彼の髪を撫でるように手を動かしていることに気付いた私はふとそんなことを思った。
「か、かわ……!?」
「あ、ごめんなさい。えーっと、でもその、この行為は元々子を授かる為のものですので、そう考えればむしろいい傾向といいますか」
“流石にちょっと苦しいかしら”
頭を撫でていることに言及されないのをいいことに、思ったよりも柔らかい髪の感触を楽しみながら思い付いた言い訳を口にする。
「な、なるほど? つまり女性の子孫繁栄への意識を高め子供を授かれるよう促すということか?」
「感度を高め、男性器を受け入れやすくするという意味合いの方が多いですけどね」
「確かに、まず挿入出来なければ授かる確率はないものな……」
だが、私のちょっとどころか割りとこじつけな説明に自分なりの答えを出し納得したらしい公爵様は、何かを決意したようにぐっと両目を閉じた。
そしてパッと見開き私を射貫くように見つめる。
「……理解した。恥ずかしいから、みっともないからと思うのはやめる。この行為は互いの為に必要であり、そしてそれこそが子作りのコツということだな!」
“うぅーん、ギリギリ及第点、かしら”
出来れば六人目の花嫁が痛くないよう尽くし、この行為自体を幸せなものに、もう嫌な思い出として泣き帰るようなことにはならないようにしたいと言って欲しかったのだが。
「まぁでも、大事なことが伝わっているなら良かったです」
「大事なこと?」
「必要だ、ということです。気持ちよくさせるために、そして公爵様自身も気持ちよくなるために必要だと理解してください」
私のその言葉に怪訝な表情を浮かべた公爵様。
そんな彼の表情が、九つも年上の男性だなんて思えずやはり可愛く感じてしまった。
「俺自身も?」
「えぇ。無理やり挿入すれば女性側は痛く苦しく辛いし怖い」
「こ、怖い……」
「でもそれと同時に、貴方だって傷付きます。身体的にもですが、拒絶されて否定されれば心だって」
“傷付かない人なんかいないはずだもの”
きっと今まで逃げ去った令嬢たちを不憫に思う人ばかりだったはずだ。
だからこそきっと彼は、こうやって娼婦を買い教えを乞うようになったのだから。
だからせめて、私だけは。
「もう傷付かなくていいように、少しずつ覚えていけばいいんです」
彼の傷が少しでも癒えるように祈りながら、そっと抱き締めたのだった。
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