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本編
10.どこまでが魔法の影響で
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あの後、奥にある庭園だからと油断して手を繋いでいた私は突然開けた大きな庭園に連れられてギョッとしたりと慌ただしくその日を過ごし、胸に感じた違和感から目を逸らした。
つもりだったのだが。
「……もやもやするわね」
こうして部屋で一人になると結局は『薬草好きだと思っていた魔女』のことが気になったしまっていた。
“私の興味がその魔女へ向いてるってことなんだわ”
メルヴィがそこまでしてもう一度会いたかった魔女。
そんなの気になるに決まっている。
「私がメルヴィのお陰でここに今居れてるから、その他の魔女のことを気にしてることが不愉快に感じちゃうのよね?」
だからもやもやしたりなんだかつまらなく感じたり、焦ったりするのだろう。
居場所を奪われるというのは気持ちいいものではないから。
「それは、もしかして嫉妬なのでは」
「嫉妬?」
私の質問を聞いたエッダが戸惑いつつそう口にする。
その単語をぽかんとしながら繰り返した私は、理解しようと脳内で反芻して。
「えぇ、違うわ! これは猫の縄張り争いみたいなものだと思うの」
「そうでしょうか」
「そうよ!」
断言しながらボスンとかろうじてあるソファへ寝転ぶ。
お行儀悪いとわかっているが、このもやもやした気持ちから少しでも気晴らしがしたいと思っていて。
“でもふて寝くらいしか思い付かないわ”
この部屋には現状何もない。
買わないと決めたのは私だが、もしここが色んな家具や本で溢れていれば少しは気晴らしが出来たのだろう。
はぁ、と気付けば大きなため息が漏れる。
そんな私に気を遣ったのか、珍しくエッダの方から話しかけてくれた。
「リリアナ様はお空を飛べるのでしょうか?」
「空?」
突然振られた話題に興味が出た私はのそりと上半身を起こし、ソファの背もたれに両腕を乗せるようにして彼女の方へと向き直る。
「はい。昔絵本で読んだことがあるのです。何でも冬に魔法使いがその年いい子にしていた子供たちに赤い服を着てプレゼントを配るとか」
「……それ、本当に魔法使いの話で合ってる?」
聞いたことのない話に思わずそう怪訝な視線を向けてしまうが、変わらずにこりとエッダが微笑んで話を続けてくれた。
「その絵本では箒に跨がってお空を飛びながらプレゼントを配っていて」
「箒に跨がって……」
“あんな細い棒に跨がってバランスを取るの、とんでもなく難しいんじゃないかしら”
飛ぶなら椅子だとか、ソファだとかの方がバランスが取れていい気がするが――
「でも、だからこそ面白そうかも」
空を飛びたいと願ったことはなかった。
けれど、水に葉が浮かぶように宙に浮かぶことが出来るかもしれない。
何より、箒という細い部分に乗って飛ぶというあえて難易度を上げるような行為。
気になる、あえてその細い棒を選び空を飛べるのか……!
もやもやしていたことなんてコロッと忘れ、エッダの話に興味を持った私は勢いよくソファから飛び降りた。
エッダに箒を借りた私は、早速ドレスのスカートをたくしあげて跨がって。
「ひっ、リリアナ様っ、足が出て……!」
“やっぱりバランス取るの難しいわね”
跨がって改めて思うが、やはり箒の柄部分は座るために作られていない。
座る、というよりもめり込ませるような気持ちで必死にバランスを取りつつ全力で願う。
「浮かびたい、私も飛びたい、飛んでみたい……!!」
その願いがシンプルだったからだろうか。
また元の絵本を知らないからこそ余計な想像が出来ないからかもしれない。
「――あっ」
ふわ、と足元が床から離れる。
「んっ、い、いだッ、いだだだッ」
「リリアナ様!?」
体重を支えるのがめり込んだ大事な部分だったせいか、想定外の痛みに襲われた私は慌てて箒の柄を両足で挟む。
そのお陰か痛みと、そして両足で挟んだことによりバランスも取れて。
“飛べ、てる……!?”
痛みから少し解放されたお陰か少し冷静になった私は辺りを見渡す余裕が出来て。
“私は今、エッダが読んでいたという絵本の魔法使いのように空を飛んで――”
「……エッダ、私、飛んでる?」
「そうですね、えっと……僅かに……」
“僅かに。うん、確かに”
エッダの気遣いがチクリと刺さる。
それもそのはず、宙には浮いている、浮いてはいるのだ、数センチほどは。
「で、でも浮かんでるってことは飛んでると同義なんだからッ!」
そもそもここは室内だ、高く飛びすぎて天井で頭をぶつけたりそのまま墜落することを考えればこの程度の高さが丁度いい。
ちょっと無理やりだがそう自分に言い聞かせた私は、よたよたと体を少しずつ傾けて角度を変えた。
「扉を開けてちょうだい!」
「そのまま出掛けられるのですか!?」
「少し進んでみるだけっ、お城からは出ないわ」
私の言葉を聞いたエッダが、少し躊躇いつつも扉を開けてくれる。
開かれたその扉の先に見える廊下へ、ゆったりゆったりと進みながら出た私は、長い廊下の先を見据えて。
「折角だから、メルヴィの執務室を目指すわ!」
そう宣言し、アシスト代わりに少しだけ地面を蹴って再び箒に跨がって。
「あっ、リリアナ様……!」
「ひぎっ、あぁぁぁあッ!!?」
思ったよりも蹴った力が強かったせいか、想定よりも数倍速く進み叫び声を上げた。
“やばい、まずい、怖い……!”
地面を蹴った時、無意識に速く飛びたいとか願ってしまっていたのだろう。
箒は失速するどころかどんどん速さを増してしまって。
「ろ、廊下っ、長くて、良かっ……!!」
王城の長すぎる廊下に感謝しつつ箒に必死にしがみつく。
高さ自体はないのだ、まだ見えないがいつか必ず来るであろう突き当たりに真正面から突撃してしまう、その前に。
“なんとか箒から手を離し地面にダイブすれば軽い擦り傷で収まるはず……!”
これ以上加速してしまう前にこの決断をしなくてはならない。
それはわかっているがどうしても怖さが勝ってしまい、なかなか手を離す決心がつかない私は、その恐怖からか視界がじわりと滲むのを感じた。
「リリアナ!」
「!」
突然呼ばれた名前にハッとし顔を上げると、少し先に明るい茶色が飛び込んで。
“メルヴィ!”
それはほぼ反射だった。
あんなに離すことが怖いと感じていた箒からあっさり手を離した私は、そのままメルヴィに向けて両腕を広げて。
「ぅぶっ」
「ッ」
主を失った箒は呆気なく落ち、カランという乾いた音を廊下へ響かせて。
「痛いところはない?」
「思っていたよりメルヴィの胸筋が硬かったから少し鼻が痛いかも」
「うーん、それは俺、喜ぶとこ?」
そして私自身はというと、しっかりメルヴィが抱き止めてくれたお陰で床に叩きつけられることもなく、彼に抱き抱えられていた。
“思ったよりもずっと鍛えてるんだ”
さっきまで不安定なバランスの箒に跨がっていたからか、彼の腕の中はとても安心できて。
「……ありがとう、メルヴィ」
「あぁ、リリが無事ならそれでいいんだ」
彼の紺色の瞳が穏やかに三日月型に細まる。
その優しげな表情に引き寄せられるように気付けば私は彼の瞼へと口付けていて。
「……リリ?」
「あ、えっ!? ちが、今のは……!」
“あんなにメルヴィから触れて貰わなきゃって思っていたのに!”
思わずあたふたと両手をバタつかせるが、私を抱き締めるようにメルヴィが抱えているせいで離れることも誤魔化すことも叶わなかった。
「リリ、ご褒美なら、こっち」
「んっ」
そしてその近さで更に顔を近付けたメルヴィの唇が、あっという間に私の唇と重なる。
掠めるように少しだけ触れた唇はすぐに離れ、けれど彼の情欲に揺れ赤みを増したことでいつもより濃い紺に見える瞳と目が合って。
“足りないって、言われてるみたい”
そう感じたからか、それとも足りないと思ったのは私の方だったのか。
「メルヴィ……」
今度は私の方から彼の唇へと口付けを落とした。
ちゅ、ちゅと口付けを重ね、たまに彼の唇で挟むように私の唇を食まれる。
その甘い刺激は私の思考を奪うように痺れさせて。
「好きだよ、リリ」
口付けの合間に溢すように呟かれたその言葉にドキリとした。
“好き?”
――違う。
彼が好きなのは私ではなく、『薬草に興味を持った魔女』だったはずだ。
そしてそれは、私じゃない。
「メルヴィが好きなのは、私じゃないわ」
自分で口にしたくせにその言葉にショックを受ける。
いつ解けるかわからない私の魔法でこの関係が成立しているのだと、そう何度も繰り返し自分へと言い聞かせていたはずなのに。
つもりだったのだが。
「……もやもやするわね」
こうして部屋で一人になると結局は『薬草好きだと思っていた魔女』のことが気になったしまっていた。
“私の興味がその魔女へ向いてるってことなんだわ”
メルヴィがそこまでしてもう一度会いたかった魔女。
そんなの気になるに決まっている。
「私がメルヴィのお陰でここに今居れてるから、その他の魔女のことを気にしてることが不愉快に感じちゃうのよね?」
だからもやもやしたりなんだかつまらなく感じたり、焦ったりするのだろう。
居場所を奪われるというのは気持ちいいものではないから。
「それは、もしかして嫉妬なのでは」
「嫉妬?」
私の質問を聞いたエッダが戸惑いつつそう口にする。
その単語をぽかんとしながら繰り返した私は、理解しようと脳内で反芻して。
「えぇ、違うわ! これは猫の縄張り争いみたいなものだと思うの」
「そうでしょうか」
「そうよ!」
断言しながらボスンとかろうじてあるソファへ寝転ぶ。
お行儀悪いとわかっているが、このもやもやした気持ちから少しでも気晴らしがしたいと思っていて。
“でもふて寝くらいしか思い付かないわ”
この部屋には現状何もない。
買わないと決めたのは私だが、もしここが色んな家具や本で溢れていれば少しは気晴らしが出来たのだろう。
はぁ、と気付けば大きなため息が漏れる。
そんな私に気を遣ったのか、珍しくエッダの方から話しかけてくれた。
「リリアナ様はお空を飛べるのでしょうか?」
「空?」
突然振られた話題に興味が出た私はのそりと上半身を起こし、ソファの背もたれに両腕を乗せるようにして彼女の方へと向き直る。
「はい。昔絵本で読んだことがあるのです。何でも冬に魔法使いがその年いい子にしていた子供たちに赤い服を着てプレゼントを配るとか」
「……それ、本当に魔法使いの話で合ってる?」
聞いたことのない話に思わずそう怪訝な視線を向けてしまうが、変わらずにこりとエッダが微笑んで話を続けてくれた。
「その絵本では箒に跨がってお空を飛びながらプレゼントを配っていて」
「箒に跨がって……」
“あんな細い棒に跨がってバランスを取るの、とんでもなく難しいんじゃないかしら”
飛ぶなら椅子だとか、ソファだとかの方がバランスが取れていい気がするが――
「でも、だからこそ面白そうかも」
空を飛びたいと願ったことはなかった。
けれど、水に葉が浮かぶように宙に浮かぶことが出来るかもしれない。
何より、箒という細い部分に乗って飛ぶというあえて難易度を上げるような行為。
気になる、あえてその細い棒を選び空を飛べるのか……!
もやもやしていたことなんてコロッと忘れ、エッダの話に興味を持った私は勢いよくソファから飛び降りた。
エッダに箒を借りた私は、早速ドレスのスカートをたくしあげて跨がって。
「ひっ、リリアナ様っ、足が出て……!」
“やっぱりバランス取るの難しいわね”
跨がって改めて思うが、やはり箒の柄部分は座るために作られていない。
座る、というよりもめり込ませるような気持ちで必死にバランスを取りつつ全力で願う。
「浮かびたい、私も飛びたい、飛んでみたい……!!」
その願いがシンプルだったからだろうか。
また元の絵本を知らないからこそ余計な想像が出来ないからかもしれない。
「――あっ」
ふわ、と足元が床から離れる。
「んっ、い、いだッ、いだだだッ」
「リリアナ様!?」
体重を支えるのがめり込んだ大事な部分だったせいか、想定外の痛みに襲われた私は慌てて箒の柄を両足で挟む。
そのお陰か痛みと、そして両足で挟んだことによりバランスも取れて。
“飛べ、てる……!?”
痛みから少し解放されたお陰か少し冷静になった私は辺りを見渡す余裕が出来て。
“私は今、エッダが読んでいたという絵本の魔法使いのように空を飛んで――”
「……エッダ、私、飛んでる?」
「そうですね、えっと……僅かに……」
“僅かに。うん、確かに”
エッダの気遣いがチクリと刺さる。
それもそのはず、宙には浮いている、浮いてはいるのだ、数センチほどは。
「で、でも浮かんでるってことは飛んでると同義なんだからッ!」
そもそもここは室内だ、高く飛びすぎて天井で頭をぶつけたりそのまま墜落することを考えればこの程度の高さが丁度いい。
ちょっと無理やりだがそう自分に言い聞かせた私は、よたよたと体を少しずつ傾けて角度を変えた。
「扉を開けてちょうだい!」
「そのまま出掛けられるのですか!?」
「少し進んでみるだけっ、お城からは出ないわ」
私の言葉を聞いたエッダが、少し躊躇いつつも扉を開けてくれる。
開かれたその扉の先に見える廊下へ、ゆったりゆったりと進みながら出た私は、長い廊下の先を見据えて。
「折角だから、メルヴィの執務室を目指すわ!」
そう宣言し、アシスト代わりに少しだけ地面を蹴って再び箒に跨がって。
「あっ、リリアナ様……!」
「ひぎっ、あぁぁぁあッ!!?」
思ったよりも蹴った力が強かったせいか、想定よりも数倍速く進み叫び声を上げた。
“やばい、まずい、怖い……!”
地面を蹴った時、無意識に速く飛びたいとか願ってしまっていたのだろう。
箒は失速するどころかどんどん速さを増してしまって。
「ろ、廊下っ、長くて、良かっ……!!」
王城の長すぎる廊下に感謝しつつ箒に必死にしがみつく。
高さ自体はないのだ、まだ見えないがいつか必ず来るであろう突き当たりに真正面から突撃してしまう、その前に。
“なんとか箒から手を離し地面にダイブすれば軽い擦り傷で収まるはず……!”
これ以上加速してしまう前にこの決断をしなくてはならない。
それはわかっているがどうしても怖さが勝ってしまい、なかなか手を離す決心がつかない私は、その恐怖からか視界がじわりと滲むのを感じた。
「リリアナ!」
「!」
突然呼ばれた名前にハッとし顔を上げると、少し先に明るい茶色が飛び込んで。
“メルヴィ!”
それはほぼ反射だった。
あんなに離すことが怖いと感じていた箒からあっさり手を離した私は、そのままメルヴィに向けて両腕を広げて。
「ぅぶっ」
「ッ」
主を失った箒は呆気なく落ち、カランという乾いた音を廊下へ響かせて。
「痛いところはない?」
「思っていたよりメルヴィの胸筋が硬かったから少し鼻が痛いかも」
「うーん、それは俺、喜ぶとこ?」
そして私自身はというと、しっかりメルヴィが抱き止めてくれたお陰で床に叩きつけられることもなく、彼に抱き抱えられていた。
“思ったよりもずっと鍛えてるんだ”
さっきまで不安定なバランスの箒に跨がっていたからか、彼の腕の中はとても安心できて。
「……ありがとう、メルヴィ」
「あぁ、リリが無事ならそれでいいんだ」
彼の紺色の瞳が穏やかに三日月型に細まる。
その優しげな表情に引き寄せられるように気付けば私は彼の瞼へと口付けていて。
「……リリ?」
「あ、えっ!? ちが、今のは……!」
“あんなにメルヴィから触れて貰わなきゃって思っていたのに!”
思わずあたふたと両手をバタつかせるが、私を抱き締めるようにメルヴィが抱えているせいで離れることも誤魔化すことも叶わなかった。
「リリ、ご褒美なら、こっち」
「んっ」
そしてその近さで更に顔を近付けたメルヴィの唇が、あっという間に私の唇と重なる。
掠めるように少しだけ触れた唇はすぐに離れ、けれど彼の情欲に揺れ赤みを増したことでいつもより濃い紺に見える瞳と目が合って。
“足りないって、言われてるみたい”
そう感じたからか、それとも足りないと思ったのは私の方だったのか。
「メルヴィ……」
今度は私の方から彼の唇へと口付けを落とした。
ちゅ、ちゅと口付けを重ね、たまに彼の唇で挟むように私の唇を食まれる。
その甘い刺激は私の思考を奪うように痺れさせて。
「好きだよ、リリ」
口付けの合間に溢すように呟かれたその言葉にドキリとした。
“好き?”
――違う。
彼が好きなのは私ではなく、『薬草に興味を持った魔女』だったはずだ。
そしてそれは、私じゃない。
「メルヴィが好きなのは、私じゃないわ」
自分で口にしたくせにその言葉にショックを受ける。
いつ解けるかわからない私の魔法でこの関係が成立しているのだと、そう何度も繰り返し自分へと言い聞かせていたはずなのに。
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