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本編
14.起こしてしまえ、イベントは!
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「ロレッタ令嬢、触らせてやれ」
「だからどうして私なのですか!」
ある意味慣れたと言っても過言ではない担任からの一言で本日の実技授業が始まる。
まるで授業開始の合図なのかと勘違いしてしまうほど、毎度発生する担任との問答。
“パイタッチイベントはリドル様とちゃんと終わらせたのに毎回毎回……!”
「仕方ないだろう、ロングロンドはえっちなことをしなければ魔法が発動しないんだから」
「どうしてその相手が私なのかとお伺いしているのです、その相手は私じゃなくても構わないでしょう」
「それもそうだな」
だがリドル様とイベントを終わらせたお陰でイベント自体の強制力は働いていないらしく、断った後も担任がパイタッチ推奨ロボットみたいになることがないのが唯一の救いである。
「でもロレッタのそのおっぱいを大きくするのって俺の使命でもあるからさぁ」
“そんな使命あってたまるか!”
背後から近づいてきた主人公に内心全力でツッコミを入れるが、私はあくまでも侯爵令嬢。
優雅さを忘れてはならないとコホンと咳払いし主人公の方へ向き直る。
「授業開始前に王女殿下とイチャイチャされていたのでは? この一瞬で魔法が使えなくなるなら学園に通う資質を疑ってしまいますけれど」
じとりと半眼で精一杯の拒絶を試みるものの。
「ツンデレッタの真骨頂! 滾るぅ~!」
“メンタルが強い!”
何一つ堪えていないどころかむしろ興奮していそうな主人公に呆然としつつ、これ以上相手をしていても時間の無駄だと判断してくるりと背を向けた。
ちなみに王女殿下とイチャイチャしていたのも本当だ。
リドル様からの進言で王太子殿下がつけてくれていた監視という名の王女殿下の護衛からの情報なので、間違いない。
「またイベントが起こらない……、なんで、やっぱり誰かが邪魔を……」
ボソボソと溢すように呟いている主人公に『他の人とイベントはこなしておりますので』と心の中で返事をする。
邪魔をしているのは他でもなく私自身だ。
“それにしても、懲りずに毎回私のおっぱいばかり見るんだから”
ハァ、とため息を吐いて自身の胸元へと視線を落とす。
確かにこのゲームの爆乳枠であるアンリエット様ほどではないが、攻略対象四人のうちの二番目の大きさである。
決して小さいなんてことはなく、馬車でうっかり事故を起こした時だって存分にリドル様の顔をパフパフと挟んだのだ。
それが出来るくらいのサイズはあると言うことで――と、そこまで考えあるイベントスチルを思い出しハッとする。
「そうよ、あのイベント……」
兄やんが人一倍デヘデヘとしながら見せてくれたあのスチル。
“今までは突然始まるイベントに慌てて対応していたけれど”
イベント内容を思い出したのなら、そのイベントが自然発生するのを待つ必要なんてない。
自ら起こしてしまえばいいのだから。
「早速リドル様に相談しなくちゃ……!」
◇◇◇
「で、その思い出したイベントってのがこれ……で、合ってる?」
「あー、はい、合って……ます。多分」
「多分?」
「……多分」
歯切れ悪く同じことを繰り返してしまうのも仕方ない。
いや、イベント自体は発生しているのだろう。
だって目の前の『彼ら』は今まさにえっちなことになっているのだから。
“でもまさかここまで淫らなことになるなんて!”
「ん、んんっ」
くぐもった声が漏れ聞こえドキリとする。
図書室の本棚を挟み覗き見た先には、まるで聖母のように慈悲の眼差しを向けたアンリエット様が膝枕をするような形でおっぱいを吸わせていた。
――テレーシア様に。
“というか本当にこれで合ってるの!?”
思わず頭を抱えてしまうのも仕方ないだろう。
確かに兄やんが見せてくれたこの所謂『授乳プレイ』のスチル。
爆乳枠であるアンリエット様が太股を枕にしておっぱいを吸わせていたのはスチルではもちろん主人公だったのだが、今主人公の代わりにアンリエット様のおっぱいを吸っているのがまさかのテレーシア様。
「ど、どうしてこんなことに……!」
イベントをひとつ思い出しました、と授業終了後すぐにリドル様へ報告したところ、私と同じく「イベントが自然発生するのを待つ必要はない」という判断をしたリドル様が他の攻略対象であるアンリエット様とテレーシア様、そして彼女たちにそれぞれあてがわれた令息たちを招集してくれた。
そこまでは普通だった。
私の思い出した『アンリエット様が主人公に授乳プレイをする』というスチルの説明を大真面目な顔でするリドル様という光景はなかなか残念な光景だったものの、王女殿下と主人公の邪魔をしないよう私たちのイベントを主人公とは行うなという王命と、ハーレムになんか入りたくないという共通の想いがあるからか説明を受ける四人とも真剣そのものだった。
アンリエット様といえば保健委員で、そのイベントも保健室……と思いきや背景が図書室で違和感があったこともありそのスチルが印象に残り今思い出せたのだろう。
ゲームのストーリーで図書室でのプレイになったのかもしれないが、ツッコミどころ満載のこのゲームのことだ。
背景を間違えただとかそんなことなのだろうが、大事なのは何故か図書室で授乳プレイをしなくてはならないということである。
幸か不幸か、図書室は広く本棚も多い。
その本棚を目隠し代わりにそれぞれがパートナーとプレイを行う予定だった。
主人公の乱入を防ぐため、主人公が王女殿下と他の場所でイチャイチャしている隙に同時にイベントをこなすことになってしまったのは、仕方なくだが受け入れるしかない。
三組同時に終わらせられればそれだけ主人公乱入というリスクは減らせるからだ。
“そこまでは納得し受け入れたけれど”
一定距離を保ち、制服のブレザーを脱ぐ。
すぐ近くに人の気配があることに緊張し思わずもじもじとしていると、そんな私を微笑ましく見つめながらリドル様がそっと私の胸元のリボンに手を伸ばしたその時に「あんっ」と甲高い声が聞こえピクリと反応する。
「ん、はぁ……っ、アンリエット様……っ」
「「!?」」
そしてその喘ぎ声の後に聞こえた言葉にぎょっとした私とリドル様が、若干マナー違反だとわかりつつも事実確認で覗いた先のその光景が、まさにアンリエット様に授乳プレイをしてもらっているテレーシア様だったのだ。
「な、なんで!?」
「さ、さぁ……正直俺もちょっと理解は出来ないんだけど」
確かにテレーシア様とアンリエット様はそれぞれ本棚を挟んで各々のパートナーと授乳プレイに挑んでいるはずだったのに、今何故かアンリエット様のおっぱいを吸っているのがテレーシア様。
そして仰向けになりアンリエット様のおっぱいを吸っているテレーシア様の股の間に顔を埋めているテレーシア様のパートナーである令息が見える。
アンリエット様のパートナーである令息はというと、おっぱいを吸わせているアンリエット様の横に立ち猛々しく反り返ったソレを、手と口で愛撫されていた。
“こ、こんな状況は受け入れてないいんだけど~っ!?”
「だからどうして私なのですか!」
ある意味慣れたと言っても過言ではない担任からの一言で本日の実技授業が始まる。
まるで授業開始の合図なのかと勘違いしてしまうほど、毎度発生する担任との問答。
“パイタッチイベントはリドル様とちゃんと終わらせたのに毎回毎回……!”
「仕方ないだろう、ロングロンドはえっちなことをしなければ魔法が発動しないんだから」
「どうしてその相手が私なのかとお伺いしているのです、その相手は私じゃなくても構わないでしょう」
「それもそうだな」
だがリドル様とイベントを終わらせたお陰でイベント自体の強制力は働いていないらしく、断った後も担任がパイタッチ推奨ロボットみたいになることがないのが唯一の救いである。
「でもロレッタのそのおっぱいを大きくするのって俺の使命でもあるからさぁ」
“そんな使命あってたまるか!”
背後から近づいてきた主人公に内心全力でツッコミを入れるが、私はあくまでも侯爵令嬢。
優雅さを忘れてはならないとコホンと咳払いし主人公の方へ向き直る。
「授業開始前に王女殿下とイチャイチャされていたのでは? この一瞬で魔法が使えなくなるなら学園に通う資質を疑ってしまいますけれど」
じとりと半眼で精一杯の拒絶を試みるものの。
「ツンデレッタの真骨頂! 滾るぅ~!」
“メンタルが強い!”
何一つ堪えていないどころかむしろ興奮していそうな主人公に呆然としつつ、これ以上相手をしていても時間の無駄だと判断してくるりと背を向けた。
ちなみに王女殿下とイチャイチャしていたのも本当だ。
リドル様からの進言で王太子殿下がつけてくれていた監視という名の王女殿下の護衛からの情報なので、間違いない。
「またイベントが起こらない……、なんで、やっぱり誰かが邪魔を……」
ボソボソと溢すように呟いている主人公に『他の人とイベントはこなしておりますので』と心の中で返事をする。
邪魔をしているのは他でもなく私自身だ。
“それにしても、懲りずに毎回私のおっぱいばかり見るんだから”
ハァ、とため息を吐いて自身の胸元へと視線を落とす。
確かにこのゲームの爆乳枠であるアンリエット様ほどではないが、攻略対象四人のうちの二番目の大きさである。
決して小さいなんてことはなく、馬車でうっかり事故を起こした時だって存分にリドル様の顔をパフパフと挟んだのだ。
それが出来るくらいのサイズはあると言うことで――と、そこまで考えあるイベントスチルを思い出しハッとする。
「そうよ、あのイベント……」
兄やんが人一倍デヘデヘとしながら見せてくれたあのスチル。
“今までは突然始まるイベントに慌てて対応していたけれど”
イベント内容を思い出したのなら、そのイベントが自然発生するのを待つ必要なんてない。
自ら起こしてしまえばいいのだから。
「早速リドル様に相談しなくちゃ……!」
◇◇◇
「で、その思い出したイベントってのがこれ……で、合ってる?」
「あー、はい、合って……ます。多分」
「多分?」
「……多分」
歯切れ悪く同じことを繰り返してしまうのも仕方ない。
いや、イベント自体は発生しているのだろう。
だって目の前の『彼ら』は今まさにえっちなことになっているのだから。
“でもまさかここまで淫らなことになるなんて!”
「ん、んんっ」
くぐもった声が漏れ聞こえドキリとする。
図書室の本棚を挟み覗き見た先には、まるで聖母のように慈悲の眼差しを向けたアンリエット様が膝枕をするような形でおっぱいを吸わせていた。
――テレーシア様に。
“というか本当にこれで合ってるの!?”
思わず頭を抱えてしまうのも仕方ないだろう。
確かに兄やんが見せてくれたこの所謂『授乳プレイ』のスチル。
爆乳枠であるアンリエット様が太股を枕にしておっぱいを吸わせていたのはスチルではもちろん主人公だったのだが、今主人公の代わりにアンリエット様のおっぱいを吸っているのがまさかのテレーシア様。
「ど、どうしてこんなことに……!」
イベントをひとつ思い出しました、と授業終了後すぐにリドル様へ報告したところ、私と同じく「イベントが自然発生するのを待つ必要はない」という判断をしたリドル様が他の攻略対象であるアンリエット様とテレーシア様、そして彼女たちにそれぞれあてがわれた令息たちを招集してくれた。
そこまでは普通だった。
私の思い出した『アンリエット様が主人公に授乳プレイをする』というスチルの説明を大真面目な顔でするリドル様という光景はなかなか残念な光景だったものの、王女殿下と主人公の邪魔をしないよう私たちのイベントを主人公とは行うなという王命と、ハーレムになんか入りたくないという共通の想いがあるからか説明を受ける四人とも真剣そのものだった。
アンリエット様といえば保健委員で、そのイベントも保健室……と思いきや背景が図書室で違和感があったこともありそのスチルが印象に残り今思い出せたのだろう。
ゲームのストーリーで図書室でのプレイになったのかもしれないが、ツッコミどころ満載のこのゲームのことだ。
背景を間違えただとかそんなことなのだろうが、大事なのは何故か図書室で授乳プレイをしなくてはならないということである。
幸か不幸か、図書室は広く本棚も多い。
その本棚を目隠し代わりにそれぞれがパートナーとプレイを行う予定だった。
主人公の乱入を防ぐため、主人公が王女殿下と他の場所でイチャイチャしている隙に同時にイベントをこなすことになってしまったのは、仕方なくだが受け入れるしかない。
三組同時に終わらせられればそれだけ主人公乱入というリスクは減らせるからだ。
“そこまでは納得し受け入れたけれど”
一定距離を保ち、制服のブレザーを脱ぐ。
すぐ近くに人の気配があることに緊張し思わずもじもじとしていると、そんな私を微笑ましく見つめながらリドル様がそっと私の胸元のリボンに手を伸ばしたその時に「あんっ」と甲高い声が聞こえピクリと反応する。
「ん、はぁ……っ、アンリエット様……っ」
「「!?」」
そしてその喘ぎ声の後に聞こえた言葉にぎょっとした私とリドル様が、若干マナー違反だとわかりつつも事実確認で覗いた先のその光景が、まさにアンリエット様に授乳プレイをしてもらっているテレーシア様だったのだ。
「な、なんで!?」
「さ、さぁ……正直俺もちょっと理解は出来ないんだけど」
確かにテレーシア様とアンリエット様はそれぞれ本棚を挟んで各々のパートナーと授乳プレイに挑んでいるはずだったのに、今何故かアンリエット様のおっぱいを吸っているのがテレーシア様。
そして仰向けになりアンリエット様のおっぱいを吸っているテレーシア様の股の間に顔を埋めているテレーシア様のパートナーである令息が見える。
アンリエット様のパートナーである令息はというと、おっぱいを吸わせているアンリエット様の横に立ち猛々しく反り返ったソレを、手と口で愛撫されていた。
“こ、こんな状況は受け入れてないいんだけど~っ!?”
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