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エピローグ:今からは幸せを噛み締めて
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「脱がしても?」
今度は待ってくれるらしく、じっと彼の真っ赤な瞳が私を見つめる。
赤く揺らめく彼の瞳に劣情を孕み、どきりと胸が跳ねた。
私がこくりと頷くと、彼の喉が上下する。
その様子にすらときめいてしまうなんて、私はどうやら末期らしい。
(知ってたけど)
だって何があってもずっと彼だけを想っていたのだ。
そして彼も私を想い、だからこそ自分に私の痛みを移す魔法をかけている……と、そこまで考えハタ、とあることに気付く。
「テオドル、私へかけた魔法を解いて欲しいの」
「かけた魔法?」
「そう。痛みを貴方に移す魔法」
私の言葉を聞き、テオドルが怪訝そうな顔をする。
きっと彼はこれからも私の痛みを肩代わりするつもりだったのだろうが、どうしても今だけは痛みを譲る訳にはいかない。
「貴方とはじめて繋がる痛みは、私自身で感じたいわ」
「……っ!」
「その痛みは私のものよ。だから、お願い」
「わ、かりました」
こほんと小さく咳払いしたテオドルの頬がじわりと赤く染まっている。
そんな彼が愛おしくて堪らない。
彼にそっと手を握られると、繋いだ手が一瞬熱くなった。
きっと今ので魔法が解除されたのだろう。
「じゃあ、その……ぬ、脱がしていいわ」
「く、ふはっ、はい」
なんだか一気に気恥ずかしくなった誤魔化すように私がそう言うと、たまらずといった様子でテオドルが吹き出した。
その様子に思わずムッとすると、私の機嫌を取るようにそっとテオドルが口づけを落とす。
「ふふ、可愛くてつい」
「それで誤魔化されたりしないからね」
「困りました」
全く困っていない様子でくすくす笑いながらそんなことを言う彼と口づけを交わし、脱がしやすいよう僅かに腰をあげると彼が私のドロワーズを脱がす。
露になった下半身をテオドルの手のひらが触れながら動き、とうとう蜜口へと触れた。
くちゅりと粘液質な音がし、羞恥心を刺激される。
けれどテオドルが嬉しそうだったので、私も嬉しいような気がした。
「痛かったら言ってください」
そう口にしたテオドルの指が既に溢れていた愛液を掬い、蜜口に馴染ませるよう指先を動かしながら少しずつ挿入される。
まだ彼の指が一本しか挿っていないのに既に圧迫感が凄い。
ぬぷぬぷと膣壁の浅いところを何度も擦られると、圧迫感や異物感の他にも何か疼くような感覚がある。
その感覚を探るようにテオドルが指を何度も抽挿すると、その度に愛液が溢れちゅぷりと音を響かせた。
「うん、あぁ……っ」
「痛くありませんか?」
「痛くは……ない、けどっ」
「けど?」
浅いところを掻き回していたテオドルが指をくにっと曲げ、私のナカが突然強く押される。
その瞬間、蓄積していた疼きが弾け、私は思い切り背を反らした。
「なんか変、やっ、あぁぁあ!」
一気に視界が白く染まり、瞳の奥にチカチカと星が舞う。
突然の出来事に呆然としていると、テオドルがちゅっと私の額に口づけた。
「痛みも感じたいって言ってくれたけど、ソフィが少しでも痛い思いをしないようにしたいから……もう少し、頑張って?」
「……え」
そっと囁かれたその言葉をぼんやりと聞いていた私は、一拍遅れて言葉を理解し愕然とした。
(待って、私今……!)
「ひ、あぁっ!?」
けれどテオドルが動く方が早く、今度はさっきよりも奥まで指を沈めた。
深くまで擦られ、刺激を与えられるとさっき達したばかりのせいか、敏感にその刺激を感じてズクンと奥が再び疼き出す。
「沢山気持ちよくなって欲しいです」
「だめっ、だめよそんなにしたらっ、あ、ひぁっ」
いつの間にか指も増やされていたらしく、ナカをバラバラに動き私を何度も刺激する。
苦しいほどの疼きに、ビクビクと何度も体が跳ねた。
「やぁっ、テオドル、テオドル……!」
「可愛いです、俺のソフィ」
「俺、の……、ん、んあぁっ!?」
テオドルの言葉に一瞬気を取られたせいであっさりと二度目の絶頂を迎えてしまった私がだらんと四肢を投げ出すと、やっとテオドルが指を抜く。
そして下穿きを緩め自身のモノを取り出した。
(あ、私とうとう……)
痛いくらい激しく鳴る鼓動のせいで、まるで心臓が耳についているようにすら感じる。
「いい、ですか」
「もちろんよ」
思わず前のめりで答えてしまったことが恥ずかしくなるが、テオドルが嬉しそうに顔を綻ばせたので良しとした。
くち、と蜜口へ彼の猛りがあてがわれ、ゆっくりと埋められる。
ぬぷりと愛液が溢れて滴るが、指とは比べ物にならないほどの圧迫感で気にしている余裕はなかった。
「は、あ……っ」
「ん、ソフィのナカ、凄く熱い」
指でしっかり解されたとはいえ、はじめて受け入れるソコはピリピリとひきつったような痛みを伴う。
奥に進むにつれてその痛みは激しくなり、ズキズキとした痛みで思わず顔をしかめてしまった。
その表情に気付いたのだろう。
ピタッと止まったテオドルが引き抜こうとする気配を感じて慌てて両足を絡めそれを阻止する。
「ぬ、抜かないで!」
「ですが」
「この痛みだって感じたいって言ったでしょ」
そう告げると、彼がグッと口ごもる。
彼としては痛みなんて感じて欲しくないのだとわかっているが、それでもここは譲れない。
「大丈夫だから、テオドルの、全部……ちょうだい?」
「くっ」
「ね、お願いよ、テオドル」
ねだるようにそう言うと、じわじわと顔を赤らめる。
そして抜こうとしていたのを止め、再びゆっくりと腰を進めた。
「あ、うぅ……」
ナカを押し広げられるその苦しさに思わず息を詰めると、テオドルが優しく口づける。
舌を絡めながらぎゅっと抱き締められると、彼の大きな体で包まれて幸せを実感した。
私の様子を見ながら少しずつ奥へ進む。全て彼のモノが挿入る頃にはかなり時間がたっていた。
(男の人は耐えるの苦しいと聞くのに)
それでも何も言わず、私を優先して頑張ってくれるテオドルの気持ちが堪らなく嬉しい。
それに時間をかけて少しずつ馴染ませてくれたお陰なのか、まだ痛みはあるものの耐え難いようなものではなくなっていた。
「テオドル、動いていい……わよ?」
「ですが」
「その、貴方にも気持ちよくなって欲しいの」
じっと彼の赤い瞳を見上げてそう告げると、迷ったように揺れている。
けれど何かを決心するように一度強く瞑った目蓋が再び開かれた後は、真っ直ぐ射貫くように私を見つめた。
「あ、は……ッ」
ゆっくりと腰が動き始め、私のナカを彼のモノが抉るように擦る。
コツコツと奥を突かれると、痛みだけではない何かが込み上げてきた。
「く、俺のに絡み付いて……っ」
「あん、はぁ……っ、あぁっ」
段々抽挿の速度が上がり、ナカを強く擦られる。
深く貫かれる度に視界に星が散り、何かがパチパチと弾けそうで必死に彼にしがみついていた。
ぐちゅんと隠微な音と、肌と肌がぶつかる音が混ざりあうように部屋へと響く。
けれどその音を気にする余裕もなく、私はただ嬌声を溢れさせた。
(ダメ、もう溢れちゃう……!)
ばちゅばちゅとテオドルの腰が何度も打ち付けられ、私の奥を何度も抉る。
全て抜けるギリギリまで引かれると、彼の雁首が膣壁を刺激して言葉にならない甲高い声をあげた。
「ソフィ、そろそろ……っ」
「ん、私も、も、ダメなの、あぁん、テオドル……!」
一際強く貫かれ、更に最奥を抉じ開けるようにグッと押し込まれる。
私のナカで彼のモノがびゅくりと震えたことに気付くと同時に熱い劣情が深く広がり、蓄積した快感が一気に弾けた。
視界が白く染まり、けれどその白の奥に大好きな黒と赤がじわりと滲む。
誰の目も気にせずこの黒髪を撫で、赤い瞳を真っ直ぐ見つめられる日が来たことが本当に嬉しかった。
「愛してるわ」
「俺のセリフです」
重ねるだけの口づけを交わし、寝転がった彼の首筋へと顔を寄せる。
私の髪をゆっくりと撫でながら私を見つめる彼の視線が甘くて、この幸せがずっと続きますようにと願いながら瞳を閉じた。
――きっと、平穏なだけの日々ではないだろう。
けれど生きていればそれは当たり前で、そしてその困難を乗り越えたからこそ得られる幸せがあることを知ったから。
(もう、何も諦めないし諦めさせないわ)
間違いだらけだった私たちだけれど、それらが私たちだけの正解になるよう努力することを、改めて誓ったのだった。
今度は待ってくれるらしく、じっと彼の真っ赤な瞳が私を見つめる。
赤く揺らめく彼の瞳に劣情を孕み、どきりと胸が跳ねた。
私がこくりと頷くと、彼の喉が上下する。
その様子にすらときめいてしまうなんて、私はどうやら末期らしい。
(知ってたけど)
だって何があってもずっと彼だけを想っていたのだ。
そして彼も私を想い、だからこそ自分に私の痛みを移す魔法をかけている……と、そこまで考えハタ、とあることに気付く。
「テオドル、私へかけた魔法を解いて欲しいの」
「かけた魔法?」
「そう。痛みを貴方に移す魔法」
私の言葉を聞き、テオドルが怪訝そうな顔をする。
きっと彼はこれからも私の痛みを肩代わりするつもりだったのだろうが、どうしても今だけは痛みを譲る訳にはいかない。
「貴方とはじめて繋がる痛みは、私自身で感じたいわ」
「……っ!」
「その痛みは私のものよ。だから、お願い」
「わ、かりました」
こほんと小さく咳払いしたテオドルの頬がじわりと赤く染まっている。
そんな彼が愛おしくて堪らない。
彼にそっと手を握られると、繋いだ手が一瞬熱くなった。
きっと今ので魔法が解除されたのだろう。
「じゃあ、その……ぬ、脱がしていいわ」
「く、ふはっ、はい」
なんだか一気に気恥ずかしくなった誤魔化すように私がそう言うと、たまらずといった様子でテオドルが吹き出した。
その様子に思わずムッとすると、私の機嫌を取るようにそっとテオドルが口づけを落とす。
「ふふ、可愛くてつい」
「それで誤魔化されたりしないからね」
「困りました」
全く困っていない様子でくすくす笑いながらそんなことを言う彼と口づけを交わし、脱がしやすいよう僅かに腰をあげると彼が私のドロワーズを脱がす。
露になった下半身をテオドルの手のひらが触れながら動き、とうとう蜜口へと触れた。
くちゅりと粘液質な音がし、羞恥心を刺激される。
けれどテオドルが嬉しそうだったので、私も嬉しいような気がした。
「痛かったら言ってください」
そう口にしたテオドルの指が既に溢れていた愛液を掬い、蜜口に馴染ませるよう指先を動かしながら少しずつ挿入される。
まだ彼の指が一本しか挿っていないのに既に圧迫感が凄い。
ぬぷぬぷと膣壁の浅いところを何度も擦られると、圧迫感や異物感の他にも何か疼くような感覚がある。
その感覚を探るようにテオドルが指を何度も抽挿すると、その度に愛液が溢れちゅぷりと音を響かせた。
「うん、あぁ……っ」
「痛くありませんか?」
「痛くは……ない、けどっ」
「けど?」
浅いところを掻き回していたテオドルが指をくにっと曲げ、私のナカが突然強く押される。
その瞬間、蓄積していた疼きが弾け、私は思い切り背を反らした。
「なんか変、やっ、あぁぁあ!」
一気に視界が白く染まり、瞳の奥にチカチカと星が舞う。
突然の出来事に呆然としていると、テオドルがちゅっと私の額に口づけた。
「痛みも感じたいって言ってくれたけど、ソフィが少しでも痛い思いをしないようにしたいから……もう少し、頑張って?」
「……え」
そっと囁かれたその言葉をぼんやりと聞いていた私は、一拍遅れて言葉を理解し愕然とした。
(待って、私今……!)
「ひ、あぁっ!?」
けれどテオドルが動く方が早く、今度はさっきよりも奥まで指を沈めた。
深くまで擦られ、刺激を与えられるとさっき達したばかりのせいか、敏感にその刺激を感じてズクンと奥が再び疼き出す。
「沢山気持ちよくなって欲しいです」
「だめっ、だめよそんなにしたらっ、あ、ひぁっ」
いつの間にか指も増やされていたらしく、ナカをバラバラに動き私を何度も刺激する。
苦しいほどの疼きに、ビクビクと何度も体が跳ねた。
「やぁっ、テオドル、テオドル……!」
「可愛いです、俺のソフィ」
「俺、の……、ん、んあぁっ!?」
テオドルの言葉に一瞬気を取られたせいであっさりと二度目の絶頂を迎えてしまった私がだらんと四肢を投げ出すと、やっとテオドルが指を抜く。
そして下穿きを緩め自身のモノを取り出した。
(あ、私とうとう……)
痛いくらい激しく鳴る鼓動のせいで、まるで心臓が耳についているようにすら感じる。
「いい、ですか」
「もちろんよ」
思わず前のめりで答えてしまったことが恥ずかしくなるが、テオドルが嬉しそうに顔を綻ばせたので良しとした。
くち、と蜜口へ彼の猛りがあてがわれ、ゆっくりと埋められる。
ぬぷりと愛液が溢れて滴るが、指とは比べ物にならないほどの圧迫感で気にしている余裕はなかった。
「は、あ……っ」
「ん、ソフィのナカ、凄く熱い」
指でしっかり解されたとはいえ、はじめて受け入れるソコはピリピリとひきつったような痛みを伴う。
奥に進むにつれてその痛みは激しくなり、ズキズキとした痛みで思わず顔をしかめてしまった。
その表情に気付いたのだろう。
ピタッと止まったテオドルが引き抜こうとする気配を感じて慌てて両足を絡めそれを阻止する。
「ぬ、抜かないで!」
「ですが」
「この痛みだって感じたいって言ったでしょ」
そう告げると、彼がグッと口ごもる。
彼としては痛みなんて感じて欲しくないのだとわかっているが、それでもここは譲れない。
「大丈夫だから、テオドルの、全部……ちょうだい?」
「くっ」
「ね、お願いよ、テオドル」
ねだるようにそう言うと、じわじわと顔を赤らめる。
そして抜こうとしていたのを止め、再びゆっくりと腰を進めた。
「あ、うぅ……」
ナカを押し広げられるその苦しさに思わず息を詰めると、テオドルが優しく口づける。
舌を絡めながらぎゅっと抱き締められると、彼の大きな体で包まれて幸せを実感した。
私の様子を見ながら少しずつ奥へ進む。全て彼のモノが挿入る頃にはかなり時間がたっていた。
(男の人は耐えるの苦しいと聞くのに)
それでも何も言わず、私を優先して頑張ってくれるテオドルの気持ちが堪らなく嬉しい。
それに時間をかけて少しずつ馴染ませてくれたお陰なのか、まだ痛みはあるものの耐え難いようなものではなくなっていた。
「テオドル、動いていい……わよ?」
「ですが」
「その、貴方にも気持ちよくなって欲しいの」
じっと彼の赤い瞳を見上げてそう告げると、迷ったように揺れている。
けれど何かを決心するように一度強く瞑った目蓋が再び開かれた後は、真っ直ぐ射貫くように私を見つめた。
「あ、は……ッ」
ゆっくりと腰が動き始め、私のナカを彼のモノが抉るように擦る。
コツコツと奥を突かれると、痛みだけではない何かが込み上げてきた。
「く、俺のに絡み付いて……っ」
「あん、はぁ……っ、あぁっ」
段々抽挿の速度が上がり、ナカを強く擦られる。
深く貫かれる度に視界に星が散り、何かがパチパチと弾けそうで必死に彼にしがみついていた。
ぐちゅんと隠微な音と、肌と肌がぶつかる音が混ざりあうように部屋へと響く。
けれどその音を気にする余裕もなく、私はただ嬌声を溢れさせた。
(ダメ、もう溢れちゃう……!)
ばちゅばちゅとテオドルの腰が何度も打ち付けられ、私の奥を何度も抉る。
全て抜けるギリギリまで引かれると、彼の雁首が膣壁を刺激して言葉にならない甲高い声をあげた。
「ソフィ、そろそろ……っ」
「ん、私も、も、ダメなの、あぁん、テオドル……!」
一際強く貫かれ、更に最奥を抉じ開けるようにグッと押し込まれる。
私のナカで彼のモノがびゅくりと震えたことに気付くと同時に熱い劣情が深く広がり、蓄積した快感が一気に弾けた。
視界が白く染まり、けれどその白の奥に大好きな黒と赤がじわりと滲む。
誰の目も気にせずこの黒髪を撫で、赤い瞳を真っ直ぐ見つめられる日が来たことが本当に嬉しかった。
「愛してるわ」
「俺のセリフです」
重ねるだけの口づけを交わし、寝転がった彼の首筋へと顔を寄せる。
私の髪をゆっくりと撫でながら私を見つめる彼の視線が甘くて、この幸せがずっと続きますようにと願いながら瞳を閉じた。
――きっと、平穏なだけの日々ではないだろう。
けれど生きていればそれは当たり前で、そしてその困難を乗り越えたからこそ得られる幸せがあることを知ったから。
(もう、何も諦めないし諦めさせないわ)
間違いだらけだった私たちだけれど、それらが私たちだけの正解になるよう努力することを、改めて誓ったのだった。
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