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最終章・勇者レベル、???
38.その真実は、どこにある※
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フランのその声で凍ったようだったその場が動き出す。
ロクサーナが私の側に駆け寄り傷を確認してくれたが、私の様子と状況からろっ骨を何本かやってそうだと判断された。
「肺に骨が刺さらなくて良かったです、ご自身に魔法はかけられますか?」
確かに魔法を使えば治るだろうが、私の頭を過るのは魔力が足りず助けられなかった命。
私の手から零れ落ちるように消えたその温もりを思い出し、つい魔法の発動を躊躇っていると。
「足手まといですッ!」
ロクサーナの後ろから飛び出してきたアベルが、私に平手打ちをした。
パシンと乾いた音が響き、ロクサーナがギョッとする。
手加減してくれていたらしく思ったよりも痛くはなかったが、その突然の行動に私はただただ放心していて。
「動けるなら動けるようになってください!」
「で、でもそうしたらいざという時に……」
「では、私を助けてくださったとき、トーマさんが次に倒れることを知っていたら魔力は温存されたんですか」
「ッ!」
答えは否だ。
私は何度あの瞬間に戻ってもアベルを助けた、それだけは断言できる。
「次に誰がどうなるかはわかりません。けど、今力を温存して動けないリッカ様を庇うことは得策ですか」
それは揺るぎようがないほどの正論だった。
私が今力を温存すれば、次の怪我人は助けられる。
けれど、力を温存したことにより動けない私を庇った騎士が怪我をする可能性を考えれば……
“自分に魔力を使って、そして誰一人致命傷を負わないように立ち回る……!”
もし時間が巻き戻ったとしても、アベルを助けるのは絶対。
けど、もし本当に時間が巻き戻ったなら、そもそも私はネックレスを諦め王都に帰るし、もしまたオルトロスに遭遇したなら尻尾が毒だと理解し距離を取って戦うはずだ。
“変えられるのは未来だけだから”
立ち止まる私は、アベルの言うとおり足手まといだから。
私は自分の体を抱き締めるようにして魔法を発動する。
じわりと体が熱くなり、そして痛みがゆっくりと消えた。
「もう、魔力残ってないから」
「えぇ、わかっております」
「だから、全員無傷で乗り切ろう!」
完全な無策。
自分を鼓舞するために、自分に言い聞かせる声を張り上げると、アベルもロクサーナも力強く頷いてくれた。
“多分、国中の戦力をかき集めても敵わない”
ならば、どこかで隙をつくるかなにかしなくちゃ……!
真正面から敵わなくても、私たちは一人じゃないから。
怪我が治癒した私が魔王の方へと視線を戻す。
そこには、何故か空をぼんやり見上げている魔王がいた。
そんな魔王の周りを囲むようにして剣を構える皆に合流した私たち三人だったが、何故かピクリとも動かない魔王に戸惑いを隠せない。
「リッカ、平気か?」
「うん、治したから。でももう魔力ないから誰も怪我しないで……ってか、あれ、どうなってるの?」
「わからん。だが、俺が前に飛び出したらああなった」
飛び出したら……?
魔王のその行動がフランの行動によってもたらされたものなのか、それとも全然関係がないのか――……
それすらもわからず、どう動けばいいか思案していた時だった。
「……えが、」
近くで唸るような声が聞こえビクリとする。
「……お前がっ、いなければぁぁッ!」
「ら、ライザっ!」
私にもアベルにも大人で、包み込むように気遣ってくれたライザ。
それは私とアベルを許したとか許してないとかじゃなく、そもそも彼女の怒りの元が他にあっただけなのだと知る。
「返してっ!私たちの日常をっ、トーマを返してよぉっ!」
その悲痛な叫びに、その場にいた誰もが一瞬怯んだ。
しかしその場にライザの叫び声が響いても尚、魔王は視線を宙に泳がせていて。
「うわぁぁぁあ!」
盾を構え、そのまま体当たりをするようにライザが突っ込む。
魔王とぶつかるその瞬間、魔王がチラリとライザを見て。
「――――ひっ」
何が起こったのかはわからなかった。
ただ目の前には、魔王の足元に両膝をつくライザがいて。
そして、彼女が持っていた盾と共に彼女の両腕の肩から先が失われていた。
斬られたとかではない。
まるで最初から何もなかったかのように目で認識出来ないほど細かく弾け消えたのだ。
「そ、んな……」
“だめ、ライザまで失いたくない……っ”
ゆっくりライザの頭にかざされる手。
盾ごと腕を破壊したその力が、彼女に迫る。
もう誰も失わないと決意したその瞬間から崩れ落ちるその現実。
またしても私の手から零れ落ちようとしているその温もりに絶望し、そして今度こそ救いたいという強い想いが私の背を押した。
「やめてぇぇえ!!」
「戻れリッカ!」
フランの声がやたらと遠い。
魔王の手からライザを庇うように体を無理やり滑り込ませると、私の胸元でフランから貰ったネックレスがチャリ、と鳴った。
魔力は自分の回復に使ってしまった。
だからもう、今から来るであろう魔王の攻撃は生身で受けるしかない。
“ごめんね、フラン”
ネックレスを両手で握り、ギュッと両目を固く瞑った時だった。
「…………Cornelia」
“コルネリア……?”
それは想像よりもずっと柔らかく高い声。
か細く聞こえたのは女性名。
魔王がまさか女性の名前を口にすると思っていなかったし、それだけでも衝撃的だったのだが、それ以上に。
「………………英語?」
召喚チートというやつなのだろうか、異世界に来てしまった私だが言葉に困ることはなかった。
なんとなく私の知っている単語に無理やり変換されたのかな、と思うような時もあった。
わかりやすい部分で言えば、『殿』と『卿』のように、きっと実際はこの世界の言葉でこの世界の呼び方なのだろうが、私には私の知っている単語に変換されて聞こえていたし、だからこそ私の知っている世界とは違う使われ方をしている言葉も多い。
そのこと自体に何故か“そう”だとわかったし、それこそがチートや補正と呼ばれるようなものなのだろうと特に気にしていなかった。
むしろあまりにも自然だったから忘れつつあったくらいで。
馴染みつつあった、その異世界のイントネーション。
けれどそれとは全く違う、独特の『元の世界のイントネーション』で魔王が言葉を紡ぎ、私はそれをぼんやりと聞きながら見上げる。
私と目があった魔王はそれ以上何もせず、まるで何事もなかったかのようにゆっくりUターンしてまた森の奥へと消えていった。
“どういうこと?”
あれは絶対に英語だった。
理由はわからないが、チート能力の一種なのかさっきの言葉は確実に英語だったと断言できる。
“なんで……”
「リッカ!!!」
「っ!」
混乱し、唖然としていると叫ぶように名を呼ばれハッと我に返った。
答えを見つけるのは後でいい。
今私がしなくてはならないのは。
「ライザっ!」
我に返った私も叫ぶように名を呼び慌てて振り返る。
そこには両腕を失い、背中をフランに支えられたライザがいた。
“出血が多い、止めなきゃ……っ”
あまりにも悲惨なその光景にガクガクと震えながら、それでも必死に彼女の肩に両手を伸ばす。
治すほどの魔力はないが、止血くらいならまだ出来るはずだと私は精一杯魔力を練りライザの傷口を包むように流した。
「お願い、お願い……っ!」
ドクドクとうるさい心臓を無視し必死にライザの血が止まるように願う。
じわりと温かいものが傷口を包み、それが徐々に広がって。
魔力が枯渇しているのに無理をしたからだろうか、くらりと目眩がした時そっとフランが口を開いた。
「ありがとうリッカ。止血、出来てる」
ロクサーナが私の側に駆け寄り傷を確認してくれたが、私の様子と状況からろっ骨を何本かやってそうだと判断された。
「肺に骨が刺さらなくて良かったです、ご自身に魔法はかけられますか?」
確かに魔法を使えば治るだろうが、私の頭を過るのは魔力が足りず助けられなかった命。
私の手から零れ落ちるように消えたその温もりを思い出し、つい魔法の発動を躊躇っていると。
「足手まといですッ!」
ロクサーナの後ろから飛び出してきたアベルが、私に平手打ちをした。
パシンと乾いた音が響き、ロクサーナがギョッとする。
手加減してくれていたらしく思ったよりも痛くはなかったが、その突然の行動に私はただただ放心していて。
「動けるなら動けるようになってください!」
「で、でもそうしたらいざという時に……」
「では、私を助けてくださったとき、トーマさんが次に倒れることを知っていたら魔力は温存されたんですか」
「ッ!」
答えは否だ。
私は何度あの瞬間に戻ってもアベルを助けた、それだけは断言できる。
「次に誰がどうなるかはわかりません。けど、今力を温存して動けないリッカ様を庇うことは得策ですか」
それは揺るぎようがないほどの正論だった。
私が今力を温存すれば、次の怪我人は助けられる。
けれど、力を温存したことにより動けない私を庇った騎士が怪我をする可能性を考えれば……
“自分に魔力を使って、そして誰一人致命傷を負わないように立ち回る……!”
もし時間が巻き戻ったとしても、アベルを助けるのは絶対。
けど、もし本当に時間が巻き戻ったなら、そもそも私はネックレスを諦め王都に帰るし、もしまたオルトロスに遭遇したなら尻尾が毒だと理解し距離を取って戦うはずだ。
“変えられるのは未来だけだから”
立ち止まる私は、アベルの言うとおり足手まといだから。
私は自分の体を抱き締めるようにして魔法を発動する。
じわりと体が熱くなり、そして痛みがゆっくりと消えた。
「もう、魔力残ってないから」
「えぇ、わかっております」
「だから、全員無傷で乗り切ろう!」
完全な無策。
自分を鼓舞するために、自分に言い聞かせる声を張り上げると、アベルもロクサーナも力強く頷いてくれた。
“多分、国中の戦力をかき集めても敵わない”
ならば、どこかで隙をつくるかなにかしなくちゃ……!
真正面から敵わなくても、私たちは一人じゃないから。
怪我が治癒した私が魔王の方へと視線を戻す。
そこには、何故か空をぼんやり見上げている魔王がいた。
そんな魔王の周りを囲むようにして剣を構える皆に合流した私たち三人だったが、何故かピクリとも動かない魔王に戸惑いを隠せない。
「リッカ、平気か?」
「うん、治したから。でももう魔力ないから誰も怪我しないで……ってか、あれ、どうなってるの?」
「わからん。だが、俺が前に飛び出したらああなった」
飛び出したら……?
魔王のその行動がフランの行動によってもたらされたものなのか、それとも全然関係がないのか――……
それすらもわからず、どう動けばいいか思案していた時だった。
「……えが、」
近くで唸るような声が聞こえビクリとする。
「……お前がっ、いなければぁぁッ!」
「ら、ライザっ!」
私にもアベルにも大人で、包み込むように気遣ってくれたライザ。
それは私とアベルを許したとか許してないとかじゃなく、そもそも彼女の怒りの元が他にあっただけなのだと知る。
「返してっ!私たちの日常をっ、トーマを返してよぉっ!」
その悲痛な叫びに、その場にいた誰もが一瞬怯んだ。
しかしその場にライザの叫び声が響いても尚、魔王は視線を宙に泳がせていて。
「うわぁぁぁあ!」
盾を構え、そのまま体当たりをするようにライザが突っ込む。
魔王とぶつかるその瞬間、魔王がチラリとライザを見て。
「――――ひっ」
何が起こったのかはわからなかった。
ただ目の前には、魔王の足元に両膝をつくライザがいて。
そして、彼女が持っていた盾と共に彼女の両腕の肩から先が失われていた。
斬られたとかではない。
まるで最初から何もなかったかのように目で認識出来ないほど細かく弾け消えたのだ。
「そ、んな……」
“だめ、ライザまで失いたくない……っ”
ゆっくりライザの頭にかざされる手。
盾ごと腕を破壊したその力が、彼女に迫る。
もう誰も失わないと決意したその瞬間から崩れ落ちるその現実。
またしても私の手から零れ落ちようとしているその温もりに絶望し、そして今度こそ救いたいという強い想いが私の背を押した。
「やめてぇぇえ!!」
「戻れリッカ!」
フランの声がやたらと遠い。
魔王の手からライザを庇うように体を無理やり滑り込ませると、私の胸元でフランから貰ったネックレスがチャリ、と鳴った。
魔力は自分の回復に使ってしまった。
だからもう、今から来るであろう魔王の攻撃は生身で受けるしかない。
“ごめんね、フラン”
ネックレスを両手で握り、ギュッと両目を固く瞑った時だった。
「…………Cornelia」
“コルネリア……?”
それは想像よりもずっと柔らかく高い声。
か細く聞こえたのは女性名。
魔王がまさか女性の名前を口にすると思っていなかったし、それだけでも衝撃的だったのだが、それ以上に。
「………………英語?」
召喚チートというやつなのだろうか、異世界に来てしまった私だが言葉に困ることはなかった。
なんとなく私の知っている単語に無理やり変換されたのかな、と思うような時もあった。
わかりやすい部分で言えば、『殿』と『卿』のように、きっと実際はこの世界の言葉でこの世界の呼び方なのだろうが、私には私の知っている単語に変換されて聞こえていたし、だからこそ私の知っている世界とは違う使われ方をしている言葉も多い。
そのこと自体に何故か“そう”だとわかったし、それこそがチートや補正と呼ばれるようなものなのだろうと特に気にしていなかった。
むしろあまりにも自然だったから忘れつつあったくらいで。
馴染みつつあった、その異世界のイントネーション。
けれどそれとは全く違う、独特の『元の世界のイントネーション』で魔王が言葉を紡ぎ、私はそれをぼんやりと聞きながら見上げる。
私と目があった魔王はそれ以上何もせず、まるで何事もなかったかのようにゆっくりUターンしてまた森の奥へと消えていった。
“どういうこと?”
あれは絶対に英語だった。
理由はわからないが、チート能力の一種なのかさっきの言葉は確実に英語だったと断言できる。
“なんで……”
「リッカ!!!」
「っ!」
混乱し、唖然としていると叫ぶように名を呼ばれハッと我に返った。
答えを見つけるのは後でいい。
今私がしなくてはならないのは。
「ライザっ!」
我に返った私も叫ぶように名を呼び慌てて振り返る。
そこには両腕を失い、背中をフランに支えられたライザがいた。
“出血が多い、止めなきゃ……っ”
あまりにも悲惨なその光景にガクガクと震えながら、それでも必死に彼女の肩に両手を伸ばす。
治すほどの魔力はないが、止血くらいならまだ出来るはずだと私は精一杯魔力を練りライザの傷口を包むように流した。
「お願い、お願い……っ!」
ドクドクとうるさい心臓を無視し必死にライザの血が止まるように願う。
じわりと温かいものが傷口を包み、それが徐々に広がって。
魔力が枯渇しているのに無理をしたからだろうか、くらりと目眩がした時そっとフランが口を開いた。
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