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再会
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省吾はあの飛行機事故から少し変わった気がした。
上手くは説明できないけど、なにか少し考えこむようになった。
仕事のことかもしれないので、こっちから聞くことは辞めることにした。
会社に転職して10ヶ月。
だいぶ慣れてきて落ち着いてきた。
結婚生活も幸せで、省吾はいつも私を気にかけてくれてる。
省吾が会社の出張で週末いない時があって、服とか買いたいので久々に一人でショッピングモールに行った。
最近黒系が多いから、明るめの色を買おうかなーと思ってたので、なるべく明るめのワンピースを探すことに。
歩き疲れて、フードコートで珈琲飲みながら休んでるとき
「あっ」
目の前に居たのは
誠也だった。
こんなことろで会うなんて
「あ、え、あ、お久しぶり」
そりゃ、どもるわな
てか、随分なんか雰囲気変わってない?
凄い感じ変わったな。
角があったのが丸くなった感じする。
「お久しぶり」
「元気だった?」
「ええ、まぁ」
これは、どうしたらいいんだろ。
「あのさ、ほんとあの時は」
「誠ちゃん、おまたせ!」
と、後ろから若い女性がきた。
え?あ、奥さんか。
例の常務の娘さん?
「あっ、誠ちゃんナンパしてるの?」
と、拗ねる。
かなり若い子だなー
「いやー、違うよ。前の会社の人」
え?何?
「誠…、あ、内藤さん、会社?」
「あー、うん。辞めたんだ」
「え?」
ビックリして、言葉が出てこない。
部長までになったのに、
「あっ亜希、この方はね前の会社の同僚なんだけど、今は次期社長の奥様なんだ」
「ええっ!?すごーい!社長夫人?」
と、盛り上がる若い女の子。
「恋人なんだ」
と、私に紹介する。
恋人ってことは…
「まぁ、バチが当たったんだな。君を傷つけて」
離婚して会社を辞めたってことか
「はじめまして!社長の奥様!誠ちゃんの彼女の亜希っていいます」
「あ、あっども」
キャピキャピ系で少し引くが、悪い子ではなさそうだ。
「色々悪かったな」
「いやー、もう済んだことだし」
「今幸せ?」
「うん」
「なら、よかった」
「内藤さんも素敵な恋人出来たようでよかったですね」
「いやだー!!恥ずかしい。素敵なとか言われちゃった」
と、喜んでる。
「今日は1人?」
「あ、はい。出張中で」
「そか、色々大変だんな。」
もう少し何か言いたそうだったけど、彼女もいるし
「じゃ、私そろそろ」
「元気でな」
「内藤さんもね。お元気で」
と言って私は歩きだした。
多分だけと私が原因なんだろうな。辞めた理由。
私がやめたのは今でも負に落ちないけど、それなりに会社を思ってしたことだからやっぱり、それで辞めることになるのは辛かっただろうな。
幹部になりたくって、結婚までしたのに。
その出来事を、出張から帰ってきた省吾に話した。
「えっあったの?」
「うん。なんか変わったなーと思った。恋人もしたし」
「へぇー、そえなんだ」
「挨拶して別れたけど、会社辞めさせられたの?」
「いや確か自らかな。周りは戦力あるからね、止めてたようだけど、まぁ家庭も色々あったしで、俺もそごで詳しくは知らないから」
「そっかぁ」
「何?気になる?」
「いや、幹部になりたくって結婚までしたのに、別れちゃうと会社にも居づらくなって色々なっちゃうのかと」
「そうだね。そういう理由で結婚したんだから、離婚となったらこうなるだろうね」
好きだった彼。捨てられた彼だけど、そうやって改めて聞くと、1つの選択で大きく人生が変わったんだなっというなんとも言えない感じがする。
そして私も振られたことで省吾と逢えた。私自身も大きく人生が変わった。
上手くは説明できないけど、なにか少し考えこむようになった。
仕事のことかもしれないので、こっちから聞くことは辞めることにした。
会社に転職して10ヶ月。
だいぶ慣れてきて落ち着いてきた。
結婚生活も幸せで、省吾はいつも私を気にかけてくれてる。
省吾が会社の出張で週末いない時があって、服とか買いたいので久々に一人でショッピングモールに行った。
最近黒系が多いから、明るめの色を買おうかなーと思ってたので、なるべく明るめのワンピースを探すことに。
歩き疲れて、フードコートで珈琲飲みながら休んでるとき
「あっ」
目の前に居たのは
誠也だった。
こんなことろで会うなんて
「あ、え、あ、お久しぶり」
そりゃ、どもるわな
てか、随分なんか雰囲気変わってない?
凄い感じ変わったな。
角があったのが丸くなった感じする。
「お久しぶり」
「元気だった?」
「ええ、まぁ」
これは、どうしたらいいんだろ。
「あのさ、ほんとあの時は」
「誠ちゃん、おまたせ!」
と、後ろから若い女性がきた。
え?あ、奥さんか。
例の常務の娘さん?
「あっ、誠ちゃんナンパしてるの?」
と、拗ねる。
かなり若い子だなー
「いやー、違うよ。前の会社の人」
え?何?
「誠…、あ、内藤さん、会社?」
「あー、うん。辞めたんだ」
「え?」
ビックリして、言葉が出てこない。
部長までになったのに、
「あっ亜希、この方はね前の会社の同僚なんだけど、今は次期社長の奥様なんだ」
「ええっ!?すごーい!社長夫人?」
と、盛り上がる若い女の子。
「恋人なんだ」
と、私に紹介する。
恋人ってことは…
「まぁ、バチが当たったんだな。君を傷つけて」
離婚して会社を辞めたってことか
「はじめまして!社長の奥様!誠ちゃんの彼女の亜希っていいます」
「あ、あっども」
キャピキャピ系で少し引くが、悪い子ではなさそうだ。
「色々悪かったな」
「いやー、もう済んだことだし」
「今幸せ?」
「うん」
「なら、よかった」
「内藤さんも素敵な恋人出来たようでよかったですね」
「いやだー!!恥ずかしい。素敵なとか言われちゃった」
と、喜んでる。
「今日は1人?」
「あ、はい。出張中で」
「そか、色々大変だんな。」
もう少し何か言いたそうだったけど、彼女もいるし
「じゃ、私そろそろ」
「元気でな」
「内藤さんもね。お元気で」
と言って私は歩きだした。
多分だけと私が原因なんだろうな。辞めた理由。
私がやめたのは今でも負に落ちないけど、それなりに会社を思ってしたことだからやっぱり、それで辞めることになるのは辛かっただろうな。
幹部になりたくって、結婚までしたのに。
その出来事を、出張から帰ってきた省吾に話した。
「えっあったの?」
「うん。なんか変わったなーと思った。恋人もしたし」
「へぇー、そえなんだ」
「挨拶して別れたけど、会社辞めさせられたの?」
「いや確か自らかな。周りは戦力あるからね、止めてたようだけど、まぁ家庭も色々あったしで、俺もそごで詳しくは知らないから」
「そっかぁ」
「何?気になる?」
「いや、幹部になりたくって結婚までしたのに、別れちゃうと会社にも居づらくなって色々なっちゃうのかと」
「そうだね。そういう理由で結婚したんだから、離婚となったらこうなるだろうね」
好きだった彼。捨てられた彼だけど、そうやって改めて聞くと、1つの選択で大きく人生が変わったんだなっというなんとも言えない感じがする。
そして私も振られたことで省吾と逢えた。私自身も大きく人生が変わった。
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