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どう思ってるの?
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あと、3回の講習で終わる。
あと、少し、あと少し我慢すれば…
そのあと3回の講習の1回がもう終わる。
終わったあとは、同期の2人は圭哉君に話しかけに行ってる。
相変わらずだわ!
私はすぐに仕事に戻った。
数日後、会社を出たところに
「水沢さん」
と声を掛けられみると、この間連絡先を聞いた圭哉君の友達だった。
ビックリして、止まってると
「あっ、いや、あの時は水沢さんと仲良くなりたくって声かけたんだけど、今日は聞きたいことがあって水沢さんに会いにきた。時間いいかな?」
「いや、私は…」
「圭哉のことなんだ」
ビクッとしてしまい
「時間とれる?」
結局断ることが出来ず、付いていってしまった。
喫茶店に入り
「真下裕二って、言います」
「水沢結乃です。」
「やっぱり…」
「えっ?」
「あ、いや、こっちのこと」
「水沢さんは、圭哉の元カノ?」
「いえ、違います」
「じゃ、前から知ってるの?」
「あ、い、いえ…」
と、言うと少し笑って
「嘘下手だね」
と、言われた。
「2人の間で何があったの?」
「えっ?」
「と、言っても言わないだろうな。俺も長いこと聞いたけど答えてくれなかった。」
「えっと…」
「俺ね、圭哉とは大学からの付き合いでね。あいつ、あんな容姿でしょ?だからモテるし、それなりに人気あるんだよね。けどまぁ、付き合ったりもしてたようだけど、何かあったんだろうなって」
「え?」
「よく、俺が悪いからと言ってその後、何も言わないからさ。女となんかあったの?と聞いても、いや俺が悪いんだって」
…
「普段は、仕事先の人と飲みにとか誘われても断ってるのに、今回は行くって聞いてね、珍しいなって思ったんだよね。で、思った。水沢さんが居たからだって」
私が居たから?
「何があったか知らないけど、それって凄い昔のことなんでしょ?」
「…はい」
「もう、圭哉開放することとかできないかな?」
「開放?」
「その苦しんでる何かから開放。水沢さんも同じ?」
「あっ…」
「お互い、話し合うとかで何とかならない?」
話し合う?圭哉君と?
「そ、それは…」
「水沢さん、圭哉のこと好きでしょ?」
「えっ?」
私が?好き?
確かにあの時までは好きだったけど、それ以降好きとか考えたことなかった。悔しくって辛いだけでそれ以外考えたこと…
「…違います」
でもやっぱり違うと思う。
圭哉君を好きとかないと思う。
「じゃ、圭哉の友達として圭哉を助けたい。水沢さんお願いします」
と、頭を下げられた。
「苦しんでる圭哉を助けてあげて」
苦しんでるのは私の方なのに、なんで私が…
それすらも言うことができず、その場は終わってしまった。
もし、話す気になったら連絡先ほしいと、真下さんの連絡先を私に教えてその場は別れた。
あと、少し、あと少し我慢すれば…
そのあと3回の講習の1回がもう終わる。
終わったあとは、同期の2人は圭哉君に話しかけに行ってる。
相変わらずだわ!
私はすぐに仕事に戻った。
数日後、会社を出たところに
「水沢さん」
と声を掛けられみると、この間連絡先を聞いた圭哉君の友達だった。
ビックリして、止まってると
「あっ、いや、あの時は水沢さんと仲良くなりたくって声かけたんだけど、今日は聞きたいことがあって水沢さんに会いにきた。時間いいかな?」
「いや、私は…」
「圭哉のことなんだ」
ビクッとしてしまい
「時間とれる?」
結局断ることが出来ず、付いていってしまった。
喫茶店に入り
「真下裕二って、言います」
「水沢結乃です。」
「やっぱり…」
「えっ?」
「あ、いや、こっちのこと」
「水沢さんは、圭哉の元カノ?」
「いえ、違います」
「じゃ、前から知ってるの?」
「あ、い、いえ…」
と、言うと少し笑って
「嘘下手だね」
と、言われた。
「2人の間で何があったの?」
「えっ?」
「と、言っても言わないだろうな。俺も長いこと聞いたけど答えてくれなかった。」
「えっと…」
「俺ね、圭哉とは大学からの付き合いでね。あいつ、あんな容姿でしょ?だからモテるし、それなりに人気あるんだよね。けどまぁ、付き合ったりもしてたようだけど、何かあったんだろうなって」
「え?」
「よく、俺が悪いからと言ってその後、何も言わないからさ。女となんかあったの?と聞いても、いや俺が悪いんだって」
…
「普段は、仕事先の人と飲みにとか誘われても断ってるのに、今回は行くって聞いてね、珍しいなって思ったんだよね。で、思った。水沢さんが居たからだって」
私が居たから?
「何があったか知らないけど、それって凄い昔のことなんでしょ?」
「…はい」
「もう、圭哉開放することとかできないかな?」
「開放?」
「その苦しんでる何かから開放。水沢さんも同じ?」
「あっ…」
「お互い、話し合うとかで何とかならない?」
話し合う?圭哉君と?
「そ、それは…」
「水沢さん、圭哉のこと好きでしょ?」
「えっ?」
私が?好き?
確かにあの時までは好きだったけど、それ以降好きとか考えたことなかった。悔しくって辛いだけでそれ以外考えたこと…
「…違います」
でもやっぱり違うと思う。
圭哉君を好きとかないと思う。
「じゃ、圭哉の友達として圭哉を助けたい。水沢さんお願いします」
と、頭を下げられた。
「苦しんでる圭哉を助けてあげて」
苦しんでるのは私の方なのに、なんで私が…
それすらも言うことができず、その場は終わってしまった。
もし、話す気になったら連絡先ほしいと、真下さんの連絡先を私に教えてその場は別れた。
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