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嫉妬
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「はぁー」
時計を見ると20時過ぎてた。
1日早いなー
そんな気持ちで周りを見ると、残ってるのは管理系の仕事をメインでしてる人達。
この辺が決まらないとプロジェクト進まないしね。
早く決めないと!
でも最近少し遅くなってるし、疲れもあるからもう今日は終わるかな。
と思いつつ、リフレッシュルームへ行って珈琲を買って飲んでる自分がいる。
「やっぱりもう少しがんばるか」
ボソッと言った時
「えっ!?うそぉー!!やっぱりそうなの?」
振り向くと女性2人が興奮して話してた。
よく見たら隣の課の女性達で全く知らないわけじゃなかった。
「お疲れ様です。遅くまで大変ですね」
私から声をかけてみた。
「あっ、谷井田主任。お疲れ様です」
「なにかあったんです?」
「いや、あのー」
と、少し言うのを考えてるように見えて
「いいじゃん、別に言っても」
ともう一人の人がいいだし
「今さっき、津島取締役と、遠山さんがいい雰囲気で6階の会議室に入ったのみて」
「えっ!?」
「前から噂あったんですよ!デキてるって。あの雰囲気だからちょっと…ねー」
と、もう一人の子に返事を託す。
「そそ、遠山さんじゃねー」
裕貴がってことだよね?
「その、遠山さんって?」
と、疑問をぶつけると
「ああ、そうですよね。まだ来て間もないから…、遠山さんって秘書課の人でずっと取締役の専属で秘書してるんです。で、大学時代はミスコンに出たことあるとかで凄い美人なんですよ」
そ、そうなの?
「以前、パートナー条件で出席する取引先のパーティーで遠山さんと出席されたようですし」
「うんうん。やっぱりデキてるんだねー」
と、二人で話してる。
「そ、そうなんだ」
噂だしって割り切らないと。
「ちなみに、どこの会議室?」
「会議室Cだったと思いますけど、主任まさか見に行くんですか?」
「えっ!?いや、まさか。」
と言って上手く濁らして少し違う話しをして、彼女らとは別れた。
席に戻ろうとしたが…
いや、まさか。噂てか、たまたまそんな風に見えただけだよね?
わかってはいたが、気持ちの整理が出来なかった。
結局6階にきてしまった。
6階は会議室の多いフロアなのでこの時間は会議するのが少ないから人気が少ない階。
Cの入り口をみると使用中になってない。
もう居ないだろうと思ったが、ドアを開けてみた。
えっ!?
目の前に…
…なに…!?
裕貴が女性とキスをしていた。
な、なに?これ?
身体が動けないでいた。
裕貴は目を開けていて、全く表情が解らない。目が座ってるという感じにも見える。
ドアを開けたのを気づいたのか、裕貴がこっちをみた。
「あっ!!」
と、裕貴が声を出してその女性を離す。
「ご、ごめんない。失礼しました」
と言って、逃げようとしてドアを閉めようとしたとき、ガシッと腕をとられた。
いつの間にか裕貴がきてて
「ちょっ、ちょっと」
私は戸惑ってどうしていいか解らない。
「もうしないと思って俺も油断した。ただもう今後このようなことがあったら、コンプライアンス上の問題として遠山さんを厳しく処罰します。」
私の腕を掴んで遠山さんを見る。
「裕貴さん、私はもうお互いがそうだと思ってしたのに」
綺麗な声。
「それは、遠山さんの勘違いかと」
「いえ、間違いではありません。だってこの間私のこと見つめてたし」
「はぁー」
と、大きなため息をする裕貴。
私を引っ張って、遠山さんの近くまできた。
な、なに?なんで私が…
「裕貴さん、その前にその方連れてきてどうするんですか?」
「君は今、愛のあるキスをしたいと言って、私にキスをしたが愛あった?」
「はい!」
彼女はしっかりと返事をした。
「そう…、愛のあるキスってね、こういうことだよ」
裕貴は口についた口紅を腕で拭き取りそして
「んんんーー」
私にキスをした。
ビックリして、何度も裕貴の胸を押そうとするけど、びくともせず、それどころか角度を変えてどんどんと深くなる。
ちょっと、人が見てるのに何を…
パニック状態でどうしていいか解らなかった。
裕貴の濃厚なキスに少し力が抜けて、そして口が離れる。
「これが愛のあるキスだと思うけど」
私の目を見ていった。
「ど、ど、どいういことですか?」
少し怒りがある声で遠山さんは言い出した。
「そ、そんな今来た人にキスするなんて…」
「来たのはたまたまだけど、この人は私の恋人だから」
「え?」
「君がどんなに誘惑しようが、何しようが君を抱きたいと思ったことはない。抱きたいのはこの人だけ」
「ちょ、ちょっと…」
会社でキスって…、しかも抱くとかって…
「こ、この人確かこの間中途で入った人じゃ…」
「そそ。でもそれ以前に俺の恋人だから」
「裕貴さんよりかなり年上ですよね?」
「それが何か?」
「そんな、年増な普通の人…」
年増…、まぁそうだけど。
ってか、普通って…
確かにもう少しで36になるしってか何でこんなことろで私ここに居るのよ。辛すぎる。
「それ、失礼じゃない?私の恋人にそういうこと…」
そう言って遠山さんを見た。
「私のことは何言われてもいい。けど私の恋人を失礼な言い方するのは辞めて頂きたい」
「そ、そんな…」
「さっきも言ったけど、これ以上こういうことあったら、本当に処罰しますから」
そう言って私に腰を添えて会議室を後にした。
「…ごめん。油断した」
「…」
「家帰ったら話したい。終わったら家にきて」
そう言って裕貴は、自分の部屋に戻ると言って取締室に戻っでいった。
勿論仕事に集中できず、すぐに家に行った。
既に裕貴のが先に帰宅していて
「可奈美…、ごめん。」
怒るに怒れない。
「彼女とはそういう関係…」
「ないよ!あのキスだって相談したいことがあると言われて、会議室に入ってスキを狙ってキスされた。以前1度似たようなことがあったんだけど、今後二度としないと約束をして変わらず秘書をお願いしてた」
「それで、次したら処罰って言ってたけど…」
「それな。会社としては彼女の秘書は高く評価している。次あったら…まぁもうな。とはいえ2度もこういうことあったので俺の秘書からは外すことになった。」
「…うん」
「ごめん」
裕貴なキスシーンを見るとは…凄い複雑。
浮気とかでなく無理矢理な勢いでされたとはいえ
「何度も言うけどほんと油断してた。最近はそんなさぶりもなく仕事に真剣にやってたのに。正直ショックだった。」
「裕貴…私は裕貴の…彼女でいいんだよね?」
「はぁ!?」
と、大声で言う。
「何言ってるの?そんなこと当たり前でしょ?…あんなの気にするな。負け惜しみだと思って入れいい。俺は誰よりも可奈美を愛してるし、可奈美しか女だと思ってない。」
「…裕貴。でも色々とさ、会食とかあるとさっきの子みたいに綺麗な子の方が同席しやす…」
「おい!!」
と言われてビクッとする。
「そんなの関係ないでしょ?同席だろうが何だろうが俺には…可奈美なんだよ」
「…でも何かのパーティーで同席したと」
「…あっ」
と、気がついて
「あれは、取引先が大阪だったんだ。配偶者&パーティー同席のパーティーだったんだが、流石に可奈美を大阪にな。まだ前の会社に在席してたし、かなり忙しかったし。パートナー居ない人は秘書とか同席させてた。だから仕事のパーティーとして出席をお願いした。」
「でも、きっとそれは彼女にとっては…」
「…そうだな。でも何度も特別な感情はなく仕事のパートナーとしてと言ってたんだが」
「遠山さんは、どうなるの?」
「常務の秘書になる」
あっ…、前一度あった
「気になる?」
「あれを見て気にならない方がおかしいよ」
「…だよな。俺も可奈美が他の人とキスをしたのを見たらおかしくなると思う。本当にごめん」
「私、信じていいんだよね?」
「…」
裕貴は言葉が詰まったようで
「…ごめん、そんなこと言わせるようにさせた俺が悪い」
「だって、思い出したら私…」
裕貴は抱きしめ
「ごめん、ごめんな」
何度思い出しても嫉妬に狂いそうな自分がいて、気持ちが落ち着かないでいた。
時計を見ると20時過ぎてた。
1日早いなー
そんな気持ちで周りを見ると、残ってるのは管理系の仕事をメインでしてる人達。
この辺が決まらないとプロジェクト進まないしね。
早く決めないと!
でも最近少し遅くなってるし、疲れもあるからもう今日は終わるかな。
と思いつつ、リフレッシュルームへ行って珈琲を買って飲んでる自分がいる。
「やっぱりもう少しがんばるか」
ボソッと言った時
「えっ!?うそぉー!!やっぱりそうなの?」
振り向くと女性2人が興奮して話してた。
よく見たら隣の課の女性達で全く知らないわけじゃなかった。
「お疲れ様です。遅くまで大変ですね」
私から声をかけてみた。
「あっ、谷井田主任。お疲れ様です」
「なにかあったんです?」
「いや、あのー」
と、少し言うのを考えてるように見えて
「いいじゃん、別に言っても」
ともう一人の人がいいだし
「今さっき、津島取締役と、遠山さんがいい雰囲気で6階の会議室に入ったのみて」
「えっ!?」
「前から噂あったんですよ!デキてるって。あの雰囲気だからちょっと…ねー」
と、もう一人の子に返事を託す。
「そそ、遠山さんじゃねー」
裕貴がってことだよね?
「その、遠山さんって?」
と、疑問をぶつけると
「ああ、そうですよね。まだ来て間もないから…、遠山さんって秘書課の人でずっと取締役の専属で秘書してるんです。で、大学時代はミスコンに出たことあるとかで凄い美人なんですよ」
そ、そうなの?
「以前、パートナー条件で出席する取引先のパーティーで遠山さんと出席されたようですし」
「うんうん。やっぱりデキてるんだねー」
と、二人で話してる。
「そ、そうなんだ」
噂だしって割り切らないと。
「ちなみに、どこの会議室?」
「会議室Cだったと思いますけど、主任まさか見に行くんですか?」
「えっ!?いや、まさか。」
と言って上手く濁らして少し違う話しをして、彼女らとは別れた。
席に戻ろうとしたが…
いや、まさか。噂てか、たまたまそんな風に見えただけだよね?
わかってはいたが、気持ちの整理が出来なかった。
結局6階にきてしまった。
6階は会議室の多いフロアなのでこの時間は会議するのが少ないから人気が少ない階。
Cの入り口をみると使用中になってない。
もう居ないだろうと思ったが、ドアを開けてみた。
えっ!?
目の前に…
…なに…!?
裕貴が女性とキスをしていた。
な、なに?これ?
身体が動けないでいた。
裕貴は目を開けていて、全く表情が解らない。目が座ってるという感じにも見える。
ドアを開けたのを気づいたのか、裕貴がこっちをみた。
「あっ!!」
と、裕貴が声を出してその女性を離す。
「ご、ごめんない。失礼しました」
と言って、逃げようとしてドアを閉めようとしたとき、ガシッと腕をとられた。
いつの間にか裕貴がきてて
「ちょっ、ちょっと」
私は戸惑ってどうしていいか解らない。
「もうしないと思って俺も油断した。ただもう今後このようなことがあったら、コンプライアンス上の問題として遠山さんを厳しく処罰します。」
私の腕を掴んで遠山さんを見る。
「裕貴さん、私はもうお互いがそうだと思ってしたのに」
綺麗な声。
「それは、遠山さんの勘違いかと」
「いえ、間違いではありません。だってこの間私のこと見つめてたし」
「はぁー」
と、大きなため息をする裕貴。
私を引っ張って、遠山さんの近くまできた。
な、なに?なんで私が…
「裕貴さん、その前にその方連れてきてどうするんですか?」
「君は今、愛のあるキスをしたいと言って、私にキスをしたが愛あった?」
「はい!」
彼女はしっかりと返事をした。
「そう…、愛のあるキスってね、こういうことだよ」
裕貴は口についた口紅を腕で拭き取りそして
「んんんーー」
私にキスをした。
ビックリして、何度も裕貴の胸を押そうとするけど、びくともせず、それどころか角度を変えてどんどんと深くなる。
ちょっと、人が見てるのに何を…
パニック状態でどうしていいか解らなかった。
裕貴の濃厚なキスに少し力が抜けて、そして口が離れる。
「これが愛のあるキスだと思うけど」
私の目を見ていった。
「ど、ど、どいういことですか?」
少し怒りがある声で遠山さんは言い出した。
「そ、そんな今来た人にキスするなんて…」
「来たのはたまたまだけど、この人は私の恋人だから」
「え?」
「君がどんなに誘惑しようが、何しようが君を抱きたいと思ったことはない。抱きたいのはこの人だけ」
「ちょ、ちょっと…」
会社でキスって…、しかも抱くとかって…
「こ、この人確かこの間中途で入った人じゃ…」
「そそ。でもそれ以前に俺の恋人だから」
「裕貴さんよりかなり年上ですよね?」
「それが何か?」
「そんな、年増な普通の人…」
年増…、まぁそうだけど。
ってか、普通って…
確かにもう少しで36になるしってか何でこんなことろで私ここに居るのよ。辛すぎる。
「それ、失礼じゃない?私の恋人にそういうこと…」
そう言って遠山さんを見た。
「私のことは何言われてもいい。けど私の恋人を失礼な言い方するのは辞めて頂きたい」
「そ、そんな…」
「さっきも言ったけど、これ以上こういうことあったら、本当に処罰しますから」
そう言って私に腰を添えて会議室を後にした。
「…ごめん。油断した」
「…」
「家帰ったら話したい。終わったら家にきて」
そう言って裕貴は、自分の部屋に戻ると言って取締室に戻っでいった。
勿論仕事に集中できず、すぐに家に行った。
既に裕貴のが先に帰宅していて
「可奈美…、ごめん。」
怒るに怒れない。
「彼女とはそういう関係…」
「ないよ!あのキスだって相談したいことがあると言われて、会議室に入ってスキを狙ってキスされた。以前1度似たようなことがあったんだけど、今後二度としないと約束をして変わらず秘書をお願いしてた」
「それで、次したら処罰って言ってたけど…」
「それな。会社としては彼女の秘書は高く評価している。次あったら…まぁもうな。とはいえ2度もこういうことあったので俺の秘書からは外すことになった。」
「…うん」
「ごめん」
裕貴なキスシーンを見るとは…凄い複雑。
浮気とかでなく無理矢理な勢いでされたとはいえ
「何度も言うけどほんと油断してた。最近はそんなさぶりもなく仕事に真剣にやってたのに。正直ショックだった。」
「裕貴…私は裕貴の…彼女でいいんだよね?」
「はぁ!?」
と、大声で言う。
「何言ってるの?そんなこと当たり前でしょ?…あんなの気にするな。負け惜しみだと思って入れいい。俺は誰よりも可奈美を愛してるし、可奈美しか女だと思ってない。」
「…裕貴。でも色々とさ、会食とかあるとさっきの子みたいに綺麗な子の方が同席しやす…」
「おい!!」
と言われてビクッとする。
「そんなの関係ないでしょ?同席だろうが何だろうが俺には…可奈美なんだよ」
「…でも何かのパーティーで同席したと」
「…あっ」
と、気がついて
「あれは、取引先が大阪だったんだ。配偶者&パーティー同席のパーティーだったんだが、流石に可奈美を大阪にな。まだ前の会社に在席してたし、かなり忙しかったし。パートナー居ない人は秘書とか同席させてた。だから仕事のパーティーとして出席をお願いした。」
「でも、きっとそれは彼女にとっては…」
「…そうだな。でも何度も特別な感情はなく仕事のパートナーとしてと言ってたんだが」
「遠山さんは、どうなるの?」
「常務の秘書になる」
あっ…、前一度あった
「気になる?」
「あれを見て気にならない方がおかしいよ」
「…だよな。俺も可奈美が他の人とキスをしたのを見たらおかしくなると思う。本当にごめん」
「私、信じていいんだよね?」
「…」
裕貴は言葉が詰まったようで
「…ごめん、そんなこと言わせるようにさせた俺が悪い」
「だって、思い出したら私…」
裕貴は抱きしめ
「ごめん、ごめんな」
何度思い出しても嫉妬に狂いそうな自分がいて、気持ちが落ち着かないでいた。
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