大好きな背中

詩織

文字の大きさ
上 下
2 / 30

酒の勢い!?

しおりを挟む
「あっ、そろそゴメン」

みどりが言い出した。

「あっ」

飲みとはいえども、みどりは最愛の旦那様が待っている。

時間をみたら22時半になりうとしてた。

「じゃ、また飲もう!」

「また、よろしく!」

そう言って解散した。

2人だと気兼ねなく飲むのもあって、そこそこの量を飲んでしまう。

ほどよく酔った感じにもなったが、いい歳なんで記憶がとかまでは、流石に気をつけてる

別々の電車なので、お店に出た時点で左右に別れ、私は1人で駅に向かった。

「あっ!」

信号待ちをして横をみたら

「あら」

さっきの、合コンの男性だった。

「今帰りですか?」

「ええ」

彼もほどよく酔ってる顔をしてる

「S駅です?」

「そうです」

「俺も同じです」

信号が変わり2人で歩き出す


しばらしくて

「ああいう場ってよくあるんです?」

ああいう場というのは、合コンのことだろう

「いえ、ここ暫くはなかったかな」

「俺もあまり得意ではなく、あまり参加しなくって、ほんと人数合わせで」

と、苦笑いしながら言った。

「あー、私もです。私みたいな年上の女が行っても困るだけだし」

「えっ!?」

と、少しビックリして言われたので

「え?」

と、返して彼の顔を見た。

「そんなことないでしょう。全然問題ないと思いますが」

「いやいや、若い人ばかりだったし、ホント場違いな気が…」

「そんなこと、ないですよ」

「全然問題ないし、俺はあの中で貴方が1番よかったですけど」

と、真顔で言われた。

「あっ、あや、あの、そんな気を使わなくっても」

「ホントですよ!」

そう言って立ち止まった。

「あのー」

何か少し考えてるような顔をしてた。

まわりは、駅に向かう人が多く、こんなことろで二人で立ち止まって邪魔になるだけで

「と、とりあえず歩きますか」

そう言って歩こうとしたら、

「ちょっ、ちょっと!」

腕を引っ張られ、横道に入って行った。

えっ!?なに?

訳も解らず引っ張られ、細い裏道みたいな所に入り


「自分は対象外とか思ってる?」

壁に押さえつけられて

「ちょっ」

そのままキスをされた。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

Sランクの年下旦那様は如何でしょうか?

キミノ
恋愛
 職場と自宅を往復するだけの枯れた生活を送っていた白石亜子(27)は、 帰宅途中に見知らぬイケメンの大谷匠に求婚される。  二日酔いで目覚めた亜子は、記憶の無いまま彼の妻になっていた。  彼は日本でもトップの大企業の御曹司で・・・。  無邪気に笑ったと思えば、大人の色気で翻弄してくる匠。戸惑いながらもお互いを知り、仲を深める日々を過ごしていた。 このまま、私は彼と生きていくんだ。 そう思っていた。 彼の心に住み付いて離れない存在を知るまでは。 「どうしようもなく好きだった人がいたんだ」  報われない想いを隠し切れない背中を見て、私はどうしたらいいの?  代わりでもいい。  それでも一緒にいられるなら。  そう思っていたけれど、そう思っていたかったけれど。  Sランクの年下旦那様に本気で愛されたいの。 ――――――――――――――― ページを捲ってみてください。 貴女の心にズンとくる重い愛を届けます。 【Sランクの男は如何でしょうか?】シリーズの匠編です。

不埒な一級建築士と一夜を過ごしたら、溺愛が待っていました

入海月子
恋愛
有本瑞希 仕事に燃える設計士 27歳 × 黒瀬諒 飄々として軽い一級建築士 35歳 女たらしと嫌厭していた黒瀬と一緒に働くことになった瑞希。 彼の言動は軽いけど、腕は確かで、真摯な仕事ぶりに惹かれていく。 ある日、同僚のミスが発覚して――。

逢いたくて逢えない先に...

詩織
恋愛
逢いたくて逢えない。 遠距離恋愛は覚悟してたけど、やっぱり寂しい。 そこ先に待ってたものは…

ハイスペックでヤバい同期

衣更月
恋愛
イケメン御曹司が子会社に入社してきた。

Perverse

伊吹美香
恋愛
『高嶺の花』なんて立派なものじゃない ただ一人の女として愛してほしいだけなの… あなたはゆっくりと私の心に浸食してくる 触れ合う身体は熱いのに あなたの心がわからない… あなたは私に何を求めてるの? 私の気持ちはあなたに届いているの? 周りからは高嶺の花と呼ばれ本当の自分を出し切れずに悩んでいる女 三崎結菜 × 口も態度も悪いが営業成績No.1で結菜を振り回す冷たい同期男 柴垣義人 大人オフィスラブ

腹黒上司が実は激甘だった件について。

あさの紅茶
恋愛
私の上司、坪内さん。 彼はヤバいです。 サラサラヘアに甘いマスクで笑った顔はまさに王子様。 まわりからキャーキャー言われてるけど、仕事中の彼は腹黒悪魔だよ。 本当に厳しいんだから。 ことごとく女子を振って泣かせてきたくせに、ここにきて何故か私のことを好きだと言う。 マジで? 意味不明なんだけど。 めっちゃ意地悪なのに、かいま見える優しさにいつしか胸がぎゅっとなってしまうようになった。 素直に甘えたいとさえ思った。 だけど、私はその想いに応えられないよ。 どうしたらいいかわからない…。 ********** この作品は、他のサイトにも掲載しています。

人生を諦めた私へ、冷酷な産業医から最大級の溺愛を。

海月いおり
恋愛
昔からプログラミングが大好きだった黒磯由香里は、念願のプログラマーになった。しかし現実は厳しく、続く時間外勤務に翻弄される。ある日、チームメンバーの1人が鬱により退職したことによって、抱える仕事量が増えた。それが原因で今度は由香里の精神がどんどん壊れていく。 総務から産業医との面接を指示され始まる、冷酷な精神科医、日比野玲司との関わり。 日比野と関わることで、由香里は徐々に自分を取り戻す……。

素直になっていいの?

詩織
恋愛
母子家庭で頑張ってたきた加奈に大きな転機がおきる。幸せになるのか?それとも…

処理中です...