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不幸を運ぶ女?
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それから数週間後、久々に樹理と飲みに約束をした。
信哉が追いかけて来てくれたこと、うちの両親に挨拶してくれたことだいたい話してた。
初めは、
「何?何かまた望みでもかなえたいわけ?」
と、やっぱり私と同じ考えだった。
でも昇級話を捨て、私を追いかけたことや、うちの両親に言ったことを伝えると
「イケメンは顔だけでなかったか。」
と言っていた。
「どお?吉本とは相変わらず?」
「うん、優しいよ。」
「そっか」
樹理も私がそういう付き合いしかないの知ってたので、迷ってることを理解してくていた。
「そういえばさ、この間細田と会ったっていてったでしょ?」
「うん」
「それで思い出したんだけど、あいつ不倫がバレたらしいよ」
「え?そなの?」
「うん、今泥沼なんだってさ」
「へぇ、そうなんだ」
「地獄に落ちろとか言ったんでしょ?だったらそれだったりして」
と笑いながら言う。
「え?」
まさか...
「その不倫がバレたのいつ頃?」
「ほんと最近だよ。2週間くらい前なんじゃないかな」
その時に会ってる。
「ま、まさか...」
「幸福を運ぶなら不幸もあったりね。まぁどっちにしても浮気した本人が悪いんだから」
「...まぁそうだね」
確かに、不倫した本人が悪い。
けど、まさかそれって関係あったら私って怖い人でない?
言うかどうしようか迷ったが、信哉に話してみた。
「それ、マジな話?」
「うん」
「まぁ細田さん女癖は昔から悪かったからな。さすがに結婚してなくなったと思ったが」
「やっぱり私、不幸の素質もあるのかな?」
「いや、それはたまたまでしょ?高田さんも言ってたんでしょ?どっちみち浮気した本人が悪いって」
「うん」
「じゃ、たまたまが重なったんじゃない?」
「そ、そだね」
たまたまだよな...っと思う。
誰にも言ってないけど、2つ思い当たることがある。
1つは中学生の時。
なんでか2人の男子からイジられてた。
あまりの辛さに一時期学校に行きたくなくなってた。
親も先生もなんで学校に行きたがらないのかと問いただされ、正直に話した。
その2人の男子はイジメなんかしてないっと言い張る。
だから結局学校に行くしかなかった。
そして、学校に行けばまたイジメが続く。
先生たちにチクったと言われ、無理やり河川敷に連れていかれ、木にロープでぐるぐる巻きにされた。
人通りが来ないので2日たっても私は見つからなかった。
警察の捜索願いなど、事がでかくなってた。
やっと発見されたとき、このロープでぐるぐる巻きしたのは男子2人仕業と言ったのに、彼らは自分でないという。しかもその家族もうちの子供がするわけないと言い張る。
結局また繰り返し。私は今度殺されるかもしれない。そして死んでも俺たちは殺してないと言うだろう。
「自分がしたことも認めないなんて大嘘つきじゃん。あんたたちなんか地獄に落ちろ!」
私は大声で2人に向かって叫んだ。
それをみた男子学生の母親は激怒して、うちの親を攻めまくった。
「なんでこっちが責められるんだ!ずっとイジメたのはお前たちだろ!」
私は男子学生の母親に向かっても睨みつけた。
私は頭がおかしい子だと言われる始末。
だが、しばらくして目撃者が発見され私を無理やり河川敷に連れて行った人見た人が見つかった。
そして彼らは、自白をし全てを告白。
その親は謝りにも来ない。
その男子学生2人のうち1人は交通事故にあったらしい。そして一時期生死を経験したとも。その親はPTAの役員だったので精神的に病んだとも聞いている。
もう1人の男子学生は、兄弟の大学推薦が決まってたのに今回のことで白紙になったと聞いてる。そしてその兄はショックのあまり失踪。男子学生は高校進学するも人を殺そうとしたことがあると噂され結局退学したとか。
もう1つは高校2年の時
友達の紹介でファミレスのバイトを始めた。
初めは皆優しく楽しかったが、時期に師弟関係がすごい煩いところだったと解る。
私は入ったばかりなので皆の舎弟だと言う。
その友達は一番下の舎弟になりたくなかったので私を紹介して入れたようで、友達は舎弟から卒業できたということだ。
私は皆のパシリで、靴磨、靴下まで履かせることを指示される始末。バイトを辞めるというと犯すとまで言われた。
3か月もやってて精神的にボロボロになり、学校も行けなくなってしまった。
そして、
「皆地獄に落ちればいい」
その数日後、そのバイトの店は放火にあった。
そのことで、もうバイトに行かなくなった数人が師弟関係の全てを社員に告白し、警察まで出動した。
私も被害者なので事情を聞かれ全てを話し、そして舎弟だった人数人と一緒に被害届を出した。
その後、詳しくは知らないがいい会社に就職が決まったのがダメになり、出所後は行方知れずと聞いてる。
私が「地獄に」と言うともしかして...っと、高校生の時思った。
信哉が追いかけて来てくれたこと、うちの両親に挨拶してくれたことだいたい話してた。
初めは、
「何?何かまた望みでもかなえたいわけ?」
と、やっぱり私と同じ考えだった。
でも昇級話を捨て、私を追いかけたことや、うちの両親に言ったことを伝えると
「イケメンは顔だけでなかったか。」
と言っていた。
「どお?吉本とは相変わらず?」
「うん、優しいよ。」
「そっか」
樹理も私がそういう付き合いしかないの知ってたので、迷ってることを理解してくていた。
「そういえばさ、この間細田と会ったっていてったでしょ?」
「うん」
「それで思い出したんだけど、あいつ不倫がバレたらしいよ」
「え?そなの?」
「うん、今泥沼なんだってさ」
「へぇ、そうなんだ」
「地獄に落ちろとか言ったんでしょ?だったらそれだったりして」
と笑いながら言う。
「え?」
まさか...
「その不倫がバレたのいつ頃?」
「ほんと最近だよ。2週間くらい前なんじゃないかな」
その時に会ってる。
「ま、まさか...」
「幸福を運ぶなら不幸もあったりね。まぁどっちにしても浮気した本人が悪いんだから」
「...まぁそうだね」
確かに、不倫した本人が悪い。
けど、まさかそれって関係あったら私って怖い人でない?
言うかどうしようか迷ったが、信哉に話してみた。
「それ、マジな話?」
「うん」
「まぁ細田さん女癖は昔から悪かったからな。さすがに結婚してなくなったと思ったが」
「やっぱり私、不幸の素質もあるのかな?」
「いや、それはたまたまでしょ?高田さんも言ってたんでしょ?どっちみち浮気した本人が悪いって」
「うん」
「じゃ、たまたまが重なったんじゃない?」
「そ、そだね」
たまたまだよな...っと思う。
誰にも言ってないけど、2つ思い当たることがある。
1つは中学生の時。
なんでか2人の男子からイジられてた。
あまりの辛さに一時期学校に行きたくなくなってた。
親も先生もなんで学校に行きたがらないのかと問いただされ、正直に話した。
その2人の男子はイジメなんかしてないっと言い張る。
だから結局学校に行くしかなかった。
そして、学校に行けばまたイジメが続く。
先生たちにチクったと言われ、無理やり河川敷に連れていかれ、木にロープでぐるぐる巻きにされた。
人通りが来ないので2日たっても私は見つからなかった。
警察の捜索願いなど、事がでかくなってた。
やっと発見されたとき、このロープでぐるぐる巻きしたのは男子2人仕業と言ったのに、彼らは自分でないという。しかもその家族もうちの子供がするわけないと言い張る。
結局また繰り返し。私は今度殺されるかもしれない。そして死んでも俺たちは殺してないと言うだろう。
「自分がしたことも認めないなんて大嘘つきじゃん。あんたたちなんか地獄に落ちろ!」
私は大声で2人に向かって叫んだ。
それをみた男子学生の母親は激怒して、うちの親を攻めまくった。
「なんでこっちが責められるんだ!ずっとイジメたのはお前たちだろ!」
私は男子学生の母親に向かっても睨みつけた。
私は頭がおかしい子だと言われる始末。
だが、しばらくして目撃者が発見され私を無理やり河川敷に連れて行った人見た人が見つかった。
そして彼らは、自白をし全てを告白。
その親は謝りにも来ない。
その男子学生2人のうち1人は交通事故にあったらしい。そして一時期生死を経験したとも。その親はPTAの役員だったので精神的に病んだとも聞いている。
もう1人の男子学生は、兄弟の大学推薦が決まってたのに今回のことで白紙になったと聞いてる。そしてその兄はショックのあまり失踪。男子学生は高校進学するも人を殺そうとしたことがあると噂され結局退学したとか。
もう1つは高校2年の時
友達の紹介でファミレスのバイトを始めた。
初めは皆優しく楽しかったが、時期に師弟関係がすごい煩いところだったと解る。
私は入ったばかりなので皆の舎弟だと言う。
その友達は一番下の舎弟になりたくなかったので私を紹介して入れたようで、友達は舎弟から卒業できたということだ。
私は皆のパシリで、靴磨、靴下まで履かせることを指示される始末。バイトを辞めるというと犯すとまで言われた。
3か月もやってて精神的にボロボロになり、学校も行けなくなってしまった。
そして、
「皆地獄に落ちればいい」
その数日後、そのバイトの店は放火にあった。
そのことで、もうバイトに行かなくなった数人が師弟関係の全てを社員に告白し、警察まで出動した。
私も被害者なので事情を聞かれ全てを話し、そして舎弟だった人数人と一緒に被害届を出した。
その後、詳しくは知らないがいい会社に就職が決まったのがダメになり、出所後は行方知れずと聞いてる。
私が「地獄に」と言うともしかして...っと、高校生の時思った。
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