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映画館での役割分担・前夜の駅から(全2話)
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【映画館での役割分担】~Life's~
アルスは放課後、カヤサと厚史の3人で映画を観に来ていた。
今日公開の映画なのだが、夕方ということもあってか結構な来場者がいた。
アルス「だいぶ賑わってんなぁ、ええ席取れるか?」
そう口にするアルスに、カヤサは「なんとも言えんでな、とりま並ぶか。」と言って、チケットを販売している受付の列を指差す。
アルス「せやな、早めに行っといた方がええね。」
そう言うとアルスは、カヤサと共に列へと向かう。
厚史「ちょっと待てよ、これ同時にポップコーンも買わねぇと間に合わないんじゃね?」
そう話す厚史に、2人はハッとする。
映画が始まるまで、残り15分である。
結構ギリギリに着いた俺達は、間に合うかどうかの瀬戸際に立たされていた。
カヤサ「確かに...受付でグダられたりでもしたら長引くもんな」
そう言って少し考えると、カヤサは顔を上げる。
カヤサ「そしたらアルスと厚史で、ポップコーンとジュースを買ってきてくれ!俺は3人分のチケットを買って来るからな!」
そう提案すると、アルスは「了解、味とかメッセージで送ってもらえたらそれにするわ。」と返事をし、それにカヤサは「分かったぜ!なるべく早く決めるわ!」と言って列へと向かう。
厚史「頼んだぞカヤサ!」
彼の背中に向けてそう声を上げると、今度はアルスに「よし、じゃあこっちもこっちで買ってくるか!」と言う。
アルス「おうよ、役割分担なんて粋なこと考えるやん。」
そう話すと厚史は得意げになって「まあな!」と応えた。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【前夜の駅から】~四元戦士の理~
18時頃の都会街の駅、キャリーバッグを持ったカツキとマリンは改札を抜けると、タクシー乗り場へと向かった。
明日はこの街を観光する予定で、今は旅行の為に予約しておいたホテルにチェックインをしに行くところだ。
広い道を2人で並んで歩き進み、駅の外にあるタクシー乗り場へと到着した。
ちょうど停まってるタクシーの運転手に声を掛け、2人は荷物をトランクに載せてタクシーに乗り込む。
行き先であるホテルの名前を伝えると、タクシーは経路を設定して出発した。
運転手とはその道中、この街の名物や観光名所についての話に花を咲かせていた。
調べた時に出てきたものや、あまり聞き馴染みのないならではのものまで、色々教えてくれた。
ホテルに到着をすると、カツキはお礼を言ってタクシーを見送った。
ここで知れた情報を取り入れ、明日の旅行を楽しもうとマリンに話す。
すると彼女も、ニコッと笑って頷いた。
アルスは放課後、カヤサと厚史の3人で映画を観に来ていた。
今日公開の映画なのだが、夕方ということもあってか結構な来場者がいた。
アルス「だいぶ賑わってんなぁ、ええ席取れるか?」
そう口にするアルスに、カヤサは「なんとも言えんでな、とりま並ぶか。」と言って、チケットを販売している受付の列を指差す。
アルス「せやな、早めに行っといた方がええね。」
そう言うとアルスは、カヤサと共に列へと向かう。
厚史「ちょっと待てよ、これ同時にポップコーンも買わねぇと間に合わないんじゃね?」
そう話す厚史に、2人はハッとする。
映画が始まるまで、残り15分である。
結構ギリギリに着いた俺達は、間に合うかどうかの瀬戸際に立たされていた。
カヤサ「確かに...受付でグダられたりでもしたら長引くもんな」
そう言って少し考えると、カヤサは顔を上げる。
カヤサ「そしたらアルスと厚史で、ポップコーンとジュースを買ってきてくれ!俺は3人分のチケットを買って来るからな!」
そう提案すると、アルスは「了解、味とかメッセージで送ってもらえたらそれにするわ。」と返事をし、それにカヤサは「分かったぜ!なるべく早く決めるわ!」と言って列へと向かう。
厚史「頼んだぞカヤサ!」
彼の背中に向けてそう声を上げると、今度はアルスに「よし、じゃあこっちもこっちで買ってくるか!」と言う。
アルス「おうよ、役割分担なんて粋なこと考えるやん。」
そう話すと厚史は得意げになって「まあな!」と応えた。
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【前夜の駅から】~四元戦士の理~
18時頃の都会街の駅、キャリーバッグを持ったカツキとマリンは改札を抜けると、タクシー乗り場へと向かった。
明日はこの街を観光する予定で、今は旅行の為に予約しておいたホテルにチェックインをしに行くところだ。
広い道を2人で並んで歩き進み、駅の外にあるタクシー乗り場へと到着した。
ちょうど停まってるタクシーの運転手に声を掛け、2人は荷物をトランクに載せてタクシーに乗り込む。
行き先であるホテルの名前を伝えると、タクシーは経路を設定して出発した。
運転手とはその道中、この街の名物や観光名所についての話に花を咲かせていた。
調べた時に出てきたものや、あまり聞き馴染みのないならではのものまで、色々教えてくれた。
ホテルに到着をすると、カツキはお礼を言ってタクシーを見送った。
ここで知れた情報を取り入れ、明日の旅行を楽しもうとマリンに話す。
すると彼女も、ニコッと笑って頷いた。
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