284 / 328
スリーブとスリープ・照り焼きチキン弁当の回(全2話)
しおりを挟む
【スリーブとスリープ】~ナタモチ~
美浦は休み時間、消しゴムとにらめっこをしていた。
美優「なにかあったの?」
そのわけを知りたくなった美優は、彼女にそう尋ねた。
美浦「スリーブを切りたいんだけどね、どの長さで切ろうかなって。」
そう言って美浦は、手に持っていた消しゴムを見せる。
よく見るとスリーブの端には、切るための線引きがいくつもしてあった。
美優「け、消しやすいところでいいんじゃないかなぁ。」
苦笑いを浮かべながらそう言うが、彼女には謎のこだわりがあるようで...。
美浦「だめ!何事にも最初が肝心なの!見た目が良ければ気分も高まるでしょ!」
こうも熱弁する理由が、なにかあるのだろうか。
美浦「というのは朝の占いでやってた!」
やはりそうでしたか。
彼女の言うその占いというのは、きっと朝の情報番組の占いコーナーで言ってたことだろう。
得た情報を早速実践するというのは...まあいいことだろう。
美優「でも美浦、いつも授業中寝てたりするでしょ?」
それを聞いた美浦は少し考えると、口を開いた。
美浦「...そっか、じゃあいっか。」
そう言って消しゴムからケースを外すと、なんの躊躇いもなくはさみで切り離した。
今の一言でなにを納得したのか、はたまた先程までのこだわりはどこへ行ってしまったのか。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【照り焼きチキン弁当の回】~アルスの日常~
サトシは放課後、近くのスーパーへと寄り道をしていた。
弁当コーナーで、初めて目にするものを発見したサトシは、なんの迷いもなくその弁当に手を伸ばした。
それは照り焼きチキンが豪快に乗ったもので。
価格も他と比べて若干安いようだが、その分容器は小さく量が少なめといったところだった。
会計を済ませると、駐輪場の近くにあるベンチに座って早速ありついた。
...うん、普通に美味いわ。
甘めのタレで味付けされており、肉も柔らかくて食べやすい。
量は少ないが、味は全然良かった。
殻になった容器をしまい、サトシはスーパーをあとにする。
食べ始めてから立ち去るまでの時間、わずか1分であった。
美浦は休み時間、消しゴムとにらめっこをしていた。
美優「なにかあったの?」
そのわけを知りたくなった美優は、彼女にそう尋ねた。
美浦「スリーブを切りたいんだけどね、どの長さで切ろうかなって。」
そう言って美浦は、手に持っていた消しゴムを見せる。
よく見るとスリーブの端には、切るための線引きがいくつもしてあった。
美優「け、消しやすいところでいいんじゃないかなぁ。」
苦笑いを浮かべながらそう言うが、彼女には謎のこだわりがあるようで...。
美浦「だめ!何事にも最初が肝心なの!見た目が良ければ気分も高まるでしょ!」
こうも熱弁する理由が、なにかあるのだろうか。
美浦「というのは朝の占いでやってた!」
やはりそうでしたか。
彼女の言うその占いというのは、きっと朝の情報番組の占いコーナーで言ってたことだろう。
得た情報を早速実践するというのは...まあいいことだろう。
美優「でも美浦、いつも授業中寝てたりするでしょ?」
それを聞いた美浦は少し考えると、口を開いた。
美浦「...そっか、じゃあいっか。」
そう言って消しゴムからケースを外すと、なんの躊躇いもなくはさみで切り離した。
今の一言でなにを納得したのか、はたまた先程までのこだわりはどこへ行ってしまったのか。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【照り焼きチキン弁当の回】~アルスの日常~
サトシは放課後、近くのスーパーへと寄り道をしていた。
弁当コーナーで、初めて目にするものを発見したサトシは、なんの迷いもなくその弁当に手を伸ばした。
それは照り焼きチキンが豪快に乗ったもので。
価格も他と比べて若干安いようだが、その分容器は小さく量が少なめといったところだった。
会計を済ませると、駐輪場の近くにあるベンチに座って早速ありついた。
...うん、普通に美味いわ。
甘めのタレで味付けされており、肉も柔らかくて食べやすい。
量は少ないが、味は全然良かった。
殻になった容器をしまい、サトシはスーパーをあとにする。
食べ始めてから立ち去るまでの時間、わずか1分であった。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる