毎日!アルスの日常366

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待ち時間と置き去りの回・インパクトのあるシルエット(全2話)

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【待ち時間と置き去りの回】~アルスの日常~

近藤はコンビニで買ったカップ焼きそばにお湯を注ぐと、出来上がるまでの待ち時間に入った。

サトシ「それ何分や」

菓子パンを食べていたサトシがそう尋ね、近藤は「3分だな!ちょっと早めだから助かるぜ!」と答える。
それを聞いたサトシは頷くと、隣で弁当を食べるカヤサと厚史に声を掛けた。

サトシ「はよ食い終えて体育館行こうぜ」すると2人は「おう!」と返事をして、残り僅かだった弁当をかっ込む。

近藤「おい俺を置いてこうとするな!」

そう声を上げると、サトシは菓子パンの袋を丸めてこちらへと投げてくる。

サトシ「それ捨てといてや」

そう言って席を外す彼に、近藤は「自分で捨てろ!」と返した。



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



【インパクトのあるシルエット】~四元戦士の理~

サトシは放課後、友人との待ち合わせのために家を出てある場所へと向かっていた。
その道中、馴染みのある2人組が前から歩いてきた。

カツキ「あ!サトシ~!」

大きく手を振ると彼女は、一緒に歩いていたマリンを置いてこちらへと駆け寄る。
マリンもニコニコしながら、ゆっくりとこちらへと歩いて向かっていた。

サトシ「なんや、今から帰りか?」

そう尋ねるとカツキは「うん!おつかい頼まれてたから、ちょっと寄り道してて!」と言って、背負っていたリュックを見せる。

その口からは、長い大根がはみ出ていた。

サトシ「なんやと思ったら大根かよ」

インパクトのある見た目に物を言うと、カツキは「袋に入らなくてさ~」と舌を出して答える。

サトシ「追試でも受けとるんかと思ったわ」

そう呟くと、サトシは「またな」と言って歩を進める。

カツキ「どこか行くの?」

そう尋ねるとサトシは振り返り「連れと飯」と手短に答える。
そんな彼にカツキは「そっか!じゃあまたね!」と別れを告げ、それぞれの向かう先へと歩を進めた。
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