毎日!アルスの日常366

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空は合わずも合い傘の回・五等の同音異義語・旅行の誘い(全3話)

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【空は合わずも合い傘の回】~アルスの日常~

エルは朝、アルスと同じ傘に入って通学路を歩いていた。
彼女は嬉しそうにしているが、アルスは苦笑いを浮かべていた。

アルス「雨降ってないんやけどなぁ」



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【五等の同音異義語】~電脳戦士の理~

カヤサ「え!?お前らも昨日あの商店街に来てたのか!」

休み時間、教室にはカヤサの声が響いていた。

茉愛「そう!それでね、たまたま福引きがあったんだけど、リーテ君が3回分も回させてくれたんだ~!」

隣に立つリーテに「ね!あの時はありがと~!」と笑顔で言うと、彼は微笑みながら「うん、おかげでいいこともあったからね。」と口にする。

厚史「お、いいことってなんだ?」

そう尋ねる厚史に、茉愛は得意気に言った。

茉愛「なんと!福引きで一等が当たったんだ~!」

腰に手を当て、胸を張ってそう話す茉愛に、カヤサと厚史は口を揃えて「すげー!!」と歓声を上げた。

厚史「俺達も何回か回したけど、最高でも4等だったぞ!」

そう言う厚史に、カヤサが口を開いた。

カヤサ「こいつ全部5等だったんだぜ?もう後藤に改名しろよって思ったわ。」
厚史「それ全国の後藤に失礼だろ!」

それを聞いたリーテは茉愛の方を向いて「面白いこと言う人達だね」と苦笑いを浮かべる。

茉愛「じゃあ私は伊藤さんかな~!」

それにノッた茉愛もそんな冗談を言って、リーテはますます苦笑した。



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【旅行の誘い】~四元戦士の理~

カツキとマリンは今度の週末、プチ旅行を計画していた。

休み時間は、そのことについての話題で持ちきりだった。

クルト「...それで、なんで僕まで行くことになってるんだよ。」

柱にもたれかかり、腕を組みながらそう尋ねるクルト。
どういうわけか、彼はそのプチ旅行に誘われていた。

カツキ「せっかくだし行こうよ!ほら、パーっと!」

両手を広げ、カツキは笑ってそう言った。

しかしクルトはため息をつくと「いいよパスで、2人で行ってきなよ。」と返事をしてその場を離れる。

カツキ「え~!もう、釣れないなぁ!」

唇を尖らすカツキに、クルトは「別に嫌ってわけじゃないけどさ」と補足しておいた。

カツキ「そう?じゃあまた、今度は行こうね!」

そう話すカツキに、クルトは「考えとく」とだけ言い残してその場を去った。
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