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夏の一句・ツーリングの合間にて(全2話)
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【夏の一句】~ナタモチ~
隼士「今日は語呂合わせで俳句の日だな!」
部活の休憩時間、唐突に隼士がそう話を切り出す。
カゲ「なら一句詠んでみるか」
そう提案するカゲだが、サトシは携帯をいじりながら「勝手にやっとけ」と呟く。
興味を示さないサトシにカゲは「一番上手いのには賞品が贈られるぞ」と耳打ちすると、彼は「仕方ねぇな」とノり気になった。
なんて分かりやすいのでしょう。
隼士「じゃあカゲから言ってくか」
そう言うとカゲは「いいのか?初っ端から高クオリティだぞ?」と念を押す。
あまりの早さにサトシは「もう浮かんだのかよ」と思わず口に出してしまった。
それに対してカゲはニヤリと笑みを浮かべると、咳払いをして注目を集めた。
カゲ「ああ暑い、マジで暑いよ、ああ暑い。」
サトシ「お前ホンマ帰れや」
期待したのがバカだった。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【ツーリングの合間にて】~Life's~
ある土地で、2人はツーリングをしていた。
前を走るバイクの合図から、その先に見えるコンビニへと立ち寄るのが汲み取れた。
バイクを停めると、前を走っていたクレがヘルメットを外す。
ヘアゴムを解くとポニーテールが崩れ、長い髪が風でなびいていた。
後ろを走っていた私もヘルメットを外すと、彼女の隣まで歩み寄る。
パルムース「なにか用事でも?」
そう尋ねると、クレは「長いこと走ってたから、少し休憩でもしようかなって!」と答える。
優しい笑みを浮かべるクレに、私は小さく「...そう」とだけ呟き頷いた。
フックにヘルメットを掛け、コンビニの自動ドアを通る。
クレ「なに飲もうかな~!」
後ろから駆けつけたクレが、私の隣を歩きながらそう口にする。
クレ「パルちゃんはなににするの?」
パルムース「私はコーヒーでいいかな」
彼女の問いかけに答えながら、私は一直線に缶コーヒーが並ぶ棚へと向かう。
そして黒色の缶コーヒーを手に取り、すぐ隣にあるレジにそのまま移した。
クレ「そっかブラック飲めるんだったね!すごいすごい!」
彼女のことを褒めながら、クレは「私はこれ~!甘いのがいい!」と言ってカフェオレの小型ペットボトルを手にする。
パルムース「一緒に払ってあげる、ここ置きな。」
そう言うとクレは「いいの~!?やった~!」と喜んだ。
クレ「次は私の番だね!なにがいいかな、クレープ?アイス?フラペチーノ?」
パルムース「甘いものばかりだね」
隼士「今日は語呂合わせで俳句の日だな!」
部活の休憩時間、唐突に隼士がそう話を切り出す。
カゲ「なら一句詠んでみるか」
そう提案するカゲだが、サトシは携帯をいじりながら「勝手にやっとけ」と呟く。
興味を示さないサトシにカゲは「一番上手いのには賞品が贈られるぞ」と耳打ちすると、彼は「仕方ねぇな」とノり気になった。
なんて分かりやすいのでしょう。
隼士「じゃあカゲから言ってくか」
そう言うとカゲは「いいのか?初っ端から高クオリティだぞ?」と念を押す。
あまりの早さにサトシは「もう浮かんだのかよ」と思わず口に出してしまった。
それに対してカゲはニヤリと笑みを浮かべると、咳払いをして注目を集めた。
カゲ「ああ暑い、マジで暑いよ、ああ暑い。」
サトシ「お前ホンマ帰れや」
期待したのがバカだった。
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【ツーリングの合間にて】~Life's~
ある土地で、2人はツーリングをしていた。
前を走るバイクの合図から、その先に見えるコンビニへと立ち寄るのが汲み取れた。
バイクを停めると、前を走っていたクレがヘルメットを外す。
ヘアゴムを解くとポニーテールが崩れ、長い髪が風でなびいていた。
後ろを走っていた私もヘルメットを外すと、彼女の隣まで歩み寄る。
パルムース「なにか用事でも?」
そう尋ねると、クレは「長いこと走ってたから、少し休憩でもしようかなって!」と答える。
優しい笑みを浮かべるクレに、私は小さく「...そう」とだけ呟き頷いた。
フックにヘルメットを掛け、コンビニの自動ドアを通る。
クレ「なに飲もうかな~!」
後ろから駆けつけたクレが、私の隣を歩きながらそう口にする。
クレ「パルちゃんはなににするの?」
パルムース「私はコーヒーでいいかな」
彼女の問いかけに答えながら、私は一直線に缶コーヒーが並ぶ棚へと向かう。
そして黒色の缶コーヒーを手に取り、すぐ隣にあるレジにそのまま移した。
クレ「そっかブラック飲めるんだったね!すごいすごい!」
彼女のことを褒めながら、クレは「私はこれ~!甘いのがいい!」と言ってカフェオレの小型ペットボトルを手にする。
パルムース「一緒に払ってあげる、ここ置きな。」
そう言うとクレは「いいの~!?やった~!」と喜んだ。
クレ「次は私の番だね!なにがいいかな、クレープ?アイス?フラペチーノ?」
パルムース「甘いものばかりだね」
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