毎日!アルスの日常366

星月

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清明の不純・幸せの豆大福(全2話)

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【清明の不純】~ナタモチ~

隼士は美優に招かれ、彼女の部屋に訪れていた。

やっぱり女の子の部屋は、何度来ても落ち着けないな。
それもましてや...。

美優「お茶かコーヒー、どっちがいいかな?」

1階のリビングへ向かおうと部屋を出た美優は、扉の隙間から顔を覗かせてそう尋ねる。

隼士「そ、そうだな...お茶で頼む。」

そう答えると美優は「了解!」と言って、再びリビングへと向かった。

彼女の部屋に1人残された隼士は、ソワソワと何度も姿勢を変える。
部屋には美優の髪と同じ、あの甘い香りが漂っている。

ああ、思いっきり深呼吸したい。
いや、それは流石にキモすぎるか。

といいつつもゆっくりと息を吸い始め...。

美優「お待たせ~隼士君!」

その時、突然美優が現れた。

トレイにお茶の入ったコップを乗せ、こぼさないよう慎重に歩いていたようで。
俺が気付かないうちにここまで来ていたというわけだ。

驚きのあまりむせ返ると、美優は「え!?どうしたの、大丈夫!?」と声を上げた。
テーブルにトレイを置いて、心配そうに隼士に駆け寄る。

いや、多分本気で心配してるな。

これは己の愚行を恨むべきだろう。



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



【幸せの豆大福】~電脳戦士の理~

サトシの家へ遊びに来ていたリリー。
お土産として持ってきた豆大福を2人で食べていた。

サトシ「普通に美味いな」

そう呟くサトシにリリーは「でしょお~、これすきなんだぁ~。」と言って嬉しそうに笑う。

リリー「これを食べると幸せな気分になるんだぁ~」

そう話すとサトシは「単純なやつ」と呟き、また一つ豆大福に手を伸ばした。

リリー「今笑ったでしょお~、お顔をよく見せてよぉ。」
サトシ「笑ってねぇよ」
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