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不器用な別れ・打ち上げのお寿司(全2話)
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【不器用な別れ】~四元戦士の理~
カツキは荷物をまとめると、マリンと共に教卓へと向かう。
教卓には、1年間このクラスの担任を受け持った浜瀬先生が立っていた。
いつものように、様々な書類やプリントをファイルに挟みながら、黙々と作業をしている。
カツキ「今日でお別れだね~、なんだか寂しいよ!」
浜瀬先生の隣に立ち、腕に抱きつくカツキ。
そんな私に目もくれず、「最後の最後まで邪魔してくるんだな」と少しうっとうしそうに呟く。
カツキ「そう言って、本当は寂しいんじゃないの~?」
ニヤニヤする私に、浜瀬先生は「どちらかと言うと開放感が勝る」とぶっきらぼうに返した。
カツキ「またまた~、そう言って照れ隠ししてるんじゃないの~?」
更におちょくるが、そんな私を遂に無視し始めた。
カツキ「ふゅーちゃんも!2年もありがとね~!」
浜瀬先生と共に2年間、副担任を務めた神崎先生。
カツキの言葉を聞いて「は、はい!またどこかで教えられたらいいですね!」と、目を潤わせながら言葉を紡いだ。
ふと廊下を見やると、他クラスの友達が顔を覗かせている。
それに気が付いた私は...。
カツキ「じゃ!このあと打ち上げあるからこの辺で!ばいば~い!」
笑みを浮かべると先生達に手を振り、マリンと共に廊下へと向かって歩き始めた。
神崎先生「...今日は寄り道のこと、言わないのですね。」
そう微笑みかけると、浜瀬先生は「今日くらいは許しておいてやるんだ」と呟く。
この人の不器用らしさが見て取れた。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【打ち上げのお寿司】~Life's~
終業式が終わると、アルス達は近場の回転寿司へと来ていた。
厚史「よーし食うぞ食うぞ!じゃんじゃん頼めよ!」
そう言って、回りゆく寿司を次々とテーブルへと取り出していく。
アルス「お、あの玉子取ってくんね?」
そう言うとカヤサは「任せろ」と言って、1皿取ってくれた。
エル「カヤサ君、パネル取って~!」
通路側にいたエルは、レーン側に座るカヤサのそばに置いてあるパネルを指し示す。
それを受け取ると、正面に座るクレと飛鳥の3人で選び始めた。
クレ「デザートなにがあるかな~!」
飛鳥「早速それ?」
カツキは荷物をまとめると、マリンと共に教卓へと向かう。
教卓には、1年間このクラスの担任を受け持った浜瀬先生が立っていた。
いつものように、様々な書類やプリントをファイルに挟みながら、黙々と作業をしている。
カツキ「今日でお別れだね~、なんだか寂しいよ!」
浜瀬先生の隣に立ち、腕に抱きつくカツキ。
そんな私に目もくれず、「最後の最後まで邪魔してくるんだな」と少しうっとうしそうに呟く。
カツキ「そう言って、本当は寂しいんじゃないの~?」
ニヤニヤする私に、浜瀬先生は「どちらかと言うと開放感が勝る」とぶっきらぼうに返した。
カツキ「またまた~、そう言って照れ隠ししてるんじゃないの~?」
更におちょくるが、そんな私を遂に無視し始めた。
カツキ「ふゅーちゃんも!2年もありがとね~!」
浜瀬先生と共に2年間、副担任を務めた神崎先生。
カツキの言葉を聞いて「は、はい!またどこかで教えられたらいいですね!」と、目を潤わせながら言葉を紡いだ。
ふと廊下を見やると、他クラスの友達が顔を覗かせている。
それに気が付いた私は...。
カツキ「じゃ!このあと打ち上げあるからこの辺で!ばいば~い!」
笑みを浮かべると先生達に手を振り、マリンと共に廊下へと向かって歩き始めた。
神崎先生「...今日は寄り道のこと、言わないのですね。」
そう微笑みかけると、浜瀬先生は「今日くらいは許しておいてやるんだ」と呟く。
この人の不器用らしさが見て取れた。
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【打ち上げのお寿司】~Life's~
終業式が終わると、アルス達は近場の回転寿司へと来ていた。
厚史「よーし食うぞ食うぞ!じゃんじゃん頼めよ!」
そう言って、回りゆく寿司を次々とテーブルへと取り出していく。
アルス「お、あの玉子取ってくんね?」
そう言うとカヤサは「任せろ」と言って、1皿取ってくれた。
エル「カヤサ君、パネル取って~!」
通路側にいたエルは、レーン側に座るカヤサのそばに置いてあるパネルを指し示す。
それを受け取ると、正面に座るクレと飛鳥の3人で選び始めた。
クレ「デザートなにがあるかな~!」
飛鳥「早速それ?」
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