毎日！アルスの日常366

雑収納の回・食堂へ赴く(全2話)

【雑収納の回】～アルスの日常～

アルスはゲーム機器のジャンク品を買い集めるのが趣味である。
しかし、ふとそのジャンク品達が入っているケースを覗くと、かれやこれやが無造作に放り入れられているのが分かった。

様々なハードのカセットケースやコード類が散りばめられ、色々と混合している。
最初の方こそ綺麗に並べていたのだが、いつのしかこんなにもごちゃごちゃな状態になってしまっていた。

今狙ってる物達を買い揃えたら、いよいよ収納スペースが無くなってしまう。
そう思ったアルスは、遂に棚を買うことにした。

とりあえず、棚を買うまではこのケースで耐えよう。



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【食堂へ赴く】～電脳戦士の理～

夕暮れ時、作業を終えたパルムースは塔を降り立ち、食堂へと足を踏み入れる。
普段は自分の部屋で食事を摂るのだが...。

ミヤコ『パルムース様、今宵の晩餐は特別だそうですよ。私も向かいますので、是非ご一緒にどうでしょうか。』

昼食を運んできた際、ミヤコがそう告げてきたのだ。

彼女曰く、今日のこの食堂には普段よりも多くの人が集まるようだ。

パルムース「...大人数での食事はあまり好まないんだが...」

なんてことを呟く私だが、ちょうど作業がキリのいいところで終わった。
それに、せっかくミヤコが誘ってきたことだし、久々に顔を出すとするか。

そう思って食堂へと赴いた。

ミヤコ「パルムース様！来てくださったのですね！」

こちらに気が付いたミヤコが、運んでいた料理を並べ終えると私の元へと駆け寄ってくる。

パルムース「手が空いたからね、たまにはここで摂ろうと思ったから。」

嬉しそうな表情を浮かべるミヤコの横をすり抜け、厨房を覗きながら「席はどこだい」と尋ねる。
ミヤコは「ご案内します！こちらです！」と言って私を招く。

その向かう先を目にし、私はなんとなく場所を察した。

パルムース「あの目立つ椅子のとこではないよね？」
ミヤコ「いえ！あちらです！」

学校の教室でいう、教卓がある位置に設置された大きなテーブルと2つの椅子。
よりによってそこなのか、なんだか嫌な予感がする。

パルムース「...隣は誰だい」

顔をひきつらせながら尋ねると、ミヤコは「ガスター様です！」と答えた。
ガスターの名を耳にするとパルムースは「気が変わった、部屋に運んできてくれないか。」と言って、その場を立ち去ろうとする。

ミヤコ「お待ち下さいパルムース様ぁ～！！」