毎日！アルスの日常366

ネタバレ・新作ゲームを買いに行こう(全2話)

【ネタバレ】～四元戦士の理～

マリンと一緒に教室へと向かっていたカツキは、教室の扉を開けるとクラスメイト達に「おっはよ～！」と元気よく挨拶をした。

サトシ「朝からうるせぇな」

自分の席につき、なにかを操作しているサトシ。
悪態をつく彼の元へ、カツキは鞄を持ったまま駆け寄る。

カツキ「なにしてるの～？」

両手で肩を掴み、後ろから彼の手元を覗き込む。
するとサトシは、操作していたゲーム機の画面を見せてきた。

それを目にした瞬間、カツキは「わ～！！なんで見せるの、このばかちん！」と声を上げながらサトシの頭を軽く叩いた。

彼がプレイしていたのは、今日発売の新作ゲームであった。

サトシ「てめぇがまず見てきたんだろ」

そんな彼女を気にすることなく、サトシは平然とゲームを進める。

浜瀬先生「カツキ、暴力はよくないぞ。」

教卓で作業をしていた、浜瀬先生。
注意をされたカツキは、頬を風船のように膨らませる。

カツキ「だってネタバレしてくるんだもん！」
サトシ「ちげーて、勝手に見てきたんだっつってんだろ。」

指を差しながら反論するカツキに、サトシはその言い分をすぐさま否定した。

浜瀬先生「前提としてだが、そもそもゲーム機自体がアウトだろ。」

これは正論です。
近くで様子を見ていたマリンも静かにうんうんと頷いていた。



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【新作ゲームを買いに行こう】～Life's～

放課後になるとクレは、3組の教室へと向かった。

クレ「カッちゃ～ん！帰ろ～！」

扉を開けるとクレは、一緒にゲームを買いに行く約束をしていたカツキを呼び出した。

カツキは「ちょっと待ってて～！」と言って、急いで荷物をまとめる。
鞄を持つと、教室の扉の前で待つクレの元まで駆け付けた。

カツキ「お待たせ！行こ行こ～！」

2人は肩を並べ、廊下を進む。
校門を抜け、近所のゲームショップを訪れた。

新作ソフトが並ぶコーナーへ向かうと、そこには今日発売のゲームソフトが綺麗に並べてあった。
ソフトを手に取り会計を済ませると、2人は店を出て帰路に着く。

カツキ「やっとできる！楽しみ～！」

目を輝かせるカツキの横顔を眺めていた私は「帰ったら一緒にやろうね～！」と口にする。
すると彼女も「ね～！今日はオールしちゃお～！」と張り切っていた。