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お餅のお裾分けの回・コーラを振るだけ(全2話)
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【お餅のお裾分けの回】~アルスの日常~
教室に着くとアルスは、窓辺に集まるクラスメイト達と談笑していた。
そこへエルが「おはよう!」と挨拶をしながらやってきた。
クレ「おはよ~エルちゃん!...それは?」
エルと顔を合わせたクレが、彼女の手に持つ保冷バッグに気付く。
視線を落としながら、それがなんなのかを尋ねる。
エルは保冷バッグを開けると、中から2つのタッパーを取り出し机に置いた。
エル「昨日ぼた餅作りすぎちゃって、よかったらみんなも食べて!」
そう言うと、カヤサと厚史は目を合わせたのちに、声を揃えて「マジで!?」と歓喜した。
クレ「わ~いありがと~!いただきま~す!」
エルが蓋を開けると、早速クレが1個掴み取る。
ぼた餅を頬張るクレの横顔を見ながら、藍夏は「あんた昨日も食べたんじゃなかったっけ?」と呟く。
クレ「これはいくつ食べても美味しいから~!」
そう言って、笑顔を貼り付けたままぼた餅を食べ進めた。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【コーラを振るだけ】~Life's~
厚史は昼休み、中庭でコーラを振っていた。
アルス「これは威力凄まじいやろな」
ベンチに座り、その様子を見ていたアルス。
開栓後の事態を想定し、あまり近くにいないようにしていた。
カヤサ「おもろそうだけど、普通にもったいないねぇな。」
厚史「大丈夫だ、これお前のだから!」
ボトルのキャップに手を掛けたところで、衝撃の事実を口にする厚史。
カヤサ「...は!?今俺が買ったやつ!?」
慌てて厚史を止めようとするが、それも遅かった。
ボトルの蓋を捻ると、中のコーラが勢いよく吹き出し...。
カヤサ「お前~!!...あれ?」
想像していたことは起きず、地味に泡が溢れ出てくるだけだった。
厚史「お前のではあるが、ずっと前からロッカーに眠ってたやつだ。」
再び蓋を閉めると、そのコーラをカヤサにパスした。
カヤサ「そういやいつだっけな、飲みかけのまま入れてたわ。」
それを思い出すと、カヤサは安心した。
カヤサ「...で、俺のさっき買ったやつは?」
そう尋ねると、アルスが隠していたコーラを取り出し掲げた。
アルス「振ってええ?」
カヤサ「あかんに決まっとるやろ!!」
教室に着くとアルスは、窓辺に集まるクラスメイト達と談笑していた。
そこへエルが「おはよう!」と挨拶をしながらやってきた。
クレ「おはよ~エルちゃん!...それは?」
エルと顔を合わせたクレが、彼女の手に持つ保冷バッグに気付く。
視線を落としながら、それがなんなのかを尋ねる。
エルは保冷バッグを開けると、中から2つのタッパーを取り出し机に置いた。
エル「昨日ぼた餅作りすぎちゃって、よかったらみんなも食べて!」
そう言うと、カヤサと厚史は目を合わせたのちに、声を揃えて「マジで!?」と歓喜した。
クレ「わ~いありがと~!いただきま~す!」
エルが蓋を開けると、早速クレが1個掴み取る。
ぼた餅を頬張るクレの横顔を見ながら、藍夏は「あんた昨日も食べたんじゃなかったっけ?」と呟く。
クレ「これはいくつ食べても美味しいから~!」
そう言って、笑顔を貼り付けたままぼた餅を食べ進めた。
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【コーラを振るだけ】~Life's~
厚史は昼休み、中庭でコーラを振っていた。
アルス「これは威力凄まじいやろな」
ベンチに座り、その様子を見ていたアルス。
開栓後の事態を想定し、あまり近くにいないようにしていた。
カヤサ「おもろそうだけど、普通にもったいないねぇな。」
厚史「大丈夫だ、これお前のだから!」
ボトルのキャップに手を掛けたところで、衝撃の事実を口にする厚史。
カヤサ「...は!?今俺が買ったやつ!?」
慌てて厚史を止めようとするが、それも遅かった。
ボトルの蓋を捻ると、中のコーラが勢いよく吹き出し...。
カヤサ「お前~!!...あれ?」
想像していたことは起きず、地味に泡が溢れ出てくるだけだった。
厚史「お前のではあるが、ずっと前からロッカーに眠ってたやつだ。」
再び蓋を閉めると、そのコーラをカヤサにパスした。
カヤサ「そういやいつだっけな、飲みかけのまま入れてたわ。」
それを思い出すと、カヤサは安心した。
カヤサ「...で、俺のさっき買ったやつは?」
そう尋ねると、アルスが隠していたコーラを取り出し掲げた。
アルス「振ってええ?」
カヤサ「あかんに決まっとるやろ!!」
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