毎日！アルスの日常366

つくしについての回・唯一の実機(全2話)

【つくしについての回】～アルスの日常～

颯太「ねぇねぇ、つくしって食べれるの？」

リビングでくつろぎながら、テレビを観ていた颯太。
突如として、キッチンで料理をする私の元へと駆け付けてきた。

エル「うん！お浸しにするのが定番なのかな～。」

そう言いながら、隙間からテレビの画面を確認すると、つくし料理の特集が流れていた。

颯太「そうなんだ～、今テレビで天ぷらにしてたからビックリしたよ。」
エル「へぇ～！あまり食べたことないから気になるな～。」

微笑みながら言うと、颯太は「食べたことあるの？」と尋ねてきた。

エル「一応あるけど、まだ子供だったからね～。味の良さが分からなかったよ。」

苦笑いを浮かべそう告げると、エルは再び料理に集中し始めた。

颯太は「ふ～ん」と呟き、リビングへと戻っていった。



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【唯一の実機】～電脳戦士の理～

リーテはテルを連れて、飛行機の博物館へと訪れていた。
航空エリアに入ると、いくつもの小型飛行機が並んでおり、テルは目を輝かせながら実機を見て回っていた。

リーテ「色々な種類があるんだね～」

彼の後ろを着きながら、リーテも両隣に並ぶ実機を眺めながら呟いた。

テル「ここにあるのは全部、戦後に開発されたものなんだよ！」

中でも大きく、一際目立つ実機を見上げながら、テルはそう教えてくれる。

隣に立って見上げてみると、かなり大きい。
小型とは、と思わず問い掛けてしまいそうになるほどだった。

テル「こうして色々見ていくと、開発においての研究や改良の成り行きが見えるから面白いんだよね～。」

眺めていた実機から離れると、テルはあるエリアへと向かった。

テル「見て！これがこの前言ってた、世界で唯一ここだけに存在する機体だよ！」

そう言って、堂々と展示された実機を指差すテル。

この博物館のシンボルとして展示されたそれは、流石唯一なだけある。
飛行機のことを詳しくは知らない僕でも、この実機が他より優れているのが見て分かる。

格の違いを感じ取ると、技術の凄さを再認識できた。