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大盛りカレーの回・レモンサワー(全2話)
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【大盛りカレーの回】~アルスの日常~
日が沈み辺りが暗くなった頃。
夕食をまだ済ませていない近藤とサトシは、近所にある牛丼屋へと来ていた。
近藤「ここのカレー、一度食ってみたかったんだよな。」
電子パッドを手にし、先に注文し始めた近藤。
そう言って、牛カレーの並盛りを選択した。
しかし、それを見かねたサトシは「足りる?」と尋ねてきた。
確かに言われてみれば、写真に使われた画像を見る限り小さく見える。
それに、結構な空腹状態であるので、少し量を増やすことにした。
サトシ「特盛いけや」
大盛りを押したことで、サトシにそう茶化してこられる。
俺は「流石に無理だわ!」とツッコみながら、彼に電子パッドを渡した。
サトシも注文を終え、頼んだ品が来るまでの間は雑談をしていた。
数分すると、サトシの注文した中盛りの牛丼セットが届いた。
牛丼の上には明太マヨがトッピングしてあり、セットでみそ汁とサラダが付いている。
近藤「それも美味そうだな!」
そう言うとサトシは、箸を取り出しながら「結構辛いぞ」と答えた。
そんな会話をして間もなく、近藤の頼んだカレーが運ばれてきた。
近藤「お、来た来た!俺はこれが楽しみで...。」
しかし彼は、運ばれてきたそれを見て言葉を失った。
普段は見ないサイズの皿に、想像の1.5倍は盛られたカレー。
思いの外量が多く、ほぼ絶望に近い表情を浮かべていた近藤。
そんな、深刻な目付きでカレーを見つめていた俺の前で、サラダにドレッシングを掛けていたサトシ。
自分の牛丼を口にしながら声をかけた。
サトシ「食える?」
呟くように尋ねるサトシに、近藤は「さっき足りる言うてきたやんけ!!」と声を上げた。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【レモンサワー】~電脳戦士の理~
茉愛はリーテと共に、とあるバーへと来ていた。
カウンターには、マスターと海斗の姿があった。
海斗「いらっしゃい、茉愛ちゃん、リーテ君。」
歓迎する海斗に、茉愛は笑顔を見せ「やっほ~海斗君!」と手を振る。
海斗「ちょうどここのカウンター席が開いてるけど、どうする?」
並べられたワインを並べ直しながら、手前の椅子を指し示しながらそう尋ねる。
茉愛は「海斗君とお話したいからここがいい!」と言って、躊躇うことなくカウンター席に腰掛けた。
茉愛「あとマスターともね!」
グラスを拭くマスターにそう告げると、小さく会釈しながら「...ごゆっくりなさいませ」と呟いた。
リーテ「とりあえず、まずはレモンサワーにしようかな。」
海斗に渡されたメニュー表を、2人で見ていたとき。
僕がそう言うと、茉愛は「私も~!」と声を上げる。
海斗「お、もしかして今日がレモンサワーの日だということを?」
2人に向けてそう言うと、僕は頷いた。
リーテ「茉愛さんが教えてくれてさ」
すると茉愛は腰に手を当て「私の情報網をなめないでね!」と得意気になっていた。
マスターは「存じておりましたか。それに本日は記念日に沿って、特注のレモンを使用していますぞ。」と説明してくれた。
茉愛「え!そうなの!?」
リーテ「それは知らなかったのね...」
日が沈み辺りが暗くなった頃。
夕食をまだ済ませていない近藤とサトシは、近所にある牛丼屋へと来ていた。
近藤「ここのカレー、一度食ってみたかったんだよな。」
電子パッドを手にし、先に注文し始めた近藤。
そう言って、牛カレーの並盛りを選択した。
しかし、それを見かねたサトシは「足りる?」と尋ねてきた。
確かに言われてみれば、写真に使われた画像を見る限り小さく見える。
それに、結構な空腹状態であるので、少し量を増やすことにした。
サトシ「特盛いけや」
大盛りを押したことで、サトシにそう茶化してこられる。
俺は「流石に無理だわ!」とツッコみながら、彼に電子パッドを渡した。
サトシも注文を終え、頼んだ品が来るまでの間は雑談をしていた。
数分すると、サトシの注文した中盛りの牛丼セットが届いた。
牛丼の上には明太マヨがトッピングしてあり、セットでみそ汁とサラダが付いている。
近藤「それも美味そうだな!」
そう言うとサトシは、箸を取り出しながら「結構辛いぞ」と答えた。
そんな会話をして間もなく、近藤の頼んだカレーが運ばれてきた。
近藤「お、来た来た!俺はこれが楽しみで...。」
しかし彼は、運ばれてきたそれを見て言葉を失った。
普段は見ないサイズの皿に、想像の1.5倍は盛られたカレー。
思いの外量が多く、ほぼ絶望に近い表情を浮かべていた近藤。
そんな、深刻な目付きでカレーを見つめていた俺の前で、サラダにドレッシングを掛けていたサトシ。
自分の牛丼を口にしながら声をかけた。
サトシ「食える?」
呟くように尋ねるサトシに、近藤は「さっき足りる言うてきたやんけ!!」と声を上げた。
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【レモンサワー】~電脳戦士の理~
茉愛はリーテと共に、とあるバーへと来ていた。
カウンターには、マスターと海斗の姿があった。
海斗「いらっしゃい、茉愛ちゃん、リーテ君。」
歓迎する海斗に、茉愛は笑顔を見せ「やっほ~海斗君!」と手を振る。
海斗「ちょうどここのカウンター席が開いてるけど、どうする?」
並べられたワインを並べ直しながら、手前の椅子を指し示しながらそう尋ねる。
茉愛は「海斗君とお話したいからここがいい!」と言って、躊躇うことなくカウンター席に腰掛けた。
茉愛「あとマスターともね!」
グラスを拭くマスターにそう告げると、小さく会釈しながら「...ごゆっくりなさいませ」と呟いた。
リーテ「とりあえず、まずはレモンサワーにしようかな。」
海斗に渡されたメニュー表を、2人で見ていたとき。
僕がそう言うと、茉愛は「私も~!」と声を上げる。
海斗「お、もしかして今日がレモンサワーの日だということを?」
2人に向けてそう言うと、僕は頷いた。
リーテ「茉愛さんが教えてくれてさ」
すると茉愛は腰に手を当て「私の情報網をなめないでね!」と得意気になっていた。
マスターは「存じておりましたか。それに本日は記念日に沿って、特注のレモンを使用していますぞ。」と説明してくれた。
茉愛「え!そうなの!?」
リーテ「それは知らなかったのね...」
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