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ミルクソフト・巫女と再開の回(全2話)
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【ミルクソフト】~Life's~
クレは仕事の合間に、コンビニへと立ち寄った。
甘々のカフェオレを持ってレジへ行くと、同時にソフトクリームを注文した。
会計を済ませ、コーンの上に4周程で巻かれたソフトクリームを受け取り店を出る。
最初の一口は冷たくて、ミルクの風味が広がりとても甘かった。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【巫女と再開の回】~アルスの日常~
テルは電車に揺られ、とある田舎の村へと来ていた。
昔お世話になった病院へ訪れ、挨拶を済ませると再び降りた駅へと向かった。
その道中、森の中に延びる石の階段があった。
この階段を登ると、ある神社に続いている。
せっかくと言ってもなんだけど、ついでがてらお参りをしていこう。
そう思い立ったテルは、この階段を登り始めた。
頂上に着き鳥居をくぐると、目の前には至って平凡なお寺が建っていた。
懐かしい気持ちになりつつも辺りを見渡すと、落ち葉を掃く一人の少女の姿があった。
彼女はミユといって、ボクと同い年の女の子だ。
ここの神社で巫女さんとして勤めており、ボクが入院していた時期から面識はあった。
最後にあったのが中学2年生で、実に3年ぶりの再開である。
ボクは「お~い!」と声を掛けると、彼女は長い黒髪を揺らしながら、こちらへと振り返る。
彼女は以前よりも大人びており、まさに巫女さんという役職が似合うような顔立ちをしていた。
しかし彼女はボクのことを覚えていないのか、申し訳無さそうな表情をこちらへと向けてきた。
テル「久しぶり...テルだけど、忘れちゃった?」
ボクは自身を名乗ると、彼女は目を見開き「えっ!?テル君!?」とボクの名を呼んだ。
次第に彼女は表情が和らいでいき、あの頃によく見せてくれた明るい笑みを浮かべながらこちらへと駆け寄る。
ミユ「久しぶりだね!昔と全然違うものだから、最初分からなかったよ!」
そう言って彼女は、嬉しそうに微笑みながら、ボクの手を握りしめる。
テルもそれに応じつつ「ミユちゃんも、昔より綺麗になってるよ。」と笑いかけると、ミユは「あ、ありがとう...。」と照れるように俯いた。
クレは仕事の合間に、コンビニへと立ち寄った。
甘々のカフェオレを持ってレジへ行くと、同時にソフトクリームを注文した。
会計を済ませ、コーンの上に4周程で巻かれたソフトクリームを受け取り店を出る。
最初の一口は冷たくて、ミルクの風味が広がりとても甘かった。
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【巫女と再開の回】~アルスの日常~
テルは電車に揺られ、とある田舎の村へと来ていた。
昔お世話になった病院へ訪れ、挨拶を済ませると再び降りた駅へと向かった。
その道中、森の中に延びる石の階段があった。
この階段を登ると、ある神社に続いている。
せっかくと言ってもなんだけど、ついでがてらお参りをしていこう。
そう思い立ったテルは、この階段を登り始めた。
頂上に着き鳥居をくぐると、目の前には至って平凡なお寺が建っていた。
懐かしい気持ちになりつつも辺りを見渡すと、落ち葉を掃く一人の少女の姿があった。
彼女はミユといって、ボクと同い年の女の子だ。
ここの神社で巫女さんとして勤めており、ボクが入院していた時期から面識はあった。
最後にあったのが中学2年生で、実に3年ぶりの再開である。
ボクは「お~い!」と声を掛けると、彼女は長い黒髪を揺らしながら、こちらへと振り返る。
彼女は以前よりも大人びており、まさに巫女さんという役職が似合うような顔立ちをしていた。
しかし彼女はボクのことを覚えていないのか、申し訳無さそうな表情をこちらへと向けてきた。
テル「久しぶり...テルだけど、忘れちゃった?」
ボクは自身を名乗ると、彼女は目を見開き「えっ!?テル君!?」とボクの名を呼んだ。
次第に彼女は表情が和らいでいき、あの頃によく見せてくれた明るい笑みを浮かべながらこちらへと駆け寄る。
ミユ「久しぶりだね!昔と全然違うものだから、最初分からなかったよ!」
そう言って彼女は、嬉しそうに微笑みながら、ボクの手を握りしめる。
テルもそれに応じつつ「ミユちゃんも、昔より綺麗になってるよ。」と笑いかけると、ミユは「あ、ありがとう...。」と照れるように俯いた。
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