毎日!アルスの日常366

星月

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お昼は猫カフェへの回・悲歎と見送り(全2話)

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【お昼は猫カフェへの回】~アルスの日常~

エル「颯太ちゃん、猫すき?」

朝ご飯で使った食器を洗いながら、エルは隣で歯を磨く颯太に尋ねる。

颯太「ん~、まあすきかな。」
エル「近くに猫カフェがあるんだけど、放課後お昼も兼ねて一緒に行かない?」

今日は学校で試験があるため、3限で帰れるという日程になっていた。

颯太「お、いいよ~。」

うがいをしながら快く誘いを受ける颯太に、エルは「やった!じゃあ、試験が終わったら教室行くね!」と嬉しそうだった。



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【悲歎と見送り】~Life's~

放課後の校門前、クレはエルと颯太の3人で立ち話をしていた。

クレ「このあと2人で猫カフェに行くんだよね?」
エル「うん!久しぶりに行くから楽しみだよ!」

ニコニコしながらそう言うと、クレは「あ~、一緒に行きたかったなぁ~!」と嘆ずる。

彼女はこのあと、仕事のために隣町へと出向かわなければならなかった。

颯太「クレの分まで満喫してくるよ」

冗談めかしでそう言うと、クレは「そう言われると余計に行きたくなる~!」と声を上げた。

エル「あはは...色々と大変だね。」

苦笑いを浮かべながら、エルはクレを労う。

クレ「でも楽しいよ!いろんなことできるしさ!」

忙しさはあるが、それでも彼女は笑みを浮かべながらそう口にした。

クレ「あ、そろそろ行かないと。」

携帯の待ち受け画面を見たクレはそう呟き、自身のバイクにまたがる。

エルは「頑張ってね~!」と応援すると、クレは「ありがと~!行ってくる!」と手を振る。
被ったヘルメットの隙間から見える彼女の瞳は、活気に満ちたような輝きを放っていた。

ハンドルを握り、バイクのエンジンを蒸すと「じゃ!またね~!」と別れを告げ、その場から走り去る。

サイドミラー越しに目を向けると、2人が手を振って見送る様子を見ることができた。
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