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特別な回・人気者・みんなへ・忘れ物(全4話)
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【特別な回】~アルスの日常~
いつも通りの朝、アルスは学校へと向かっていた。
エル「アルス君おはよ!」
その道中、後ろから聞き馴染みのある声がした。
振り返るとそこには、こちらへ駆け寄るエルの姿があった。
アルス「おはよう、エル。」
挨拶を返すとエルはニコッと笑い、手に提げていた紙袋を漁り始めた。
アルス「クラスメイト用のチョコか?」
昨日の昼休み、エルがお菓子作りについて話していたことを思い出した。
尋ねてみるとエルは「そう!張り切っていっぱい作っちゃった!」と答え、ご機嫌な様子だった。
エル「先に渡したいけど...ちょっと待っててね、あれどこ行っちゃったかな...。」
取り出したいものがなかなか見つからず、ガサゴソと紙袋の中を手で探り続ける。
アルスは「ええよみんなと一緒でも」と言うが、エルは首を横に振っている。
エル「アルス君のは、みんなのとちょっと違うの。」
アルス「そう言われると気になるな」
エルの言葉に対してそう呟くと、彼女はハッとした様子を見せる。
口元を手で抑え「言っちゃった...」と小さな声を漏らした。
アルス「あれ、今なんて言ってたか忘れたわ。」
それを見たアルスは手を後ろに組み、知らないフリをして学校に向かい始めた
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【人気者】~篠原先生と女子高生~
登校してきた刻奈は廊下を歩いていると、奥側へと進む篠原先生を見つけた。
刻奈「せんせ~おはよ~!」
先生の背中に向かって声を上げると、こちらへ振り返り立ち止まってくれた。
篠原先生「おはよう、朝から元気だね。」
私は鞄からあるものを取り出しながら、挨拶を返す先生の元まで駆け寄る。
刻奈「はい先生!チョコ作って来たんだ!」
鞄から取り出したそれは、昨夜作ったチョコだった。
ラッピングは派手にデコレーションされており、いかにも女子高生って感じがする。
差し出されたそれを見て先生は「えっいいの!?」と驚いていた。
私は「先生のために作ったんだからね!」とハッキリ言うと、少し照れた様子で「じゃあ、ありがたく貰うよ!」と言ってチョコを受け取ってくれた。
その時、私の背後から複数の足音が響いてきた。
日向子「あ~!刻奈もう渡してる!」
聞き馴染みのある声が聞こえたので振り返って確認すると、可愛いデザインの箱を持った日向子が私を指差しながら駆け寄ってくる。
蓮菜「うちのも受け取れ~!」
廊下の奥からは日向子だけでなく、複数人の女子が走ってくるのが見えた。
その光景に恐怖を感じたのか、先生は「ちょっと待ってよ!」と声を上げながらその場から逃げ出した。
刻奈「人気すぎるでしょ...」
目の前を通過していく女子高生軍団を見送りながら、私は苦笑いを浮かべた。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【みんなへ】~Life's~
紙袋を提げたクレは、元気よく「おはよ~!」と挨拶をしながら教室へと入る。
クレ「みんなの分のチョコ持ってきたよ~!」
教卓の上で紙袋を横にして、一気に中身をあける。
透明な袋にラッピングされたそれは、アルファベットが書かれたチョコが2個と、小さなメッセージカードが入っていた。
藍夏「あ、おはようクレ。」
そこへ、藍夏があくびをしながら教室へと入ってきた。
クレ「おはよ~!あ、藍夏ちゃんこれ!」
ちょうど藍夏の分が手元にあったので、そのまま彼女に渡す。
藍夏に渡したアルファベットチョコには、「S」と「R」が書かれていた。
藍夏「お、去年と同じのだ。」
声のトーンは変わらないが、口元がわずかに緩んでいるのに気が付く。
密かに嬉しがる藍夏にクレは「それとこれ!藍夏ちゃんには特別!」と言ってもう一つの小袋を渡した。
青色の袋でラッピングされたそれは、他のものと比較しても断然豪華であった。
藍夏は「え、マジ!?」と声を上げ、今度は隠すことなく喜びをあらわにした。
藍夏「ありがとう、じゃああたしからもこれね。」
クレからの贈り物を受け取ると、藍夏はブレザーの懐から長方形の箱を取り出した。
模様が付いた水色の紙でラッピングされたそれを差し出し、今度は藍夏からクレに渡すというわけだ。
クレは目をキラキラと輝かせながら「え~ありがと~!!」と言って藍夏に抱きついた。
藍夏は「はいはい、仲良し仲良し~。」と呟きながらクレの背中をポンポンと軽く叩いた。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【忘れ物】~ナタモチ~
放課後になり、クラスメイトは次々と帰宅を始めた。
カゲと話していた隼士は、何故か次第に表情が暗くなっていく。
それを見かねたカゲが「どしたん、なんか調子悪い?」と尋ねてきた。
隼士「今日って...14日だよな?」
顔を覗き込むカゲに目を合わせ、今日の日付を確認する。
カゲ「ああ、そうだが...。」
隼士「バレンタイン...だよな?」
次いで記念日についてを問うと、カゲは「あ、お前まさか...。」と呟く。
彼が誰からも貰えてないことを察し、カゲは少しだけ身を引いた。
するとうつむいていた隼士は「うあー!!」と声を上げ、天井を見上げた。
隼士「そうだよな!俺のことなんか全然興味ないもんな!」
頭を抑えながら、天井に向かってなんか言い始める。
隼士「うん知ってた知ってた!こうなるって分かってたから全っ然痛くも痒くもないわ!」
笑っているのかどうか、なんとも言えない表情が不気味に思えた。
彼には貰いたい人がいたのだろう。
だが、思いは届かず無念に散ってしまったらしい。
カゲ「気持ちは分かるが、まずは落ち着け。」
隼士の肩を叩くと、カゲはその肩を抑えて近くの椅子に座らせた。
カゲ「俺も0個だったからよ、安心しろ。お互い前向きに生きようぜ。」
もう一つの空いた席に腰を下ろし、落ち込む隼士と向き合って座る。
右手でグッドを示すと、隼士は「同士か...ありがとよ。」と言って握手をした。
その時、教室の扉が開いた。
そこに姿を表した女子は「カゲ」と名前を呼ぶ。
カゲは呼ばれた方向に視線を向けると、その女子はポケットからなにかを取り出してこちらに向かって投げた。
カゲは上手いことキャッチすると、それがなんなのかを確認した。
それは、小さなチョコであった。
女子は扉に肘を付き「友チョコね」と呟く。
カゲ「お、おう...サンキューな。」
その女子に向けて、カゲはお礼を言う。
彼女は横柄な態度を取ったままだが、わずかに口角を上げてその場から立ち去っていった。
貰ったチョコに視線を落とし眺めていると、隣から気配を感じた。
振り向くとそこには、こちらを見つめる隼士がいた。
うわ、気まず。
カゲ「あ、うん...また明日な。」
この空気に耐えられそうにないと勘付いたのか、カゲは別れを告げると足早に教室を出ていった。
誰もいなくなった教室で隼士は「はぁ...」とため息を付いた。
隼士「...帰るか」
少しの間うなだれると、現実を受け止め帰宅しようと立ち上がる。
すると廊下から、パタパタといった足音が響いてきた。
誰かが忘れ物でもしたのだろうか。
ボーっと廊下の方を見ていると、一人の女子生徒が教室の扉を開けて姿を表した。
美優「うわお!隼士君!」
扉を開けた女子生徒は、まさかの美優だった。
美優は胸に手を当てながら「君を探してたのに、びっくりしちゃった。」と言って小さく微笑んだ。
その言葉に、俺はドキッとした。
実は俺は、彼女のことを待っていたからだ。
諦めかけていたタイミングで、まさか彼女からそんなことを言われるとは。
隼士「な、なんか用か?」
震える手を隠すため、ポケットに突っ込む。
美優「実はね、隼士君に渡したかったものがあって。」
そう言って美優は、肩に掛けたスクールバッグからあるものを取り出した。
美優「はいこれ!今日はバレンタインだからということで!」
両手で差し出したそれは、まさしくチョコであった。
長方形の箱に、丁寧に包装紙でラッピングされている。
美優「本当は朝に渡そうと思ってたんだけど、すっかり忘れちゃってて。さっき美浦に言われて気が付いたよ。」
苦笑いを浮かべ、ペロッと舌を出す美優。
それを見た隼士は顔を反らし、目頭を押さえた。
いきなりそうしたことで、美優は「どうしたの!?」と慌てた様子を見せる。
美優「...もしかして、泣いてるの?」
顔を覗き込む美優に隼士は「ち、ちげーよ!目に埃が入ったからよ...。」と咄嗟に目をこすりごまかした。
美優「そ、そうなの?大丈夫かな、洗い流した方がいい?」
心配そうに気にかけてくれる美優に、隼士は「いや全然、もう取れたから。」と更にごまかす。
美優は「なら良かった」と呟き安心した。
そして持っていたチョコを再度差し出されると、俺はそれを受け取った。
隼士「...ありがとな、美優。」
美優と目を合わせて礼を述べると、彼女は微笑んで「どういたしまして!」と言った。
いつも通りの朝、アルスは学校へと向かっていた。
エル「アルス君おはよ!」
その道中、後ろから聞き馴染みのある声がした。
振り返るとそこには、こちらへ駆け寄るエルの姿があった。
アルス「おはよう、エル。」
挨拶を返すとエルはニコッと笑い、手に提げていた紙袋を漁り始めた。
アルス「クラスメイト用のチョコか?」
昨日の昼休み、エルがお菓子作りについて話していたことを思い出した。
尋ねてみるとエルは「そう!張り切っていっぱい作っちゃった!」と答え、ご機嫌な様子だった。
エル「先に渡したいけど...ちょっと待っててね、あれどこ行っちゃったかな...。」
取り出したいものがなかなか見つからず、ガサゴソと紙袋の中を手で探り続ける。
アルスは「ええよみんなと一緒でも」と言うが、エルは首を横に振っている。
エル「アルス君のは、みんなのとちょっと違うの。」
アルス「そう言われると気になるな」
エルの言葉に対してそう呟くと、彼女はハッとした様子を見せる。
口元を手で抑え「言っちゃった...」と小さな声を漏らした。
アルス「あれ、今なんて言ってたか忘れたわ。」
それを見たアルスは手を後ろに組み、知らないフリをして学校に向かい始めた
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【人気者】~篠原先生と女子高生~
登校してきた刻奈は廊下を歩いていると、奥側へと進む篠原先生を見つけた。
刻奈「せんせ~おはよ~!」
先生の背中に向かって声を上げると、こちらへ振り返り立ち止まってくれた。
篠原先生「おはよう、朝から元気だね。」
私は鞄からあるものを取り出しながら、挨拶を返す先生の元まで駆け寄る。
刻奈「はい先生!チョコ作って来たんだ!」
鞄から取り出したそれは、昨夜作ったチョコだった。
ラッピングは派手にデコレーションされており、いかにも女子高生って感じがする。
差し出されたそれを見て先生は「えっいいの!?」と驚いていた。
私は「先生のために作ったんだからね!」とハッキリ言うと、少し照れた様子で「じゃあ、ありがたく貰うよ!」と言ってチョコを受け取ってくれた。
その時、私の背後から複数の足音が響いてきた。
日向子「あ~!刻奈もう渡してる!」
聞き馴染みのある声が聞こえたので振り返って確認すると、可愛いデザインの箱を持った日向子が私を指差しながら駆け寄ってくる。
蓮菜「うちのも受け取れ~!」
廊下の奥からは日向子だけでなく、複数人の女子が走ってくるのが見えた。
その光景に恐怖を感じたのか、先生は「ちょっと待ってよ!」と声を上げながらその場から逃げ出した。
刻奈「人気すぎるでしょ...」
目の前を通過していく女子高生軍団を見送りながら、私は苦笑いを浮かべた。
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【みんなへ】~Life's~
紙袋を提げたクレは、元気よく「おはよ~!」と挨拶をしながら教室へと入る。
クレ「みんなの分のチョコ持ってきたよ~!」
教卓の上で紙袋を横にして、一気に中身をあける。
透明な袋にラッピングされたそれは、アルファベットが書かれたチョコが2個と、小さなメッセージカードが入っていた。
藍夏「あ、おはようクレ。」
そこへ、藍夏があくびをしながら教室へと入ってきた。
クレ「おはよ~!あ、藍夏ちゃんこれ!」
ちょうど藍夏の分が手元にあったので、そのまま彼女に渡す。
藍夏に渡したアルファベットチョコには、「S」と「R」が書かれていた。
藍夏「お、去年と同じのだ。」
声のトーンは変わらないが、口元がわずかに緩んでいるのに気が付く。
密かに嬉しがる藍夏にクレは「それとこれ!藍夏ちゃんには特別!」と言ってもう一つの小袋を渡した。
青色の袋でラッピングされたそれは、他のものと比較しても断然豪華であった。
藍夏は「え、マジ!?」と声を上げ、今度は隠すことなく喜びをあらわにした。
藍夏「ありがとう、じゃああたしからもこれね。」
クレからの贈り物を受け取ると、藍夏はブレザーの懐から長方形の箱を取り出した。
模様が付いた水色の紙でラッピングされたそれを差し出し、今度は藍夏からクレに渡すというわけだ。
クレは目をキラキラと輝かせながら「え~ありがと~!!」と言って藍夏に抱きついた。
藍夏は「はいはい、仲良し仲良し~。」と呟きながらクレの背中をポンポンと軽く叩いた。
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【忘れ物】~ナタモチ~
放課後になり、クラスメイトは次々と帰宅を始めた。
カゲと話していた隼士は、何故か次第に表情が暗くなっていく。
それを見かねたカゲが「どしたん、なんか調子悪い?」と尋ねてきた。
隼士「今日って...14日だよな?」
顔を覗き込むカゲに目を合わせ、今日の日付を確認する。
カゲ「ああ、そうだが...。」
隼士「バレンタイン...だよな?」
次いで記念日についてを問うと、カゲは「あ、お前まさか...。」と呟く。
彼が誰からも貰えてないことを察し、カゲは少しだけ身を引いた。
するとうつむいていた隼士は「うあー!!」と声を上げ、天井を見上げた。
隼士「そうだよな!俺のことなんか全然興味ないもんな!」
頭を抑えながら、天井に向かってなんか言い始める。
隼士「うん知ってた知ってた!こうなるって分かってたから全っ然痛くも痒くもないわ!」
笑っているのかどうか、なんとも言えない表情が不気味に思えた。
彼には貰いたい人がいたのだろう。
だが、思いは届かず無念に散ってしまったらしい。
カゲ「気持ちは分かるが、まずは落ち着け。」
隼士の肩を叩くと、カゲはその肩を抑えて近くの椅子に座らせた。
カゲ「俺も0個だったからよ、安心しろ。お互い前向きに生きようぜ。」
もう一つの空いた席に腰を下ろし、落ち込む隼士と向き合って座る。
右手でグッドを示すと、隼士は「同士か...ありがとよ。」と言って握手をした。
その時、教室の扉が開いた。
そこに姿を表した女子は「カゲ」と名前を呼ぶ。
カゲは呼ばれた方向に視線を向けると、その女子はポケットからなにかを取り出してこちらに向かって投げた。
カゲは上手いことキャッチすると、それがなんなのかを確認した。
それは、小さなチョコであった。
女子は扉に肘を付き「友チョコね」と呟く。
カゲ「お、おう...サンキューな。」
その女子に向けて、カゲはお礼を言う。
彼女は横柄な態度を取ったままだが、わずかに口角を上げてその場から立ち去っていった。
貰ったチョコに視線を落とし眺めていると、隣から気配を感じた。
振り向くとそこには、こちらを見つめる隼士がいた。
うわ、気まず。
カゲ「あ、うん...また明日な。」
この空気に耐えられそうにないと勘付いたのか、カゲは別れを告げると足早に教室を出ていった。
誰もいなくなった教室で隼士は「はぁ...」とため息を付いた。
隼士「...帰るか」
少しの間うなだれると、現実を受け止め帰宅しようと立ち上がる。
すると廊下から、パタパタといった足音が響いてきた。
誰かが忘れ物でもしたのだろうか。
ボーっと廊下の方を見ていると、一人の女子生徒が教室の扉を開けて姿を表した。
美優「うわお!隼士君!」
扉を開けた女子生徒は、まさかの美優だった。
美優は胸に手を当てながら「君を探してたのに、びっくりしちゃった。」と言って小さく微笑んだ。
その言葉に、俺はドキッとした。
実は俺は、彼女のことを待っていたからだ。
諦めかけていたタイミングで、まさか彼女からそんなことを言われるとは。
隼士「な、なんか用か?」
震える手を隠すため、ポケットに突っ込む。
美優「実はね、隼士君に渡したかったものがあって。」
そう言って美優は、肩に掛けたスクールバッグからあるものを取り出した。
美優「はいこれ!今日はバレンタインだからということで!」
両手で差し出したそれは、まさしくチョコであった。
長方形の箱に、丁寧に包装紙でラッピングされている。
美優「本当は朝に渡そうと思ってたんだけど、すっかり忘れちゃってて。さっき美浦に言われて気が付いたよ。」
苦笑いを浮かべ、ペロッと舌を出す美優。
それを見た隼士は顔を反らし、目頭を押さえた。
いきなりそうしたことで、美優は「どうしたの!?」と慌てた様子を見せる。
美優「...もしかして、泣いてるの?」
顔を覗き込む美優に隼士は「ち、ちげーよ!目に埃が入ったからよ...。」と咄嗟に目をこすりごまかした。
美優「そ、そうなの?大丈夫かな、洗い流した方がいい?」
心配そうに気にかけてくれる美優に、隼士は「いや全然、もう取れたから。」と更にごまかす。
美優は「なら良かった」と呟き安心した。
そして持っていたチョコを再度差し出されると、俺はそれを受け取った。
隼士「...ありがとな、美優。」
美優と目を合わせて礼を述べると、彼女は微笑んで「どういたしまして!」と言った。
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