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謹賀新月・鰻巻きの回・路面電車に乗りたい(全3話)
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【謹賀新月】~四元戦士の理~
月が変わり、早くも2月が訪れた。
3学期の登校日数は、他の学期と比べて少ない。
この月始めが、ほぼ3学期の折り返し地点となっていた。
学年末考査に向けて、早い段階で準備を始めなければ...。
あれこれ考えていると、教室の扉が勢いよく開いた。
カツキ「あけおめはまち~ん!!」
ピシャーンといった扉の音と同時に、大きな声で新年(?)の挨拶をするカツキ。
いきなりなにを言い出すんだといった表情を浮かべていると、カツキは「今月もよろしくね~!」と腕に抱きついてきた。
浜瀬先生「新月の挨拶するやつなんかおらんわ」
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【鰻巻きの回】~アルスの日常~
昼休み、アルスが保冷バッグから取り出したのは、ある巻き寿司だった。
それは鰻が丸々一匹使われた、豪快なものであった。
カヤサ「恵方巻きにしては早いな」
隣の机に座るカヤサは、弁当を食べながらそう呟く。
アルスは彼に「月初めの贅沢や」と言って、巻き寿司にありついた。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【路面電車に乗りたい】~電脳戦士の理~
テル「久しぶりに路面電車乗りたいなぁ」
空に浮かぶ雲が流れていく様子を、教室の窓から眺めていたテル。
テル「ねぇリーテ君、週末に路面電車乗りに行くって言ったら来る?」
後ろを振り返り、ノートまとめをしていたリーテに声を掛ける。
すると彼は迷うことなく「もちろん!」と答えた。
テル「ほんと!?じゃあ行こう行こう!」
窓から離れ、椅子に座るリーテと同じ目線の高さまでしゃがむ。
テル「パルムースさんも一緒にどう?」
ノートまとめをするリーテを、正面から見ていたパルムース。
彼女のことを見上げながら、お出掛けに誘ってみた。
しかし彼女は「悪いけど、予定が立て込んでてね。」と言って、テルからの誘いを断った。
テル「そうなんだ、大変だね。」
なにか用事があるのであれば仕方がない。テルは潔く諦めることにした。
パルムース「予定がなくても行かなかったけど」
テル「えっそれは...」
ちょっと悲しくなった。
月が変わり、早くも2月が訪れた。
3学期の登校日数は、他の学期と比べて少ない。
この月始めが、ほぼ3学期の折り返し地点となっていた。
学年末考査に向けて、早い段階で準備を始めなければ...。
あれこれ考えていると、教室の扉が勢いよく開いた。
カツキ「あけおめはまち~ん!!」
ピシャーンといった扉の音と同時に、大きな声で新年(?)の挨拶をするカツキ。
いきなりなにを言い出すんだといった表情を浮かべていると、カツキは「今月もよろしくね~!」と腕に抱きついてきた。
浜瀬先生「新月の挨拶するやつなんかおらんわ」
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【鰻巻きの回】~アルスの日常~
昼休み、アルスが保冷バッグから取り出したのは、ある巻き寿司だった。
それは鰻が丸々一匹使われた、豪快なものであった。
カヤサ「恵方巻きにしては早いな」
隣の机に座るカヤサは、弁当を食べながらそう呟く。
アルスは彼に「月初めの贅沢や」と言って、巻き寿司にありついた。
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【路面電車に乗りたい】~電脳戦士の理~
テル「久しぶりに路面電車乗りたいなぁ」
空に浮かぶ雲が流れていく様子を、教室の窓から眺めていたテル。
テル「ねぇリーテ君、週末に路面電車乗りに行くって言ったら来る?」
後ろを振り返り、ノートまとめをしていたリーテに声を掛ける。
すると彼は迷うことなく「もちろん!」と答えた。
テル「ほんと!?じゃあ行こう行こう!」
窓から離れ、椅子に座るリーテと同じ目線の高さまでしゃがむ。
テル「パルムースさんも一緒にどう?」
ノートまとめをするリーテを、正面から見ていたパルムース。
彼女のことを見上げながら、お出掛けに誘ってみた。
しかし彼女は「悪いけど、予定が立て込んでてね。」と言って、テルからの誘いを断った。
テル「そうなんだ、大変だね。」
なにか用事があるのであれば仕方がない。テルは潔く諦めることにした。
パルムース「予定がなくても行かなかったけど」
テル「えっそれは...」
ちょっと悲しくなった。
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