毎日!アルスの日常366

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人数集め・招集の回(全2話)

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【人数集め】~Life's~

クレ「明日のお祭り行く人~!」

クレは休み時間、教卓の前に立ちクラスメイトから注目を集める。

お祭りというほどのものではないが、とあるイベントが週末に開催されることとなっていた。
そのイベントに参加するかを、クラスのみんなに問い掛けているというわけだ。

談笑していたエルは「行く~!」と声を上げながら駆け出す。
今まで話していたカヤサと厚史を、まるで最初からいなかったかのように突き放した。

藍夏「ふっ、かわいそ。」

壁にもたれ、腕を組んでいた藍夏。
目の前でその様子を見ていた彼女は鼻で笑ったのちに、教卓に駆け寄るエルのあとを追った。

クレの元には、いつものメンバーであるエルと藍夏が集まる。

藍夏「あれ、飛鳥は来ないの?」

扉付近で、友人と話している飛鳥。
藍夏がそう尋ねると、彼女は「ん~、朝起きれるか心配だし。」と事情を話した。

エル「私の家泊まりに来なよ!」

そう提案すると、飛鳥は「え、いいの?」と尋ねてきた。

エル「いいよ~!お布団とかもあるし!」
飛鳥「でも、着替えがないよ。」

服の心配をするが、クレが「大丈夫!エルちゃん服いっぱい持ってるから!」と教えてくれた。

藍夏「クローゼットすごいよ、どんなタイプのもあるってくらい。」

クレと藍夏の言葉によって、心配は不要であることが分かった飛鳥。

飛鳥「じゃあ...お邪魔してもいい?」

そう尋ねるとエルは「もちろん!」と快諾した。



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



【招集の回】~アルスの日常~

アルス「お前らも明日行くか?」

エル達が教卓の周りで、明日のイベントの計画を立てている頃。
アルスもクレと同様に、イベントへ行く人を集めていた。

カヤサと厚史は乗り気のようだが、ヒロは微妙に表情が曇っていた。

厚史「なんだよヒロ、俺達と行こうぜ~!」
カヤサ「藍夏の私服が見れるぞ」

厚史に肩を組まれるヒロに、カヤサは耳打ちをする。

ヒロ「だ、だからなんだよ...。」

ニヤけ面を浮かべるカヤサに、ヒロは少し困惑していた。
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