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年明けの挨拶・お店で勉強会(全2話)
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【年明けの挨拶】~四元戦士の理~
朝のHRが始まる前のこと。
着々と生徒が席につく中、カツキとマリンが教室へと入ってくる。
カツキは教室の扉を開けるなり「みんなおっはよ~!」と、元気のいい挨拶をした。
サトシ「早々にうるせぇなてめぇは」
紙パックのジュースを飲んでいたサトシは、ロッカーに座ったまま声を掛ける。
カツキ「みんなと会うのが楽しみだったの!」
開いた扉をマリンに閉めさせると、教卓の前で作業をする浜瀬先生の元へとかけ寄った。
カツキは「はまちんあけおめ!」と口上を述べるが、「4日前に会っただろ」と冷たく突き返されてしまった。
構ってほしくて腕に抱きつくが、空いた方の手で振り払われてしまった。
カツキ「はまちん相変わらず冷たい!」
頬を膨らますカツキに、浜瀬先生は「今片付けてるんだ、邪魔をするんじゃない。」と釘を刺す。
カツキ「私も手伝う!」
そう言うとカツキは、並べられた書類を分け始める。
カツキ「この文字が多いのはこっちで~、簡単そうなのはこっち~!」
2つの山にまとまったのだが、内容ではなく見た目で判断しただけであった。
浜瀬先生はため息をつき、ごちゃごちゃに混ぜられただけの書類の山をそのままファイルにしまった。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【お店で勉強会】~Life's~
クレはクラスの友人達と、ファストフード店へ来ていた。
目的は2つで、お昼ご飯と試験勉強のためだ。
明日には、国語と数学、そして英語の3科目の試験を控えている。
出題範囲はほぼ冬休みの課題からなのだが、国語の漢字や数学の公式で、難しいものが多々見られた。
そのため、前日にみんなでもう一度おさらいをしておこうという話になり、ここへ来たというわけだ。
藍夏「だるいわ~、もう食って終わりでよくね?」
ドリンクを片手に、テーブル席へと着く藍夏。
右肩に掛けていたリュックを席に放り投げると、それを枕にして寝転がる。
そしてそのまま、1人で片側の席を占領した。
クレが「頑張ろうよ~!」と励ましながら、藍夏の上に重なるように横になる。
藍夏「あんた落ちるよ!?」
狭い空間でじゃれ合う2人。
隣にいる飛鳥はその様子を見て、半ば呆然とした表情を浮かべていた。
エル「でもね、難しい箇所もあったから...ちょこっとだけでもやっておこ?」
カフェオレの入った紙カップを机に置きながら、椅子に座るエル。
飛鳥「そうそう、数学とか普通に難しかったし。」
エルの隣に座り、鞄から勉強道具を取り出す飛鳥。
藍夏は、抱きついて離れないクレと共に起き上がりながら「そんなに心配しなくても大丈夫だっての」と、どこか余裕そうだった。
藍夏「なんだかんだ赤点取らないんだからさ」
大変ご恐縮ではありますが...。
藍夏さん、それフラグです。
朝のHRが始まる前のこと。
着々と生徒が席につく中、カツキとマリンが教室へと入ってくる。
カツキは教室の扉を開けるなり「みんなおっはよ~!」と、元気のいい挨拶をした。
サトシ「早々にうるせぇなてめぇは」
紙パックのジュースを飲んでいたサトシは、ロッカーに座ったまま声を掛ける。
カツキ「みんなと会うのが楽しみだったの!」
開いた扉をマリンに閉めさせると、教卓の前で作業をする浜瀬先生の元へとかけ寄った。
カツキは「はまちんあけおめ!」と口上を述べるが、「4日前に会っただろ」と冷たく突き返されてしまった。
構ってほしくて腕に抱きつくが、空いた方の手で振り払われてしまった。
カツキ「はまちん相変わらず冷たい!」
頬を膨らますカツキに、浜瀬先生は「今片付けてるんだ、邪魔をするんじゃない。」と釘を刺す。
カツキ「私も手伝う!」
そう言うとカツキは、並べられた書類を分け始める。
カツキ「この文字が多いのはこっちで~、簡単そうなのはこっち~!」
2つの山にまとまったのだが、内容ではなく見た目で判断しただけであった。
浜瀬先生はため息をつき、ごちゃごちゃに混ぜられただけの書類の山をそのままファイルにしまった。
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【お店で勉強会】~Life's~
クレはクラスの友人達と、ファストフード店へ来ていた。
目的は2つで、お昼ご飯と試験勉強のためだ。
明日には、国語と数学、そして英語の3科目の試験を控えている。
出題範囲はほぼ冬休みの課題からなのだが、国語の漢字や数学の公式で、難しいものが多々見られた。
そのため、前日にみんなでもう一度おさらいをしておこうという話になり、ここへ来たというわけだ。
藍夏「だるいわ~、もう食って終わりでよくね?」
ドリンクを片手に、テーブル席へと着く藍夏。
右肩に掛けていたリュックを席に放り投げると、それを枕にして寝転がる。
そしてそのまま、1人で片側の席を占領した。
クレが「頑張ろうよ~!」と励ましながら、藍夏の上に重なるように横になる。
藍夏「あんた落ちるよ!?」
狭い空間でじゃれ合う2人。
隣にいる飛鳥はその様子を見て、半ば呆然とした表情を浮かべていた。
エル「でもね、難しい箇所もあったから...ちょこっとだけでもやっておこ?」
カフェオレの入った紙カップを机に置きながら、椅子に座るエル。
飛鳥「そうそう、数学とか普通に難しかったし。」
エルの隣に座り、鞄から勉強道具を取り出す飛鳥。
藍夏は、抱きついて離れないクレと共に起き上がりながら「そんなに心配しなくても大丈夫だっての」と、どこか余裕そうだった。
藍夏「なんだかんだ赤点取らないんだからさ」
大変ご恐縮ではありますが...。
藍夏さん、それフラグです。
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