毎日!アルスの日常366

星月

文字の大きさ
上 下
9 / 329

年明けの挨拶・お店で勉強会(全2話)

しおりを挟む
【年明けの挨拶】~四元戦士の理~

朝のHRが始まる前のこと。
着々と生徒が席につく中、カツキとマリンが教室へと入ってくる。

カツキは教室の扉を開けるなり「みんなおっはよ~!」と、元気のいい挨拶をした。

サトシ「早々にうるせぇなてめぇは」

紙パックのジュースを飲んでいたサトシは、ロッカーに座ったまま声を掛ける。

カツキ「みんなと会うのが楽しみだったの!」

開いた扉をマリンに閉めさせると、教卓の前で作業をする浜瀬先生の元へとかけ寄った。

カツキは「はまちんあけおめ!」と口上を述べるが、「4日前に会っただろ」と冷たく突き返されてしまった。

構ってほしくて腕に抱きつくが、空いた方の手で振り払われてしまった。

カツキ「はまちん相変わらず冷たい!」

頬を膨らますカツキに、浜瀬先生は「今片付けてるんだ、邪魔をするんじゃない。」と釘を刺す。

カツキ「私も手伝う!」

そう言うとカツキは、並べられた書類を分け始める。

カツキ「この文字が多いのはこっちで~、簡単そうなのはこっち~!」

2つの山にまとまったのだが、内容ではなく見た目で判断しただけであった。

浜瀬先生はため息をつき、ごちゃごちゃに混ぜられただけの書類の山をそのままファイルにしまった。



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



【お店で勉強会】~Life's~

クレはクラスの友人達と、ファストフード店へ来ていた。
目的は2つで、お昼ご飯と試験勉強のためだ。

明日には、国語と数学、そして英語の3科目の試験を控えている。

出題範囲はほぼ冬休みの課題からなのだが、国語の漢字や数学の公式で、難しいものが多々見られた。
そのため、前日にみんなでもう一度おさらいをしておこうという話になり、ここへ来たというわけだ。

藍夏「だるいわ~、もう食って終わりでよくね?」

ドリンクを片手に、テーブル席へと着く藍夏。

右肩に掛けていたリュックを席に放り投げると、それを枕にして寝転がる。
そしてそのまま、1人で片側の席を占領した。

クレが「頑張ろうよ~!」と励ましながら、藍夏の上に重なるように横になる。

藍夏「あんた落ちるよ!?」

狭い空間でじゃれ合う2人。
隣にいる飛鳥はその様子を見て、半ば呆然とした表情を浮かべていた。

エル「でもね、難しい箇所もあったから...ちょこっとだけでもやっておこ?」

カフェオレの入った紙カップを机に置きながら、椅子に座るエル。

飛鳥「そうそう、数学とか普通に難しかったし。」

エルの隣に座り、鞄から勉強道具を取り出す飛鳥。

藍夏は、抱きついて離れないクレと共に起き上がりながら「そんなに心配しなくても大丈夫だっての」と、どこか余裕そうだった。

藍夏「なんだかんだ赤点取らないんだからさ」

大変ご恐縮ではありますが...。
藍夏さん、それフラグです。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

隣の人妻としているいけないこと

ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。 そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。 しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。 彼女の夫がしかけたものと思われ…

生意気な女の子久しぶりのお仕置き

恩知らずなわんこ
現代文学
久しくお仕置きを受けていなかった女の子彩花はすっかり調子に乗っていた。そんな彩花はある事から久しぶりに厳しいお仕置きを受けてしまう。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

若妻の穴を堪能する夫の話

かめのこたろう
現代文学
内容は題名の通りです。

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

♡蜜壺に指を滑り込ませて蜜をクチュクチュ♡

x頭金x
大衆娯楽
♡ちょっとHなショートショート♡年末まで毎日5本投稿中!!

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

処理中です...