毎日!アルスの日常365

星月

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長月

後を追う・跳躍の回(全2話)

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【後を追う】

校門をくぐり抜け、校舎へと向かうクレ達。
グラウンドで朝練を行うサッカー部や野球部を眺めながら歩いていた。

するとどこから現れたのか、目の前を小動物が横切った。

クレ「あ!リスだ!」

リスを目にして、クレは声を上げる。
そしてそのままリスの後を追いかけていった。

飛鳥「ちょっとクレ、すぐどっか行っちゃうんだから。」

引き止める余裕が無かったため、仕方なく飛鳥も同じ方向へと歩を進める。

厚史「俺達は先行っとくか」
カヤサ「せやな」

クレの通った道を歩く飛鳥を横目に、厚史とカヤサは先に教室へと向かった。



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【跳躍の回】~アルスの日常~

朝の教室、クレはアルスとエルに先程あった出来事を話していた。

クレ「追いかけてたんだけど、そしたらリスが木に登っちゃって!」

楽しそうに話すクレと、笑みを浮かべ相づちをうつエル。

クレ「どんな動きをするのか見てたら、隣の木に飛び移ったんだよ!」
エル「えっ!本当に!?」

頬杖をついて聞いていたアルスは「リスって案外脚力あるんやな」と呟く。

あの小さな体から木々を飛び移る姿が、想像できなかった。
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