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文月
別れを惜しむ・1学期最後のSHR・お疲れ会の回(全3話)
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【別れを惜しむ】~ナタモチ~
隼士「明日から夏休み、お前らと会えないとなると寂しいな。」
窓枠に肘をかけ、空を眺めながら呟く隼士。
美浦「なにキモいこと言ってんの」
頬杖をついて携帯をいじる美浦。
毒のある言葉を投げ掛け、隼士が「おい!」と返事をする。
美優「まあまあ...またどこかで遊ぼうよ。」
詰め寄る隼士と、そんな彼に目もくれずにいる美浦の間に入り、フォローに回る。
美優「そうだ、隼士君プール行きたいって言ってたよね。今度みんなで行こうよ。」
美優の提案に、隼士はすぐさま反応する。
隼士「美優とプールか...」
なにを想像しているのか、ちょっとニヤついてるようにも見える。
美浦「うちも行くんだけど 。てかキモ、さっきより。」
やはり蔑む美浦に、やはり詰め寄る隼士。
まあ、お互い本気になってないんだし、いいのかな。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【1学期最後のSHR】~四元戦士の理~
浜瀬先生「最後に、夏休みだからと言って浮かれすぎるなよ。これで帰りのHRを終わる、気を付けて帰るように。」
1学期最後のSHRを終えた昼前、教室内で一番最初に立ち上がったのはカツキだった。
カツキ「よ~し終わった~!マリン、お昼食べに行くよ!」
鞄を持ち、マリンの元へと駆け寄るカツキ。
浜瀬先生「お前のことだから、別れを惜しみ残ると思ったんだが。」
書類をファイルにまとめながら、浜瀬先生は呟く。
カツキがすんなり教室を出ようとしていて、予想外だった。
カツキ「やだなぁ、会う機会あるでしょ?」
腰に手を当て、カツキは人差し指を突き出す。
浜瀬先生が「再試か?」と尋ねると、カツキは「こら!思い出させないでよ!」と腕にしがみつく。
カツキ「夏祭り来るんでしょ!その時会えるかもってことだし!」
浜瀬先生「俺が行くっていつ言ったんだよ」
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【お疲れ会の回】~アルスの日常~
アルス「このあとカラオケ行くけど、来る人おらん?」
帰りのSHRが終わり、アルスは自分の机から教室を一望しながら呼び掛けた。
エル「1学期お疲れ会なんだって!誰でも歓迎だよ~!」
因みにエルも参加するらしく、趣旨を伝え喚起していた。
クレ「行きた~い!みんなも行こ~!」
荷物を整理していたクレが手を挙げ、一緒にいた飛鳥やカヤサにも誘起する。
クレを始めとし、着々と参加者が集まってきた。
そんな中、参加予定の藍夏がアルスに声をかける。
藍夏「一回家帰るから、あとで合流する形でいい?」
アルスの横で腕を組み、壁にもたれかかっている藍夏。
アルス「全然いいけどなんでや、あ。」
藍夏はロッカーの上にまとまっている、数多の荷物を指差す。
理由を尋ねようとしたアルスは、それを目にした瞬間に察した。
隼士「明日から夏休み、お前らと会えないとなると寂しいな。」
窓枠に肘をかけ、空を眺めながら呟く隼士。
美浦「なにキモいこと言ってんの」
頬杖をついて携帯をいじる美浦。
毒のある言葉を投げ掛け、隼士が「おい!」と返事をする。
美優「まあまあ...またどこかで遊ぼうよ。」
詰め寄る隼士と、そんな彼に目もくれずにいる美浦の間に入り、フォローに回る。
美優「そうだ、隼士君プール行きたいって言ってたよね。今度みんなで行こうよ。」
美優の提案に、隼士はすぐさま反応する。
隼士「美優とプールか...」
なにを想像しているのか、ちょっとニヤついてるようにも見える。
美浦「うちも行くんだけど 。てかキモ、さっきより。」
やはり蔑む美浦に、やはり詰め寄る隼士。
まあ、お互い本気になってないんだし、いいのかな。
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【1学期最後のSHR】~四元戦士の理~
浜瀬先生「最後に、夏休みだからと言って浮かれすぎるなよ。これで帰りのHRを終わる、気を付けて帰るように。」
1学期最後のSHRを終えた昼前、教室内で一番最初に立ち上がったのはカツキだった。
カツキ「よ~し終わった~!マリン、お昼食べに行くよ!」
鞄を持ち、マリンの元へと駆け寄るカツキ。
浜瀬先生「お前のことだから、別れを惜しみ残ると思ったんだが。」
書類をファイルにまとめながら、浜瀬先生は呟く。
カツキがすんなり教室を出ようとしていて、予想外だった。
カツキ「やだなぁ、会う機会あるでしょ?」
腰に手を当て、カツキは人差し指を突き出す。
浜瀬先生が「再試か?」と尋ねると、カツキは「こら!思い出させないでよ!」と腕にしがみつく。
カツキ「夏祭り来るんでしょ!その時会えるかもってことだし!」
浜瀬先生「俺が行くっていつ言ったんだよ」
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【お疲れ会の回】~アルスの日常~
アルス「このあとカラオケ行くけど、来る人おらん?」
帰りのSHRが終わり、アルスは自分の机から教室を一望しながら呼び掛けた。
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因みにエルも参加するらしく、趣旨を伝え喚起していた。
クレ「行きた~い!みんなも行こ~!」
荷物を整理していたクレが手を挙げ、一緒にいた飛鳥やカヤサにも誘起する。
クレを始めとし、着々と参加者が集まってきた。
そんな中、参加予定の藍夏がアルスに声をかける。
藍夏「一回家帰るから、あとで合流する形でいい?」
アルスの横で腕を組み、壁にもたれかかっている藍夏。
アルス「全然いいけどなんでや、あ。」
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理由を尋ねようとしたアルスは、それを目にした瞬間に察した。
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