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水無月
禁煙・あんパンと牛乳(全2話)
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【禁煙】
ハルマ「今日は禁煙の日だ?ふざけんなや。」
放課後、コンビニの喫煙所でたばこを吸おうとするハルマに、タクミは記念日についての話をしていた。
タクミ「だからせめて、今日くらいは吸わないでおいらたどうだい?」
ハルマ「あ?黙れや潰すぞ。」
悪い目付きを更に鋭くして睨む。
手にしていたライターと、たばこの箱をポケットに突っ込み、そのまま去っていった。
タクミ「...あ、吸わないんだ。」
意外にも提案に乗ってくれたことにタクミは驚いた。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【あんパンと牛乳】~電脳戦士の理~
部屋で椅子に腰掛け、本を読むパルムース。
ノックが響き、お盆を持ったミヤコが姿を表した。
ミヤコ「パルムース様、ご要望のあんパンと牛乳をお持ち致しました。」
パルムース「気が利くね、ちょうど欲していたところだったよ。」
机の上に、持ってきたパンと牛乳を置く。
パルムース「これでより読書に集中できるよ。」
ミヤコ「それはよかったです」
読んでいた本から目を離し、あんパンを一口食べる。
そして、コップに注がれた牛乳と共に飲み込んだ。
ミヤコ「...パルムース様。」
本を持ち直すパルムースに、ミヤコは名前を呼ぶ。
パルムース「なんだい」
ミヤコ「疑問なのですが、何故いつもあんパンと牛乳を?」
ミヤコは質問を繰り出した。
実は彼女の要望は、いつもあんパンと牛乳なのだ。
この組み合わせに、なにか深いこだわりがあるのではないか...。
そう思い、つい気になって尋ねてしまった。
パルムース「...それ、知って得すると思う?」
眉を潜めるパルムースに、ミヤコは焦りを見せる。
タブーだったのだろうか、危機感を覚えた。
ミヤコ「し、失礼しました!そ、それでは私はこれで...。」
そう言ってミヤコは、逃げるようにして部屋から退出した。
パルムース「...まあ、深い意味はないんだけどね。」
自分以外いない部屋でそう呟き、再び読書を始めた。
ハルマ「今日は禁煙の日だ?ふざけんなや。」
放課後、コンビニの喫煙所でたばこを吸おうとするハルマに、タクミは記念日についての話をしていた。
タクミ「だからせめて、今日くらいは吸わないでおいらたどうだい?」
ハルマ「あ?黙れや潰すぞ。」
悪い目付きを更に鋭くして睨む。
手にしていたライターと、たばこの箱をポケットに突っ込み、そのまま去っていった。
タクミ「...あ、吸わないんだ。」
意外にも提案に乗ってくれたことにタクミは驚いた。
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【あんパンと牛乳】~電脳戦士の理~
部屋で椅子に腰掛け、本を読むパルムース。
ノックが響き、お盆を持ったミヤコが姿を表した。
ミヤコ「パルムース様、ご要望のあんパンと牛乳をお持ち致しました。」
パルムース「気が利くね、ちょうど欲していたところだったよ。」
机の上に、持ってきたパンと牛乳を置く。
パルムース「これでより読書に集中できるよ。」
ミヤコ「それはよかったです」
読んでいた本から目を離し、あんパンを一口食べる。
そして、コップに注がれた牛乳と共に飲み込んだ。
ミヤコ「...パルムース様。」
本を持ち直すパルムースに、ミヤコは名前を呼ぶ。
パルムース「なんだい」
ミヤコ「疑問なのですが、何故いつもあんパンと牛乳を?」
ミヤコは質問を繰り出した。
実は彼女の要望は、いつもあんパンと牛乳なのだ。
この組み合わせに、なにか深いこだわりがあるのではないか...。
そう思い、つい気になって尋ねてしまった。
パルムース「...それ、知って得すると思う?」
眉を潜めるパルムースに、ミヤコは焦りを見せる。
タブーだったのだろうか、危機感を覚えた。
ミヤコ「し、失礼しました!そ、それでは私はこれで...。」
そう言ってミヤコは、逃げるようにして部屋から退出した。
パルムース「...まあ、深い意味はないんだけどね。」
自分以外いない部屋でそう呟き、再び読書を始めた。
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