毎日!アルスの日常365

星月

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水無月

禁煙・あんパンと牛乳(全2話)

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【禁煙】

ハルマ「今日は禁煙の日だ?ふざけんなや。」

放課後、コンビニの喫煙所でたばこを吸おうとするハルマに、タクミは記念日についての話をしていた。

タクミ「だからせめて、今日くらいは吸わないでおいらたどうだい?」
ハルマ「あ?黙れや潰すぞ。」

悪い目付きを更に鋭くして睨む。
手にしていたライターと、たばこの箱をポケットに突っ込み、そのまま去っていった。

タクミ「...あ、吸わないんだ。」

意外にも提案に乗ってくれたことにタクミは驚いた。



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【あんパンと牛乳】~電脳戦士の理~

部屋で椅子に腰掛け、本を読むパルムース。

ノックが響き、お盆を持ったミヤコが姿を表した。

ミヤコ「パルムース様、ご要望のあんパンと牛乳をお持ち致しました。」
パルムース「気が利くね、ちょうど欲していたところだったよ。」

机の上に、持ってきたパンと牛乳を置く。

パルムース「これでより読書に集中できるよ。」
ミヤコ「それはよかったです」

読んでいた本から目を離し、あんパンを一口食べる。
そして、コップに注がれた牛乳と共に飲み込んだ。

ミヤコ「...パルムース様。」

本を持ち直すパルムースに、ミヤコは名前を呼ぶ。

パルムース「なんだい」
ミヤコ「疑問なのですが、何故いつもあんパンと牛乳を?」

ミヤコは質問を繰り出した。

実は彼女の要望は、いつもあんパンと牛乳なのだ。

この組み合わせに、なにか深いこだわりがあるのではないか...。
そう思い、つい気になって尋ねてしまった。

パルムース「...それ、知って得すると思う?」

眉を潜めるパルムースに、ミヤコは焦りを見せる。
タブーだったのだろうか、危機感を覚えた。

ミヤコ「し、失礼しました!そ、それでは私はこれで...。」
そう言ってミヤコは、逃げるようにして部屋から退出した。

パルムース「...まあ、深い意味はないんだけどね。」

自分以外いない部屋でそう呟き、再び読書を始めた。
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