毎日!アルスの日常365

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卯月

不具合の回・404 not found(全2話)

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【不具合の回】~アルスの日常~

エル「なんだかテレビの調子が悪いんだよね」

テレビのリモコンをポチポチと押しながら、エルは呟く。

症状としては、番組やモードを切り替えた時の、読み込みの時間が長いといったところだ。
多分原因は電波の受信とか、そういうのだと思うけど。

クレ「叩けば直るんじゃない?」

うちへ遊びに来ていたクレが、紅茶を飲みながら提案する。
それ、昔のテレビのだよね。

クレ「こう、斜め45°から衝撃を与えると...。」
エル「うんやめてね!?」

テレビの前に立ち、平手打ちのような構えを取るクレを、エルは両手で抑えた。

もちろんお互い冗談です。



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【404 not found】~電脳戦士の理~

パルムース「電撃においての封じ込めを駆使した繋ぎ、飛び道具を活用する能力が以前より上がっているんじゃないかと。」
リーテ「そっちこそ、瞬発力や対応力は衰えていないようだね。後隙への入り込みがかなり速いよ。」

誰でも自由に使えるフリー戦場。
リーテとパルムースは、数日後に開催される大会に備えて一戦を交えていた。

お互いのスキルを高め合うことも目的の一種として。



リーテ「大会に出る目的とか理由って、なにかあるの?」

休憩室の椅子に座り、冷えた水を飲む。

パルムース「別に、深い意味はないよ。ただの潜入調査ってやつかな。」

汗を拭い、ボトルに口を付ける。

賞金欲しさや、強さを示したいというわけではないようだ。

リーテ「ふーん...じゃあ、あともう一戦くらいやっとく?」

キャップを閉め、パルムースに問い掛ける。

パルムース「やりたいなら付き合ってやるが」
茉愛「なっ!?リーテ君は私のものよ!」

後ろで聞いていた茉愛が反応し、即座に騒ぎ立てる。
なんか勘違いしている様子。

パルムース「いや、あなたの思ってる意味とは違うからね。」

茉愛に呆れた目を向けるパルムース。
休憩室の出入り口にある金網の扉を開けてもなお、後ろから茉愛の声が聞こえる。

リーテ「もう...まだなにか用があるのかな。」

目を合わさぬよう遠ざかるリーテ。

パルムース「いや、なんだかただ事ではないような雰囲気だけど。」

普段とは違うような呼び掛けに聞こえる。
パルムースは立ち止まり、振り向いて茉愛の様子をうかがった。

茉愛は両手を口元に当て、なにかを叫んでいるようだ。

私と目が合うと、片方の手で上を指差す。

その場から見上げると、天井がなくどこまでも広がる空間から、なにかがものすごい勢いで降って来ているのが分かった。

なんだ、あの物体は。

黒っぽい見た目だが、大量の火花を散らしながら下降しているため、判別が難しい。

しかし、瞬きをした間にその存在は姿を消してしまっていた。

空間においてのバグなのか、それが一体なんだったのかが分からなかった。

パルムース「リーテ、今の見えたか?」

リーテに問い掛けながら視線を下ろす。
私の目の前は、全身が黒で覆われている、謎のお面を被ったフードの人物が立っ


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                  *Error Cord 404 not found*

                    *不正が検出されました*

        *存在しない話は正当ではありません*

  *デバッグ報告後このページは削除されます*


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