放課後のタルトタタン~穢れた処女と虚ろの神様~

「なあ知ってるか、心臓の取り出し方」

三学期最初の朝だった。転校生の市川知佳は、通学路で拾ったりんごに導かれるようにして、学校の屋上に足を踏み入れる。

そこで待っていたのは、冷たい雨と寂しげな童謡、そして戦時中に変死体で発見された女学生の怨霊にして祟り神「りんご様」で――

そしてはじまる、少し奇妙な学園生活。徐々に暴かれる、知佳の暗い過去。「りんご様」の真実――

日常と非日常が交錯する、境界線上のガールミーツガール開幕。

毎日12,21時更新。カクヨムで公開しているものの改稿版です。
24h.ポイント 0pt
0
小説 193,834 位 / 193,834件 ライト文芸 7,644 位 / 7,644件

あなたにおすすめの小説

乙男女じぇねれーしょん

ムラハチ
青春
 見知らぬ街でセーラー服を着るはめになったほぼニートのおじさんが、『乙男女《おつとめ》じぇねれーしょん』というアイドルグループに加入し、神戸を舞台に事件に巻き込まれながらトップアイドルを目指す青春群像劇! 怪しいおじさん達の周りで巻き起こる少女誘拐事件、そして消えた3億円の行方は……。 小説家になろうは現在休止中。

後悔と快感の中で

なつき
エッセイ・ノンフィクション
後悔してる私 快感に溺れてしまってる私 なつきの体験談かも知れないです もしもあの人達がこれを読んだらどうしよう もっと後悔して もっと溺れてしまうかも ※感想を聞かせてもらえたらうれしいです

俺と向日葵と図書館と

白水緑
ライト文芸
夏休み。家に居場所がなく、涼しい図書館で眠っていた俺、恭佑は、読書好きの少女、向日葵と出会う。 向日葵を見守るうちに本に興味が出てきて、少しずつ読書の楽しさを知っていくと共に、向日葵との仲を深めていく。 ある日、向日葵の両親に関わりを立つように迫られて……。

ぬいばな

しばしば
ライト文芸
ゲーセンで取ったぬいぐるみに、命が宿っていた── マスコットサイズの「ぬい」の兄弟・千景(ちかげ)と碧生(あおい)。 何の変哲もないわたと布のフリをしてるけど、実は動くし喋るし料理や発明だってできる、高度な知能を持った不思議な生き(?)物だ。 中学2年生のヒデアキは、ぬい兄弟に頼まれてツイッターの写真投稿を手伝うことに。 ◆◆◆ ★Ep.1『ぬいと映えゴハン』  ぬい撮りツイッターの手伝いを始めたヒデアキ。ぬいと一緒にコラボカフェを満喫。母のオタク友達はヒデアキの学校の先生で… ★Ep.2『ぬいと鍵つきアカウント』  母は鍵付きアカウントを持っていた!? 「アンソロ」ってなんだ!? ぬいと共に謎を追う。 ★Ep.2.5『ぬいと、ていねいなくらし』  少しずつ明らかになる、ぬいの生態。 ★Ep.3『ぬいと、歌ってみた』  歌を売るという仕事について。 ◆◆◆ 楽しいぬい撮りでフォロワーを増やしたい! ニンゲンとぬいで結託して「いいねいっぱい」を目指す。 でも現実はそんなに簡単ではなく…… 可愛いぬいと、ゆるりほっこり、ときどき切ないファミリードラマです。 ──ニンゲンを幸せにすることが、「ぬい」の仕事だ! (※「カクヨム」「小説家になろう」にも同じものを投稿しています)

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

有栖川悠は女の子が好き!?

Red
ライト文芸
ロシア系クォーターの有栖川悠は、長い銀髪とヘイゼルの瞳を持つ超絶的美少女……に見える少年である。 幼い頃から女の子として育てられたために、女装に違和感がなく、知らない人が見れば99.9%女の子と見間違得られる。 そんなユウが、新学期が始まる前日、バイト先で、泣いている少女、浅葱明日香と出会う。 明日香に一目ぼれ?した悠は、彼女を元気づけてあげようと、色々行動するが、何故か空回り。 失恋したばかりの明日香は、不思議な女の子?と出会ったことによって、何故かトラブルに巻き込まれる羽目になり、いつしか失恋の痛みを忘れていく。 ユウと明日香が誤解とすれ違いの果てに辿り着いたのは……? 男の娘と女の子が織りなす、いちゃらぶ百合?コメディ???

朝起きたら女体化してました

たいが
恋愛
主人公の早乙女駿、朝起きると体が... ⚠誤字脱字等、めちゃくちゃあります

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。