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第三章 第十二話
120 宝条の情報
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宝条の目が少しだけ、下を見た。それだけなのに、何か重要な事のように思えて、緊張して、じっとそれを見てしまっていた。そして宝条の口がスローモーションで動いているのではないかという程、ゆっくりと口を開いた。
「セイくんはその人の事を知ってどうするの?」
「…―――」
聖月はその彼の言葉に固まる。反芻し、考えようとして、頭が真っ白になってしまう。
「ちょっと、宝条さんっ」
黒川の焦った声が部屋に響いた。優しい黒川の気遣いに、聖月は自分はどれだけ甘い考えで来たのか思い知らされた。聖月は黒川に「大丈夫です」と目で訴える。彼は聖月のその目に気づき、そのまま黙った。
「…分からないです…」
聖月はいつの間にか自分の思いを吐露していた。目の前の二人は聖月の言葉に目を丸くした。
「分からなくて…、もし羽山さんの事が分かったら、それが分かるかもしれないって思ったんです」
よく分からない曖昧な言葉だと自分でも思った。掠れた声で表したこの感情は何なのか、聖月は分からない。こんなことを初対面の人に話すのは、ありえない、失礼な事だと自分でも分かっていた。聖月は宝条の顔が見れないでいた。
「すいません…俺、凄くぼんやりとした気持ちで勝手に来て…迷惑かけて…」
「セイくんもクッキーみたいにネガティブだね~」
あはは、と楽しそうに笑う宝条に聖月は気が抜けた。
「そ、それは…」
自覚があります、と小さい声で言った。目の前の彼はさらに声を立てて笑う。そして、言葉を紡いだ。
「ごめんね~。試すような事言って。いちよう個人情報だからさ。信用してないわけじゃないんだけど、もしかしたら悪用されるかもしれないから念のための確認なんだけど…。つまり…その人は…セイくんの大切な人なんだね?」
「はい」
宝条にそう言われて即答出来た。彼と目を合わせると、優しい表情で見つめられた。
―――大切な人。
宗祐がどう思っているのかは分からないし、勝手に個人情報をこそこそ調べて最低な事をしているし、あれから指名も来ていないけれど、大切な人だってことは分かっている。
「ここからはオーナーじゃない個人的な俺の情報なんだけど、それでもいい?」
「…っ、は、はい」
聖月は宝条の言葉を聞くため背筋を伸ばす。ゴクリ、と喉を鳴らす音が二つ聞こえた。一つは聖月でもう一つは黒川だ。
そして宝条は神妙な顔ではっきり言い切った。
「彼はここに来ていた客だった。でも、うちの子を殺しかけて出禁にしたんだ」
「――――」
ドクンッ、と心臓が大きく鳴った。宝条の淡々とした声と、少し眉を顰めた表情が近くで見ているはずなのに遠くの事に思えた。うちの子―――それは『ライブラ』で働いている男娼の事だろう。宝条は「確か…だいたい5年前かな」と言った。
5年前。それは聖月が彼と出会う前の事だ。
「そう、なんですね…」
聖月は、小さく言って項垂れた。知りたかったことだったのに…本当は、知りたくはなかった事を知ってしまった。身体は力が抜けてしまい、頭はぼんやりとしていた。
―――私はディメントで出禁になってるんだ。当時のナンバー持ちを殺しそうになってしまったから
―――キミを指名したのは、DVDを見てキミを壊したいと思ったからだ
宗祐の言葉が蘇る。これではっきりしてしまった。蒼の言葉も、宗祐の言葉も何もかもが真実だったと言う事を。
「ごめんね。これしか分からないや。俺がオーナーになる前の話で…前のオーナーに聞いた…受け売りみたいなものなんだ」
申し訳なさそうにする宝条に、聖月は大きく首を振る。
「いえっ、すいません……大丈夫です。…それを聞きたかったんです」
「…え?」
聖月の言葉に、二人分の困惑の声が聞こえた。聖月は精一杯の笑顔を作る。口角を上げるのがこんなに大変だなんて今まで知らなかった。―――今自分は酷い顔と声をしている。聖月のその予想通り、聖月の顔は人に見せる顔ではなかった。
「…有難うございます。時間を取らせてしまって、…もう俺帰りますね。本当に、ありがとうございました」
ぴくぴくと痙攣するように動くこめかみが、聖月の顔の崩壊を予期させるもので、急いでここから去らなきゃいけないと思った。深々とお辞儀をして、椅子から立ち上がり、足早に去ろうとする―――だが。
「待ってくださいッ」
「あっ――――、」
ガッ、と腕を掴まれ聖月は身体を無理やり止められた。身体をつんのめりそうになり、必死に足を床に固定させた。耳朶に響く黒川の声と共に、彼の必死で真剣な表情を見てしまい、聖月は自分の顔が歪むのを感じる。
あ、ヤバイ――。
「セイさん、帰っちゃダメです。このまま帰ったら、貴方はきっと死んでしまうっ、今そんな顔してますっ!」
「――――ッ」
黒川のその言葉で、一気に緊張が解け、そのまま腰が抜けた。あまりに必死で、純粋な声で…―――今まで我慢していた涙が一気に溢れる。ボロボロと栓が取れたように流れる涙は、まるで聖月の感情の海だった。
「あ、っ、すい、すいません……申し訳ないです…」
自分が情けない。床に顔を突っ伏して、聖月は泣きながら二人に謝り続けた。二人は小さくなりボロボロと泣いている聖月を心配そうに見つめている。その眼には、ディメントではあり得ない慈愛があった。
こんなことをして、二人の迷惑になる。嗚咽を漏らしながら、頭の中で宗祐の顔が浮かんでいた。パキン、パキン…。精悍な宗祐の顔がひび割れていく。知りたくない、だけど知っていなければいけない、宗祐の本性を知ってしまったから。
尊敬する人は、人を半殺しにする最低な人だった。
そこまで知ってしまっても、どうしてか、彼の事を嫌いにはなれなかった。知った時はショックで、天地がひっくり返ったように動揺したのに、嫌悪感はなかった。どうして自分は彼を嫌いになれないのだろう。それを考えようとすると、苦しくて、悲しくて、どうしてだか会いたいと思ってしまった。
宗祐よりも、きっと自分は最低な人間だと聖月は思った。普通だったら幻滅するはずなのに、どうして「会いたい」なんてこんな気持ちを抱くのだろう。こんなの、普通じゃない。それが心を無茶苦茶に揺さぶり、聖月の感情が激しく突き動かせる。
黒川の優しい言葉は聖月の事をよく理解していた。きっとこのまま帰ったら、聖月はそのままふらりとした死を選んでいただろう。
「良かったら…セイくんと、羽山さんの事…教えてもらってもいいかな?」
グスグスと泣いていた聖月の耳に、優しい声が響いた。聖月が顔を涙で濡れた顔を上げると、慈愛に満ち、心配した様子の宝条の顔が近くにあった。聖月は、小さく頷く。それが、情報を教えて貰った対価で、正当なものだと思ったから。
二人は聖月の掠れた声で語られる宗祐の話を聞いていた。紳士な彼に優しくしてもらったこと、何年も手を出されず、家に呼ばれ男娼館を出禁になっていた過去を語られ、酷い言葉で脅し、自分から離れるように言われたこと…。
初対面の人にこんなこと始めて言った。二人の優しい雰囲気がそうさせるのだろうか。聖月は言いながら、やはりあれは夢だったのかもしれないと思った。
そんな聖月の願いにも似た考えは、宝条の言葉で打ち消された。
「つまり、セイくんは羽山さんに騙されたってことだよね? 離れられてよかったじゃない」
「っ」
確かにその通りだ。普通だったら、そう思うはずだ。
「…セイさんは、わざわざそれを聞いてここまで雨の中来たんですよね。事実を知って羽山さんの事を理解して『分からなかった事』は分かったんですか」
黒川の真っすぐな声と言葉に、聖月は動けなくなる。
「羽山さんの過去を知ったら、全部分かると思ったのに…、全然分からなくなっちゃった…。普通だったら、気持ち悪いとかあり得ないとか…イヤだって思うはずなのに、おかしいんだ、俺……きっと、」
聖月は自嘲気味にそう言った。自分が分からない。グチャグチャになったこの感情をどこにぶつけていいのかさえも分からなくて、二人に吐露することしか出来ずにいた。そんな聖月に、黒川のはっきりとした声がぶつけられた。
「それって、セイさんが彼を信じたい、大切にしたいってことじゃないですか」
「セイくんはその人の事を知ってどうするの?」
「…―――」
聖月はその彼の言葉に固まる。反芻し、考えようとして、頭が真っ白になってしまう。
「ちょっと、宝条さんっ」
黒川の焦った声が部屋に響いた。優しい黒川の気遣いに、聖月は自分はどれだけ甘い考えで来たのか思い知らされた。聖月は黒川に「大丈夫です」と目で訴える。彼は聖月のその目に気づき、そのまま黙った。
「…分からないです…」
聖月はいつの間にか自分の思いを吐露していた。目の前の二人は聖月の言葉に目を丸くした。
「分からなくて…、もし羽山さんの事が分かったら、それが分かるかもしれないって思ったんです」
よく分からない曖昧な言葉だと自分でも思った。掠れた声で表したこの感情は何なのか、聖月は分からない。こんなことを初対面の人に話すのは、ありえない、失礼な事だと自分でも分かっていた。聖月は宝条の顔が見れないでいた。
「すいません…俺、凄くぼんやりとした気持ちで勝手に来て…迷惑かけて…」
「セイくんもクッキーみたいにネガティブだね~」
あはは、と楽しそうに笑う宝条に聖月は気が抜けた。
「そ、それは…」
自覚があります、と小さい声で言った。目の前の彼はさらに声を立てて笑う。そして、言葉を紡いだ。
「ごめんね~。試すような事言って。いちよう個人情報だからさ。信用してないわけじゃないんだけど、もしかしたら悪用されるかもしれないから念のための確認なんだけど…。つまり…その人は…セイくんの大切な人なんだね?」
「はい」
宝条にそう言われて即答出来た。彼と目を合わせると、優しい表情で見つめられた。
―――大切な人。
宗祐がどう思っているのかは分からないし、勝手に個人情報をこそこそ調べて最低な事をしているし、あれから指名も来ていないけれど、大切な人だってことは分かっている。
「ここからはオーナーじゃない個人的な俺の情報なんだけど、それでもいい?」
「…っ、は、はい」
聖月は宝条の言葉を聞くため背筋を伸ばす。ゴクリ、と喉を鳴らす音が二つ聞こえた。一つは聖月でもう一つは黒川だ。
そして宝条は神妙な顔ではっきり言い切った。
「彼はここに来ていた客だった。でも、うちの子を殺しかけて出禁にしたんだ」
「――――」
ドクンッ、と心臓が大きく鳴った。宝条の淡々とした声と、少し眉を顰めた表情が近くで見ているはずなのに遠くの事に思えた。うちの子―――それは『ライブラ』で働いている男娼の事だろう。宝条は「確か…だいたい5年前かな」と言った。
5年前。それは聖月が彼と出会う前の事だ。
「そう、なんですね…」
聖月は、小さく言って項垂れた。知りたかったことだったのに…本当は、知りたくはなかった事を知ってしまった。身体は力が抜けてしまい、頭はぼんやりとしていた。
―――私はディメントで出禁になってるんだ。当時のナンバー持ちを殺しそうになってしまったから
―――キミを指名したのは、DVDを見てキミを壊したいと思ったからだ
宗祐の言葉が蘇る。これではっきりしてしまった。蒼の言葉も、宗祐の言葉も何もかもが真実だったと言う事を。
「ごめんね。これしか分からないや。俺がオーナーになる前の話で…前のオーナーに聞いた…受け売りみたいなものなんだ」
申し訳なさそうにする宝条に、聖月は大きく首を振る。
「いえっ、すいません……大丈夫です。…それを聞きたかったんです」
「…え?」
聖月の言葉に、二人分の困惑の声が聞こえた。聖月は精一杯の笑顔を作る。口角を上げるのがこんなに大変だなんて今まで知らなかった。―――今自分は酷い顔と声をしている。聖月のその予想通り、聖月の顔は人に見せる顔ではなかった。
「…有難うございます。時間を取らせてしまって、…もう俺帰りますね。本当に、ありがとうございました」
ぴくぴくと痙攣するように動くこめかみが、聖月の顔の崩壊を予期させるもので、急いでここから去らなきゃいけないと思った。深々とお辞儀をして、椅子から立ち上がり、足早に去ろうとする―――だが。
「待ってくださいッ」
「あっ――――、」
ガッ、と腕を掴まれ聖月は身体を無理やり止められた。身体をつんのめりそうになり、必死に足を床に固定させた。耳朶に響く黒川の声と共に、彼の必死で真剣な表情を見てしまい、聖月は自分の顔が歪むのを感じる。
あ、ヤバイ――。
「セイさん、帰っちゃダメです。このまま帰ったら、貴方はきっと死んでしまうっ、今そんな顔してますっ!」
「――――ッ」
黒川のその言葉で、一気に緊張が解け、そのまま腰が抜けた。あまりに必死で、純粋な声で…―――今まで我慢していた涙が一気に溢れる。ボロボロと栓が取れたように流れる涙は、まるで聖月の感情の海だった。
「あ、っ、すい、すいません……申し訳ないです…」
自分が情けない。床に顔を突っ伏して、聖月は泣きながら二人に謝り続けた。二人は小さくなりボロボロと泣いている聖月を心配そうに見つめている。その眼には、ディメントではあり得ない慈愛があった。
こんなことをして、二人の迷惑になる。嗚咽を漏らしながら、頭の中で宗祐の顔が浮かんでいた。パキン、パキン…。精悍な宗祐の顔がひび割れていく。知りたくない、だけど知っていなければいけない、宗祐の本性を知ってしまったから。
尊敬する人は、人を半殺しにする最低な人だった。
そこまで知ってしまっても、どうしてか、彼の事を嫌いにはなれなかった。知った時はショックで、天地がひっくり返ったように動揺したのに、嫌悪感はなかった。どうして自分は彼を嫌いになれないのだろう。それを考えようとすると、苦しくて、悲しくて、どうしてだか会いたいと思ってしまった。
宗祐よりも、きっと自分は最低な人間だと聖月は思った。普通だったら幻滅するはずなのに、どうして「会いたい」なんてこんな気持ちを抱くのだろう。こんなの、普通じゃない。それが心を無茶苦茶に揺さぶり、聖月の感情が激しく突き動かせる。
黒川の優しい言葉は聖月の事をよく理解していた。きっとこのまま帰ったら、聖月はそのままふらりとした死を選んでいただろう。
「良かったら…セイくんと、羽山さんの事…教えてもらってもいいかな?」
グスグスと泣いていた聖月の耳に、優しい声が響いた。聖月が顔を涙で濡れた顔を上げると、慈愛に満ち、心配した様子の宝条の顔が近くにあった。聖月は、小さく頷く。それが、情報を教えて貰った対価で、正当なものだと思ったから。
二人は聖月の掠れた声で語られる宗祐の話を聞いていた。紳士な彼に優しくしてもらったこと、何年も手を出されず、家に呼ばれ男娼館を出禁になっていた過去を語られ、酷い言葉で脅し、自分から離れるように言われたこと…。
初対面の人にこんなこと始めて言った。二人の優しい雰囲気がそうさせるのだろうか。聖月は言いながら、やはりあれは夢だったのかもしれないと思った。
そんな聖月の願いにも似た考えは、宝条の言葉で打ち消された。
「つまり、セイくんは羽山さんに騙されたってことだよね? 離れられてよかったじゃない」
「っ」
確かにその通りだ。普通だったら、そう思うはずだ。
「…セイさんは、わざわざそれを聞いてここまで雨の中来たんですよね。事実を知って羽山さんの事を理解して『分からなかった事』は分かったんですか」
黒川の真っすぐな声と言葉に、聖月は動けなくなる。
「羽山さんの過去を知ったら、全部分かると思ったのに…、全然分からなくなっちゃった…。普通だったら、気持ち悪いとかあり得ないとか…イヤだって思うはずなのに、おかしいんだ、俺……きっと、」
聖月は自嘲気味にそう言った。自分が分からない。グチャグチャになったこの感情をどこにぶつけていいのかさえも分からなくて、二人に吐露することしか出来ずにいた。そんな聖月に、黒川のはっきりとした声がぶつけられた。
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