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第四章 暗殺者の選択編
第124話 盗賊からの誘い
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「迷っているな? それならこっちにこい。お前ならすぐに幹部にしてやる」
「うん? あぁ、そう思われたのか……それで、お前たちの仲間も随分と殺したがそれでも俺を入れたいのは何でだ?」
ちょっと過去のことを思い出していただけだが、期待させてしまったようだな。まぁ折角だから理由を聞いてみようと思ったわけだが。
「……これでも俺等はこのあたりじゃ名のしれた盗賊だったのさ。だが最近じゃ七頭なんてのが台頭してきていて面白くねぇ。だが、お前ほどの腕を持つ奴が入ってくれれば七頭にも対抗できる」
どうやら盗賊同士でも縄張り争いが勃発しているようだな。だから俺を入れたいってことか。
「お前も知ってると思うが、丁度これからトルネイルで大規模なオークションが開かれる。噂じゃ七頭もオークションに狙いを定めてるらしいがな。お前が一緒なら奴らを出し抜くことだって出来る! 勿論報酬も弾むぞ? どうだ悪い話じゃないだろう?」
「そうだな……」
とりあえずこいつらの事情はわかった。大した情報でもなかったが七頭ってのが狙っているとわかったのは多少は収穫か。
「ダメだよリョウガ!」
俺が考える仕草を見せていると、そこに快活な声が飛び込んできて後ろを塞いでいたゴーレムの一つが粉々に砕けた。
「な! 俺のゴーレムが!」
「ふぅ。マリスお前は見張りを続けてろと言っただろう?」
砕けたゴーレムのそばにいたのはマリスだった。ゴーレムを生み出したと思われる盗賊に一人が驚きの声を上げていた。
しかしマリスがここにいるのは本来あまり芳しくない。護衛の任務がおろそかになるからだ。
「大丈夫だよ。ゴングが起きたから代わりにお願いしてきたからね」
なるほど。マリスも流石に途中で任務を放棄するほど無責任ではなかったか。
「それよりもリョウガ! まさか本気でそいつらの仲間になるつもりじゃないよね?」
「つもりも何も、そんな気はさらさらないな」
「なんだと!」
マリスへ答えるとこいつらのボスが目を見開いて声を張り上げた。どうやらこいつの中ではもう俺が仲間に入ると考えていたようだな。
「お前、そうかその女がいるからか。だったらそいつも一緒に加えてやってもいいぞ。ゴーレムを粉砕できるほどなら十分に役立つ」
「冗談じゃないわ。なんで私が盗賊なんかにならないといけないのよ」
「だそうだ。本人にその気がないなら仕方ないな」
俺とマリスの返事にボスの表情が赤く染まる。蟀谷にも血管が浮かび上がりピクピクしてるな。そうとう腹が立ってそうだ。
「最初からその気はなかったってことか。随分と俺も舐められたもんだな」
「勝手に俺が仲間になると思い込んでいたのはそっちだろう?」
「――もういい。だったらここで片付けるだけだ」
ボスに纏われている闇が更に大きく膨れ上がっていく。どうやら決着をつけるつもりのようだな。
「リョウガ私も――」
いいかけたマリスの横からゴーレムが攻撃を仕掛けた。マリスも少し焦っているようだが、攻撃は上手く避けているな。
「マリスはそっちを相手していろ」
ゴーレムの方はマリスに任せ、俺はボスを相手することにした。
「お前、俺に勝てると思っているな? だがこの闇の中なら俺は誰にも負けん」
ボスがそう言い放つ。闇の中か。あの纏っている闇と関係してそうだな。きっとそういうスキルなのだろう。
「そうか。だが鎖がなくなった今、俺も本来の力を出せるわけだが?」
「――それならこっちも本気を出すだけだ。見せてやるよスキル昇華者の力を」
昇華者――より強力なスキルが使えるようになった奴らのことか。前にあったガロウも昇華者だったな。
「闇鬼昇華――邪気!」
刹那――ボスの全身を闇が覆い尽くし肥大化した。それはまさに鬼といった様相。なるほど。さっきまでより更にパワーがあがったか。
「ボスが昇華スキル使うなんて、そこまでのやつなのかよ!」
「ぼ、ボスやりすぎないでくださいよ!」
上では手下たちが騒いでいた。この状態のボスを寧ろ恐れているようだな。暴れることで巻き込まれることを恐れているのだろう。
「死ね!」
ボスが闇に覆われた拳で攻撃してきた。飛んで避けると轟音と共に地面が大きく凹んだ。俺が言うのも何だが環境に優しくない奴だな。
「大したパワーだな」
「フンッ!」
ボスが更に拳を重ねてきた、が、空中でもこれぐらいなら余裕で避けられる。
「最初は少しはやるかと思ったが、そうでもなかったようだな」
俺はそのままボスの拳に乗り腕を伝い疾駆した。その間に電撃を右腕に集中させる。スキルによって一見巨大化したように思えるが、ボス自身が大きくなったわけじゃない。そう見えているだけだ。
それでも耐久力が大分上がっているので炎を防いだりは可能なようだが、ボスの本体が埋まっている場所さえわかれば――俺は右手に集中させた電撃を放ち本体部分を貫いた。
「――な、馬鹿な、俺がこんなかん、たん、に……」
どれだけ自分を大きく見せても弱点となる本体の場所が明らかなら怖くもない。ボスの声が弱々しくなっていき覆われていた闇も消え去り絶命したボスだけが残された。
「こっちも終わったよ!」
マリスの声が聞こえた。見るとゴーレムもマリスの力で全て粉砕されたようだった。
崖の上では残った手下が逃走しようとしていた。このへんの判断は早いが俺も逃がす気はない。
「悪いが後顧の憂いは立たせてもらうぞ」
解放した右腕で崖に拳を放つ。亀裂が走り崖の上の足場が崩れ手下を巻き込んで崩落した。
「……最初は胸騒ぎがしたんだけど、気のせいだったね。やっぱりリョウガは強いよ」
言って苦笑するマリス。胸騒ぎか。まぁこれまでと比べればスキルなど上手いこと使ってくる相手ではあったがな。
「こうなったら、おまえ、ら、も、道連れ――」
「ま、油断が出来ない連中だったのは確かだがな」
マリスにそう答えつつ手下の一人の頭を潰した。生き残っていたのがいたがばれると思っていなかったのか最後に目を見開いて驚愕していたな。
最後になにかしようとしていたようだが、道連れと言っていたのと今夜のことを考えればこいつが魔獣を呼び寄せていた張本人なのだろうな。
「さて、これで終わりだ。戻るぞ」
「う、うん。でも、やっぱり私、余計なお世話だったかな?」
心配そうに聞いてくるマリス。だが、そうだな。
「ま、おかげでボスに集中出来たからな」
「え? じゃ、じゃあ役に立てたんだね!」
「そうだな」
俺が答えるとマリスは嬉しそうにはにかんだ。これぐらいで単純な奴だなと思いつつも俺たちは依頼者の下へ戻った――
「うん? あぁ、そう思われたのか……それで、お前たちの仲間も随分と殺したがそれでも俺を入れたいのは何でだ?」
ちょっと過去のことを思い出していただけだが、期待させてしまったようだな。まぁ折角だから理由を聞いてみようと思ったわけだが。
「……これでも俺等はこのあたりじゃ名のしれた盗賊だったのさ。だが最近じゃ七頭なんてのが台頭してきていて面白くねぇ。だが、お前ほどの腕を持つ奴が入ってくれれば七頭にも対抗できる」
どうやら盗賊同士でも縄張り争いが勃発しているようだな。だから俺を入れたいってことか。
「お前も知ってると思うが、丁度これからトルネイルで大規模なオークションが開かれる。噂じゃ七頭もオークションに狙いを定めてるらしいがな。お前が一緒なら奴らを出し抜くことだって出来る! 勿論報酬も弾むぞ? どうだ悪い話じゃないだろう?」
「そうだな……」
とりあえずこいつらの事情はわかった。大した情報でもなかったが七頭ってのが狙っているとわかったのは多少は収穫か。
「ダメだよリョウガ!」
俺が考える仕草を見せていると、そこに快活な声が飛び込んできて後ろを塞いでいたゴーレムの一つが粉々に砕けた。
「な! 俺のゴーレムが!」
「ふぅ。マリスお前は見張りを続けてろと言っただろう?」
砕けたゴーレムのそばにいたのはマリスだった。ゴーレムを生み出したと思われる盗賊に一人が驚きの声を上げていた。
しかしマリスがここにいるのは本来あまり芳しくない。護衛の任務がおろそかになるからだ。
「大丈夫だよ。ゴングが起きたから代わりにお願いしてきたからね」
なるほど。マリスも流石に途中で任務を放棄するほど無責任ではなかったか。
「それよりもリョウガ! まさか本気でそいつらの仲間になるつもりじゃないよね?」
「つもりも何も、そんな気はさらさらないな」
「なんだと!」
マリスへ答えるとこいつらのボスが目を見開いて声を張り上げた。どうやらこいつの中ではもう俺が仲間に入ると考えていたようだな。
「お前、そうかその女がいるからか。だったらそいつも一緒に加えてやってもいいぞ。ゴーレムを粉砕できるほどなら十分に役立つ」
「冗談じゃないわ。なんで私が盗賊なんかにならないといけないのよ」
「だそうだ。本人にその気がないなら仕方ないな」
俺とマリスの返事にボスの表情が赤く染まる。蟀谷にも血管が浮かび上がりピクピクしてるな。そうとう腹が立ってそうだ。
「最初からその気はなかったってことか。随分と俺も舐められたもんだな」
「勝手に俺が仲間になると思い込んでいたのはそっちだろう?」
「――もういい。だったらここで片付けるだけだ」
ボスに纏われている闇が更に大きく膨れ上がっていく。どうやら決着をつけるつもりのようだな。
「リョウガ私も――」
いいかけたマリスの横からゴーレムが攻撃を仕掛けた。マリスも少し焦っているようだが、攻撃は上手く避けているな。
「マリスはそっちを相手していろ」
ゴーレムの方はマリスに任せ、俺はボスを相手することにした。
「お前、俺に勝てると思っているな? だがこの闇の中なら俺は誰にも負けん」
ボスがそう言い放つ。闇の中か。あの纏っている闇と関係してそうだな。きっとそういうスキルなのだろう。
「そうか。だが鎖がなくなった今、俺も本来の力を出せるわけだが?」
「――それならこっちも本気を出すだけだ。見せてやるよスキル昇華者の力を」
昇華者――より強力なスキルが使えるようになった奴らのことか。前にあったガロウも昇華者だったな。
「闇鬼昇華――邪気!」
刹那――ボスの全身を闇が覆い尽くし肥大化した。それはまさに鬼といった様相。なるほど。さっきまでより更にパワーがあがったか。
「ボスが昇華スキル使うなんて、そこまでのやつなのかよ!」
「ぼ、ボスやりすぎないでくださいよ!」
上では手下たちが騒いでいた。この状態のボスを寧ろ恐れているようだな。暴れることで巻き込まれることを恐れているのだろう。
「死ね!」
ボスが闇に覆われた拳で攻撃してきた。飛んで避けると轟音と共に地面が大きく凹んだ。俺が言うのも何だが環境に優しくない奴だな。
「大したパワーだな」
「フンッ!」
ボスが更に拳を重ねてきた、が、空中でもこれぐらいなら余裕で避けられる。
「最初は少しはやるかと思ったが、そうでもなかったようだな」
俺はそのままボスの拳に乗り腕を伝い疾駆した。その間に電撃を右腕に集中させる。スキルによって一見巨大化したように思えるが、ボス自身が大きくなったわけじゃない。そう見えているだけだ。
それでも耐久力が大分上がっているので炎を防いだりは可能なようだが、ボスの本体が埋まっている場所さえわかれば――俺は右手に集中させた電撃を放ち本体部分を貫いた。
「――な、馬鹿な、俺がこんなかん、たん、に……」
どれだけ自分を大きく見せても弱点となる本体の場所が明らかなら怖くもない。ボスの声が弱々しくなっていき覆われていた闇も消え去り絶命したボスだけが残された。
「こっちも終わったよ!」
マリスの声が聞こえた。見るとゴーレムもマリスの力で全て粉砕されたようだった。
崖の上では残った手下が逃走しようとしていた。このへんの判断は早いが俺も逃がす気はない。
「悪いが後顧の憂いは立たせてもらうぞ」
解放した右腕で崖に拳を放つ。亀裂が走り崖の上の足場が崩れ手下を巻き込んで崩落した。
「……最初は胸騒ぎがしたんだけど、気のせいだったね。やっぱりリョウガは強いよ」
言って苦笑するマリス。胸騒ぎか。まぁこれまでと比べればスキルなど上手いこと使ってくる相手ではあったがな。
「こうなったら、おまえ、ら、も、道連れ――」
「ま、油断が出来ない連中だったのは確かだがな」
マリスにそう答えつつ手下の一人の頭を潰した。生き残っていたのがいたがばれると思っていなかったのか最後に目を見開いて驚愕していたな。
最後になにかしようとしていたようだが、道連れと言っていたのと今夜のことを考えればこいつが魔獣を呼び寄せていた張本人なのだろうな。
「さて、これで終わりだ。戻るぞ」
「う、うん。でも、やっぱり私、余計なお世話だったかな?」
心配そうに聞いてくるマリス。だが、そうだな。
「ま、おかげでボスに集中出来たからな」
「え? じゃ、じゃあ役に立てたんだね!」
「そうだな」
俺が答えるとマリスは嬉しそうにはにかんだ。これぐらいで単純な奴だなと思いつつも俺たちは依頼者の下へ戻った――
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