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第五章 転生忍者吸血鬼出現編
幕間 弟子入りしたいロイス 其の八
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「ギルドマスターはいるかい! とっとと出てきな!」
宣言どおり、街に戻り冒険者ギルドにつくなりメラが怒声を上げた。ギルドにいる冒険者達がざわついている。
何だこの殴り込みみたいな行動。
「お、おいあれって?」
「あぁ、確か赤髪の――」
――ギロッ!
「「「「「「「「「ヒッ!」」」」」」」」」」
周囲の冒険者が何かささやき始めたが、メラが一睨みしただけで怯えた声を上げて静まり返ってしまったぞ。
メラ……一体どれだけ嫌われてるんだ。普段から何をして回ってるんだ?
「こ、これはこれは。随分とお久しぶりですねメラ、ひっ! な、なな、なんですか!」
「だまりな! 私は気が立ってるんだ!」
メラの背中に炎で出来た魔神が浮かび上がった。
ギルドマスターになんて真似してるんだおい!
「いくらなんでもやりすぎじゃないのかこれ? 大問題だろう?」
「ま、まぁメラ様ならこれぐらい問題ないかと」
「本当かよ……」
苦笑交じりにフローラが言ったが、本当にメラはこれまで一体どれだけの真似をしてきたんだ?
「あの、それで今回はどのようなご用件で?」
「畑を荒らしているアーマードボアのことは知ってるかい?」
ギルドマスターの腰がやたらと低い……右目に眼帯をした強面の顔をしているのにやたらヘコヘコしているぞ……
「あの鬼のギルドマスターが冗談だろう?」
「軍にいたころは鬼軍曹と呼ばれていたほどの男だというのに……」
また周囲から驚きの声が。鬼軍曹?
「は、はい勿論です! そのことでしたら申し訳ありません」
いや……メラに向けて両手をすり合わせながら中腰で子ぶるような笑いを浮かべている始末だぞ。これのどこが鬼なんだ。
「そ、その、最近はダンジョンに潜る冒険者ばかりが目立ってしまい、中々その問題に取り組んでくれる冒険者がおらず……で、ですが何とかできそうな冒険者をすぐにでも見つけて……」
「それならこっちでとりあえず鎮めたよ。ダンジョンが出来たぐらいで浮かれるようなぼんくらどもに任せてもおけないからね」
メラの発言に、辺りの冒険者が色めきだった。
よくよく見ているとメラの登場にあからさまに恐れを抱いているのもいるが、それ以外、つまりメラを何者だと訝しがったり、睨みを効かせている連中もいる。
そもそもギルド内にいる冒険者が多い。併設している酒場では既に酒盛りを始めているようなのもいた。
「そ、そうだったのですか。では一体何故?」
「ふん。それはね」
「おいおい、さっきから見てりゃこんな女一人に内をビビってるんだが」
メラと鬼軍曹とやらが会話を続ける中、一人の大柄な男が何人か引き連れてメラに近づいてきた。で、デカいな。まるで熊みたいな男だ。
背中にはベルトで止めた巨大な戦斧が見えた。冒険者と言うか荒くれ者というか、そんな感じだ。
そもそも冒険者には荒くれ者が多いから不思議ではないのだけどな。
「なぁマスター。アーマードボアがどうとか言っていたな? なんなら俺がぶっ殺してやろうか? こんな女よりは俺のほうが遥かに役立つぜ」
「いや、しかしそれは片がついたと言っているし……」
「おいおい、こんなガキどもを引き連れて調子に乗ってるような女を信じているのかよ? どうせそんなのは口から出任せだろう? 大体片付けたなら死体でも持ってくるだろうがなぁ?」
「そんなのないっす。し、メラ姉さんは無駄に命を奪うような真似しないっす。アーマードボアはメラ姉さんに説得されて去ったっす」
「は? メラ、姉さん?」
「何だメラ姉さんって?」
「あはは~……」
何かまた妙なざわめきが起きているな。フローラも苦笑してるし。
「説得? ぎゃはははは! 聞いたかよ? 説得だとよ!」
「何だおい。お前はアーマードボア語がわかるのかい?」
「おもちろ~い」
冒険者達が嘲笑しだした。
……何かイラつく連中だ。この女は気に入らないが、何か勘違いしているようなこの連中も腹立たしい。
「全く見た目はエロいし中々の女だが頭は残念なようだな。ま、だけど仕方ないか。アーマードボアはあれで手強いからな。俺らならこないだみたく軽く仕留めることが出来るが女がどうこうできる相手じゃない。言い訳ならもっとマシなのをだ」
「今なんと言った?」
「は?」
その時、メラの目つきが変わった。男を睨み問いかける。
「何だ聞こえなかったのか? こないだ俺らが軽くアーマードボアを倒したと言ったんだよ」
「それはサイズの小さいこどものアーマードボアじゃなかったかい?」
「何?」
「さっさと答えな! このウスラトンカチが!」
メラが恫喝するような声を上げた。男たちが一瞬ビクッと震えたが。
「だ、だから何だって言うんよ! 子どもだろうがなんだろうがアーマードボアはアーマードボアだろうが! 寧ろ子供の内に仕留めて危険が及ばないようにしてやったんだから感謝、グボラァアアアァアァアァアアア!」
メラが手をかざした途端、大男が爆発し宙を待った。そのまま床に翻筋斗打つ格好になる。
「「「「て、テメェ何をグボォォオォオォォオォオオオ!」」」」
大男が爆破されメラに襲いかかろうとした連中も纏めてふっ飛ばされた! ギルドの床に黒焦げになって転がる冒険者連中。
だがメラはそれでは止まらなかった。ドスドスとでも聞こえてきそうな足取りで近づき大柄な男の首根っこつかまえて起こした。
「な、なな、あんた一体」
「いいかよく聞きなこのボンクラが! この辺りにはこの辺りのルールがあるんだ! 子どもの獣を殺すのはご法度なのさ! あんたの馬鹿な行動で親のアーマードボアが暴れたんだよ! そんなこともわかんなかったのかい!」
「ひ、そんなのしるわけグボオォオォオォオ!」
「知らないで済んだらルールなんていらないんだよこのボケがぁあああ!」
「ひ、たすけ、ひぃいぃいぃ!」
それから何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も――男たちは爆発し炎上し続けた。全身が黒焦げになり意識を失うとその意識を敢えて取り戻させ更に爆破するという徹底ぶりだ。お、鬼だ……ここに鬼がいる!
お知らせ
2巻!いよいよ明日には店頭に並ぶと思います!どうぞどうぞよろしくお願い致します!
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メラ……一体どれだけ嫌われてるんだ。普段から何をして回ってるんだ?
「こ、これはこれは。随分とお久しぶりですねメラ、ひっ! な、なな、なんですか!」
「だまりな! 私は気が立ってるんだ!」
メラの背中に炎で出来た魔神が浮かび上がった。
ギルドマスターになんて真似してるんだおい!
「いくらなんでもやりすぎじゃないのかこれ? 大問題だろう?」
「ま、まぁメラ様ならこれぐらい問題ないかと」
「本当かよ……」
苦笑交じりにフローラが言ったが、本当にメラはこれまで一体どれだけの真似をしてきたんだ?
「あの、それで今回はどのようなご用件で?」
「畑を荒らしているアーマードボアのことは知ってるかい?」
ギルドマスターの腰がやたらと低い……右目に眼帯をした強面の顔をしているのにやたらヘコヘコしているぞ……
「あの鬼のギルドマスターが冗談だろう?」
「軍にいたころは鬼軍曹と呼ばれていたほどの男だというのに……」
また周囲から驚きの声が。鬼軍曹?
「は、はい勿論です! そのことでしたら申し訳ありません」
いや……メラに向けて両手をすり合わせながら中腰で子ぶるような笑いを浮かべている始末だぞ。これのどこが鬼なんだ。
「そ、その、最近はダンジョンに潜る冒険者ばかりが目立ってしまい、中々その問題に取り組んでくれる冒険者がおらず……で、ですが何とかできそうな冒険者をすぐにでも見つけて……」
「それならこっちでとりあえず鎮めたよ。ダンジョンが出来たぐらいで浮かれるようなぼんくらどもに任せてもおけないからね」
メラの発言に、辺りの冒険者が色めきだった。
よくよく見ているとメラの登場にあからさまに恐れを抱いているのもいるが、それ以外、つまりメラを何者だと訝しがったり、睨みを効かせている連中もいる。
そもそもギルド内にいる冒険者が多い。併設している酒場では既に酒盛りを始めているようなのもいた。
「そ、そうだったのですか。では一体何故?」
「ふん。それはね」
「おいおい、さっきから見てりゃこんな女一人に内をビビってるんだが」
メラと鬼軍曹とやらが会話を続ける中、一人の大柄な男が何人か引き連れてメラに近づいてきた。で、デカいな。まるで熊みたいな男だ。
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そもそも冒険者には荒くれ者が多いから不思議ではないのだけどな。
「なぁマスター。アーマードボアがどうとか言っていたな? なんなら俺がぶっ殺してやろうか? こんな女よりは俺のほうが遥かに役立つぜ」
「いや、しかしそれは片がついたと言っているし……」
「おいおい、こんなガキどもを引き連れて調子に乗ってるような女を信じているのかよ? どうせそんなのは口から出任せだろう? 大体片付けたなら死体でも持ってくるだろうがなぁ?」
「そんなのないっす。し、メラ姉さんは無駄に命を奪うような真似しないっす。アーマードボアはメラ姉さんに説得されて去ったっす」
「は? メラ、姉さん?」
「何だメラ姉さんって?」
「あはは~……」
何かまた妙なざわめきが起きているな。フローラも苦笑してるし。
「説得? ぎゃはははは! 聞いたかよ? 説得だとよ!」
「何だおい。お前はアーマードボア語がわかるのかい?」
「おもちろ~い」
冒険者達が嘲笑しだした。
……何かイラつく連中だ。この女は気に入らないが、何か勘違いしているようなこの連中も腹立たしい。
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「今なんと言った?」
「は?」
その時、メラの目つきが変わった。男を睨み問いかける。
「何だ聞こえなかったのか? こないだ俺らが軽くアーマードボアを倒したと言ったんだよ」
「それはサイズの小さいこどものアーマードボアじゃなかったかい?」
「何?」
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メラが手をかざした途端、大男が爆発し宙を待った。そのまま床に翻筋斗打つ格好になる。
「「「「て、テメェ何をグボォォオォオォォオォオオオ!」」」」
大男が爆破されメラに襲いかかろうとした連中も纏めてふっ飛ばされた! ギルドの床に黒焦げになって転がる冒険者連中。
だがメラはそれでは止まらなかった。ドスドスとでも聞こえてきそうな足取りで近づき大柄な男の首根っこつかまえて起こした。
「な、なな、あんた一体」
「いいかよく聞きなこのボンクラが! この辺りにはこの辺りのルールがあるんだ! 子どもの獣を殺すのはご法度なのさ! あんたの馬鹿な行動で親のアーマードボアが暴れたんだよ! そんなこともわかんなかったのかい!」
「ひ、そんなのしるわけグボオォオォオォオ!」
「知らないで済んだらルールなんていらないんだよこのボケがぁあああ!」
「ひ、たすけ、ひぃいぃいぃ!」
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