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第五章 転生忍者吸血鬼出現編
第三百十六話 転生忍者、ドルドとの再戦
しおりを挟む 俺たちはドルドに捕まっていたマグを見つけた。
それにしても服が……あの野郎とんだ変態だな。とにかく放置してはおけない状況だ。
「ホウオウ! 頼むぞ!」
「ケーーーーン!」
新たに名付けた名前で呼びかけると、張り切った様子でホウオウが辺りに雷を撒き散らした。
吸血鬼に噛まれて人ではなくなったのもいた。元々いた村人だろう。
それに騎士もだ。雷は広範囲に降り注いだ。死なない程度といっていいのかわからないが、ドルド以外は殺さない程度に留めておく。
そして――ホウライから飛び降り、奴の背後を取った。振り向いたその顔に力を込めた拳を思いっきり叩き込んでやった。
ドルドがうめき声を上げ飛んでいく。そして地面を転がった後、片膝立ちになり俺を睨んできた。
「き、貴様――ジン・エイガーーーーーー!」
「よぉ害虫。しぶといテメェを今度こそきっちり踏み潰しに来たぜ」
ドルドに向かってはっきり宣言してやった。こいつを生かしておく道理はない。今度こそ徹底的に踏み潰して消しておく。
「中々面白い冗談だ。君はこの状況が見えているのかな?」
「見えているがそれがどうした?」
「ふふ、そのふてぶてしい態度。以前はもう少しは可愛げがあったかと思いますが」
うるさいやつさ。大体こいつには俺が忍者として戦っていたこともバレている。今更遠慮することもない。
「カカッ、しかしこれは僥倖僥倖。わざわざ片付けるべき対象が餌を引き連れてやってきたのだからな」
「な、何じゃ! 気持ち悪い目でみるななのじゃ!」
ドルドがカグヤを舐め回すように見た。全く気持ちの悪いやつだ。
「カグヤ! こっちは俺がやるからマグとマガミを!」
「わ、わかったのじゃ!」
姫様はドルドに狙われている。だが、マグとマガミの状況を見れば連れてきて良かったとも思えてしまう。とにかく姫様に治療を施してもらわないと。
「エンコウ! カグヤを頼む!」
カグヤの肩の上でエンコウがドンっと胸を叩いた。エンコウは頼りになる。
「カイエン! その女を捕らえろ!」
「はイ、ドルド様――」
ちっ、わかっていたが、やっぱカイエンはもう向こう側か。
そしてカイエンが動き出すが、その間に立ち塞がったのはスワローだった。
「むゥ、お前ハ、はははッ、スワロー、スワローじゃなイか。会いたカったヨ! 食べたカったヨ! お前を私ノ血に糧ニッ!」
「カイエン……」
くそ! 今のスワローとカイエンのやり取りだけでも、カイエンは正常ではないことがわかる。そしてスワローが苦しんでいるのも……
だが、どうする? あの状態のカイエンにスワローは……
「坊ちゃま! ここは私にお任せ下さい! カイエンは私の手で!」
しかし、スワローが決意のこもった声で叫んだ。
スワローなみのケジメってことか……それを聞いたら任せるほか無い。
「わかった。だけど、無茶はするなよ!」
「善処します……」
善処か……無茶もしないで勝てる相手じゃないってことか……
「チッ、だったらダルク! お前がそいつを捕まえろ!」
「わかリまシたよっト――」
「キキィイィイイイ!」
ドルドの命令でもうひとりの騎士が動き出すが、その間にはもとに戻ったエンコウが立ち塞がった。しっかりカグヤを守ろうとしてくれている。
「残念だったなお前の目論見は外れたぜ?」
「ちっ、だがこっちにはまだ兵力があるさ」
「それはどうかな? 忍法・口寄せの術!」
俺は構わず向こうの言葉で忍法を行使した。カグヤやスワローはそれどころじゃない以上、聞こえてはいないだろう。
『只今参上いたしましたぞ!』
そして俺の横にエンサイが現れた。ドルドの顔が悔しそうに歪む。
「また妙な魔法を――」
魔法じゃないんだがな。とにかく。
「エンサイ。他の皆のサポートを頼む。露払いをメインで」
『承知いたしました!』
「詠唱は無しだぞ!」
『む、むぅ仕方ありませんな!』
良かった素直に聞いてくれた。この状況であの長い詠唱は勘弁してほしいからな。
「さて、後はお前だな」
「チッ、あまり舐めないでもらいたいものですね。既に夜の帳も降りている。我らにとっては最大限の力を発揮できる時間なのだから」
「そうかよ。だが条件は前と一緒だろうが」
以前戦ったときも夜だったからな。
「違う、あの騎士たちが決め手だった。血を吸い続け得た魔力によって以前よりも私は強くなったのだ! カオスウーズ!」
ドルドの全身からドロリとした液体が染み出し形を変えていく。
「さて、こんなのはどうかな?」
ドルドが不敵に笑うと、ドロッとした液体が腕に変わっていく。何本だ? 十本、二十本――
「数えるのが面倒な量だな。それ、あいつの真似のつもりか?」
「違うな。私のはあの馬鹿よりも優れているのだ!」
言うが速いか多数の拳を俺に向けて連打してきた。とにかく避けていくと拳の触れた地面が煙を上げドロドロに溶けていく。
「自然に優しくない魔法だな」
「相変わらず軽口だけは一丁前だな!」
軽口だけね。それはわりとこっちの話でもあるが!
「忍法・雷光波!」
「ぐっ!」
突き出した両手から雷が直線状に放たれる。ドルドは避けられず直撃した。そしてドルドは両腕を交差させるようにして耐えていた。服はすっかりぼろぼろだがな。
「……ふむ」
残った袖をビリっと引き裂き、コキコキと首を均している。全く余裕だな。
「忍法・花鳥風月!」
更に続けて忍法を行使、無数の風の鳥がドルドに向けて飛んでいく。鳥の大群に飲まれ吹き飛ぶドルドだが、すぐにムクッ立ち上がった。
「――カカッ、あ~はっはっはっはっは!」
そしてかと思えば大声で笑い出した。いちいちやることが腹の立つ奴だ。
「何がおかしい」
「いやいや、これはすまないね」
片眼鏡を直し半身の姿勢を取った後、片目だけで俺を睨めつけてくる。
その瞳には何かを見透かしたような、そんな気配が漂っている。
「これはあくまで憶測だ。だが、確信してもいる。ジン・エイガ。貴様、調子が悪いのかそれとも他に何か理由があるか知らないが、力が落ちてるな?」」
チッ、あれだけでそこに気がつくかよ。
「何の話だ?」
とは言え、素直に認めるわけにもいかない。ここは白を切らせてもらう。
「くくっ、やはりそうか。今のお前の魔法、明らかに以前よりも威力がなかった」
「……俺がお前を舐めてた可能性だってあるだろう。これから本気を出すかも知れないぜ」
「その可能性も考慮してのことだ。それに貴様は仲間のことに関しては直情的になる質だ。私を害虫と言い放ち怒りを顕にしていたにしては今のはぬるすぎる。もっともそれでも油断できるほどじゃないが……だが、前戦ったときよりは何とかなりそうですね!」
その時地面から伸びてきた腕が俺を握りしめた。こいつ話している間に地面に潜らせていたのか――
「この程度にも気づけないとは、やはり思った通りのようですねぇ」
それにしても服が……あの野郎とんだ変態だな。とにかく放置してはおけない状況だ。
「ホウオウ! 頼むぞ!」
「ケーーーーン!」
新たに名付けた名前で呼びかけると、張り切った様子でホウオウが辺りに雷を撒き散らした。
吸血鬼に噛まれて人ではなくなったのもいた。元々いた村人だろう。
それに騎士もだ。雷は広範囲に降り注いだ。死なない程度といっていいのかわからないが、ドルド以外は殺さない程度に留めておく。
そして――ホウライから飛び降り、奴の背後を取った。振り向いたその顔に力を込めた拳を思いっきり叩き込んでやった。
ドルドがうめき声を上げ飛んでいく。そして地面を転がった後、片膝立ちになり俺を睨んできた。
「き、貴様――ジン・エイガーーーーーー!」
「よぉ害虫。しぶといテメェを今度こそきっちり踏み潰しに来たぜ」
ドルドに向かってはっきり宣言してやった。こいつを生かしておく道理はない。今度こそ徹底的に踏み潰して消しておく。
「中々面白い冗談だ。君はこの状況が見えているのかな?」
「見えているがそれがどうした?」
「ふふ、そのふてぶてしい態度。以前はもう少しは可愛げがあったかと思いますが」
うるさいやつさ。大体こいつには俺が忍者として戦っていたこともバレている。今更遠慮することもない。
「カカッ、しかしこれは僥倖僥倖。わざわざ片付けるべき対象が餌を引き連れてやってきたのだからな」
「な、何じゃ! 気持ち悪い目でみるななのじゃ!」
ドルドがカグヤを舐め回すように見た。全く気持ちの悪いやつだ。
「カグヤ! こっちは俺がやるからマグとマガミを!」
「わ、わかったのじゃ!」
姫様はドルドに狙われている。だが、マグとマガミの状況を見れば連れてきて良かったとも思えてしまう。とにかく姫様に治療を施してもらわないと。
「エンコウ! カグヤを頼む!」
カグヤの肩の上でエンコウがドンっと胸を叩いた。エンコウは頼りになる。
「カイエン! その女を捕らえろ!」
「はイ、ドルド様――」
ちっ、わかっていたが、やっぱカイエンはもう向こう側か。
そしてカイエンが動き出すが、その間に立ち塞がったのはスワローだった。
「むゥ、お前ハ、はははッ、スワロー、スワローじゃなイか。会いたカったヨ! 食べたカったヨ! お前を私ノ血に糧ニッ!」
「カイエン……」
くそ! 今のスワローとカイエンのやり取りだけでも、カイエンは正常ではないことがわかる。そしてスワローが苦しんでいるのも……
だが、どうする? あの状態のカイエンにスワローは……
「坊ちゃま! ここは私にお任せ下さい! カイエンは私の手で!」
しかし、スワローが決意のこもった声で叫んだ。
スワローなみのケジメってことか……それを聞いたら任せるほか無い。
「わかった。だけど、無茶はするなよ!」
「善処します……」
善処か……無茶もしないで勝てる相手じゃないってことか……
「チッ、だったらダルク! お前がそいつを捕まえろ!」
「わかリまシたよっト――」
「キキィイィイイイ!」
ドルドの命令でもうひとりの騎士が動き出すが、その間にはもとに戻ったエンコウが立ち塞がった。しっかりカグヤを守ろうとしてくれている。
「残念だったなお前の目論見は外れたぜ?」
「ちっ、だがこっちにはまだ兵力があるさ」
「それはどうかな? 忍法・口寄せの術!」
俺は構わず向こうの言葉で忍法を行使した。カグヤやスワローはそれどころじゃない以上、聞こえてはいないだろう。
『只今参上いたしましたぞ!』
そして俺の横にエンサイが現れた。ドルドの顔が悔しそうに歪む。
「また妙な魔法を――」
魔法じゃないんだがな。とにかく。
「エンサイ。他の皆のサポートを頼む。露払いをメインで」
『承知いたしました!』
「詠唱は無しだぞ!」
『む、むぅ仕方ありませんな!』
良かった素直に聞いてくれた。この状況であの長い詠唱は勘弁してほしいからな。
「さて、後はお前だな」
「チッ、あまり舐めないでもらいたいものですね。既に夜の帳も降りている。我らにとっては最大限の力を発揮できる時間なのだから」
「そうかよ。だが条件は前と一緒だろうが」
以前戦ったときも夜だったからな。
「違う、あの騎士たちが決め手だった。血を吸い続け得た魔力によって以前よりも私は強くなったのだ! カオスウーズ!」
ドルドの全身からドロリとした液体が染み出し形を変えていく。
「さて、こんなのはどうかな?」
ドルドが不敵に笑うと、ドロッとした液体が腕に変わっていく。何本だ? 十本、二十本――
「数えるのが面倒な量だな。それ、あいつの真似のつもりか?」
「違うな。私のはあの馬鹿よりも優れているのだ!」
言うが速いか多数の拳を俺に向けて連打してきた。とにかく避けていくと拳の触れた地面が煙を上げドロドロに溶けていく。
「自然に優しくない魔法だな」
「相変わらず軽口だけは一丁前だな!」
軽口だけね。それはわりとこっちの話でもあるが!
「忍法・雷光波!」
「ぐっ!」
突き出した両手から雷が直線状に放たれる。ドルドは避けられず直撃した。そしてドルドは両腕を交差させるようにして耐えていた。服はすっかりぼろぼろだがな。
「……ふむ」
残った袖をビリっと引き裂き、コキコキと首を均している。全く余裕だな。
「忍法・花鳥風月!」
更に続けて忍法を行使、無数の風の鳥がドルドに向けて飛んでいく。鳥の大群に飲まれ吹き飛ぶドルドだが、すぐにムクッ立ち上がった。
「――カカッ、あ~はっはっはっはっは!」
そしてかと思えば大声で笑い出した。いちいちやることが腹の立つ奴だ。
「何がおかしい」
「いやいや、これはすまないね」
片眼鏡を直し半身の姿勢を取った後、片目だけで俺を睨めつけてくる。
その瞳には何かを見透かしたような、そんな気配が漂っている。
「これはあくまで憶測だ。だが、確信してもいる。ジン・エイガ。貴様、調子が悪いのかそれとも他に何か理由があるか知らないが、力が落ちてるな?」」
チッ、あれだけでそこに気がつくかよ。
「何の話だ?」
とは言え、素直に認めるわけにもいかない。ここは白を切らせてもらう。
「くくっ、やはりそうか。今のお前の魔法、明らかに以前よりも威力がなかった」
「……俺がお前を舐めてた可能性だってあるだろう。これから本気を出すかも知れないぜ」
「その可能性も考慮してのことだ。それに貴様は仲間のことに関しては直情的になる質だ。私を害虫と言い放ち怒りを顕にしていたにしては今のはぬるすぎる。もっともそれでも油断できるほどじゃないが……だが、前戦ったときよりは何とかなりそうですね!」
その時地面から伸びてきた腕が俺を握りしめた。こいつ話している間に地面に潜らせていたのか――
「この程度にも気づけないとは、やはり思った通りのようですねぇ」
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第四章大会編の一部を幕間という章に移動する作業を行ってます。ご不便をおかけしますができるだけ急ぐように致します。書籍の3巻は12月17日から出荷される予定です。書籍発売と同時にレンタルに移行する話もあります。詳しくは近況ボードにて書かせて頂いておりますので一読頂けると嬉しく思いますm(_ _)m
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