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幕間
第二百八十一話 転生忍者、ダガーと巣を探す
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俺達の前に姿を見せたのは冒険者のダガーだった。男勝りの女性といった印象の冒険者だが、ところかまわずナイフを投げまくる困った人でもある。
「なるほどな。お前らあのヤバイから依頼を受けて来てたのか。ご苦労なこったな」
「いや、喋りながら当たり前みたいにナイフを投げてくるなよ」
全部受け止めたけどさ。俺じゃなかったら軽く死んでるぜ。
「安心しな。俺は自分が認めた相手ぐらいにしかナイフは投げないのさ」
「認めても投げるなよ。大体初めてギルドに入った瞬間にナイフ投げてただろあんた」
「あれは挨拶代わりだ」
駄目だこの人。だけどこれでも他の連中よりは良識あるんだよな、と思ってしまう俺が怖い。
「ダガーというのだな宜しくなのじゃ!」
「おお。話は聞いてるぜ。あんたがジンが一目惚れしてどうしても欲しくなったから必死に大会でいい成績残して手に入れたっていう奴隷だな?」
「えぇええぇえええぇえええ!?」
「待て待て待て待て待てぇええ! 何だその話! どこで尾ひれ着いた! 誰がそんなことを言ったんだよ!」
とんでもない誤解を生む話になってるじゃないか! デトラも目を剥いて驚いてるし!
「何だ違うのか? エロイとかメグが話してたけどなぁ」
あいつらぁああぁああ!
「あ、あのジンさん」
「先に言っておく、大きな勘違いだ!」
デトラの視線から察した俺は前もって誤解を解いておいた。面倒はごめんだ。
「大体妾はジンのようなおこちゃまは恋愛対象ではないのだ。精々弟感覚といったところじゃな」
「おお、言うねあんた」
「妾はもっと頼りがいのある年上の男性が好きなのじゃ! ジンのような!」
「ええええぇええぇ!?」
「あぁもう。また話をややこしくしてるし――」
そっちの刃は違うんだって、いや厳密に言えば違わないんだけど姫様の中では違って、あぁもうややこしい!
とにかく俺は色々話して取り繕ってごまかした。
「とにかくお前たちも山の主を見つけにいくんだな」
「そうだけど、もってことはダガーもなのか?」
「あぁそうだ。ただし俺は別に素材が目的じゃないけどな。主の様子を見に行くのが目的だ。生態調査みたいなもんだな」
生態調査……冒険者というのはそんな仕事もするんだな。
「ま、何もなければいいんだけどな……」
ダガーはどことなく含みの感じられる呟きを発した。最近は妙に盗賊に遭遇することも多い。それも関係しているのだろうか?
「わりぃな。たまたま出会っただけなのに飯まで貰って」
「いえ、たくさん作ってきたので」
火ノ木の実を手に入れた後は丁度昼になったのでダガーも交えて休憩を取ることにした。そこでデトラが作ってくれたサンドイッチをご馳走してくれたわけだ。
「美味なのじゃ! デトラはきっといい嫁になれるのじゃ」
「え、いい、いいお嫁さん、あわわ、あわわ」
姫様がデトラの料理の腕を褒めると、デトラがまた慌てだした。まぁ結婚とかを考えるにはちょっと早い気もしないでもないけど……でも来年には十歳なわけか。そのぐらいの年だと向こうでも姫様への求婚の申し出が多かった。こっちでもミモザに婚約相手が急遽決まったりと相手を見つける年齢は割と近いのかも知れない。
だとしたらデトラもそういうのを考える年頃とも言えるのか。あぁでも。
「ダガーは別に結婚とかしてないもんな」
若いうちから嫁ぐイメージもあるが、冒険者の女連中を見てるとそうも思えないからな。ダガーも個人的なイメージだが相手はいないと思っていたんだが。
「あん? 馬鹿にするなよしてたぞ俺だって」
「え?」
なんとダガーは結婚しているらしい。ちょっとした驚きだ。いや、でも今の言い方は……
「えっと、してたというと?」
「……ま、冒険者やってれば色々あるわな」
結局ダガーは皆まで語らなかったし、あまり深く追求することでもないと思った。皆もそれはきっと肌で感じたのだろうな。それ以上は踏み込まなかった。
『いやはやしかし、このサンドイッチというものはなんとも美味な、うむむぅ、しかしトマトをパンとやらに挟んだだけでここまで美味いとは! 私はこれまで木になったトマトをそのまま食べるのが至高! と捉えてましたが考えが変わりましたぞ!』
「そ、そうか。良かったな」
トマトでやたら感動してるな。どれだけトマトが好きなんだこの猿は。
「エンサイちゃん器用に食べるよね」
「ウキィ」
「ガウガウ」
デトラがエンサイの食べる姿に感心していた。確かにそうかも。エンコウもサンドイッチは手に持って食べているが、エンサイの方がより人っぽい。まぁ念話でなら人の言葉も介するぐらいだしな。
さて腹も膨れたし俺達は山の主が住むとされている山頂への道程を再開させた。上に行けばいくほど岩場が増えていく。
険しい岩道になってからは元の姿に戻ったエンコウがデトラを肩に乗せ、姫様はマガミの背に乗って移動を続ける。
『ヒィヒィ』
「エンサイ大丈夫か?」
『な、何この程度問題ありません、うぉ!』
エンサイも大分疲れてきてるなと思ったらいよいよ見かねたエンコウがエンサイも担いだ。
『おおこれは快適だ! はいよーエンコウ!』
「ムキィ!」
『す、すみませんすみません! 調子に乗りました!』
そしてエンコウの上ではしゃぐエンサイが怒られていた。エンコウの背中に乗ったまま謝っていたけど、あいつ思ったよりお調子者だな。
「……ここが多分キジムナの巣だね」
「ここが?」
山頂近くまでやってきたところでダガーが声を上げる。その視線の先に巨大な鳥の巣らしきものはあったが、親鳥の姿がない。そして目的の卵もだ。
「えっと、ここに卵がある筈なんですよね?」
「あぁ、キジムナはこの時期に産んだ卵が孵る。今回の素材はその割れた卵の殻だったんだが……」
キジムナは鳥型の魔獣だ。そしてヤバイが欲しがっていたのは親鳥そのものや卵そのものではなくて生まれた後の殻だった。しかも出来るだけ時間が経ってない方がいいらしい。
何でも孵った直後の殻には魔力が豊富に含まれているとか。とは言え時間に関しては一日以内程度で大丈夫なようだ。
この依頼は他に比べると楽そうに思えるが子どもが生まれる直前から親鳥の警戒心は高まる。孵った後も狙われないようにかなり気が高ぶっているから目的が殻とはいえ手に入れるのはかなり難しいそうだ。
これに関しては気配を消して近づけるし、俺なら上手くいくかなと踏んでいたんだが、まさか親鳥もいなければ卵もないとはな。
「既に孵って移動でもしたか?」
一つの考えを口にする。もしそうなら依頼の達成が厳しくなってしまう。ただ、だとしても殻がないのはおかしいか……
「それはない。キジムナは子どもが生まれた後もすぐに場所を変えるような真似はしない。これは嫌な予感がする」
真剣な顔でダガーが呟いた。それにデトラも眉を落とし不安そに尋ねた。
「あの、嫌な予感って一体?」
「まさかまた盗賊か?」
「……まぁ近いっちゃ近いかもしれないけど、ハンターの仕業かもしれない――」
「なるほどな。お前らあのヤバイから依頼を受けて来てたのか。ご苦労なこったな」
「いや、喋りながら当たり前みたいにナイフを投げてくるなよ」
全部受け止めたけどさ。俺じゃなかったら軽く死んでるぜ。
「安心しな。俺は自分が認めた相手ぐらいにしかナイフは投げないのさ」
「認めても投げるなよ。大体初めてギルドに入った瞬間にナイフ投げてただろあんた」
「あれは挨拶代わりだ」
駄目だこの人。だけどこれでも他の連中よりは良識あるんだよな、と思ってしまう俺が怖い。
「ダガーというのだな宜しくなのじゃ!」
「おお。話は聞いてるぜ。あんたがジンが一目惚れしてどうしても欲しくなったから必死に大会でいい成績残して手に入れたっていう奴隷だな?」
「えぇええぇえええぇえええ!?」
「待て待て待て待て待てぇええ! 何だその話! どこで尾ひれ着いた! 誰がそんなことを言ったんだよ!」
とんでもない誤解を生む話になってるじゃないか! デトラも目を剥いて驚いてるし!
「何だ違うのか? エロイとかメグが話してたけどなぁ」
あいつらぁああぁああ!
「あ、あのジンさん」
「先に言っておく、大きな勘違いだ!」
デトラの視線から察した俺は前もって誤解を解いておいた。面倒はごめんだ。
「大体妾はジンのようなおこちゃまは恋愛対象ではないのだ。精々弟感覚といったところじゃな」
「おお、言うねあんた」
「妾はもっと頼りがいのある年上の男性が好きなのじゃ! ジンのような!」
「ええええぇええぇ!?」
「あぁもう。また話をややこしくしてるし――」
そっちの刃は違うんだって、いや厳密に言えば違わないんだけど姫様の中では違って、あぁもうややこしい!
とにかく俺は色々話して取り繕ってごまかした。
「とにかくお前たちも山の主を見つけにいくんだな」
「そうだけど、もってことはダガーもなのか?」
「あぁそうだ。ただし俺は別に素材が目的じゃないけどな。主の様子を見に行くのが目的だ。生態調査みたいなもんだな」
生態調査……冒険者というのはそんな仕事もするんだな。
「ま、何もなければいいんだけどな……」
ダガーはどことなく含みの感じられる呟きを発した。最近は妙に盗賊に遭遇することも多い。それも関係しているのだろうか?
「わりぃな。たまたま出会っただけなのに飯まで貰って」
「いえ、たくさん作ってきたので」
火ノ木の実を手に入れた後は丁度昼になったのでダガーも交えて休憩を取ることにした。そこでデトラが作ってくれたサンドイッチをご馳走してくれたわけだ。
「美味なのじゃ! デトラはきっといい嫁になれるのじゃ」
「え、いい、いいお嫁さん、あわわ、あわわ」
姫様がデトラの料理の腕を褒めると、デトラがまた慌てだした。まぁ結婚とかを考えるにはちょっと早い気もしないでもないけど……でも来年には十歳なわけか。そのぐらいの年だと向こうでも姫様への求婚の申し出が多かった。こっちでもミモザに婚約相手が急遽決まったりと相手を見つける年齢は割と近いのかも知れない。
だとしたらデトラもそういうのを考える年頃とも言えるのか。あぁでも。
「ダガーは別に結婚とかしてないもんな」
若いうちから嫁ぐイメージもあるが、冒険者の女連中を見てるとそうも思えないからな。ダガーも個人的なイメージだが相手はいないと思っていたんだが。
「あん? 馬鹿にするなよしてたぞ俺だって」
「え?」
なんとダガーは結婚しているらしい。ちょっとした驚きだ。いや、でも今の言い方は……
「えっと、してたというと?」
「……ま、冒険者やってれば色々あるわな」
結局ダガーは皆まで語らなかったし、あまり深く追求することでもないと思った。皆もそれはきっと肌で感じたのだろうな。それ以上は踏み込まなかった。
『いやはやしかし、このサンドイッチというものはなんとも美味な、うむむぅ、しかしトマトをパンとやらに挟んだだけでここまで美味いとは! 私はこれまで木になったトマトをそのまま食べるのが至高! と捉えてましたが考えが変わりましたぞ!』
「そ、そうか。良かったな」
トマトでやたら感動してるな。どれだけトマトが好きなんだこの猿は。
「エンサイちゃん器用に食べるよね」
「ウキィ」
「ガウガウ」
デトラがエンサイの食べる姿に感心していた。確かにそうかも。エンコウもサンドイッチは手に持って食べているが、エンサイの方がより人っぽい。まぁ念話でなら人の言葉も介するぐらいだしな。
さて腹も膨れたし俺達は山の主が住むとされている山頂への道程を再開させた。上に行けばいくほど岩場が増えていく。
険しい岩道になってからは元の姿に戻ったエンコウがデトラを肩に乗せ、姫様はマガミの背に乗って移動を続ける。
『ヒィヒィ』
「エンサイ大丈夫か?」
『な、何この程度問題ありません、うぉ!』
エンサイも大分疲れてきてるなと思ったらいよいよ見かねたエンコウがエンサイも担いだ。
『おおこれは快適だ! はいよーエンコウ!』
「ムキィ!」
『す、すみませんすみません! 調子に乗りました!』
そしてエンコウの上ではしゃぐエンサイが怒られていた。エンコウの背中に乗ったまま謝っていたけど、あいつ思ったよりお調子者だな。
「……ここが多分キジムナの巣だね」
「ここが?」
山頂近くまでやってきたところでダガーが声を上げる。その視線の先に巨大な鳥の巣らしきものはあったが、親鳥の姿がない。そして目的の卵もだ。
「えっと、ここに卵がある筈なんですよね?」
「あぁ、キジムナはこの時期に産んだ卵が孵る。今回の素材はその割れた卵の殻だったんだが……」
キジムナは鳥型の魔獣だ。そしてヤバイが欲しがっていたのは親鳥そのものや卵そのものではなくて生まれた後の殻だった。しかも出来るだけ時間が経ってない方がいいらしい。
何でも孵った直後の殻には魔力が豊富に含まれているとか。とは言え時間に関しては一日以内程度で大丈夫なようだ。
この依頼は他に比べると楽そうに思えるが子どもが生まれる直前から親鳥の警戒心は高まる。孵った後も狙われないようにかなり気が高ぶっているから目的が殻とはいえ手に入れるのはかなり難しいそうだ。
これに関しては気配を消して近づけるし、俺なら上手くいくかなと踏んでいたんだが、まさか親鳥もいなければ卵もないとはな。
「既に孵って移動でもしたか?」
一つの考えを口にする。もしそうなら依頼の達成が厳しくなってしまう。ただ、だとしても殻がないのはおかしいか……
「それはない。キジムナは子どもが生まれた後もすぐに場所を変えるような真似はしない。これは嫌な予感がする」
真剣な顔でダガーが呟いた。それにデトラも眉を落とし不安そに尋ねた。
「あの、嫌な予感って一体?」
「まさかまた盗賊か?」
「……まぁ近いっちゃ近いかもしれないけど、ハンターの仕業かもしれない――」
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第四章大会編の一部を幕間という章に移動する作業を行ってます。ご不便をおかけしますができるだけ急ぐように致します。書籍の3巻は12月17日から出荷される予定です。書籍発売と同時にレンタルに移行する話もあります。詳しくは近況ボードにて書かせて頂いておりますので一読頂けると嬉しく思いますm(_ _)m
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