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幕間
第二百六十四話 エンコウVSエンサイ
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sideエンコウ
杖を持ちローブを着た妙な猿が魔法を撃ってきた。
あいつ、火の魔法が得意なようだな。何本もの火の槍が俺に向けて飛んでくる。だが甘い!
土を盛り上げ壁にして防いだ。そして俺も磁気混じりの雷を放つ。射程はそこまで広くないがあいつには十分届くはずだ。
「ウキィ!」
「ムッ!」
間違いなく当たると思った電撃を奴の子分が盾になって防いだ。ボスを守ったというわけか。忠義心は高いようだな。
「ふふ、お前のミスは相手が私だけだと思いこんできたところだ」
「何?」
「猿長! 大変である! 猿たちが陣形を組むようにして取り囲んでいる!」
「何?」
周りを確認するが、なるほど、ただ見ていただけかと思えば、猿たちはしっかり配置に付き攻撃態勢に入ってしまっていた。
「ムキィ! 卑怯っすよ!」
「卑怯? はは面白い冗談だ。私は一言も一対一で戦うなどと言っていないというのに」
そのとおりだ。このエンサイが前に出た途端、他の猿が大人しくなったからボス同士の対決に移行したと思い込んでしまったが、こいつはそんなこと言っちゃいなかった。
「お前とはここの出来が違うということさ」
エンサイが自分の頭を指でつつきながら言う。自分のほうが頭がいいと言いたいのか。ふん、生意気な奴め。だったら教えてやる!
『ウホォオオォオオオオオオ!』
胸を叩き、雄叫びを上げる。周囲の魔猿どもが完全に動きを止めた。俺の声にはそれだけの力がある!
「くっ! 小癪な真似を!」
「キキッ、これで仲間はあてにできなくなったな?」
動きを止めた魔猿の対処に三猿や他の子分が当たりだした。魔法を使う前に奴らは倒されるだろう。
しかし、こいつは一応ボスだけあるな。俺の雄叫びを受けても意識を保ってやがる。
「降参するなら今のうちだぞ?」
「黙れ! このエンサイを舐めるな! 魔猿炎炎!」
何だ? また杖を突き出して性懲りもなく魔法を――奴の周囲に炎に包まれた猿が四体出現した!
「行けっ!」
エンサイの命令に従って炎の猿が動き出した。こいつらまるで意志があるように迫ってくる!
左右から迫った猿が火に塗れた爪で攻撃してきた。
「猿長!」
ミザルが叫び他の猿を率いて動いている気配が感じたが、エンサイが更に魔法を重ねて動きを阻害していた。
その間、炎の猿が縦横無尽に動き回り、炎の爪で攻撃してくる。俺の体に裂傷と火傷が増えていった。
鬱陶しい猿め! 俺は拳で胸を激しく叩く。俺はなんとなく使っていたがどうやらこうすることで俺の磁力の力で血流とやらが、えっと、何か色々あって体が大きくなるようだ。
「な、更にでかくだと!」
一気に決めてやる! 磁力を拳に集め鬱陶しい炎の猿を先ず叩く!
「な、私の魔法が!」
「この程度の魔法で俺をどうにか出来ると思うな!」
エンサイに向けて電撃を放つ。もう守ってくれる猿はいない。俺の電撃がエンサイを捉えた。
「ぐうぅうぅうう! だ、だがこの程度!」
「いや、これでお前の負けだ!」
指をくいっと曲げると、同時にエンサイが飛んできた。磁力を浴びせた。これであいつは抵抗できない。黙って引き寄せられるだけだ!
「ひぃ、な、なんで!」
「これが俺の魔法だ! さぁ覚悟を決めろ!」
腕をブンブンっと振り回し、なすすべもなく飛んできたエンサイに拳を繰り出す! これで終わり、と思ったその時、全身に熱! か、燃えてる! 俺の体が! そして爆発――
空が見えた、そして地面。俺がふっ飛ばされたのか。だがどうして? あの状態からエンサイが魔法を使ったのか?
『全く。様子を見に来てみればこんな頭の悪そうな猿相手に何手間取っているのか』
「御主人様!」
ご、御主人様だと? 地面を体を打ちつけゴロゴロと転がったが立ち上がれない程じゃない。子分が心配していたが俺が立ち上がると安堵の声が上がった。
そして見る――人間。そう人間がぞろぞろと出てきた。エンサイの口ぶりからして俺と同じで人間と契約していたってことか。
「貴様、猿同士の縄張り争いに人間を呼ぶのか!」
「ふん。そもそも我々の縄張りは御主人様の為の物。これは猿だけの問題ではないのだ!」
『何言ってるのかさっぱりわからないが、あの猿、恐らく魔獣だな。頭は悪そうだが捕まえることができれば金になりそうだ』
やってきた人間の一人が俺を見ながらふざけたことを抜かしやがった。こいつら俺を簡単に捕まえられると思ってるのか?
「舐めるな!」
『囀るな猿が。フレイムバード――』
男が魔法を行使し、多くの火に塗れた鳥が俺に迫った。こいつも火の魔法を使うのか!
いや、御主人様が言っていたような従魔契約なら、魔獣の扱う力を借りれるんだったか。こいつが契約してるならその影響で魔法を使ってる可能性がある!
『アニキ! あいつを捕まえるの、俺、俺やる!』
『……そうだな。よしゴクー任せたぞ。だがやりすぎるなよ』
『おう!』
そしてもうひとり、人間にしてはデカい男が前に出てきた。人間の癖に顔も猿っぽい。
『ウホオォオォオオオオ!』
そして、こいつ、猿みたいだと思ったら本当に猿にばけやがった!
『はは、弟は猿の刻印使い。猿になることで弟は野生の力を手に入れる。さぁこれを使え!』
『ウホッ! サンキューアニキ!』
こいつら兄弟なのか……そしてアニキとやらが渡した鋼鉄の爪を嵌めてニヤリと笑った。
『いくぞ! ウホホホオオオオ!』
「お前たち、猿長を守るぞ!」
三猿を含めた子分たちがあの猿化した男に挑みかかっていく。俺がやられてるのを見て助けようとしてくれてるのか。
くぅ、何ていい奴らだ! 俺は今猛烈に感動している!
『ウホホオォオオオオオ!』
「「「「「「「ウキィイイイイイイイイイ!」」」」」」」
しかし、あの猿男、強い! 子分たちがあっという間にふっ飛ばされた!
『ウホッ、後はお前だ』
「舐めるな!」
手に集めた電撃を猿男に、グベッ! な、火球が顔に――
「ウホォオオオ!」
し、しまった! 怯んだ隙に攻撃が――
「グホッ!」
『ウッホホオォオ! もう終わりか?』
『やったぜ流石ゴクー様だ!』
『サゴジョ様の弟だけあるぜ!』
く、くそ、この俺がこんな人間どもに――
『ウホッ、もう終わりか? だったらこれで』
『そうは問屋がおろさないぜ!』
『うん? ウボオオォオオオオ!』
その時だった、空中から降ってきた影がゴクーの顔面に蹴りを叩き込み、ゴクーが吹っ飛んでいった。
こ、これは! 御主人様!
『やれやれ、ただの縄張り争いなら手を出すつもりなかったけど、盗賊が絡んでるとなったらそうはいかないよな――』
杖を持ちローブを着た妙な猿が魔法を撃ってきた。
あいつ、火の魔法が得意なようだな。何本もの火の槍が俺に向けて飛んでくる。だが甘い!
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「何?」
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「何?」
周りを確認するが、なるほど、ただ見ていただけかと思えば、猿たちはしっかり配置に付き攻撃態勢に入ってしまっていた。
「ムキィ! 卑怯っすよ!」
「卑怯? はは面白い冗談だ。私は一言も一対一で戦うなどと言っていないというのに」
そのとおりだ。このエンサイが前に出た途端、他の猿が大人しくなったからボス同士の対決に移行したと思い込んでしまったが、こいつはそんなこと言っちゃいなかった。
「お前とはここの出来が違うということさ」
エンサイが自分の頭を指でつつきながら言う。自分のほうが頭がいいと言いたいのか。ふん、生意気な奴め。だったら教えてやる!
『ウホォオオォオオオオオオ!』
胸を叩き、雄叫びを上げる。周囲の魔猿どもが完全に動きを止めた。俺の声にはそれだけの力がある!
「くっ! 小癪な真似を!」
「キキッ、これで仲間はあてにできなくなったな?」
動きを止めた魔猿の対処に三猿や他の子分が当たりだした。魔法を使う前に奴らは倒されるだろう。
しかし、こいつは一応ボスだけあるな。俺の雄叫びを受けても意識を保ってやがる。
「降参するなら今のうちだぞ?」
「黙れ! このエンサイを舐めるな! 魔猿炎炎!」
何だ? また杖を突き出して性懲りもなく魔法を――奴の周囲に炎に包まれた猿が四体出現した!
「行けっ!」
エンサイの命令に従って炎の猿が動き出した。こいつらまるで意志があるように迫ってくる!
左右から迫った猿が火に塗れた爪で攻撃してきた。
「猿長!」
ミザルが叫び他の猿を率いて動いている気配が感じたが、エンサイが更に魔法を重ねて動きを阻害していた。
その間、炎の猿が縦横無尽に動き回り、炎の爪で攻撃してくる。俺の体に裂傷と火傷が増えていった。
鬱陶しい猿め! 俺は拳で胸を激しく叩く。俺はなんとなく使っていたがどうやらこうすることで俺の磁力の力で血流とやらが、えっと、何か色々あって体が大きくなるようだ。
「な、更にでかくだと!」
一気に決めてやる! 磁力を拳に集め鬱陶しい炎の猿を先ず叩く!
「な、私の魔法が!」
「この程度の魔法で俺をどうにか出来ると思うな!」
エンサイに向けて電撃を放つ。もう守ってくれる猿はいない。俺の電撃がエンサイを捉えた。
「ぐうぅうぅうう! だ、だがこの程度!」
「いや、これでお前の負けだ!」
指をくいっと曲げると、同時にエンサイが飛んできた。磁力を浴びせた。これであいつは抵抗できない。黙って引き寄せられるだけだ!
「ひぃ、な、なんで!」
「これが俺の魔法だ! さぁ覚悟を決めろ!」
腕をブンブンっと振り回し、なすすべもなく飛んできたエンサイに拳を繰り出す! これで終わり、と思ったその時、全身に熱! か、燃えてる! 俺の体が! そして爆発――
空が見えた、そして地面。俺がふっ飛ばされたのか。だがどうして? あの状態からエンサイが魔法を使ったのか?
『全く。様子を見に来てみればこんな頭の悪そうな猿相手に何手間取っているのか』
「御主人様!」
ご、御主人様だと? 地面を体を打ちつけゴロゴロと転がったが立ち上がれない程じゃない。子分が心配していたが俺が立ち上がると安堵の声が上がった。
そして見る――人間。そう人間がぞろぞろと出てきた。エンサイの口ぶりからして俺と同じで人間と契約していたってことか。
「貴様、猿同士の縄張り争いに人間を呼ぶのか!」
「ふん。そもそも我々の縄張りは御主人様の為の物。これは猿だけの問題ではないのだ!」
『何言ってるのかさっぱりわからないが、あの猿、恐らく魔獣だな。頭は悪そうだが捕まえることができれば金になりそうだ』
やってきた人間の一人が俺を見ながらふざけたことを抜かしやがった。こいつら俺を簡単に捕まえられると思ってるのか?
「舐めるな!」
『囀るな猿が。フレイムバード――』
男が魔法を行使し、多くの火に塗れた鳥が俺に迫った。こいつも火の魔法を使うのか!
いや、御主人様が言っていたような従魔契約なら、魔獣の扱う力を借りれるんだったか。こいつが契約してるならその影響で魔法を使ってる可能性がある!
『アニキ! あいつを捕まえるの、俺、俺やる!』
『……そうだな。よしゴクー任せたぞ。だがやりすぎるなよ』
『おう!』
そしてもうひとり、人間にしてはデカい男が前に出てきた。人間の癖に顔も猿っぽい。
『ウホオォオォオオオオ!』
そして、こいつ、猿みたいだと思ったら本当に猿にばけやがった!
『はは、弟は猿の刻印使い。猿になることで弟は野生の力を手に入れる。さぁこれを使え!』
『ウホッ! サンキューアニキ!』
こいつら兄弟なのか……そしてアニキとやらが渡した鋼鉄の爪を嵌めてニヤリと笑った。
『いくぞ! ウホホホオオオオ!』
「お前たち、猿長を守るぞ!」
三猿を含めた子分たちがあの猿化した男に挑みかかっていく。俺がやられてるのを見て助けようとしてくれてるのか。
くぅ、何ていい奴らだ! 俺は今猛烈に感動している!
『ウホホオォオオオオオ!』
「「「「「「「ウキィイイイイイイイイイ!」」」」」」」
しかし、あの猿男、強い! 子分たちがあっという間にふっ飛ばされた!
『ウホッ、後はお前だ』
「舐めるな!」
手に集めた電撃を猿男に、グベッ! な、火球が顔に――
「ウホォオオオ!」
し、しまった! 怯んだ隙に攻撃が――
「グホッ!」
『ウッホホオォオ! もう終わりか?』
『やったぜ流石ゴクー様だ!』
『サゴジョ様の弟だけあるぜ!』
く、くそ、この俺がこんな人間どもに――
『ウホッ、もう終わりか? だったらこれで』
『そうは問屋がおろさないぜ!』
『うん? ウボオオォオオオオ!』
その時だった、空中から降ってきた影がゴクーの顔面に蹴りを叩き込み、ゴクーが吹っ飛んでいった。
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