63 / 68
第63話 対ミルメコレオ
しおりを挟む
敵はミルメコレオとアーマーアントの群れだった。見渡しの良い広間のようになった場所だけに小細工は最初から無駄なことである。
ヒット達は先ずクララのライトプロテクトで防御力を強化してもらった上で、魔物たちの前に出ていった。
ネエは新しく覚えたというファイヤーショットの魔法を行使。以前のファイヤーボールを散弾のように放つ魔法だった。
坑道内ではあるが、ここはある程度の広さが確保できている為、火の魔法でもある程度は大丈夫そうであった。それにネエは火魔法が得意であるし力をセーブしてどうにかできる状況でもない。
「うぉおおぉおおぉおお!」
ソウダナはシールドチャージという盾の武技で突き進みアーマーアントに突撃していた。アーマーアントも硬いが、ソウダナの突進力も高く2、3匹まとめて押し込まれていく。
「ガウガウガウガウ!」
フェンリィも露払いの為に積極的に活動してくれた。自慢の爪と牙はアーマーアントの硬い皮膚にもダメージを通していく。それだけで倒せるということはなかったが、皮膚の一部が傷つくことで、そこにセイラの鞭による追撃が加わり相乗効果で大ダメージが期待できた。
メリッサも魔法の矢で援護してくれている。ヒットとガイもアーマーアントを倒していくが、2人とそしてセイラの目標はあくまでミルメコレオだった。
ある程度片付いたところでアーマーアントはソウダナやネエ、そしてメリッサに任せヒット達はミルメコレオと対峙した。
改めて見るとやはり結構な巨体だ。魔獣と言うだけある。しかも近くで見るとより不気味さが際立つ。蟻の胴体に獅子の顔があるだけでここまで悍ましい姿になるのかとヒットは嫌な汗が背中を伝うのを感じた。
『グオォオオオォオオォオオォオン!』
ミルメコレオの獅子の咆哮が放たれた。完全にノーモーションからの雄叫びだった。ヒットはキャンセルのタイミングを見失ったが意識が飛びそうになった中、なんとか己自身にキャンセルを掛け意識を保った。
ガイとセイラ、それにフェンリィは流石なもので精神を強く持って備えることで咆哮の影響は受けていない。
本来なら咆哮で相手の意識を奪った上で獅蟻突撃によって体当たりを狙うのだろうが、ヒット達が耐えたのを見て考えを変えたのだろう。
獅子の口が開かれ、強力な酸が含まれたブレスを行使。強酸混じりの息吹は金属を腐食させる効果もある。
ヒットとガイはその影響を強く受ける可能性があったが。
「キャンセル!」
だがしかし、ブレスが放たれることはなかった。咆哮はノーモーションだったがブレスには溜めが必要なようだった。それはヒットにとっては絶好のキャンセルポイントとなる。
「――ッ!?」
そしてヒットにスキルが中断されたことでミルメコレオはギョッとして動きを止めた。これは魔物や魔獣であれば大体共通して見せる反応だ。
魔物も魔獣も本能で動いている部分が大きく、そのため予定外の出来事にめっぽう弱い。尤も一部の知能あるタイプの魔獣など多少の例外も存在するが。
キャンセルによって一瞬でも動きを止めれば、その隙を狙うだけだった。ヒットは中断斬りからの三刃斬りでカウンターヒットさせキャンセルからの三刃斬りを繰り返した。
ガイは大丸太切りで大跳躍からの強烈な一撃を、セイラは親の敵のように鞭を振りまくり、フェンリィも攻撃を繰り返す。
だがミルメコレオは存外タフだった。ヒットの体力が限界になりコンボを中断。ガイにも疲れが見えていた。
ミルメコレオの体が淡く光る。
「……何か来る、準備して」
「ウォオォオン!」
セイラが何かを察したのかフェンリィも警告の遠吠えをあげた。直後、ミルメコレオが蟻の胴体を勢いよく振り回した。円を描く軌道で黒い波が迫る。ガイはなんとか逃れた。ヒットはキャンセルで止めようと思ったが思った以上に動きが早く直撃を受けてしまう。
「ぐっ――」
「ヒット!」
うめき声を上げ、ヒットが弓なりを描くようにふっ飛ばされた。そのまま地面をゴロゴロと転がった。
「クララ! 回復を!」
「は、はい! ヒール!」
ヒットの生命力は20%を切っていた。パワーアントの魔法があったことを思い出す。強化された攻撃力でのあの一撃はかなり痛い。
回復役がいて良かったと思う。メリッサの魔法の弩も大きい。おかげで離れた場所からでも回復が可能だった。
「くそ、こいつブレスを!」
そして残されたガイとセイラに向けて、強酸の息吹が放たれる。今度はキャンセルがないのでガイは強酸の影響を受ける。
「ぐぅ……」
強酸の息吹は直接大ダメージを与えるものではないが、毒のようにじわじわと生命力が削られてしまう。ついでも装備品にも影響が出た。
「……ガイも下がってていい。後は私とフェンリィでやる」
「ガウガウ!」
ヒットとガイが負傷し、セイラとフェンリィがミルメコレオをコンビで受け持った。セイラは魔獣に対しての執着が強い。
セイラの鞭が勢いを増し乱打された。どこか鬼気迫る物を感じる。余りの速さに四方八方から同時に鞭が放たれているようにも感じた。
それでいてフェンリィもしっかり鞭の合間を縫うようにしてミルメコレオに攻撃を加えていた。
「凄い、あっというまに生命力が残り20%を切っている」
ヒットの生命力がクララのヒールで60%以上まで回復。逆にミルメコレオの生命力が残りわずか。
これは勝負が決まったかもしれないと思ったが、そこに思わぬ伏兵が岩陰から現れた。アーマーアントだった。まだ何体か残っていたのだろう。
アーマーアントがセイラに突撃。セイラもフェンリィもミルメコレオに固執するあまりそのことに気がついていなかった。
蟻は力が強い。顎が脚に食いつき、僅かにセイラの顔が歪む。そのまま振り回して近くの岩場に投げつけた。
「ガウガウ!」
セイラの危機にフェンリィの意識もミルメコレオから外れた。だが、魔獣の目が光り、フェンリィに向けて突撃する。
「あぶねぇ!」
「ガウ?」
しかしそれを救ったのはガイだった。フェンリィに飛びつき抱えるようにして突撃を避ける。
「ウォオオォオォオオ!」
一方セイラはソウダナがスキルを利用したダッシュで直進し受け止めた。
「ファイヤーボール! ファイヤーボール! ファイヤーボール!」
そしてネエが火球を3発繰り返し、セイラを襲ったアーマーアントを片付けた。
そしてヒットは――
「滅多斬りーーーー!」
この戦いでヒットの剣術は熟練度5まで上がっていた。それによって覚えたのがこの武技である。
ミルメコレオに近づき、その名前通り滅多滅多に斬りまくる。そして、遂にミルメコレオの巨体が地面に沈んだ。
「生命力0%――私達の勝利です!」
メリッサの声を聞き、安堵したヒットはその場に座り込むのだった――
ヒット達は先ずクララのライトプロテクトで防御力を強化してもらった上で、魔物たちの前に出ていった。
ネエは新しく覚えたというファイヤーショットの魔法を行使。以前のファイヤーボールを散弾のように放つ魔法だった。
坑道内ではあるが、ここはある程度の広さが確保できている為、火の魔法でもある程度は大丈夫そうであった。それにネエは火魔法が得意であるし力をセーブしてどうにかできる状況でもない。
「うぉおおぉおおぉおお!」
ソウダナはシールドチャージという盾の武技で突き進みアーマーアントに突撃していた。アーマーアントも硬いが、ソウダナの突進力も高く2、3匹まとめて押し込まれていく。
「ガウガウガウガウ!」
フェンリィも露払いの為に積極的に活動してくれた。自慢の爪と牙はアーマーアントの硬い皮膚にもダメージを通していく。それだけで倒せるということはなかったが、皮膚の一部が傷つくことで、そこにセイラの鞭による追撃が加わり相乗効果で大ダメージが期待できた。
メリッサも魔法の矢で援護してくれている。ヒットとガイもアーマーアントを倒していくが、2人とそしてセイラの目標はあくまでミルメコレオだった。
ある程度片付いたところでアーマーアントはソウダナやネエ、そしてメリッサに任せヒット達はミルメコレオと対峙した。
改めて見るとやはり結構な巨体だ。魔獣と言うだけある。しかも近くで見るとより不気味さが際立つ。蟻の胴体に獅子の顔があるだけでここまで悍ましい姿になるのかとヒットは嫌な汗が背中を伝うのを感じた。
『グオォオオオォオオォオオォオン!』
ミルメコレオの獅子の咆哮が放たれた。完全にノーモーションからの雄叫びだった。ヒットはキャンセルのタイミングを見失ったが意識が飛びそうになった中、なんとか己自身にキャンセルを掛け意識を保った。
ガイとセイラ、それにフェンリィは流石なもので精神を強く持って備えることで咆哮の影響は受けていない。
本来なら咆哮で相手の意識を奪った上で獅蟻突撃によって体当たりを狙うのだろうが、ヒット達が耐えたのを見て考えを変えたのだろう。
獅子の口が開かれ、強力な酸が含まれたブレスを行使。強酸混じりの息吹は金属を腐食させる効果もある。
ヒットとガイはその影響を強く受ける可能性があったが。
「キャンセル!」
だがしかし、ブレスが放たれることはなかった。咆哮はノーモーションだったがブレスには溜めが必要なようだった。それはヒットにとっては絶好のキャンセルポイントとなる。
「――ッ!?」
そしてヒットにスキルが中断されたことでミルメコレオはギョッとして動きを止めた。これは魔物や魔獣であれば大体共通して見せる反応だ。
魔物も魔獣も本能で動いている部分が大きく、そのため予定外の出来事にめっぽう弱い。尤も一部の知能あるタイプの魔獣など多少の例外も存在するが。
キャンセルによって一瞬でも動きを止めれば、その隙を狙うだけだった。ヒットは中断斬りからの三刃斬りでカウンターヒットさせキャンセルからの三刃斬りを繰り返した。
ガイは大丸太切りで大跳躍からの強烈な一撃を、セイラは親の敵のように鞭を振りまくり、フェンリィも攻撃を繰り返す。
だがミルメコレオは存外タフだった。ヒットの体力が限界になりコンボを中断。ガイにも疲れが見えていた。
ミルメコレオの体が淡く光る。
「……何か来る、準備して」
「ウォオォオン!」
セイラが何かを察したのかフェンリィも警告の遠吠えをあげた。直後、ミルメコレオが蟻の胴体を勢いよく振り回した。円を描く軌道で黒い波が迫る。ガイはなんとか逃れた。ヒットはキャンセルで止めようと思ったが思った以上に動きが早く直撃を受けてしまう。
「ぐっ――」
「ヒット!」
うめき声を上げ、ヒットが弓なりを描くようにふっ飛ばされた。そのまま地面をゴロゴロと転がった。
「クララ! 回復を!」
「は、はい! ヒール!」
ヒットの生命力は20%を切っていた。パワーアントの魔法があったことを思い出す。強化された攻撃力でのあの一撃はかなり痛い。
回復役がいて良かったと思う。メリッサの魔法の弩も大きい。おかげで離れた場所からでも回復が可能だった。
「くそ、こいつブレスを!」
そして残されたガイとセイラに向けて、強酸の息吹が放たれる。今度はキャンセルがないのでガイは強酸の影響を受ける。
「ぐぅ……」
強酸の息吹は直接大ダメージを与えるものではないが、毒のようにじわじわと生命力が削られてしまう。ついでも装備品にも影響が出た。
「……ガイも下がってていい。後は私とフェンリィでやる」
「ガウガウ!」
ヒットとガイが負傷し、セイラとフェンリィがミルメコレオをコンビで受け持った。セイラは魔獣に対しての執着が強い。
セイラの鞭が勢いを増し乱打された。どこか鬼気迫る物を感じる。余りの速さに四方八方から同時に鞭が放たれているようにも感じた。
それでいてフェンリィもしっかり鞭の合間を縫うようにしてミルメコレオに攻撃を加えていた。
「凄い、あっというまに生命力が残り20%を切っている」
ヒットの生命力がクララのヒールで60%以上まで回復。逆にミルメコレオの生命力が残りわずか。
これは勝負が決まったかもしれないと思ったが、そこに思わぬ伏兵が岩陰から現れた。アーマーアントだった。まだ何体か残っていたのだろう。
アーマーアントがセイラに突撃。セイラもフェンリィもミルメコレオに固執するあまりそのことに気がついていなかった。
蟻は力が強い。顎が脚に食いつき、僅かにセイラの顔が歪む。そのまま振り回して近くの岩場に投げつけた。
「ガウガウ!」
セイラの危機にフェンリィの意識もミルメコレオから外れた。だが、魔獣の目が光り、フェンリィに向けて突撃する。
「あぶねぇ!」
「ガウ?」
しかしそれを救ったのはガイだった。フェンリィに飛びつき抱えるようにして突撃を避ける。
「ウォオオォオォオオ!」
一方セイラはソウダナがスキルを利用したダッシュで直進し受け止めた。
「ファイヤーボール! ファイヤーボール! ファイヤーボール!」
そしてネエが火球を3発繰り返し、セイラを襲ったアーマーアントを片付けた。
そしてヒットは――
「滅多斬りーーーー!」
この戦いでヒットの剣術は熟練度5まで上がっていた。それによって覚えたのがこの武技である。
ミルメコレオに近づき、その名前通り滅多滅多に斬りまくる。そして、遂にミルメコレオの巨体が地面に沈んだ。
「生命力0%――私達の勝利です!」
メリッサの声を聞き、安堵したヒットはその場に座り込むのだった――
0
お気に入りに追加
1,007
あなたにおすすめの小説
没落貴族に転生した俺、外れ職【吟遊詩人】が規格外のジョブだったので無双しながら領地開拓を目指す
名無し
ファンタジー
現実世界で事故死したはずの主人公だったが、気付いたときには異世界の貴族として転生していた。
貴族の名はシオン=ギルバートといって、気弱で怠惰な少年で知られており、不良たちに遊ぶ金を渡すために父親の形見を売り払う有様だった。
そんな没落寸前のシオンがある日、酒に酔って転倒し、頭を打って気絶してしまう。
そこに警備員として働いていた主人公の魂が入り込む形になり、【吟遊詩人】というジョブを授かることに。
外れだと思われていたが実は至高のジョブで、さらに主人公は剣道の達人であったため、それまで彼をバカにしていた周囲の人間を見返しつつ、剣と音の力で領地開拓を目指す第二の人生が幕を開けるのであった。
『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!
IXA
ファンタジー
30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。
無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。
一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。
甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。
しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--
これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話
複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
世界最強で始める異世界生活〜最強とは頼んだけど、災害レベルまでとは言ってない!〜
ワキヤク
ファンタジー
その日、春埼暁人は死んだ。トラックに轢かれかけた子供を庇ったのが原因だった。
そんな彼の自己犠牲精神は世界を創造し、見守る『創造神』の心を動かす。
創造神の力で剣と魔法の世界へと転生を果たした暁人。本人の『願い』と創造神の『粋な計らい』の影響で凄まじい力を手にしたが、彼の力は世界を救うどころか世界を滅ぼしかねないものだった。
普通に歩いても地割れが起き、彼が戦おうものなら瞬く間にその場所は更地と化す。
魔法もスキルも無効化吸収し、自分のものにもできる。
まさしく『最強』としての力を得た暁人だが、等の本人からすれば手に余る力だった。
制御の難しいその力のせいで、文字通り『歩く災害』となった暁人。彼は平穏な異世界生活を送ることができるのか……。
これは、やがてその世界で最強の英雄と呼ばれる男の物語。
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる