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第59話 いざ鉱山攻略へ
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ヒット達はハイル鉱山へと馬車で向かっていた。御者はガイが務めており馬車もガイが所有していたものだった。
ちなみにこの辺りは水運も発展している為、選択肢としては川から向かうという方法もありそうに思えるが、水路を利用するには予約が必要となりいくら冒険者といってもすぐには利用できない。
それに鉱山は川から離れた位置にある為、結果的には馬車の方が早くなる。
難点は少しでも早くつけるようガイ曰く近道を利用しているため道なき道を進むことも多く、かなり馬車が揺れることだ。
「……うぅ吐きそうです」
「クララ、大丈夫?」
「あんなに食べるから……」
1日は野宿になると知り、クララは色々準備を整える時に屋台などで目一杯買い食いしていた。だが、それが完全に裏目に出たのである。
「おいおい、ゲロだけは勘弁してくれよ」
「……ゲロ言うな」
「ウゥ……」
セイラが眉を顰める。フェンリィも顔を顰めた。ただでさえ悪路続きで具合が悪い時に聞きたくない単語なのである。
「しかしこんな道を走って馬と馬車は大丈夫なのか?」
「心配いらないぜ。俺の馬車は冒険者家業に特化した特別仕様さ。車輪にはマシュマロンガーの皮膚を加工したものを被せているし、バネは腕利きの職人に作らせてたもんで頑丈だ。馬だって俺が選びに選んだ屈強な兄弟馬だ。2頭でも20頭分の働きをするぜ!」
「「ブルルルルルゥ!」」
ガイの言葉に反応するように兄弟の馬が鳴いた。かなりタフなのは確かなようで悪路で半日走り続けているが披露している様子がない。
ただ、当然だが街道を無視して走っていれば厄介な邪魔者も入るようであり。
「キシャー!」
「あ、大きな蛇が!」
「……フェンリィ」
「ガウッ!」
森の中で頭上から飛びかかってきた巨大蛇。だがセイラの命令でフェンリィが飛び出し爪の一閃で切り裂き輪切りになった蛇がボトボトと落ちてきた。
「グレートバイソンを一撃とはな。全くとんでもねぇ狼だぜ」
「……大したこと無い」
「ガウガウ」
馬車を止め、魔物の残骸を見て目を丸くするガイだが、セイラもフェンリィも平然としていた。
「うわぁ~蛇ですよ~蛇って結構美味しいんですよねぇ。今日の夜は蛇の串焼きにしましょうよ!」
そしてクララに関しては蛇に対して明後日の方向で興味を示していた。ヒットは思わず手で顔を覆った。
「お前らはある意味大物かもな……」
「あははは、で、でもクララの回復魔法は凄く頼りになるので」
「……回復魔法が必要になる怪我なんて負わない」
セイラが呟く。それは自信の表れなのか、傲慢なのか、ヒットとしてはわからないが、ただ確かにそれを裏付けるだけの実力を有している。
「ま、でもこいつは確かに旨いしな。晩飯には丁度いいか」
「そうですよね! ですよね!」
「お前な……」
はしゃぐクララを呆れた目で見るヒットである。さっきまで馬車によって具合悪そうにしていたのは何だったのかと思えるほどの食い気である。
とは言え、その日の夕食はクララの希望通り蛇の串焼きになった。串はガイが持っていた。わりと準備が良い。他にも野宿に必要なものは彼が一通り持っていた。
こうして途中の魔物に対処しながら先を急ぎ、ガイが近道を利用し急いだこともあり予定よりも早くハイル鉱山に着くことが出来た。
「……リバルトから来た」
「応援に来てくれた冒険者かい? 助かるよ。私は鉱山長のウザンだ。うちの連中も随分とやられてな。とにかく早く原因を特定して魔物を排除してもらいたいんだ」
ヒット達が着くと出迎えてくれた鉱山長が歓迎の声を上げた。だがその表情には不安の色も滲んでいる。
「まぁ出来るだけ頑張るがこっちも余裕のある人数じゃない。他に来てる冒険者はどうなってる?」
ガイが尋ねた。ガイは現状をしっかり理解している。見た目に似合わず慎重なところもあった。だから戦力は気になるところなのだろう。
「ついさっきも何組かのパーティーが入っていたんだが、そのうち3組が死にそうな顔で戻ってきてな……何人か死んだと聞いているし、どうなったかわからない冒険者もいる……」
「つまり中は相当危険な状態ってことか……」
「き、急に不安になってきました」
「しっかりしてくれよ嬢ちゃん。中の冒険者は、もしかしたら絶望的かもしれないが、息があるのがいたら嬢ちゃんの回復魔法にも頼ることになる。それとそっちの嬢ちゃんは鑑定が出来るんだったな。中の魔物がどの程度の強さかわからないからな。しっかりサポート頼んだぜ」
「わ、わかりました!」
ガイは結構しっかりした目を持っていたようだ。それぞれの役割を的確に把握している。そしてその目がヒットに向けられるが。
「お前についてはよくわからないんだよな。これまでの戦いを見るに、中々の腕前なんだろうが、キャンセル? 全くわからん」
ヒットもこの状況でただのファイターで通すわけにもいかないため、一応基本的な能力は教えたのだが、理解はされなかった。
途中の戦いではキャンセルの必要な相手はいなかったのでまだ披露はしていない。
「それは、見てもらうしかないな。とにかく俺は前に出て頑張るよ」
「あぁ、そうなると俺と前衛で戦うことになるな。そしてセイラはフェンリィも含めて要だ。頼んだぜ」
「……言われるまでもない」
「ガウガウ!」
フェンリィもかなり張り切っているようだ。とにかくこれで方針は決まった。5人は鉱山長に案内され鉱山の入り口についた。
「気をつけてくれ。健闘を祈る」
ウザンに見送られ鉱山の内部に入った。この鉱山は中はかなり広くそして入り組んでいるらしい。
本来は内部を照らす魔道具で明かりが確保されているが、魔物が溢れたこともあってか魔道具の壊されているようで奥の方は暗かった。
「く、暗いですね」
「大丈夫だ」
するとガイが腕に装着したガントレットを弄る。すると腕から光が伸びて奥を照らした。
「魔道具を仕込んでいるのさ。ただ魔物には見つかりやすくなる。尤も駆除も目的だから丁度いいがな」
笑いながらそんなことを言った。明かりを頼りに進むと案の定、光に引き寄せられた魔物が姿を見せた。
「メガドロです! 噛みつき攻撃と目の発光に気をつけて!」
メリッサが鑑定結果を教えてくれた。相手は巨大なトンボといった様相の魔物だった。ただ目が異様に大きく、そしてその目が光り始めるが。
「キャンセル」
「――ッ!?」
メガドロの動きが止まった。使用した技が発動せず慌てたようだが、その隙にガイの戦斧でたたっ斬られた。
「やったな」
「はは、よくわからないが、相手の技を封じ込めるってわけか。悪くないな」
ヒットを振り返りガイが眉を上げて言った。どうやらヒットを評価してくれたようだ。尤も若干理解している内容が違うが、それはまぁいいかと考え先を急ぐヒット達であった。
ちなみにこの辺りは水運も発展している為、選択肢としては川から向かうという方法もありそうに思えるが、水路を利用するには予約が必要となりいくら冒険者といってもすぐには利用できない。
それに鉱山は川から離れた位置にある為、結果的には馬車の方が早くなる。
難点は少しでも早くつけるようガイ曰く近道を利用しているため道なき道を進むことも多く、かなり馬車が揺れることだ。
「……うぅ吐きそうです」
「クララ、大丈夫?」
「あんなに食べるから……」
1日は野宿になると知り、クララは色々準備を整える時に屋台などで目一杯買い食いしていた。だが、それが完全に裏目に出たのである。
「おいおい、ゲロだけは勘弁してくれよ」
「……ゲロ言うな」
「ウゥ……」
セイラが眉を顰める。フェンリィも顔を顰めた。ただでさえ悪路続きで具合が悪い時に聞きたくない単語なのである。
「しかしこんな道を走って馬と馬車は大丈夫なのか?」
「心配いらないぜ。俺の馬車は冒険者家業に特化した特別仕様さ。車輪にはマシュマロンガーの皮膚を加工したものを被せているし、バネは腕利きの職人に作らせてたもんで頑丈だ。馬だって俺が選びに選んだ屈強な兄弟馬だ。2頭でも20頭分の働きをするぜ!」
「「ブルルルルルゥ!」」
ガイの言葉に反応するように兄弟の馬が鳴いた。かなりタフなのは確かなようで悪路で半日走り続けているが披露している様子がない。
ただ、当然だが街道を無視して走っていれば厄介な邪魔者も入るようであり。
「キシャー!」
「あ、大きな蛇が!」
「……フェンリィ」
「ガウッ!」
森の中で頭上から飛びかかってきた巨大蛇。だがセイラの命令でフェンリィが飛び出し爪の一閃で切り裂き輪切りになった蛇がボトボトと落ちてきた。
「グレートバイソンを一撃とはな。全くとんでもねぇ狼だぜ」
「……大したこと無い」
「ガウガウ」
馬車を止め、魔物の残骸を見て目を丸くするガイだが、セイラもフェンリィも平然としていた。
「うわぁ~蛇ですよ~蛇って結構美味しいんですよねぇ。今日の夜は蛇の串焼きにしましょうよ!」
そしてクララに関しては蛇に対して明後日の方向で興味を示していた。ヒットは思わず手で顔を覆った。
「お前らはある意味大物かもな……」
「あははは、で、でもクララの回復魔法は凄く頼りになるので」
「……回復魔法が必要になる怪我なんて負わない」
セイラが呟く。それは自信の表れなのか、傲慢なのか、ヒットとしてはわからないが、ただ確かにそれを裏付けるだけの実力を有している。
「ま、でもこいつは確かに旨いしな。晩飯には丁度いいか」
「そうですよね! ですよね!」
「お前な……」
はしゃぐクララを呆れた目で見るヒットである。さっきまで馬車によって具合悪そうにしていたのは何だったのかと思えるほどの食い気である。
とは言え、その日の夕食はクララの希望通り蛇の串焼きになった。串はガイが持っていた。わりと準備が良い。他にも野宿に必要なものは彼が一通り持っていた。
こうして途中の魔物に対処しながら先を急ぎ、ガイが近道を利用し急いだこともあり予定よりも早くハイル鉱山に着くことが出来た。
「……リバルトから来た」
「応援に来てくれた冒険者かい? 助かるよ。私は鉱山長のウザンだ。うちの連中も随分とやられてな。とにかく早く原因を特定して魔物を排除してもらいたいんだ」
ヒット達が着くと出迎えてくれた鉱山長が歓迎の声を上げた。だがその表情には不安の色も滲んでいる。
「まぁ出来るだけ頑張るがこっちも余裕のある人数じゃない。他に来てる冒険者はどうなってる?」
ガイが尋ねた。ガイは現状をしっかり理解している。見た目に似合わず慎重なところもあった。だから戦力は気になるところなのだろう。
「ついさっきも何組かのパーティーが入っていたんだが、そのうち3組が死にそうな顔で戻ってきてな……何人か死んだと聞いているし、どうなったかわからない冒険者もいる……」
「つまり中は相当危険な状態ってことか……」
「き、急に不安になってきました」
「しっかりしてくれよ嬢ちゃん。中の冒険者は、もしかしたら絶望的かもしれないが、息があるのがいたら嬢ちゃんの回復魔法にも頼ることになる。それとそっちの嬢ちゃんは鑑定が出来るんだったな。中の魔物がどの程度の強さかわからないからな。しっかりサポート頼んだぜ」
「わ、わかりました!」
ガイは結構しっかりした目を持っていたようだ。それぞれの役割を的確に把握している。そしてその目がヒットに向けられるが。
「お前についてはよくわからないんだよな。これまでの戦いを見るに、中々の腕前なんだろうが、キャンセル? 全くわからん」
ヒットもこの状況でただのファイターで通すわけにもいかないため、一応基本的な能力は教えたのだが、理解はされなかった。
途中の戦いではキャンセルの必要な相手はいなかったのでまだ披露はしていない。
「それは、見てもらうしかないな。とにかく俺は前に出て頑張るよ」
「あぁ、そうなると俺と前衛で戦うことになるな。そしてセイラはフェンリィも含めて要だ。頼んだぜ」
「……言われるまでもない」
「ガウガウ!」
フェンリィもかなり張り切っているようだ。とにかくこれで方針は決まった。5人は鉱山長に案内され鉱山の入り口についた。
「気をつけてくれ。健闘を祈る」
ウザンに見送られ鉱山の内部に入った。この鉱山は中はかなり広くそして入り組んでいるらしい。
本来は内部を照らす魔道具で明かりが確保されているが、魔物が溢れたこともあってか魔道具の壊されているようで奥の方は暗かった。
「く、暗いですね」
「大丈夫だ」
するとガイが腕に装着したガントレットを弄る。すると腕から光が伸びて奥を照らした。
「魔道具を仕込んでいるのさ。ただ魔物には見つかりやすくなる。尤も駆除も目的だから丁度いいがな」
笑いながらそんなことを言った。明かりを頼りに進むと案の定、光に引き寄せられた魔物が姿を見せた。
「メガドロです! 噛みつき攻撃と目の発光に気をつけて!」
メリッサが鑑定結果を教えてくれた。相手は巨大なトンボといった様相の魔物だった。ただ目が異様に大きく、そしてその目が光り始めるが。
「キャンセル」
「――ッ!?」
メガドロの動きが止まった。使用した技が発動せず慌てたようだが、その隙にガイの戦斧でたたっ斬られた。
「やったな」
「はは、よくわからないが、相手の技を封じ込めるってわけか。悪くないな」
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