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第50話 3人で依頼を見に行く
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朝になり、ヒット達は3人で朝食を摂った。ちなみにクララもヒットとメリッサの話を聞いてこの宿に泊まることに決めていた。
そして朝からもりもり食べるクララに、目を丸くさせる主人でもある。
「……まぁでも旨そうに喰ってくれるのは嬉しいぜ」
表情の変化は少なかったがどうやら嬉しかったようだ。そして腹も満たしたところでヒット達は3人で冒険者ギルドに向かうことにした。
3人で請ける初めての依頼である。カウンターに向かうと今日はいつもどおりニャムが対応してくれた。
「昨日は大変だったね。処理は終わってるから、あ、それでヒットとメリッサは今日からD級だからカード預かるね」
ニャムにそんなことを言われ、ヒットとメリッサ、そしてクララも目を丸くさせた。
「どうしたの? あ、D級に上がれたことに驚いている? でもこれだけのことをしたんだから」
「いや、それより口調……」
「口調?」
そこまで口にし、しまったという顔をニャムは見せた。ダラダラと脂汗が滲んできている。
「ちょ、ちょっと間違ったにゃん」
「間違った?」
「う、うっかりにゃん!」
「うっかり?」
「ひ、ヒット、あのね……」
メリッサがごにょごにょとヒットに耳打ちする。するとヒットが得心が言ったように頷き。
「なるほどキャラ付けだったのか」
「ちょ、言っちゃ駄目だってばヒット!」
メリッサが慌てて止めたが時既に遅しであった。
「あ、しまったつい」
「キャラ付けだったんですか……」
「な、何言ってるにゃん! 違うにゃん!」
「もうヒットが言ってしまったのでお伝えしますが、ごめんなさい、そういうのも鑑定でわかるように……」
「にゃにお!?」
メリッサは相手の心情などそういう細かい点まで鑑定出来るようになっている。つまりニャムの語尾がわざとだというのもバレバレなのだった。
「うぅ、皆には黙っていて欲しいにゃん」
「あぁ、別に誰にも言ったりしないって」
「勿論私もです」
「ニャムさんの秘密は守ります!」
その言葉にニャムはホッと胸をなでおろした。
「でもクララも今後一緒なのかにゃん?」
「はい。ただ私はまだE級なので申し訳ないですが」
「別に一つぐらいだろ? 気にしなくていいと思うぞ」
「そうだね。それにクララだってすぐ上がると思うよ」
「はい! がんばります!」
拳を握りしめ意欲を見せる姿が頼もしくもある。
「というわけだから、何かクララもすぐD級に上がりそうな依頼をくれ」
ヒットは手を差し出してそんな要求をしたが。
「くれってそんな当たり前みたいに言われても困るにゃん」
目を細めて呆れたように返事するニャムである。
「でも、すぐに上がれるとは保証出来ないけど、丁度いい依頼があるわね。あるにゃん」
「もう俺達の前では普通に話したらどうだ?」
「誰に聞かれているかわからないでしょ? それなりにはつけるにゃん」
難儀なことだな、とヒットは思った。ただ明らかににゃんの頻度は減っている。
「それで依頼はこれよにゃん」
「語尾がおかしなことになってるぞ」
「気にするなにゃん」
なんとも投げやりな語尾だなと思いつつも、ニャムの見せてくれた依頼書に目を通す。
依頼内容
モンサル山に出没する戦猿の駆除及び猿酒の回収。
対象物
戦猿最低10匹、猿酒
報酬
戦猿1匹につき1万ゴルド。
猿酒の回収5万ゴルド。
「猿を倒せばいいのか?」
「そうだけど簡単な話じゃないわよ。戦猿はD級相当の力を持ってるにゃん」
「今なら丁度いいぐらいか。酒の回収というのは?」
首を傾げつつ問う。酒に何か価値があるのだろうか? 疑問に思ったのだろう。
「戦猿が暴れまわる要因がその酒なの。それさえなくなればある程度大人しくなるにゃん」
つまり酒に酔った猿が暴れているという状況らしい。迷惑な酔っぱらいは人でも猿でも勘弁して欲しいところなのだろう。
「なら持ち帰らなくても捨ててくればいいのでは?」
「それを捨てるなんてとんでもないにゃん! 猿酒は酒としての人気も高いのよ!」
偉く慌てたように注意された。どうやら猿酒は高価なようだ。
「ところでそのお酒はどこにあるんですか?」
メリッサが問う。確かに場所もわからないのに探し回るのは厄介だ。
「戦猿に守られているわね。大体洞窟が塒になっててそこに隠されてるにゃん」
「はいはい! あるのはお酒だけですか? 食べ物とか隠してないですか?」
何故かクララが手を上げて食いついた。酒には興味が無いようだがそれ以外に興味津々な様子だ。
「……ここでも食べ物なのか……」
「はは、でも流石に食べ物は……」
「戦猿は木の実とか集めるのが好きだから多分あると思うわよ。でもそれを採ってきても特に何も支払えないにゃん」
「ヒット、メリッサ、頑張ろうね!」
一層気合いが入るクララである。
ニャムは何故そんなに張り切っているのか不思議そうにしているが、クララにとってはその木の実こそが大事な報酬なのだろう。
「まさかここまでとはな」
ヒットが呆れたようにいった。
「それと、今日ゴブリンの件で調査の手が動いているにゃん。それが済めば報酬が支払われるから、夕方にはわかると思うにゃん」
「わかった。ありがとう。なら今日はこの依頼を請けるとするよ」
そして依頼書にサインをして受注は完了した。3人で行う初めての依頼にヒット達は挑むこととなる。
なのでとりあえず必要なものを買い揃え、その後、3人は町を出たのだった――
そして朝からもりもり食べるクララに、目を丸くさせる主人でもある。
「……まぁでも旨そうに喰ってくれるのは嬉しいぜ」
表情の変化は少なかったがどうやら嬉しかったようだ。そして腹も満たしたところでヒット達は3人で冒険者ギルドに向かうことにした。
3人で請ける初めての依頼である。カウンターに向かうと今日はいつもどおりニャムが対応してくれた。
「昨日は大変だったね。処理は終わってるから、あ、それでヒットとメリッサは今日からD級だからカード預かるね」
ニャムにそんなことを言われ、ヒットとメリッサ、そしてクララも目を丸くさせた。
「どうしたの? あ、D級に上がれたことに驚いている? でもこれだけのことをしたんだから」
「いや、それより口調……」
「口調?」
そこまで口にし、しまったという顔をニャムは見せた。ダラダラと脂汗が滲んできている。
「ちょ、ちょっと間違ったにゃん」
「間違った?」
「う、うっかりにゃん!」
「うっかり?」
「ひ、ヒット、あのね……」
メリッサがごにょごにょとヒットに耳打ちする。するとヒットが得心が言ったように頷き。
「なるほどキャラ付けだったのか」
「ちょ、言っちゃ駄目だってばヒット!」
メリッサが慌てて止めたが時既に遅しであった。
「あ、しまったつい」
「キャラ付けだったんですか……」
「な、何言ってるにゃん! 違うにゃん!」
「もうヒットが言ってしまったのでお伝えしますが、ごめんなさい、そういうのも鑑定でわかるように……」
「にゃにお!?」
メリッサは相手の心情などそういう細かい点まで鑑定出来るようになっている。つまりニャムの語尾がわざとだというのもバレバレなのだった。
「うぅ、皆には黙っていて欲しいにゃん」
「あぁ、別に誰にも言ったりしないって」
「勿論私もです」
「ニャムさんの秘密は守ります!」
その言葉にニャムはホッと胸をなでおろした。
「でもクララも今後一緒なのかにゃん?」
「はい。ただ私はまだE級なので申し訳ないですが」
「別に一つぐらいだろ? 気にしなくていいと思うぞ」
「そうだね。それにクララだってすぐ上がると思うよ」
「はい! がんばります!」
拳を握りしめ意欲を見せる姿が頼もしくもある。
「というわけだから、何かクララもすぐD級に上がりそうな依頼をくれ」
ヒットは手を差し出してそんな要求をしたが。
「くれってそんな当たり前みたいに言われても困るにゃん」
目を細めて呆れたように返事するニャムである。
「でも、すぐに上がれるとは保証出来ないけど、丁度いい依頼があるわね。あるにゃん」
「もう俺達の前では普通に話したらどうだ?」
「誰に聞かれているかわからないでしょ? それなりにはつけるにゃん」
難儀なことだな、とヒットは思った。ただ明らかににゃんの頻度は減っている。
「それで依頼はこれよにゃん」
「語尾がおかしなことになってるぞ」
「気にするなにゃん」
なんとも投げやりな語尾だなと思いつつも、ニャムの見せてくれた依頼書に目を通す。
依頼内容
モンサル山に出没する戦猿の駆除及び猿酒の回収。
対象物
戦猿最低10匹、猿酒
報酬
戦猿1匹につき1万ゴルド。
猿酒の回収5万ゴルド。
「猿を倒せばいいのか?」
「そうだけど簡単な話じゃないわよ。戦猿はD級相当の力を持ってるにゃん」
「今なら丁度いいぐらいか。酒の回収というのは?」
首を傾げつつ問う。酒に何か価値があるのだろうか? 疑問に思ったのだろう。
「戦猿が暴れまわる要因がその酒なの。それさえなくなればある程度大人しくなるにゃん」
つまり酒に酔った猿が暴れているという状況らしい。迷惑な酔っぱらいは人でも猿でも勘弁して欲しいところなのだろう。
「なら持ち帰らなくても捨ててくればいいのでは?」
「それを捨てるなんてとんでもないにゃん! 猿酒は酒としての人気も高いのよ!」
偉く慌てたように注意された。どうやら猿酒は高価なようだ。
「ところでそのお酒はどこにあるんですか?」
メリッサが問う。確かに場所もわからないのに探し回るのは厄介だ。
「戦猿に守られているわね。大体洞窟が塒になっててそこに隠されてるにゃん」
「はいはい! あるのはお酒だけですか? 食べ物とか隠してないですか?」
何故かクララが手を上げて食いついた。酒には興味が無いようだがそれ以外に興味津々な様子だ。
「……ここでも食べ物なのか……」
「はは、でも流石に食べ物は……」
「戦猿は木の実とか集めるのが好きだから多分あると思うわよ。でもそれを採ってきても特に何も支払えないにゃん」
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