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第37話 ギルドでの誘い
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リムの店で買い物を済ませた後、2人は薬屋やレリックの店に向かい必要なものを買い揃えた。
レリックの店ではマジックポーションが手に入るのが大きかったのもある。それに備えあれば憂いなし。他にもクリティカクテルや防御力を上げる魔法薬などを購入しておいた。
そしてその日を終え宿で主人お手製の料理を食べお腹を満たしベッドで眠った。
翌日――ストーンの店へ向かう2人。そんな彼らをストーンは快く出迎えてくれた。
「おう! しっかり調整しておいたぜ。試してみてくれ」
銀狼シリーズ一式を早速装備する。サイズはピッタリであり、しかもかなり軽く靭やかであり動きやすい。
「ヒット、良く似合ってます」
「おうよ、装備が変われば雰囲気もまた違うもんだ。貫禄が出たじゃねぇか」
2人に褒められ満更でもないヒットである。
「それと、ほら鋼の剣だ。しっかり鍛え直しておいたぜ」
「悪いな。助かるよ」
お礼を述べつつ、剣を受け取るヒットだが、すぐに違いに気がついた。
「光沢が違う、それに軽い――」
「おう、折角だからメタリックスライムの素材を溶かしてコーティングしたのさ。メタリックスライムから抽出できる金属は軽い上に丈夫だ。その剣はもうちょっとやそっとじゃ傷むことはないし、切れ味も上がってるぜ。ついでに素材の効果で剣速も向上するはずだ」
試しにメリッサに鑑定してもらったら鋼の剣+1となっており、ストーンの言っていた通りの性能になっていた。
「ここまでしてもらっていいのか?」
「気にすんな。そもそも防具を良くしたなら武器だってそれに合わせてもらわねぇと俺の気がすまない、ただそれだけだ」
そう言ってガッハッハと豪快に笑った。基本とっつきにくいイメージをもたれやすいドワーフだが、一度打ち解けてしまえばむしろ親しみやすいともいえる。
「と、ところで、どうだった?」
「うん? あぁ、この銀狼装備も剣もすごくいいぞ」
「違う! そうじゃねぇよ!」
だが、ヒットの答えにストーンが突然怒鳴りだした。やっぱりまだ少しとっつきにくいかもしれないと思うヒットだが。
「あ! リムさんの店のことですね?」
するとメリッサが察したように手を打って答えた。ストーンが急にモジモジしだし、少しだけ不気味に思うヒットである。
「ストーンさんがオススメするだけあって、とてもいい店でしたよ。私のこの新しい装備もリムさんに選んでもらったのです」
「お、おぉ。そうかそれは良かった。うん、ま、どうでもいいことだがな」
「それと、ストーンさんのことも色々とお世話になっていていい人だと言ってましたよ」
「いい人なんて言っていたか、グフッ!」
視線を上げつつ、疑問の言葉を口にするヒットだが、脇腹にメリッサの肘鉄をくらってしまい息が止まった。
何故? と疑問に思うヒットである。
「な、なんだ、おい。全く俺のことは別に言わなくてもいいって言っておいたのによぉ。参っちまうなぁ。本当マジで勘弁だぜ」
「なんだ、そんなに嫌だったならハッキリそう言えば良かったのに」
「ごめんねヒット、今はちょっと黙ってて」
「……は、はい」
顔を向けたメリッサは笑顔を浮かべてはいたものの、妙な威圧感があり、ついヒットも言うとおりにしてしまう。
「しかしそうか、いい人か、ヘヘッ……」
一方ストーンは後頭部をさすりながら随分と締まりのない顔になっていた。だが、ふと真面目な顔になり。
「ところで、その、彼女はというか店は、何か問題はなかったか?」
「問題?」
メリッサが小首をかしげる。ヒットも店のことを思い出してみるが特に何もなかったはずだ。
「特に何もなかったと思うが?」
「……そうか。それならいいんだ。悪いな変なことを聞いて」
難しい顔を見せてはいたが、ヒットの話を聞くと安堵している様子もあった。
2人は店を辞去し、その脚で今度は冒険者ギルドへ向かった。月光美人の採取やメタリックスライム討伐の依頼で随分と稼げたが、それでも依頼は請けられる時に請けておいた方がいいだろう。
勿論、ある程度仕事をこなしたら休むことも考える必要はある。幸い、この世界における曜日の考え方も地球と一緒だ。ゲームと同じとも言えるが。
なのでタイミングがあえば日曜あたりを休みとしてもいいかもしれない。
そんなことを思いつつ依頼書の貼られている掲示板を見た。ストーンの店によってから来たので依頼書は結構減ってしまっている。
「う~ん、これといったものはないかな」
「薬草採取でもいく?」
「ふむ――」
確かに薬草採取は無難なところだ。他に何もなければそれでもいいが、折角E級になったので何か変わった依頼もしてみたいところだが――
「ちょっといいかな?」
そんな2人に何者かから声が掛かった。振り返ると2人の男女が立っていた。1人は槍を背負った男だ。端正な顔立ちをしており銀色の髪を肩まで伸ばしている。
その隣には背中まである薔薇のような赤い髪が印象的な女が立っている。纏っているローブも赤でルビーのような宝石付きの杖を手にしていた。
どことなくエキゾチックかつエロティックな女でメリッサにまけず劣らずの大きな胸の持ち主だ。谷間も見せつけるように開いていてメリッサのように隠すこともしていない。
「誰だ?」
「私はソーン、こっちはローズだ。実は最近君たちの活躍ぶりが凄いと耳にしてね。そこで今度の私たちの仕事に協力して欲しいと思って声を掛けたんだ」
「協力? ふむ、しかし俺たちはまだE級に上がったばかりだが?」
メリッサの話を聞くに、この早さでE級まで上がるのは確かに異例らしいが、協力を求められるほどかと言えば微妙にも感じる。
「一応私たちはD級冒険者だが、噂を聞くと君たちは今のランクよりも高い実力があるようだからね。だから私達としては一緒に依頼をこなしてもらえるとすごく助かる」
「その依頼というのは?」
「実はここから北西に向かった先にある丘にゴブリンの巣が見つかったらしくてね。その依頼を請けたんだが一度見に行ったらかなりの量がいたのさ。それにゴブリンシャーマンやホブゴブリンもいてね。だから一旦引き上げたんだ」
面目なさげに頭を掻くソーンであり。すると後を引き継ぐようにローズが前に出て語りだした。
「それでどうしようかって思っていたら君たちを見かけたの。何でも2人はゴブリンやゴブリンシャーマン、それにホブゴブリンも倒したことがあるらしいし、それなら協力をしてもらえないかなと思って」
「ゴブリンか……」
確かにヒットはメリッサを助けるためにゴブリンを倒した事がある。今回も条件は一緒だろう。
一度戦った相手だ。なにもないよりは勝手がわかっている。それにゴブリンの巣ならまたお宝が隠されているかもしれない。この2人がそれを知っているかはわからないが。
どちらにしても悪い条件ではなさそうだが――
レリックの店ではマジックポーションが手に入るのが大きかったのもある。それに備えあれば憂いなし。他にもクリティカクテルや防御力を上げる魔法薬などを購入しておいた。
そしてその日を終え宿で主人お手製の料理を食べお腹を満たしベッドで眠った。
翌日――ストーンの店へ向かう2人。そんな彼らをストーンは快く出迎えてくれた。
「おう! しっかり調整しておいたぜ。試してみてくれ」
銀狼シリーズ一式を早速装備する。サイズはピッタリであり、しかもかなり軽く靭やかであり動きやすい。
「ヒット、良く似合ってます」
「おうよ、装備が変われば雰囲気もまた違うもんだ。貫禄が出たじゃねぇか」
2人に褒められ満更でもないヒットである。
「それと、ほら鋼の剣だ。しっかり鍛え直しておいたぜ」
「悪いな。助かるよ」
お礼を述べつつ、剣を受け取るヒットだが、すぐに違いに気がついた。
「光沢が違う、それに軽い――」
「おう、折角だからメタリックスライムの素材を溶かしてコーティングしたのさ。メタリックスライムから抽出できる金属は軽い上に丈夫だ。その剣はもうちょっとやそっとじゃ傷むことはないし、切れ味も上がってるぜ。ついでに素材の効果で剣速も向上するはずだ」
試しにメリッサに鑑定してもらったら鋼の剣+1となっており、ストーンの言っていた通りの性能になっていた。
「ここまでしてもらっていいのか?」
「気にすんな。そもそも防具を良くしたなら武器だってそれに合わせてもらわねぇと俺の気がすまない、ただそれだけだ」
そう言ってガッハッハと豪快に笑った。基本とっつきにくいイメージをもたれやすいドワーフだが、一度打ち解けてしまえばむしろ親しみやすいともいえる。
「と、ところで、どうだった?」
「うん? あぁ、この銀狼装備も剣もすごくいいぞ」
「違う! そうじゃねぇよ!」
だが、ヒットの答えにストーンが突然怒鳴りだした。やっぱりまだ少しとっつきにくいかもしれないと思うヒットだが。
「あ! リムさんの店のことですね?」
するとメリッサが察したように手を打って答えた。ストーンが急にモジモジしだし、少しだけ不気味に思うヒットである。
「ストーンさんがオススメするだけあって、とてもいい店でしたよ。私のこの新しい装備もリムさんに選んでもらったのです」
「お、おぉ。そうかそれは良かった。うん、ま、どうでもいいことだがな」
「それと、ストーンさんのことも色々とお世話になっていていい人だと言ってましたよ」
「いい人なんて言っていたか、グフッ!」
視線を上げつつ、疑問の言葉を口にするヒットだが、脇腹にメリッサの肘鉄をくらってしまい息が止まった。
何故? と疑問に思うヒットである。
「な、なんだ、おい。全く俺のことは別に言わなくてもいいって言っておいたのによぉ。参っちまうなぁ。本当マジで勘弁だぜ」
「なんだ、そんなに嫌だったならハッキリそう言えば良かったのに」
「ごめんねヒット、今はちょっと黙ってて」
「……は、はい」
顔を向けたメリッサは笑顔を浮かべてはいたものの、妙な威圧感があり、ついヒットも言うとおりにしてしまう。
「しかしそうか、いい人か、ヘヘッ……」
一方ストーンは後頭部をさすりながら随分と締まりのない顔になっていた。だが、ふと真面目な顔になり。
「ところで、その、彼女はというか店は、何か問題はなかったか?」
「問題?」
メリッサが小首をかしげる。ヒットも店のことを思い出してみるが特に何もなかったはずだ。
「特に何もなかったと思うが?」
「……そうか。それならいいんだ。悪いな変なことを聞いて」
難しい顔を見せてはいたが、ヒットの話を聞くと安堵している様子もあった。
2人は店を辞去し、その脚で今度は冒険者ギルドへ向かった。月光美人の採取やメタリックスライム討伐の依頼で随分と稼げたが、それでも依頼は請けられる時に請けておいた方がいいだろう。
勿論、ある程度仕事をこなしたら休むことも考える必要はある。幸い、この世界における曜日の考え方も地球と一緒だ。ゲームと同じとも言えるが。
なのでタイミングがあえば日曜あたりを休みとしてもいいかもしれない。
そんなことを思いつつ依頼書の貼られている掲示板を見た。ストーンの店によってから来たので依頼書は結構減ってしまっている。
「う~ん、これといったものはないかな」
「薬草採取でもいく?」
「ふむ――」
確かに薬草採取は無難なところだ。他に何もなければそれでもいいが、折角E級になったので何か変わった依頼もしてみたいところだが――
「ちょっといいかな?」
そんな2人に何者かから声が掛かった。振り返ると2人の男女が立っていた。1人は槍を背負った男だ。端正な顔立ちをしており銀色の髪を肩まで伸ばしている。
その隣には背中まである薔薇のような赤い髪が印象的な女が立っている。纏っているローブも赤でルビーのような宝石付きの杖を手にしていた。
どことなくエキゾチックかつエロティックな女でメリッサにまけず劣らずの大きな胸の持ち主だ。谷間も見せつけるように開いていてメリッサのように隠すこともしていない。
「誰だ?」
「私はソーン、こっちはローズだ。実は最近君たちの活躍ぶりが凄いと耳にしてね。そこで今度の私たちの仕事に協力して欲しいと思って声を掛けたんだ」
「協力? ふむ、しかし俺たちはまだE級に上がったばかりだが?」
メリッサの話を聞くに、この早さでE級まで上がるのは確かに異例らしいが、協力を求められるほどかと言えば微妙にも感じる。
「一応私たちはD級冒険者だが、噂を聞くと君たちは今のランクよりも高い実力があるようだからね。だから私達としては一緒に依頼をこなしてもらえるとすごく助かる」
「その依頼というのは?」
「実はここから北西に向かった先にある丘にゴブリンの巣が見つかったらしくてね。その依頼を請けたんだが一度見に行ったらかなりの量がいたのさ。それにゴブリンシャーマンやホブゴブリンもいてね。だから一旦引き上げたんだ」
面目なさげに頭を掻くソーンであり。すると後を引き継ぐようにローズが前に出て語りだした。
「それでどうしようかって思っていたら君たちを見かけたの。何でも2人はゴブリンやゴブリンシャーマン、それにホブゴブリンも倒したことがあるらしいし、それなら協力をしてもらえないかなと思って」
「ゴブリンか……」
確かにヒットはメリッサを助けるためにゴブリンを倒した事がある。今回も条件は一緒だろう。
一度戦った相手だ。なにもないよりは勝手がわかっている。それにゴブリンの巣ならまたお宝が隠されているかもしれない。この2人がそれを知っているかはわからないが。
どちらにしても悪い条件ではなさそうだが――
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