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第35話 ストーンからの報酬
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「まさかこんなに早くメタリックスライムが手に入ることになるとはな」
「まぁ、本体はギルドに預けてあるから、そっちから受け取って貰う必要があるがな」
工房にやってきたヒットたちは依頼を達成したことを証明する用紙をストーンに渡した。
どうやらストーンは簡単ではないと思っていたらしく随分と驚いていた。ただヒットの言うようにこの手の依頼では素材はまず冒険者ギルドに入る。
その上で素材として扱える形にまず処理することが必要でありこの技術を有しているのは冒険者ギルドだけであった。
「勿論素材は後で受け取りにいくさ。さて、約束だったな。銀狼の装備一式受け取るといい。だが、調整が必要だからな採寸を一旦させてもらうぜ」
そしてヒットはストーンから採寸され、翌日には調整が出来上がるとのことだった。
「ところで、今日はその剣まだ使うのか?」
「いや、今日はもう町から出ることはないな」
「なら丁度いい。手入れしてやるよ。こまめにしておかないとこういうのはすぐに駄目になるからな」
「それは助かる。いくらぐらいかかる?」
「いらねぇよ。依頼を達成してくれたしな。それにこれのついでだ」
「本当にいいのか?」
「ドワーフの男に二言はねぇさ」
ヒットは折角の好意に甘んじることとし鋼の剣を預けた。その上でこれからの予定を考えるが。
「彼女、メリッサの弓矢と防具を揃えたいと思っているんだが、弓矢は専門外なんだよな?」
「あぁ。勿論俺だって作ろうと思えば作れるが弓矢はそれを家業にして専門に作ってるのがやはり強い。それに弓はどうしても木材メインになるからな」
複合弓であってもベースは木となる。ドワーフは革の鎧なども扱うが最も得意としているのは金属の加工であった。
「あの、私は今の装備でも……」
「いや、大分資金も潤ったし、俺ばかり装備を新調するのもな」
「まぁそうだな。嬢ちゃんの装備はこれから冒険者を続けていくなら少々心もとないぜ」
ドワーフの職人が助言するように口にする。それを聞き、メリッサは改めて自分の装備に目を向けた。
「弓矢はいいとして彼女向けの装備は何か作れそうかな?」
「そうだな。うちで見繕ってもいいが、嬢ちゃんはみたところ支援タイプだろ? 積極的に前へ出て攻撃するタイプには見えない」
「あぁ彼女は弓と魔法が扱えるがジョブはアナライザーなんだ」
「なるほどな」
ヒットから話を聞き、得心がいったようにストーンが頷いた。
「出来れば、私も積極的に戦闘に関与してヒットの役にたちたいのだけど……」
「何を言ってるんだ。メリッサは今でも十分に助けになってくれてるよ」
「でも、あのセイラさんとまではいかないけど……少しは」
メリッサが目を伏せた。魔獣狩りのセイラのことを思い出したのだろう。だが、彼女は冒険者としてのランクからしてヒットよりも遥か高みにいる。比べるだけ酷というものだろう。
「セイラというと魔獣狩りのセイラか。はは、比べる対象がそもそも間違ってるぜ」
するとストーンがひと笑いし彼女を評した。メリッサは若干むくれたような顔を見せる。
「むぅ、そんなことは私もわかってますよ……」
「勘違いするな。俺は何も実力云々の話をしているんじゃねぇ。そもそも実力で言えばそっちのヒットだってきっと話にならないだろう。重要なのは立ち位置だ」
「立ち位置、ですか?」
「そうだ。さっきも言ったが嬢ちゃんは前に出て戦うタイプじゃない。いわゆる後衛タイプだ。比べる対象がそもそも間違っているのさ。それと、戦闘で前に出れないからやくたたずだなんて認識もも間違いだ。むしろパーティーを組んでの戦闘において支援職は重要なポジションでもある。時に格上の相手と相対した場合なんかはサポーターの腕次第で戦局も大きく変わるってもんさ」
それはヒットにもよく理解できる。ゲームのように事前にネットで情報など掴めない以上、メリッサの鑑定は相手を知る上では必須ともいえる。それに彼女は地形把握など役立つスキルも覚えていっている。
「嬢ちゃんは相手を積極的に倒すタイプじゃないし倒す必要もないってことさ。そんなのは前衛役の戦士、この場合ヒットにでも任せておけばいい。勿論何もしなくていいというわけではない。遠くから矢や魔法で攻撃するだけでも相手にとっては嫌なものさ。だが、嬢ちゃんにとって大事なのは何より完璧な支援だ」
「……完璧な支援」
顎に手を添え、メリッサが何かを考えている様子。
「ストーンの言っていることは正しいと思う。俺もメリッサの鑑定には助けられてるしな」
「ヒット……ありがとう。何か少し自分に自信がもてそうです」
「それなら良かった。これからも頼りにしているよ」
「は、はい! 頑張って支援します!」
キラキラした目で宣言したメリッサを頼もしく思うヒットではあるが。
「さて、改めて装備についてだが……」
「それだがな。今も言ったように嬢ちゃんはサポート役に徹するのが一番だ。そしてタイプ的には中~遠距離での鑑定や弓矢や魔法を使った攻撃となるだろう。そうなってくるとあまり動きを阻害するようなものは好ましくない」
「そうなると革製品か?」
「それも手だが、その距離では相手からの魔法やそれに近いスキルが厄介になる。魔物の中には魔法を扱う存在や火を吹いたり電撃を扱うようなのもいる。そうなってくると動きやすくてかつ魔法耐性もある装備が一番だ。勿論物理的な攻撃にも対処できるといいが、優先順位でいけば下になる。そもそもそういった相手はヒットが近づけさせないようにすればいい」
防具と言っても万能ではない。動きやすくかつ物理的にも魔法的にも高い耐性のある防具なんてものはそうはないのである。
それにあったとしてもそれは非常に高価なものとなる。
「なるほど。それに適した装備はここにあるのか?」
「いや、それだと必然的にローブ系やドレス系の装備となるからな。うちは専門外だ。だが、嬢ちゃんにうってつけの店なら知っている。何よりそこならもしかしたら嬢ちゃんにあった弓矢も見つかるかもしれん」
「うん? 弓矢は専門の店がいいのではないのか? 今の話だとそこは魔法系の装備品を扱っているようだが?」
ヒットは小首を傾げつつ問いかけた。だがストーンはニヤリと不敵に笑い。
「通常の弓なら専門店でもいいさ。だが魔法弓なら魔法系を専門に扱う店の出番なのさ」
魔法弓に関してはヒットにもピンとはこなかった。ゲームではマジックウェポンというのが存在し魔法の効果が付与されたがそれは弓に限った話ではない。
とは言えストーンが勧めてくれるのなら間違いはなさそうだ。
「とにかく、この町で魔法系の装備や道具を扱う店ならリムの店で間違いはないぜ!」
「……リム? 店の名前か?」
「え? あ、いや、そうだな。た、たしかにリムの魔法店という名前でもある」
ヒットが問うと急に辿々しくなった。汗も滴り落ち、動揺も見える。
「しかし、随分と熱が入った紹介だな」
「ば、馬鹿いえ。俺は別にお前らがどこにいこうと知ったこっちゃねぇが、こうして知りあいになれたから、ま、まぁ無難なとこを紹介したってとこだ。他意はないぜ」
何か自分が思った以上の答えが返ってきている気がするが、折角だしとストーンから店の場所を聞いた。
「そ、それと、別に俺から聞いたとか勧められたなんて、い、言わなくていいからな。余計なことはいうなよ!」
「あぁわかった。なら絶対に言わないようにする」
「え? 絶対に、か?」
「絶対にだ」
「……べ、別に少しぐらい触れる分には、その、文句はないからな!」
そのストーンの様子に、どっちなんだと眉を寄せてしまうヒットでもあるが、とりあえずお礼を述べ、そのリサの店に向かうこととしたのだった。
「まぁ、本体はギルドに預けてあるから、そっちから受け取って貰う必要があるがな」
工房にやってきたヒットたちは依頼を達成したことを証明する用紙をストーンに渡した。
どうやらストーンは簡単ではないと思っていたらしく随分と驚いていた。ただヒットの言うようにこの手の依頼では素材はまず冒険者ギルドに入る。
その上で素材として扱える形にまず処理することが必要でありこの技術を有しているのは冒険者ギルドだけであった。
「勿論素材は後で受け取りにいくさ。さて、約束だったな。銀狼の装備一式受け取るといい。だが、調整が必要だからな採寸を一旦させてもらうぜ」
そしてヒットはストーンから採寸され、翌日には調整が出来上がるとのことだった。
「ところで、今日はその剣まだ使うのか?」
「いや、今日はもう町から出ることはないな」
「なら丁度いい。手入れしてやるよ。こまめにしておかないとこういうのはすぐに駄目になるからな」
「それは助かる。いくらぐらいかかる?」
「いらねぇよ。依頼を達成してくれたしな。それにこれのついでだ」
「本当にいいのか?」
「ドワーフの男に二言はねぇさ」
ヒットは折角の好意に甘んじることとし鋼の剣を預けた。その上でこれからの予定を考えるが。
「彼女、メリッサの弓矢と防具を揃えたいと思っているんだが、弓矢は専門外なんだよな?」
「あぁ。勿論俺だって作ろうと思えば作れるが弓矢はそれを家業にして専門に作ってるのがやはり強い。それに弓はどうしても木材メインになるからな」
複合弓であってもベースは木となる。ドワーフは革の鎧なども扱うが最も得意としているのは金属の加工であった。
「あの、私は今の装備でも……」
「いや、大分資金も潤ったし、俺ばかり装備を新調するのもな」
「まぁそうだな。嬢ちゃんの装備はこれから冒険者を続けていくなら少々心もとないぜ」
ドワーフの職人が助言するように口にする。それを聞き、メリッサは改めて自分の装備に目を向けた。
「弓矢はいいとして彼女向けの装備は何か作れそうかな?」
「そうだな。うちで見繕ってもいいが、嬢ちゃんはみたところ支援タイプだろ? 積極的に前へ出て攻撃するタイプには見えない」
「あぁ彼女は弓と魔法が扱えるがジョブはアナライザーなんだ」
「なるほどな」
ヒットから話を聞き、得心がいったようにストーンが頷いた。
「出来れば、私も積極的に戦闘に関与してヒットの役にたちたいのだけど……」
「何を言ってるんだ。メリッサは今でも十分に助けになってくれてるよ」
「でも、あのセイラさんとまではいかないけど……少しは」
メリッサが目を伏せた。魔獣狩りのセイラのことを思い出したのだろう。だが、彼女は冒険者としてのランクからしてヒットよりも遥か高みにいる。比べるだけ酷というものだろう。
「セイラというと魔獣狩りのセイラか。はは、比べる対象がそもそも間違ってるぜ」
するとストーンがひと笑いし彼女を評した。メリッサは若干むくれたような顔を見せる。
「むぅ、そんなことは私もわかってますよ……」
「勘違いするな。俺は何も実力云々の話をしているんじゃねぇ。そもそも実力で言えばそっちのヒットだってきっと話にならないだろう。重要なのは立ち位置だ」
「立ち位置、ですか?」
「そうだ。さっきも言ったが嬢ちゃんは前に出て戦うタイプじゃない。いわゆる後衛タイプだ。比べる対象がそもそも間違っているのさ。それと、戦闘で前に出れないからやくたたずだなんて認識もも間違いだ。むしろパーティーを組んでの戦闘において支援職は重要なポジションでもある。時に格上の相手と相対した場合なんかはサポーターの腕次第で戦局も大きく変わるってもんさ」
それはヒットにもよく理解できる。ゲームのように事前にネットで情報など掴めない以上、メリッサの鑑定は相手を知る上では必須ともいえる。それに彼女は地形把握など役立つスキルも覚えていっている。
「嬢ちゃんは相手を積極的に倒すタイプじゃないし倒す必要もないってことさ。そんなのは前衛役の戦士、この場合ヒットにでも任せておけばいい。勿論何もしなくていいというわけではない。遠くから矢や魔法で攻撃するだけでも相手にとっては嫌なものさ。だが、嬢ちゃんにとって大事なのは何より完璧な支援だ」
「……完璧な支援」
顎に手を添え、メリッサが何かを考えている様子。
「ストーンの言っていることは正しいと思う。俺もメリッサの鑑定には助けられてるしな」
「ヒット……ありがとう。何か少し自分に自信がもてそうです」
「それなら良かった。これからも頼りにしているよ」
「は、はい! 頑張って支援します!」
キラキラした目で宣言したメリッサを頼もしく思うヒットではあるが。
「さて、改めて装備についてだが……」
「それだがな。今も言ったように嬢ちゃんはサポート役に徹するのが一番だ。そしてタイプ的には中~遠距離での鑑定や弓矢や魔法を使った攻撃となるだろう。そうなってくるとあまり動きを阻害するようなものは好ましくない」
「そうなると革製品か?」
「それも手だが、その距離では相手からの魔法やそれに近いスキルが厄介になる。魔物の中には魔法を扱う存在や火を吹いたり電撃を扱うようなのもいる。そうなってくると動きやすくてかつ魔法耐性もある装備が一番だ。勿論物理的な攻撃にも対処できるといいが、優先順位でいけば下になる。そもそもそういった相手はヒットが近づけさせないようにすればいい」
防具と言っても万能ではない。動きやすくかつ物理的にも魔法的にも高い耐性のある防具なんてものはそうはないのである。
それにあったとしてもそれは非常に高価なものとなる。
「なるほど。それに適した装備はここにあるのか?」
「いや、それだと必然的にローブ系やドレス系の装備となるからな。うちは専門外だ。だが、嬢ちゃんにうってつけの店なら知っている。何よりそこならもしかしたら嬢ちゃんにあった弓矢も見つかるかもしれん」
「うん? 弓矢は専門の店がいいのではないのか? 今の話だとそこは魔法系の装備品を扱っているようだが?」
ヒットは小首を傾げつつ問いかけた。だがストーンはニヤリと不敵に笑い。
「通常の弓なら専門店でもいいさ。だが魔法弓なら魔法系を専門に扱う店の出番なのさ」
魔法弓に関してはヒットにもピンとはこなかった。ゲームではマジックウェポンというのが存在し魔法の効果が付与されたがそれは弓に限った話ではない。
とは言えストーンが勧めてくれるのなら間違いはなさそうだ。
「とにかく、この町で魔法系の装備や道具を扱う店ならリムの店で間違いはないぜ!」
「……リム? 店の名前か?」
「え? あ、いや、そうだな。た、たしかにリムの魔法店という名前でもある」
ヒットが問うと急に辿々しくなった。汗も滴り落ち、動揺も見える。
「しかし、随分と熱が入った紹介だな」
「ば、馬鹿いえ。俺は別にお前らがどこにいこうと知ったこっちゃねぇが、こうして知りあいになれたから、ま、まぁ無難なとこを紹介したってとこだ。他意はないぜ」
何か自分が思った以上の答えが返ってきている気がするが、折角だしとストーンから店の場所を聞いた。
「そ、それと、別に俺から聞いたとか勧められたなんて、い、言わなくていいからな。余計なことはいうなよ!」
「あぁわかった。なら絶対に言わないようにする」
「え? 絶対に、か?」
「絶対にだ」
「……べ、別に少しぐらい触れる分には、その、文句はないからな!」
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