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第30話 メタリックスライムを狙う者
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メタリックスライムがやってきた。ヒットの予想通り、仕掛けておいた鉄製の装備に反応したのだ。
「でも、このあとどうするの?」
「あぁ、メリッサはこれを飲んでおいてくれ」
そう言ってヒットはメリッサにレリックの店で購入しておいたクリティカクテルを渡した。
「クリティカルヒットならメタリックスライムの防御力も関係ないからな」
「で、でも上手く当たるかな」
メリッサが形の良い眉を心配そうに落とす。メタリックスライムはとても素早い魔物だ。矢で狙い撃つのは簡単ではなく賭けに近い。
「大丈夫、狙い撃ちで準備しておくんだ。後は俺の方でメタリックスライムの動きを止める。その瞬間を狙ってくれ」
メリッサに指示を与え、そして餌に食いついているメタリックスライムを認め、ヒットが前に出ていった。
「ピギィ!?」
当然メタリックスライムはヒットに気が付き、急いで逃げ出そうとするが。
「キャンセル!」
「――!」
メタリックスライムの動きは確かに速かった。だが、視認出来ないほどではなく、逃亡を図ろうとした瞬間にキャンセルが決まりピタリと動きが止まる。
その瞬間だった、メリッサの放った矢が見事銀色のボディを貫く。本来なら下手な攻撃など受け付けない程の強度を誇るメタリックスライムだが、クリティカルヒットであれば話は別だ。
こうしてメタリックスライムは見事メリッサの矢を受け倒された。
「ほ、本当に私が倒したんだね」
「あぁ、メリッサの矢のおかげだよ」
実際これはメリッサがいたからこそ楽にできたとも言える。もしヒットだけであったなら、キャンセル直後すぐに自ら攻撃にうつらなければいけないが、素早いメタリックスライムはこちらに気づいてすぐ逃亡を図る。
故にキャンセルをかけるにしても近づく暇はえられない。キャンセルの効果はそこまで長く続くわけではないからだ。
「さて、とにかく回収を、いや、待て!」
「え?」
ヒットは木々が揺れる音を耳にし、一旦その場を離れ、再び木の陰に隠れた。すると、なんとメタリックスライムがもう1匹現れたのである。
「も、もう1匹いたんだね」
「あぁ、だけどこれはラッキーだ」
クリティカクテルはもう1本買ってある。これで同じようにやれば、更に追加で1匹分の素材が手に入る。
「しまった――」
だがそこでヒットは先に倒したメタリックスライムの死骸がそのままなことに気がついた。あれに気がついたら、メタリックスライムはすぐに逃亡を図るかも知れない。
ヒットはもう1本のクリティカクテルをメリッサに渡し、様子を見た。
気づいて逃げるようならその瞬間にキャンセルを掛けようとおもったからだ。
「ピギ?」
案の定、メタリックスライムは仲間の死骸に気がついた。疑問の篭った鳴き声を上げ、死骸に体を向ける。
尤も顔がどこかわからないので、あくまで動きからの判断だが、とにかくいつでもキャンセル出来るよう準備するヒットだが――その瞬間だった。メタリックスライムの頭上に銀色の光が落ちてきた。
「ピギィイイイイ!」
銀色の光に押しつぶされたメタリックスライムは断末魔の悲鳴を上げ、そのまま動かなくなった。
メリッサに顔を向けるが、彼女は首を横に振り自分ではないと無言で答えた。
そうなると、誰かが自分たちのようにメタリックスライムを狙い、何らかの攻撃手段に出たということだろう。
「どうやら上手くいったようだな」
(え? あれは……)
メタリックスライムが倒れ、何者かが草陰から姿を見せた。ヒットたちのように隠れていたのか? ただ、恐らくだがこの人物はやってきたばかりなのだろうと判断。ヒット達がメタリックスライムを倒した時には出てこなかったからだ。
だが――この相手には既視感があった。なぜなら相手は黒ローブに仮面と、つい最近出会った連中と同じ格好をしていたからである。
「うん? 何だ、メタリックスライムの死骸がもう1つあるじゃねぇか。ラッキー」
相手は声からして男だ。仮面の男は先ず自分が倒したと思われるメタリックスライムの死骸を拾い、ヒット達が倒しておいた死骸にも気がついた。
雰囲気的に、このまま黙っていてはヒットたちの倒したメタリックスライムすら持っていかれかねない。
だからといって正直話してどうにかなる相手ではないだろうし、このまま放っておいていい相手でもない。
仕方がないのでヒットが先ず出ていくことにした。メリッサには控えておいてもらう。クリティカクテルは飲んでいるし、いざという時には援護して欲しいと伝えておいた。
「そのメタリックスライムは俺が倒したものだ」
「あん?」
ヒットが姿を見せ、仮面の男に話しかけると、怪訝そうに声を上げ顔を向けてきた。仮面をしているので表情は掴めないが、有効的には感じられない。
「こいつはお前が倒しただと?」
「そうだ」
「ふ~ん、それで、このガラクタの山はなんだ?」
仮面の男が問いかけてくる。この様子を見るにこの連中はメタリックスライムのおびき寄せ方を知らない。ならば答える必要はないだろう。
「知らん。俺が来た頃にはあった。誰かが捨てていったんだろう? 見たところ使い物になりそうもない装備ばかりだ」
「……まぁたしかにな」
「それより、お前は一体何者だ? 冒険者という風には見えないが?」
「はっは、それに答える必要はないな。それにこのメタリックスライムも渡す必要はない」
「どういう意味だ?」
「お前は、いまここで死ぬからだよ!」
そう言って男がヒットに飛びかかってきた。思ったとおりだなとヒットは仮面の男にキャンセルを行使する。
「な、なんだと!?」
「メリッサ!」
「はい!」
「ぐ、ぐわああぁああ!」
飛びかかってきた男の動きはキャンセルで中断されヒットに届くことなく地面に落ちた。だが、この男、バランスを崩すことなくうまく着地した。
普通はキャンセルを喰らってすぐ反応できるものではない。とは言え、その一瞬の隙をついてメリッサの矢が男に命中した。クリティカルヒットの一撃は痛烈だ。
仮面の男は後方に吹っ飛び地面を転がった。ダメージも軽くはないだろう。
「やったか?」
つい思わずそんな言葉が口から出てしまった。ヤバイか? と一瞬頭をよぎったその瞬間だった。銀色の光がヒットの頭上から降り注ぐ――
「でも、このあとどうするの?」
「あぁ、メリッサはこれを飲んでおいてくれ」
そう言ってヒットはメリッサにレリックの店で購入しておいたクリティカクテルを渡した。
「クリティカルヒットならメタリックスライムの防御力も関係ないからな」
「で、でも上手く当たるかな」
メリッサが形の良い眉を心配そうに落とす。メタリックスライムはとても素早い魔物だ。矢で狙い撃つのは簡単ではなく賭けに近い。
「大丈夫、狙い撃ちで準備しておくんだ。後は俺の方でメタリックスライムの動きを止める。その瞬間を狙ってくれ」
メリッサに指示を与え、そして餌に食いついているメタリックスライムを認め、ヒットが前に出ていった。
「ピギィ!?」
当然メタリックスライムはヒットに気が付き、急いで逃げ出そうとするが。
「キャンセル!」
「――!」
メタリックスライムの動きは確かに速かった。だが、視認出来ないほどではなく、逃亡を図ろうとした瞬間にキャンセルが決まりピタリと動きが止まる。
その瞬間だった、メリッサの放った矢が見事銀色のボディを貫く。本来なら下手な攻撃など受け付けない程の強度を誇るメタリックスライムだが、クリティカルヒットであれば話は別だ。
こうしてメタリックスライムは見事メリッサの矢を受け倒された。
「ほ、本当に私が倒したんだね」
「あぁ、メリッサの矢のおかげだよ」
実際これはメリッサがいたからこそ楽にできたとも言える。もしヒットだけであったなら、キャンセル直後すぐに自ら攻撃にうつらなければいけないが、素早いメタリックスライムはこちらに気づいてすぐ逃亡を図る。
故にキャンセルをかけるにしても近づく暇はえられない。キャンセルの効果はそこまで長く続くわけではないからだ。
「さて、とにかく回収を、いや、待て!」
「え?」
ヒットは木々が揺れる音を耳にし、一旦その場を離れ、再び木の陰に隠れた。すると、なんとメタリックスライムがもう1匹現れたのである。
「も、もう1匹いたんだね」
「あぁ、だけどこれはラッキーだ」
クリティカクテルはもう1本買ってある。これで同じようにやれば、更に追加で1匹分の素材が手に入る。
「しまった――」
だがそこでヒットは先に倒したメタリックスライムの死骸がそのままなことに気がついた。あれに気がついたら、メタリックスライムはすぐに逃亡を図るかも知れない。
ヒットはもう1本のクリティカクテルをメリッサに渡し、様子を見た。
気づいて逃げるようならその瞬間にキャンセルを掛けようとおもったからだ。
「ピギ?」
案の定、メタリックスライムは仲間の死骸に気がついた。疑問の篭った鳴き声を上げ、死骸に体を向ける。
尤も顔がどこかわからないので、あくまで動きからの判断だが、とにかくいつでもキャンセル出来るよう準備するヒットだが――その瞬間だった。メタリックスライムの頭上に銀色の光が落ちてきた。
「ピギィイイイイ!」
銀色の光に押しつぶされたメタリックスライムは断末魔の悲鳴を上げ、そのまま動かなくなった。
メリッサに顔を向けるが、彼女は首を横に振り自分ではないと無言で答えた。
そうなると、誰かが自分たちのようにメタリックスライムを狙い、何らかの攻撃手段に出たということだろう。
「どうやら上手くいったようだな」
(え? あれは……)
メタリックスライムが倒れ、何者かが草陰から姿を見せた。ヒットたちのように隠れていたのか? ただ、恐らくだがこの人物はやってきたばかりなのだろうと判断。ヒット達がメタリックスライムを倒した時には出てこなかったからだ。
だが――この相手には既視感があった。なぜなら相手は黒ローブに仮面と、つい最近出会った連中と同じ格好をしていたからである。
「うん? 何だ、メタリックスライムの死骸がもう1つあるじゃねぇか。ラッキー」
相手は声からして男だ。仮面の男は先ず自分が倒したと思われるメタリックスライムの死骸を拾い、ヒット達が倒しておいた死骸にも気がついた。
雰囲気的に、このまま黙っていてはヒットたちの倒したメタリックスライムすら持っていかれかねない。
だからといって正直話してどうにかなる相手ではないだろうし、このまま放っておいていい相手でもない。
仕方がないのでヒットが先ず出ていくことにした。メリッサには控えておいてもらう。クリティカクテルは飲んでいるし、いざという時には援護して欲しいと伝えておいた。
「そのメタリックスライムは俺が倒したものだ」
「あん?」
ヒットが姿を見せ、仮面の男に話しかけると、怪訝そうに声を上げ顔を向けてきた。仮面をしているので表情は掴めないが、有効的には感じられない。
「こいつはお前が倒しただと?」
「そうだ」
「ふ~ん、それで、このガラクタの山はなんだ?」
仮面の男が問いかけてくる。この様子を見るにこの連中はメタリックスライムのおびき寄せ方を知らない。ならば答える必要はないだろう。
「知らん。俺が来た頃にはあった。誰かが捨てていったんだろう? 見たところ使い物になりそうもない装備ばかりだ」
「……まぁたしかにな」
「それより、お前は一体何者だ? 冒険者という風には見えないが?」
「はっは、それに答える必要はないな。それにこのメタリックスライムも渡す必要はない」
「どういう意味だ?」
「お前は、いまここで死ぬからだよ!」
そう言って男がヒットに飛びかかってきた。思ったとおりだなとヒットは仮面の男にキャンセルを行使する。
「な、なんだと!?」
「メリッサ!」
「はい!」
「ぐ、ぐわああぁああ!」
飛びかかってきた男の動きはキャンセルで中断されヒットに届くことなく地面に落ちた。だが、この男、バランスを崩すことなくうまく着地した。
普通はキャンセルを喰らってすぐ反応できるものではない。とは言え、その一瞬の隙をついてメリッサの矢が男に命中した。クリティカルヒットの一撃は痛烈だ。
仮面の男は後方に吹っ飛び地面を転がった。ダメージも軽くはないだろう。
「やったか?」
つい思わずそんな言葉が口から出てしまった。ヤバイか? と一瞬頭をよぎったその瞬間だった。銀色の光がヒットの頭上から降り注ぐ――
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