18 / 68
第18話 怒りのアルバトロン
しおりを挟む
地面が抉れ、土塊が弾け飛び、その重量級の体躯に似合わないスピードでソウダナが一直線に駆け抜けた。
加速の効果もあるのだろうが確かに速い。尻尾に火がついた牛が思いがけない速度で駆け出すぐらいの意外さと迫力だ。
落ちてくるネエとの距離がどんどん詰まっていく。地形的な利点も大きかった。アルバトロンが去っていった方向は、丁度木々が見事に左右に割れたような状態になっており見通しが良い。
足下は凸凹しているが木々が邪魔していることもない為、走りに専念出来るのだ。
「うぉおおおおおりゃぁああぁああ!」
どことなく大人しい印象があったソウダナだが、ここで一変、雄叫びのような声を上げながら、落下してきたネエをジャンピングしつつ見事にキャッチ。
そのまま彼女を抱きかかえ、庇いなら地面をゴロゴロと転がった。背中に盾があるので更に痛そうにも思うが、彼女のことを助けるのに必死だったようだ。
「た、助かった? て、ね、ねぇ! ソウダナ大丈夫!」
「そ、それは俺のセリフだが、良かった大丈夫そうだな――」
ネエが起き上がりソウダナの体を揺らした。ソウダナは平気だと告げネエが無事であることを喜んだ。互いに互いを気遣い、安堵の表情を見せている。それぞれダメージもそうでもないらしい。
『クケエェエエエエエェエエェエエエエエ!』
だが、助かってよかったで済むほど、相手は甘くなかったようだ。ヒットが見上げると、アルバトロンがこちらを見下ろし、怪鳥の鳴き声を上げていた。雄叫びに近い勇ましいものでもある。
表情もどことなく怒りに満ちている気がした。獲物を横取りされたとでも思っているのだろう。ヒット側からすれば助けただが、魔物にはそんなこと関係ない。
「だ、だから見捨てろと言ったんだ! そうすりゃ怒らせることもなかったってのに馬鹿が! お、俺は関係ないからな! 後は勝手に餌になってろ!」
するとアルバトロンから最も離れた位置にいたダロガがそんなことを言い捨て、背中を見せて逃げ出し始めた。
「駄目! 逃げちゃ!」
「うるせぇ! 知ったことか!」
メリッサが叫ぶがダロガはお構いなしだった。だが、この時、ダロガとメリッサの認識には大きな違いがあった。ダロガはメリッサの叫んだ意味を、逃げずに一緒に戦えという意味に捉えたのだろう。
だがメリッサが叫んだのはあくまで警告だ。アルバトロンは獲物を取られたことで怒りに支配されている。もはやここにいる全員が敵だ。つまりみすみす逃がす気など無い。
そんな状況で無防備に背中を晒すような真似をしたらどうなるか……。
『クケェエエェエエエエエエエェエ!』
「え? な、なんでこっちに、や、やめろ! 俺はまだこんなところで、ギャァアアァアアアア!」
それはあっという間の出来事だった。アルバトロンが加速し、急角度の滑降でダロガに近づき、悲鳴を上げたその頭を鉤爪でもぎ取ったのである。
「きゃ、きゃーーーー!」
メリッサの悲鳴が上がる。首から上を失ったダロガは、それでも両手で首周りを何度も掻くような動作を見せ、その後傾倒した。首から溢れ出た血潮が地面を真っ赤に染め上げた。
「流石にこれは、無理だな……」
ここまで見事に死なれるとキャンセルではどうしようもない。そもそもキャンセルは回復に使えるスキルではないのだ。尤もただの自業自得と言えるのでそもそも助ける気などおきないわけだが。
『クケエエエェエエエエェエエエ!』
獲物を仕留めた興奮からが、再びアルバトロンが鳴き声を上げた。耳をふさぎたくなるような鋭い叫び。
実際メリッサやネエは両耳を手で塞いでいた。そしてギロリとヒットたちを睨み、翼を広げ飛び上がろうとする。空中から攻撃を仕掛けてこようというのだろう。
「そうだ! キャンセル!」
だが、ここでヒットが思いついた。ふわりとアルバトロンが飛び立ち始めたその瞬間、キャンセルを使用する。
「クケェ!?」
途端に、アルバトロンがバランスを崩し地面に激突した。ヒットのキャンセルによって飛ぶという行為が中断された為である。既に幾分か空中に上がっていた体は唐突の浮上停止により自由が効かなくなり自重を支えきれず落下する他なかったのである。
「いまだ! ありったっけの攻撃を叩き込め!」
そういいつつ、ヒットも以前ゴブリンの巣で手に入れていたナイフや斧を投げまくった。近づくのは危険と判断したからだ。
「狙い撃ち!」
「ファイヤーボール!」
後方から女性2人の声が届く。そして矢玉と火の玉がアルバトロンの体に命中した。
「クケェーーーー!」
悲鳴が上がる。かなり嫌がっているのがわかる。矢もファイヤーボールも続けて放たれ、嫌になったのか再び飛び上がろうとするが。
「キャンセル」
「グキェ!」
ヒットのキャンセルで再び墜落。動きを止めたところで矢と魔法と投擲を浴びせ続ける。
「生命力、残り65%!」
「それでもまだ6割近くも残ってるか……」
鑑定したメリッサが叫ぶ。結構な攻撃を当てたのだが、やはり本来のステータスの違いはそれなりに大きく相手もタフだ。D級以上のパーティー必須は伊達ではない。
「ね、ねぇ、もう魔力が……」
「私も矢がもうあまり」
「俺も投擲できるものはもう無いな――」
それに精神力も厳しい。既に頭も痛くなってきていた。これ以上つかうと更に頭痛はひどくなり目眩も引き起こすことになる。
耐えられないこともないだろうが、あと1回、無理すれば2回か、それが限界だろう。
ヒットは剣を手に取った。近接戦に挑むしか無いと覚悟を決めたのだ。
『クケーーーー!』
再びアルバトロンが叫ぶ。翼を広げ、また飛び上がるかと注視するが――アルバトロンはその場で翼を激しくはためかせ始めた。
「しまった、羽ばたきか」
「キャッ! 風が!」
「め、目もあけてられない」
鳥系の魔物が持つスキルの一つが羽ばたきだ。その場で羽ばたくことで強烈な風を起こす。
これにより土埃や砂利が強風に乗って一行にぶつかってくる。ダメージはさほどでもないが体力が削られていく。それに身動きも取れない。
何より視界が奪われるのがキツい。盾で顔を覆うようにして風を避けているため、アルバトロンを視界に収められないのだ。
キャンセルは対象を補足出来なければ効果を発揮しないのである。
「ヒット! 俺の溜めが終わった! この風をなんとか止めてくれれば、強烈なのを決めてやる!」
後方からソウダナが叫んだ。背中にあった盾を正面に構えている。全身が隠れるぐらいの長方形の大きな盾だ。
その戦い方からヒットはソウダナのジョブをシールダーと判断した。盾を専門に扱うジョブで攻撃にも盾を使う。
ソウダナが狙っているのは間違いなく力溜めからの突撃の盾だ。力溜めは溜めた時間で威力が変わる。これまでずっと溜めていたなら盾で突撃する突撃の盾との相乗効果は大きい。
それに彼は加速のスキルも持っているので組み合わせれば確かに大ダメージが期待できる。
ヒットは考える、なんとか視界を確保しなければ。ならばとヒットは顔を守っていた盾を下ろし、砂利や風で目が閉じたところをキャンセルした。一瞬だが視界が開く。風も砂利も続いているためすぐに目を閉じることになるだろうが、一瞬でもアルバトロンの姿が確認できれば十分だった。
「キャンセル!」
「――!?」
途端に風が止んだ。アルバトロンの羽ばたきがキャンセルされたのだ。
「今だソウダナ!」
「おう! 加速! 盾の突撃!」
めまいを覚えながらも叫ぶヒット。盾を構えたまま飛び出し、猛スピードでヒットの脇を駆け抜け、技が中断され戸惑っているアルバトロンに突っ込んだ。
『クキェエエエェエエエエェエエエ!』
ソウダナの盾によって跳ね飛ばされる怪鳥。一回転、ニ回転と続き、三回転目で地面にめり込んだ。勝負が決まった、そう思えたが。
「やったか!」
ソウダナがガッツポーズで叫ぶが、嫌な予感がした為、ふらつきながらもヒットが駆け出す。
『クケーーーー!』
「な、まだ生きて!」
「だろうと思った!」
飛び起き、翼を広げながらソウダナに襲いかかるアルバトロンだがそこには既にヒットの姿があった。
「ヒット、残り10%!」
「ならいける! 挟双剣!」
『グギェエェエエェエ!』
ヒットの剣戟がアルバトロンの首を挟み込んだ。切断こそされなかったが深々と食い込み、鮮血が吹き出た。
そしてアルバトロンは前のめりに倒れ、その重みで地面が沈んでいく。暫く痙攣を繰り返していたが、後にそれも止まり、遂に動かなくなった。
格上のアルバトロンを倒したのだ。
加速の効果もあるのだろうが確かに速い。尻尾に火がついた牛が思いがけない速度で駆け出すぐらいの意外さと迫力だ。
落ちてくるネエとの距離がどんどん詰まっていく。地形的な利点も大きかった。アルバトロンが去っていった方向は、丁度木々が見事に左右に割れたような状態になっており見通しが良い。
足下は凸凹しているが木々が邪魔していることもない為、走りに専念出来るのだ。
「うぉおおおおおりゃぁああぁああ!」
どことなく大人しい印象があったソウダナだが、ここで一変、雄叫びのような声を上げながら、落下してきたネエをジャンピングしつつ見事にキャッチ。
そのまま彼女を抱きかかえ、庇いなら地面をゴロゴロと転がった。背中に盾があるので更に痛そうにも思うが、彼女のことを助けるのに必死だったようだ。
「た、助かった? て、ね、ねぇ! ソウダナ大丈夫!」
「そ、それは俺のセリフだが、良かった大丈夫そうだな――」
ネエが起き上がりソウダナの体を揺らした。ソウダナは平気だと告げネエが無事であることを喜んだ。互いに互いを気遣い、安堵の表情を見せている。それぞれダメージもそうでもないらしい。
『クケエェエエエエエェエエェエエエエエ!』
だが、助かってよかったで済むほど、相手は甘くなかったようだ。ヒットが見上げると、アルバトロンがこちらを見下ろし、怪鳥の鳴き声を上げていた。雄叫びに近い勇ましいものでもある。
表情もどことなく怒りに満ちている気がした。獲物を横取りされたとでも思っているのだろう。ヒット側からすれば助けただが、魔物にはそんなこと関係ない。
「だ、だから見捨てろと言ったんだ! そうすりゃ怒らせることもなかったってのに馬鹿が! お、俺は関係ないからな! 後は勝手に餌になってろ!」
するとアルバトロンから最も離れた位置にいたダロガがそんなことを言い捨て、背中を見せて逃げ出し始めた。
「駄目! 逃げちゃ!」
「うるせぇ! 知ったことか!」
メリッサが叫ぶがダロガはお構いなしだった。だが、この時、ダロガとメリッサの認識には大きな違いがあった。ダロガはメリッサの叫んだ意味を、逃げずに一緒に戦えという意味に捉えたのだろう。
だがメリッサが叫んだのはあくまで警告だ。アルバトロンは獲物を取られたことで怒りに支配されている。もはやここにいる全員が敵だ。つまりみすみす逃がす気など無い。
そんな状況で無防備に背中を晒すような真似をしたらどうなるか……。
『クケェエエェエエエエエエエェエ!』
「え? な、なんでこっちに、や、やめろ! 俺はまだこんなところで、ギャァアアァアアアア!」
それはあっという間の出来事だった。アルバトロンが加速し、急角度の滑降でダロガに近づき、悲鳴を上げたその頭を鉤爪でもぎ取ったのである。
「きゃ、きゃーーーー!」
メリッサの悲鳴が上がる。首から上を失ったダロガは、それでも両手で首周りを何度も掻くような動作を見せ、その後傾倒した。首から溢れ出た血潮が地面を真っ赤に染め上げた。
「流石にこれは、無理だな……」
ここまで見事に死なれるとキャンセルではどうしようもない。そもそもキャンセルは回復に使えるスキルではないのだ。尤もただの自業自得と言えるのでそもそも助ける気などおきないわけだが。
『クケエエエェエエエエェエエエ!』
獲物を仕留めた興奮からが、再びアルバトロンが鳴き声を上げた。耳をふさぎたくなるような鋭い叫び。
実際メリッサやネエは両耳を手で塞いでいた。そしてギロリとヒットたちを睨み、翼を広げ飛び上がろうとする。空中から攻撃を仕掛けてこようというのだろう。
「そうだ! キャンセル!」
だが、ここでヒットが思いついた。ふわりとアルバトロンが飛び立ち始めたその瞬間、キャンセルを使用する。
「クケェ!?」
途端に、アルバトロンがバランスを崩し地面に激突した。ヒットのキャンセルによって飛ぶという行為が中断された為である。既に幾分か空中に上がっていた体は唐突の浮上停止により自由が効かなくなり自重を支えきれず落下する他なかったのである。
「いまだ! ありったっけの攻撃を叩き込め!」
そういいつつ、ヒットも以前ゴブリンの巣で手に入れていたナイフや斧を投げまくった。近づくのは危険と判断したからだ。
「狙い撃ち!」
「ファイヤーボール!」
後方から女性2人の声が届く。そして矢玉と火の玉がアルバトロンの体に命中した。
「クケェーーーー!」
悲鳴が上がる。かなり嫌がっているのがわかる。矢もファイヤーボールも続けて放たれ、嫌になったのか再び飛び上がろうとするが。
「キャンセル」
「グキェ!」
ヒットのキャンセルで再び墜落。動きを止めたところで矢と魔法と投擲を浴びせ続ける。
「生命力、残り65%!」
「それでもまだ6割近くも残ってるか……」
鑑定したメリッサが叫ぶ。結構な攻撃を当てたのだが、やはり本来のステータスの違いはそれなりに大きく相手もタフだ。D級以上のパーティー必須は伊達ではない。
「ね、ねぇ、もう魔力が……」
「私も矢がもうあまり」
「俺も投擲できるものはもう無いな――」
それに精神力も厳しい。既に頭も痛くなってきていた。これ以上つかうと更に頭痛はひどくなり目眩も引き起こすことになる。
耐えられないこともないだろうが、あと1回、無理すれば2回か、それが限界だろう。
ヒットは剣を手に取った。近接戦に挑むしか無いと覚悟を決めたのだ。
『クケーーーー!』
再びアルバトロンが叫ぶ。翼を広げ、また飛び上がるかと注視するが――アルバトロンはその場で翼を激しくはためかせ始めた。
「しまった、羽ばたきか」
「キャッ! 風が!」
「め、目もあけてられない」
鳥系の魔物が持つスキルの一つが羽ばたきだ。その場で羽ばたくことで強烈な風を起こす。
これにより土埃や砂利が強風に乗って一行にぶつかってくる。ダメージはさほどでもないが体力が削られていく。それに身動きも取れない。
何より視界が奪われるのがキツい。盾で顔を覆うようにして風を避けているため、アルバトロンを視界に収められないのだ。
キャンセルは対象を補足出来なければ効果を発揮しないのである。
「ヒット! 俺の溜めが終わった! この風をなんとか止めてくれれば、強烈なのを決めてやる!」
後方からソウダナが叫んだ。背中にあった盾を正面に構えている。全身が隠れるぐらいの長方形の大きな盾だ。
その戦い方からヒットはソウダナのジョブをシールダーと判断した。盾を専門に扱うジョブで攻撃にも盾を使う。
ソウダナが狙っているのは間違いなく力溜めからの突撃の盾だ。力溜めは溜めた時間で威力が変わる。これまでずっと溜めていたなら盾で突撃する突撃の盾との相乗効果は大きい。
それに彼は加速のスキルも持っているので組み合わせれば確かに大ダメージが期待できる。
ヒットは考える、なんとか視界を確保しなければ。ならばとヒットは顔を守っていた盾を下ろし、砂利や風で目が閉じたところをキャンセルした。一瞬だが視界が開く。風も砂利も続いているためすぐに目を閉じることになるだろうが、一瞬でもアルバトロンの姿が確認できれば十分だった。
「キャンセル!」
「――!?」
途端に風が止んだ。アルバトロンの羽ばたきがキャンセルされたのだ。
「今だソウダナ!」
「おう! 加速! 盾の突撃!」
めまいを覚えながらも叫ぶヒット。盾を構えたまま飛び出し、猛スピードでヒットの脇を駆け抜け、技が中断され戸惑っているアルバトロンに突っ込んだ。
『クキェエエエェエエエエェエエエ!』
ソウダナの盾によって跳ね飛ばされる怪鳥。一回転、ニ回転と続き、三回転目で地面にめり込んだ。勝負が決まった、そう思えたが。
「やったか!」
ソウダナがガッツポーズで叫ぶが、嫌な予感がした為、ふらつきながらもヒットが駆け出す。
『クケーーーー!』
「な、まだ生きて!」
「だろうと思った!」
飛び起き、翼を広げながらソウダナに襲いかかるアルバトロンだがそこには既にヒットの姿があった。
「ヒット、残り10%!」
「ならいける! 挟双剣!」
『グギェエェエエェエ!』
ヒットの剣戟がアルバトロンの首を挟み込んだ。切断こそされなかったが深々と食い込み、鮮血が吹き出た。
そしてアルバトロンは前のめりに倒れ、その重みで地面が沈んでいく。暫く痙攣を繰り返していたが、後にそれも止まり、遂に動かなくなった。
格上のアルバトロンを倒したのだ。
0
お気に入りに追加
1,007
あなたにおすすめの小説
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
異世界は流されるままに
椎井瑛弥
ファンタジー
貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。
日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。
しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。
これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる