15 / 68
第15話 厄介な再会
しおりを挟む
「ここがグラスの森です」
「へ~森って言うより樹海ぐらい広そうだな」
グラスの森はかなり広大であった。奥にはグラウスマウンテンという山がそびえ立ち、その麓に広がるのがここグラスの森なのである。
「一周するだけで半日掛るぐらいは広いのです」
「外周だけでそれなら中は結構な規模かもな」
ただ、注意事項にはあまり奥に行くとアルバトロンという鳥の魔物が出るとあった。かなり凶悪そうであるし遭遇しないにこしたことはないだろう。
なので森に足を踏み入れた2人は出来るだけ深くまで行かないように努めた。途中他の冒険者が採取しているのも目撃した。そういう場合あまり近くで採取していると余計なトラブルが起きやすいとメリッサが教えてくれたので出来るだけ他の冒険者と被らないように場所を移動しながら群生地を探し、ある程度歩き回った末にいいスポットを見つけ出した。
鑑定を試みたメリッサが弾んだ声を上げる。
「あった! これがセラピム草、こっちがアロセラ草です。ライフ草はここにはないみたい」
「じゃあ、見つけたのから採取していこう」
アロセラ草は小さな赤い実を沢山付けた薬草だった。セラピム草は色が若干青みがかっている。こう聞くと鑑定がなくてもわかりそうに思うが実際は多くの草花が茂っている中に埋もれているのでそう簡単でもない。
しかし鑑定があれば一発でどこに生えているかわかるのでやはり便利だ。こうして次々と薬草を採取していく2人だが、やはり森には危険もある。
移動しながら採取を続けていると、草木の擦れ合う音と共に、大きなウサギが姿を現した。
「ホーンラビットです! Eランク相当の魔物で、角の一突きが恐ろしいのです」
若干怯えた表情でメリッサが敵の特徴を教えてくれた。ただホーンラビットはゲーム時代も相手していた魔物だ。
メリッサの言うように脚力を活かした角での突撃は中々侮れない上に、このランクの魔物にしてはクリティカル率も高かった。
クリティカルとは通常の攻撃より大きなダメージを与えることだが、基本狙って出すことは出来ない。だが、ジョブの特性であったりスキルや武技である程度確率に変化をもたらすことも可能だったりする。
ホーンラビットは角での突撃にクリティカル補正が掛る為、気をつける必要があるわけだ。クリティカルは防御も無効化してしまうので受けるのは極力控えて避けに徹した方が良い。
「来た!」
ホーンラビットの突撃。横にそれて躱した。だがここで問題が生じる。ホーンラビットの突撃は飛距離が長いため、避けてしまうとそのまま距離が空いてしまい、攻撃に転じられない。
とは言え、ヒット一人ならともかく、今は仲間のメリッサがいる。ホーンラビットの着地際を狙い撃つ。
武技の狙い撃ちだ。放たれた矢は一直線にホーンラビットの脇腹に命中。
「ギュギュ!」
身を捩り、呻き声を上げるが、それが逆にヘイトを溜める要因になったようだ。その角先がメリッサに向けられ、地面が抉れ土塊が飛び散った。
ホーンラビットがメリッサに向けて突撃を行ったのだ。メリッサはギョッとしているようだが。
「キャンセル」
「ブベッ!」
しかしホーンラビットはそのまま勢いよく顔面を地面に叩きつけ横向きにゴロゴロと転がった。
ヒットのキャンセルで技の出始めをキャンセルされたのだ。慣性も残しておいたので、結果、途中で落下し無様な姿を晒すこととなった。
「悪いがこれで終わりだ」
起き上がり、頭を振るホーンラビットだったが、その時には既にヒットが間近に迫っており鋼の剣の一振りで命を散らすこととなった。
「ヒット、ありがとう。助かった、でも私も駄目だね。役に立ててない……」
「そんなことはない。ホーンラビットの突撃は厄介だし、メリッサのおかげで注意が引けたんだし、それにメリッサがいるおかげで戦いの幅も広がるし」
「本当?」
「うん」
ヒットが答えるとメリッサが笑顔を見せた。実際はキャンセルがあればソロでも問題はなかったりするが、ただキャンセルは精神力の消費が激しい。今回はメリッサが危ないと思って使用したが、節約出来るところはしたいので、メリッサとの連携を高めておきたいのも事実なのである。
それに弓が扱える仲間が後方に控えているのといないのとではやはり安心感が違う。現実化した世界では鑑定も重要だ。
倒したホーンラビットは毛皮と魔石と角を素材として売ることが可能だ。この回収はヒットが行い。肉は容量的に厳しそうなので今回は諦めた。
「さて、続けようか」
「うん♪」
メリッサの声が妙に弾んでいる。そして2人は更に薬草採取を続けていく。途中で何度かホーンラビットやイジワルモグラなどにも遭遇した。
イジワルモグラは落とし穴を掘ったり、戦闘中に地面の中に隠れたりと中々面倒くさい相手だったが、それらはキャンセルで潰すことが出来た為、コツさえつかめれば倒すのは難しくなく採取は順調と言えた。
「わ! やった、ライフ草ですよ!」
「あぁ、本当だ」
森を探し回ったところで、ライフ草の群生地を見つけた。ライフ草は他の薬草に比べて1本あたりの単価が高い。だが、その分他の薬草より数が少なく見つけにくい。
ヒットは改めてライフ草を見る。ライフ草は赤いハート型の小さな花を咲かせるのが特徴だ。その特徴から比較的わかりやすいと思われがちだが。
「この辺りはニセライフ草ですね。こっちはライフ草ですので!」
「うん、メリッサの鑑定様々だね」
ライフ草の周りには必ず見た目がほぼ同じのニセライフ草が咲く。そしてニセライフ草は毒だ。
しかもライフ草とニセライフ草を混ぜるとライフ草がニセライフ草になってしまうという厄介な特性がある。
なのでライフ草の採取は難しい。ギルドでの価格の差も見つけにくい点と採取が難しいという点があるからだろう。
とはいえ、これも鑑定持ちがいれば当然相当に楽になる。ヒットはメリッサの鑑定に従い、ニセライフ草には目もくれずライフ草だけを上手く採取することが出来た。
「だいぶ集まったな。これだけあれば十分かな?」
「はい、ライフ草も見つけられましたし、収穫は上々ですね!」
メリッサもニコニコし嬉しそうだ。元から器量の良いメリッサが見せる笑顔は中々の破壊力だ。ヒットも思わず見惚れそうになる。
「どうかした?」
「いや、なんでもない」
照れたように目を背けつつ。
「さて、じゃあ戻ろうか。そろそろ戻らないと日も暮れそうだし」
「あ、確かに結構、日が傾いてきましたね」
危険とされる奥まで来たとは思っていないが、それでもここからだと森を出るのに徒歩で3、40分は掛るだろう。森を出た後も町まで1時間は掛るわけであり、太陽の位置的にもそろそろ引き返した方が良いだろう。
そう思って踵を返した2人だったが、そこへ何人かの冒険者と思われる3人が草木を掻き分け姿を見せた。
「あ……」
「ん? あ、あぁぁああぁあああ!」
その姿にヒットは見覚えがあった。目付きの悪い銀髪の男に、盾を背負った茶髪の男、そして赤髪の杖持ちの女だ。
だがそれ以上に覚えがあったのは彼ら3人のようであり。
「遂に見つけたぞメリッサてめぇ!」
突如メリッサを睨めつけそう叫びあげたのである。その不穏な空気に、ヒットはトラブルの予感しかしなかった――
「へ~森って言うより樹海ぐらい広そうだな」
グラスの森はかなり広大であった。奥にはグラウスマウンテンという山がそびえ立ち、その麓に広がるのがここグラスの森なのである。
「一周するだけで半日掛るぐらいは広いのです」
「外周だけでそれなら中は結構な規模かもな」
ただ、注意事項にはあまり奥に行くとアルバトロンという鳥の魔物が出るとあった。かなり凶悪そうであるし遭遇しないにこしたことはないだろう。
なので森に足を踏み入れた2人は出来るだけ深くまで行かないように努めた。途中他の冒険者が採取しているのも目撃した。そういう場合あまり近くで採取していると余計なトラブルが起きやすいとメリッサが教えてくれたので出来るだけ他の冒険者と被らないように場所を移動しながら群生地を探し、ある程度歩き回った末にいいスポットを見つけ出した。
鑑定を試みたメリッサが弾んだ声を上げる。
「あった! これがセラピム草、こっちがアロセラ草です。ライフ草はここにはないみたい」
「じゃあ、見つけたのから採取していこう」
アロセラ草は小さな赤い実を沢山付けた薬草だった。セラピム草は色が若干青みがかっている。こう聞くと鑑定がなくてもわかりそうに思うが実際は多くの草花が茂っている中に埋もれているのでそう簡単でもない。
しかし鑑定があれば一発でどこに生えているかわかるのでやはり便利だ。こうして次々と薬草を採取していく2人だが、やはり森には危険もある。
移動しながら採取を続けていると、草木の擦れ合う音と共に、大きなウサギが姿を現した。
「ホーンラビットです! Eランク相当の魔物で、角の一突きが恐ろしいのです」
若干怯えた表情でメリッサが敵の特徴を教えてくれた。ただホーンラビットはゲーム時代も相手していた魔物だ。
メリッサの言うように脚力を活かした角での突撃は中々侮れない上に、このランクの魔物にしてはクリティカル率も高かった。
クリティカルとは通常の攻撃より大きなダメージを与えることだが、基本狙って出すことは出来ない。だが、ジョブの特性であったりスキルや武技である程度確率に変化をもたらすことも可能だったりする。
ホーンラビットは角での突撃にクリティカル補正が掛る為、気をつける必要があるわけだ。クリティカルは防御も無効化してしまうので受けるのは極力控えて避けに徹した方が良い。
「来た!」
ホーンラビットの突撃。横にそれて躱した。だがここで問題が生じる。ホーンラビットの突撃は飛距離が長いため、避けてしまうとそのまま距離が空いてしまい、攻撃に転じられない。
とは言え、ヒット一人ならともかく、今は仲間のメリッサがいる。ホーンラビットの着地際を狙い撃つ。
武技の狙い撃ちだ。放たれた矢は一直線にホーンラビットの脇腹に命中。
「ギュギュ!」
身を捩り、呻き声を上げるが、それが逆にヘイトを溜める要因になったようだ。その角先がメリッサに向けられ、地面が抉れ土塊が飛び散った。
ホーンラビットがメリッサに向けて突撃を行ったのだ。メリッサはギョッとしているようだが。
「キャンセル」
「ブベッ!」
しかしホーンラビットはそのまま勢いよく顔面を地面に叩きつけ横向きにゴロゴロと転がった。
ヒットのキャンセルで技の出始めをキャンセルされたのだ。慣性も残しておいたので、結果、途中で落下し無様な姿を晒すこととなった。
「悪いがこれで終わりだ」
起き上がり、頭を振るホーンラビットだったが、その時には既にヒットが間近に迫っており鋼の剣の一振りで命を散らすこととなった。
「ヒット、ありがとう。助かった、でも私も駄目だね。役に立ててない……」
「そんなことはない。ホーンラビットの突撃は厄介だし、メリッサのおかげで注意が引けたんだし、それにメリッサがいるおかげで戦いの幅も広がるし」
「本当?」
「うん」
ヒットが答えるとメリッサが笑顔を見せた。実際はキャンセルがあればソロでも問題はなかったりするが、ただキャンセルは精神力の消費が激しい。今回はメリッサが危ないと思って使用したが、節約出来るところはしたいので、メリッサとの連携を高めておきたいのも事実なのである。
それに弓が扱える仲間が後方に控えているのといないのとではやはり安心感が違う。現実化した世界では鑑定も重要だ。
倒したホーンラビットは毛皮と魔石と角を素材として売ることが可能だ。この回収はヒットが行い。肉は容量的に厳しそうなので今回は諦めた。
「さて、続けようか」
「うん♪」
メリッサの声が妙に弾んでいる。そして2人は更に薬草採取を続けていく。途中で何度かホーンラビットやイジワルモグラなどにも遭遇した。
イジワルモグラは落とし穴を掘ったり、戦闘中に地面の中に隠れたりと中々面倒くさい相手だったが、それらはキャンセルで潰すことが出来た為、コツさえつかめれば倒すのは難しくなく採取は順調と言えた。
「わ! やった、ライフ草ですよ!」
「あぁ、本当だ」
森を探し回ったところで、ライフ草の群生地を見つけた。ライフ草は他の薬草に比べて1本あたりの単価が高い。だが、その分他の薬草より数が少なく見つけにくい。
ヒットは改めてライフ草を見る。ライフ草は赤いハート型の小さな花を咲かせるのが特徴だ。その特徴から比較的わかりやすいと思われがちだが。
「この辺りはニセライフ草ですね。こっちはライフ草ですので!」
「うん、メリッサの鑑定様々だね」
ライフ草の周りには必ず見た目がほぼ同じのニセライフ草が咲く。そしてニセライフ草は毒だ。
しかもライフ草とニセライフ草を混ぜるとライフ草がニセライフ草になってしまうという厄介な特性がある。
なのでライフ草の採取は難しい。ギルドでの価格の差も見つけにくい点と採取が難しいという点があるからだろう。
とはいえ、これも鑑定持ちがいれば当然相当に楽になる。ヒットはメリッサの鑑定に従い、ニセライフ草には目もくれずライフ草だけを上手く採取することが出来た。
「だいぶ集まったな。これだけあれば十分かな?」
「はい、ライフ草も見つけられましたし、収穫は上々ですね!」
メリッサもニコニコし嬉しそうだ。元から器量の良いメリッサが見せる笑顔は中々の破壊力だ。ヒットも思わず見惚れそうになる。
「どうかした?」
「いや、なんでもない」
照れたように目を背けつつ。
「さて、じゃあ戻ろうか。そろそろ戻らないと日も暮れそうだし」
「あ、確かに結構、日が傾いてきましたね」
危険とされる奥まで来たとは思っていないが、それでもここからだと森を出るのに徒歩で3、40分は掛るだろう。森を出た後も町まで1時間は掛るわけであり、太陽の位置的にもそろそろ引き返した方が良いだろう。
そう思って踵を返した2人だったが、そこへ何人かの冒険者と思われる3人が草木を掻き分け姿を見せた。
「あ……」
「ん? あ、あぁぁああぁあああ!」
その姿にヒットは見覚えがあった。目付きの悪い銀髪の男に、盾を背負った茶髪の男、そして赤髪の杖持ちの女だ。
だがそれ以上に覚えがあったのは彼ら3人のようであり。
「遂に見つけたぞメリッサてめぇ!」
突如メリッサを睨めつけそう叫びあげたのである。その不穏な空気に、ヒットはトラブルの予感しかしなかった――
0
お気に入りに追加
1,007
あなたにおすすめの小説
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
異世界は流されるままに
椎井瑛弥
ファンタジー
貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。
日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。
しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。
これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる