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第13話 依頼を見る

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「ヒットのギルドカードがこれにゃん。それとこっちが今回の報酬にゃん。ゴブリン討伐依頼は成功扱いにゃん。ヒットとメリッサはパーティー登録するということでいいにゃん?」
「あぁ、そうしてくれ」
「それなら報酬はパーティーとして受け取ることも可能にゃん。どうするにゃん?」
「私はそれで構いません」
「いいのか?」
「はい」
「ならそれで頼む」
「判ったにゃん。ギルドとしてもその方が楽にゃん」
 
 楽だから薦めたのか、と肩を竦めるヒット。

「ゴブリン討伐分で2000ゴルドにゃん。それとは別にイレギュラーなホブゴブリンやゴブリンシャーマンを退治したことで特別報酬として3000ゴルド追加にゃん。魔石はホブゴブリンが1000ゴルド、ゴブリンシャーマンが1500ゴルドにゃん」
「ゴブリンシャーマンの方が高いんだな」
「魔石は体内の魔力が関わってくるにゃん。そういう意味ではゴブリンシャーマンの方が価値あるにゃん」

 そういうことかと納得する。

「これで報酬は全部にゃん」
「実は他にも魔石や素材があるんだが見てもらってもいいか?」
「まだあったにゃん! なら見せるにゃん。査定するにゃん」
  
 ヒットはこれまで取っておいた魔石や素材を全てカウンターにならべた。それらも全て査定した結果、全部で15000ゴルドになった。

 なお装備品や杖に関しては専門店で売った方がいいと言われたので一旦保留とする。

「新人にしては随分な稼ぎにゃん」
「そうなのか?」
「普通、Hからスタートの新人冒険者だと一日500ゴルド稼ぐのも大変にゃん。Gでも安定して500ゴルドとなると少ないにゃん」
「でも宿の値段が一泊500ゴルドなんだろ?」
「それは平均的とされる宿にゃん。新人ならもっと安い宿を使うにゃん。もしくは実家から通うにゃん」
「実家から、通うのか?」
「そんなに珍しい話でもないにゃん。冒険者といっても殆どは生まれ故郷からそう離れたりしないにゃん。だから村から数時間ぐらいの距離なら通うこともあるにゃん」

 意外な事実だった。なんとも現実的でもある。尤も日本でも社会人は会社まで片道2時間電車に揺られて通うなんてこともあったわけだしそう考えればおかしくもないかもしれない。

「中には依頼を達成してすぐ実家に帰って次の日の朝、達成報告しつつ新しい依頼を請けるのもいるにゃん」
「現場から直帰ってやつだな」
「にゃん?」

 ニャムが可愛らしく小首をかしげた。異世界ではあまり馴染みのない言い方だったかもしれない。

「ヒットたちはこれからどうするにゃん?」
「今日は宿も探さないといけないしな。一旦は引き上げるが、明日の仕事はこれから請けてもいいのか?」
「構わないけど、この時間だともう余り物の依頼になるにゃん。普通は新しい依頼が貼られる朝に探すことが多いにゃん」
「そうか、でも早速だからちょっとみてみよう」

 ヒットとメリッサは掲示板の前までやってくるが。

「薬草採取があるみたいだ」

依頼内容
グラスの森での採取依頼
対象薬草
セラピム草、アロセラ草、ライフ草
報酬(1本につき)
50ゴルド、30ゴルド、100ゴルド
注意事項
現在グラスの森の奥地にてアルバトロンの出現報告あり。

「アルバトロン?」
「にゃん、大きな鳥の魔物にゃん。凶悪な猛禽類にゃん。討伐依頼も一緒にされてるにゃん」

依頼内容
アルバトロンの討伐
推奨条件
D級以上のパーティー
報酬
25000ゴルド

「なるほど。どちらも他のと違ってしっかり掲示板に貼り付けられてるんだな」

 他のは掲示板から簡単に剥がせるようになっており、それを受付まで持っていくが、この2枚は簡単に剥がれないよう止められていた。

「にゃん、両方共期限などがないにゃん。アルバトロンは早いもの勝ち、薬草採取は採ってくればいつでも受け付けるにゃん」

 つまりわざわざ依頼をとして請けなくても、採るか狩るかすればいいということだ。

「私、薬草採取には自信あります!」
「あ、なるほど」

 そこでメリッサがムンッと両方の拳を握りしめて得意な点をアピールした。確かにアナライザーのメリッサであれば鑑定で目的の薬草が見つけやすい。

「それなら折角だし明日は薬草採取に行こうか。定番だし」
「はい♪」
「にゃん、ヒット程の実力なら他にもいいのがありそうにゃん。でも、今はないから仕方ないにゃん」

 どうにもニャムからは不満も感じられるが、ヒットとメリッサは次の日の予定を決めた後、ニャムに別れを告げギルドを出た。

 受け取った報酬はメリッサに半分渡そうとしたヒットだが、宿も一緒のところを取るのであればヒットが持っていていいと言われた。

 なのでとりあえず預かるという形でヒットが持つことにする。

 その後はメリッサがいつも使っているという宿に向かった。ニャムの話によると一泊500ゴルドは初心者冒険者が泊まるには少々贅沢なようだが、聞くにこの値段で浴場があり、各階にトイレも備わっているらしい。食事もついて味もいいと言うなら選ばない理由はなかった。

「いらっしゃい……」

 宿屋の主人は仏頂面した中年の男性であった。部屋に関しては当然別々に取る。

 部屋はベッドと椅子がある程度のこじんまりとしたものだったが、基本寝るだけなので問題はないだろう。

 その後は久しぶりのお風呂でスッキリし、食堂でメリッサと食事を採った。食材は魔物の肉がメインだったが、味はかなり良かった。

 ひとくち食べて思わず旨い! と口にしてしまった程だが、厨房もこなしてる主人が若干嬉しそうにしていたのが印象に残ったりもした。

 こうして久しぶりの食事も満喫したヒットは明日に備えてこれまた久しぶりのベッドでゆっくり休むのだった。





◇◆◇

 一方、ヒットとメリッサが町を訪れた暫く後、別な依頼を請けて外に出ていた彼らも町に戻っている途中であった。

「畜生、薬草も大して採れないし今日は散々だっただろが……」
「そうだな」
「ねぇ、これならやっぱりメリッサがいたほうが良かったんじゃ……」
「あん? 今更なに言ってやがる! お前だって納得して見捨てたんだろが!」
「そ、それは……」

 そんなことを口にしながら歩いてきたのは、メリッサを見捨てた3人の冒険者である。
 
 もともとは男女2人ずつの4人パーティーだったが、メリッサがいない今は男が2人に魔法使いのようなローブを来た彼女1人といった状況である。
 
 3人の中では彼女だけがメリッサを見捨てたことを後悔しているようでもあった。尤も男の1人はそうだなとしか言っていないが。

「だいたいネエ、お前がもっと使える魔法を覚えていれば薬草採取だって進んだんだよ!」
「そ、そんな言い方しなくても……」
「……」
「おいソウダナ! いつもみたいにそうだなはどうしたんだよ!」
「……そ、そんなことはないと思う」
「あぁん? くそ! なんなんだ面白くねぇ!」

 それからは3人とも特に会話もなく門の前までたどり着く。すると、彼らに気がついた門番が眉をひそめ。

「ダロガか。あのなぁお前ら、さっきメリッサが戻ってきたぞ。しかしお前らも薄情な奴だな」
「は?」

 パーティーの中でリーダーを務めているダロガは、門番の男にそんなことを言われ頭に疑問符を浮かべた。
 
 メリッサが戻った? そんな馬鹿な事があるもんか、と口にしつつ町に入る3人だったが、途中で出会った見知った冒険者が同じようなことを言い、中には卑怯者、と嫌悪感を顕にするものまでいた。

「くそが! なんなんださっきからよ!」
「あん?」
「あ、いえ、すみませんただの独り言です……」
 
 つい悪態をつくダロガだったが、不快感を示した男の表情を見て、すぐに言い訳を口にしそそくさを先を急ぐ。相手が厳つい顔の男だったからだ。

「ようダロガ。お前メリッサを見捨てたんだって? 全く酷いや――」
「あぁああん! なんだとコラ! テメェ俺が何だって! ぶっ殺されたいのかゴラァ!」
「ひ、わ、悪かったよ!」

 だが、続いてすれ違いざまにそんなことを言ってきた男はダロガが格下に見ている男だった。だからこそ強気に出る。それがダロガという男だった。

「なら教えろ! メリッサのやつはどうやってあの巣から逃げ出したんだ!」
「逃げてって、何だ聞いてないのか? メリッサは逃げたんじゃない。ゴブリンを倒したんだよ。しかもホブゴブリンなんかも一緒に」
「は、はぁ? 馬鹿な! ありえるわけないだろが! あいつは1人でまともに戦える力なんて持ってねぇ!」

 憤るダロガ。もしそんな力があれば最初から見捨てるような真似はしなかったのだが。

「だからメリッサを助けた男がいるんだよ。それにも驚きだが、今日登録したばかりのヒットって男で、そいつと一緒に倒したんだって話だ」
「は? 男だと?」





「おいコラ! メリッサが生きてたって本当かコラ!」
「なんにゃん、藪から棒に」

 冒険者から話を聞いた後、すぐにギルドに向かった3人だが、ダロガは受付嬢のニャムの前までノシノシと向かっていき不機嫌そうに吠え散らかした。

 その様子に不審な顔を見せるニャムだが。

「ここに来る途中で話を聞いたんだよ。メリッサが生きてるってな」
「……にゃん、ならそのとおりにゃん。確かにメリッサは無事戻ってきたにゃん」
「それで、ゴブリン退治も終えたんだってな」
「それを答える義理はないにゃん」
「この耳で聞いたんだよ! メリッサが巣のゴブリンを退治したってな。だったら俺たちにも聞く権利があるだろが!」
「何を言ってるにゃん?」
「だからメリッサがゴブリン退治を終えた以上、依頼達成ってことで俺には報酬を頂く権利があるだろが!」 
「……意味がわからないにゃん」

 ニャムは不快そうに顔をしかめている。だが、ダロガはそんなの関係ないと言わんばかりにまくし立てた。

「とにかく、ゴブリン討伐分と、巣にいたホブゴブリンやゴブリンシャーマンの討伐分、報酬をよこしやがれ!」
「馬鹿言うなにゃん。お前たちはメリッサを置いて逃げてきたから依頼は達成できなかったと報告してきたにゃん」
「置いて逃げたとは言ってないだろうが! 逃げ遅れたと言ったんだろが!」
「メリッサを助けたヒットと本人の証言で置いていかれたのはわかってるにゃん。尤もそれで何か処罰があるわけじゃないにゃん。でも、依頼失敗は失敗にゃん。それ以上でも以下でもないにゃん」
「だがメリッサはうちのものだ!」
「ね、ねぇもうやめとこうよ。流石に無理だって」
「そうだな」
「お前らは黙ってろ! いいかメリッサが生きていた以上、俺たちのパーティーにいるってことだ。それが依頼達成したなら報酬を貰えるのは当然だろが!」
「一度メリッサの死亡届を出した時点でパーティーは解除されてるにゃん。それに本人も戻る気はないと意思表示があったにゃん」
「なんだと? どういうことだ! まさかそのヒットって奴が何か言ったのか!」
「答える義務はないにゃん。それに報酬も変わらないにゃん」
「なんだと!」
「これ以上しつこくするならマスターに報告することになるにゃん? それでもいいのかにゃん?」
「うるせ、え? ま、マスター?」
「そうにゃん」

 ずっと強気な態度を見せていたダロガだが、ギルドマスターと聞いた途端、萎縮しだし。

「は、はは、嫌だなぁ。ちょっと気になって質問しただけじゃないですかぁ。そんなギルドマスターだなんて大げさな、はは……」
「ならもう話はいいにゃん? 用が済んだらとっとと離れるにゃん。あとがつっかえるにゃん」
「え、え~と……」
「まだ何かあるにゃん?」

 不機嫌そうに尋ねるニャム。すると借りてきた猫のように大人しくなったダロガは、申し訳なさそうに薬草をカウンターに並べ。

「こ、これの査定をお願いします……」
「……アロセラ草5本で150ゴルドにゃん」

 そして報酬を受け取った3人はギルドを後にしたわけだが。

「くそが! きっとそのヒットという野郎がメリッサをだまくらかしてパーティーを抜けさせ、報酬を独り占めしやがったんだろが! 絶対許さねぇ!」
「ね、ねぇ、それはちょっと無理がない?」
「そうだな」
「うるせぇ! とにかくその野郎とメリッサを見つけ出して報酬を取り戻すぞ!」
「ね、ねぇ、でも私たちメリッサの宿しらないよ?」
「そうだな」
「だ、だったら虱潰しだ!」

 そんなことを口にするダロガだったが、結局メリッサの居場所は見つけられなかった。

 メリッサを見捨てたことは既に知れ渡っており、彼らに教えるものがいなかったこと。また、立場の強い冒険者に、いい加減にしとけよ? と釘を刺されたことで、結局町中で見つけることをダロガが諦めたからである……。
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